スイッチではパッケージ版でもSDカードが必要なソフトが増加、圧縮で対策も

2017年3月3日に発売以来、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)には様々なゲームをリリースされてきましたが、容量の大きさがネックになっているタイトルも増えているようです。

※この記事は2017年11月2日に投稿した記事を加筆・修正したものです。

パッケージ版でもSDカードが必須、その容量も小さくなく

ニンテンドースイッチはこれまで数多くのパッケージソフトがリリースされていますが、ゲームカードと言う媒体を選択した結果、カードにデータが収まりきらないケースが増えています。

例えば2017年9月15日に発売されたバスケットゲーム『NBA 2K18』は、ゲーム全体の容量は23.0GBとなっていますが、パッケージ版を購入してもカードには6.8GB分しか収録されておらず、残りの16.2GBをダウンロードする必要があります。

ニンテンドースイッチでは本体のストレージが32GBしか用意されていないので、容量を節約する為にパッケージ版を選択するユーザーも多いですが、この場合はどちらにしてもSDカードの用意が必要になってきます。

この『NBA 2K18』の16GBだけであれば、64GB程度のSDカードを購入すれば十分に感じますが、同じようなスタイルのゲームが今後も登場するらしく、容量の圧迫が心配されています。

2Kは『NBA 2K18』の他、海外ではプロレスゲーム『WWE 2K18』の発売を予定しており、こちらはパッケージ版であっても24GBの追加ダウンロードが必要になります。

また、日本でも発売が予定されているロックスターの『L.A ノワール』のパッケージ版も、およそ14GBのダウンロードが必要であり、ベセスダの『DOOM』もマルチプレイを遊ぶ場合は9GBのダウンロードが必要になります。

このようにパッケージ版でもダウンロードが必要なタイトルが増えており、例え容量を節約する為にパッケージ版を選んでいるとしても、それなりの空き容量が必要になりそうです。

ニンテンドースイッチのゲームカードは8GB、16GB、32GBが使われているらしく、例えば『ドラゴンクエスト Ⅰ・Ⅱ』は26.8GBものデータがゲームカードに収まっています。

これを考えれば『NBA 2K18』の23.0GBも、『L.A ノワール』29GBもゲームカードに収まるハズですが、容量の大きなゲームカードはコストが高くなり、『ドラゴンクエスト Ⅰ・Ⅱ』も他のゲームよりやや高い9,504円と、コストの高さが価格にも紐づいているように感じます。

また、『NBA 2K18』や『L.A ノワール』は他のプラットフォームでも展開しているので、ニンテンドースイッチ版だけ価格を高く設定するというのも難しかったのかもしれません。

しかし、この対応には怒りを覚えているユーザーもいるようです。

例えば『L.A ノワール』は全体の容量は29GBに対して、パッケージ版で必要なダウンロードは14GBなので、ゲームカードは16GBを利用しているのが分かります。

対して『NBA 2K18』は全体が23GBなのに対し、ゲームカードは8GBの物を使用しているので、より大きなデータをダウンロードする必要が出てしまいます。

これに関しては、32GBのカードはコスト的に厳しいとしても、せめて16GBを利用してくれればユーザーへの負担が減ったと考える人も少なくありません。

幸い日本ではこれらタイトルはそこまで大きな話題になっていませんが、今後もしこのようなゲームが増えてくれば、どのようなユーザーでもSDカードの購入が必須になってくるかもしれません。

とはいえ、このシステム自体が決して悪い訳ではなく、事実パッケージ版でも足りない分をダウンロードする手法によって、ゲームの価格を抑えられている一面があります。

また、もしゲームカードに収まらない32GB以上のゲームが開発されるとしても、足りない分をダウンロードさせる事を前提にすれば、展開も不可能では無くなってきます。

カード形式の保存媒体は年々価格が低下していますが、安定してメーカーが32GBのカードを利用できるようになるには、もう少し時間が必要になりそうです。

メーカーも最適化でファイルサイズを圧縮

このように余分なストレージが必要になる事に不満を持つユーザーもいますが、メーカーも決して対策を怠っている訳ではないと『AUTOMATON』は伝えています。

それは他のプラットフォームと比べれば明らかで、例えば批判の集まった『NBA 2K18』も、PS4版は46.8GBもの空き容量が必要になるのに対し、ニンテンドースイッチ版の23.0GBは半分以下に圧縮されています。

他のタイトルも同様で、日本では2018年初頭に予定されている『スカイリム』は、ニンテンドースイッチ版は14.3GBでダウンロード出来ますが、他のバージョンでは22.75GBがダウンロードに必要になります。

また、同じくベセスダのニンテンドースイッチ版『DOOM』は基本ダウンロードが13.4GB、マルチプレイモードを追加すれば22.4GBになりますが、PC版は77GBものファイルサイズがあるので、およそ3分の1まで圧縮されており、メーカーの努力が窺えます。

もちろんグラフィックやテクスチャなどがオリジナルと異なる部分があるので、純粋な数字として比べるのは難しいかもしれませんが、時間をかけて最適化を行ったタイトルはファイスサイズも小さくなっている傾向があるようです。

カードの容量に応じてコストが増すのであれば、最適化によってそのコストを削減する事も出来るかもしれませんが、その作業にも時間や費用が必要になるので、どれだけ最適化に時間を割くのかはメーカーにとっても1つのポイントになりそうです。

特に任天堂は最適化を重要視しており、広大なオープンワールドである『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は13.4GB、数多くのワールドが用意されている『スーパーマリオ オデッセイ』はわずか5.7GBしかストレージを必要とせず、どちらもボリュームがありながら16GB以内に収まっています。

これらタイトルは最初からニンテンドースイッチに合わせて開発されているので、他のプラットフォームからの移植とは最適化にも違いがあると思いますが、任天堂は独自の圧縮技術を持っているのではないか?とも言われています。

それは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のDLC『試練の覇者』についてで、これはWii Uでダウンロードする場合は3.7GBが必要になりますが、ニンテンドースイッチ版はまったく同じ内容でありながら456MGしか必要とせず、大きな違いがあります。

32GBのカードが安くなるにつれ、こういった問題も解消に向かっていくかもしれませんが、ニンテンドースイッチに合わせた最適化の技術も発展する事で、今後はコストダウンに繋がっていきそうです。

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16件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    時間と技術が解決する問題でしかない、こういうのはハイスペハードの本体が初期は4,5万円するのと変わらん、そのうち嫌でも下がる
    HDDのプラッタあたりの大容量化よりはロードマップ書けてるし、他機種版との価格や利益を揃えようとするとカートリッジコストを下げるメーカーがいるんだろう
    PS4やONEと同じ価格で出すにしろ、switch版のコストをメーカーが吸収するとSONYやMSの手前もあるんじゃないの
    ぶっちゃけ32GBと16GBの差は個人消費で行くと大差ないから、数百円くらいならむしろ高くても、スマホと同じで容量圧迫しない方が理想、選べれば一番だが。
    apple系なんて未だに外部ストレージ不可なままで、アプリとデータも紐付けだからあれこれ苦労してやりくりしてる

    • 管理人のみう太 より:

      結局はカードの値が下がるまで、こういうのは仕方ないのかもですね(´・ω・)
      とはいえカードとディスクじゃ10倍くらいコストが違うらしいので、メーカーとしても出来るだけ安いカードに抑えたいのは当然なのかもしれません。
      ただ私も64GBのSD買ったんだけど、案外すぐ埋まっちゃうかもなぁ…(´・Д・)

  2. NS より:

    昔の任天堂ハードでも、こういう形式のゲームが無かった訳では、無かったですよね。昔はよくゲームが出ていたレア社のゴリラ達のゲームの64版がそうです。とはいえSwitchにこれ程多いと、256GBのSDカードは必須ですな。リディースールとか大丈夫かな?他社製は容量高めですしアレのグラフィックとかかなりの密度ですからね。不安…。

    • 管理人のみう太 より:

      64の時はメモリ拡張パックが必要なソフトありましたね、ムジュラの仮面とか(´・ω・)
      そもそもPS2やGCはメモリーカードが必須な時代だったので、それと同じと言えば同じなんですけどね…w
      リディ&スールは多分16GBには収まっているんじゃないかな?もっとオープンワールドとかになると厳しいかもしれません。

  3. 匿名 より:

    確かにドラクエヒーローズは高いけど、2本のゲームが入ってると考えればそこまで高くない…?

    • 管理人のみう太 より:

      でも過去作の移植で1つのソフトが4,500円と言えば、それっぽい気もしますねw
      DLCが入っているのでお得な事に変わりはないですけど(´・ω・)
      とは言え最初期のゲームなので、32GBのカードも不可能ではないという指標にはなってますよね。

  4. 匿名 より:

    そういや容量とは違うが、PCEのシステムカードやSSの拡張RAM、64のメモリパックを始め、いろんな必須系の付属品てあったな
    まぁそもそもPS1なんて本体に記憶領域なかったからメモリーカードが事実上必須だったし。
    考え方一つだな、なんでもかんでも、PS4やONEと同列で比べようというのがおかしいんだろう
    カートリッジやswitchには真似できないメリットだって存在するわけだからな

    例えば、外に持ち出さない既存の据え置きと同じならドックがHDD対応すれば済む話になる。
    コストが現在大容量は少し高いのは仕方ないことだが、解決する目処が素人目にも見える
    正直、心配に値するほどのことにも思えないかな

    • 管理人のみう太 より:

      昔はメモリーカード必須でしたからねー、GCのメモカとかどうぶつの森ですぐいっぱいになるので3つくらい持ってましたよ(´・ω・)
      セガサターンとか電池切れでデータが消えるからパワーメモリ使ってたし…。
      しかし昔と違うのはセーブデータだけでなくゲームデータに容量を食うところですね、サイズがサイズだけに出来れば抑えたいところなんですけど、しばらくは仕方ないかもです。

  5. 匿名 より:

    現状でも並行輸入品のMicroSDXCカード200GBが9000円くらいで買えるし
    Switchは2TBまで対応だし、その内カードも安くなるだろうから時間の問題かね
    カートリッジ容量を価格を抑える為に選択でき、追加DLで遊べるようになってるのは
    大規模(大容量)なソフトが今後でてきても安心できる部分だね

    • 管理人のみう太 より:

      DOOMもL.A ノワールも32GBのカードを使っていたら1万円近くになっていたかもしれませんし、価格を抑えるという意味では私達にもプラスなんですよね(´・ω・)
      32GBが安定してきて、それを超えるデータでも追加DLが出来るようになれば更に幅広くなる可能性もありそうです。

  6. 匿名 より:

    コメントにも書かれてるけど、microSDXCの価格低下とともに誰も気にしなくなりそうだね

    • 管理人のみう太 より:

      カードが安くなればメーカーもコストダウンできますし、私達もSDを買いやすくなりますからね(´・ω・)
      任天堂のようにスイッチに最適化されたゲームが増えれば、しばらくは16GBのカードでも十分やりくりできるようになる可能性もありそうです。

  7. 匿名 より:

    >それは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のDLC『試練の覇者』についてで、これはWii Uでダウンロードする場合は3.7GBが必要になりますが、ニンテンドースイッチ版はまったく同じ内容でありながら456MGしか必要とせず、大きな違いがあります。

    WiiU版の容量は誤表記だったらしく今現在では「674MB」となっています。

    • 管理人のみう太 より:

      公式サイト行ってみたら、ホンマや…(´・Д・)
      えー、色んなサイトで情報集めてたけど、誤表記だったって情報初めて知ったぞ!
      後で直しておきまーす(´・ω・)

  8. 匿名 より:

    そりゃ1TBとか2TBのmicroSDXCが1万円前後で買えるくらいまでなれば容量気にしなくていいだろうけど
    そこまでいくのにスイッチの次のハードが出ていそうだわ

    • 管理人のみう太 より:

      年々カードの価格も下がっているとは聞きますけど、実際どのくらいのペースで下がっているのかがよく分かんないんですよね…(´・ω・)
      そんな数年で気にならないほど安くなったりするのかしら?

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