SFCの初代『風来のシレン』は九州地方がモチーフになっているのではないか説

どうもみう太です(ΦωΦ)

最近はNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)でもオンラインサービスの一環としてファミコンのゲームが配信されたり、様々な『クラシックミニ』シリーズが発売されたりと、1980年~90年台の懐かしのゲームにも注目が集まっています。

しかし、現状ニンテンドースイッチではバーチャルコンソールに対応していないので、もしかしたら今でもWii Uや3DSなどでバーチャルコンソールを楽しんでいる方も多いかもしれません。

私もいっその事、カセットがあれば様々なレトロゲームを遊べる『レトロフリーク』を買ってしまおうか悩んでいます(ΦωΦ)

元祖ローグライク『風来のシレン』

スーパーファミコン世代のゲームにも名作は数多くありますが、『チュンソフト』から発売された『風来のシレン』もローグライクの礎を築いたゲームとして知られており、1995年に発売されてから20年以上が経った今でも遊んでいるユーザーが数多くいます。

しかし、この『風来のシレン』は『ニンテンドークラシックミニ』にも収録されておらず、Wii Uや3DSのバーチャルコンソールでも配信されていないので、Wiiのバーチャルコンソールを利用するか、実機を持ち出さなければ遊べない、意外とハードルがちょっと高いゲームだったりもします。

そんな風来のシレンには『和』のテイストが取り入れられており、主人公のシレンはもちろん、他の登場キャラクターも時代劇や妖怪などがモデルになっていたり、落ちているアイテムも『刀』や『巻物』など、かつての日本を思わせるものが数多く存在します。

そこで今回は、そんなアイテムやキャラクターを基に『風来のシレン』は日本のどこがモチーフになっているのかを考えてみようと思います(ΦωΦ)!

『おにぎり』から分かる大まかな位置

風来のシレンと言えば多くの作品で『おにぎり』というアイテムが出てきますが、これは本作における最重要アイテムの1つで、満腹度を回復するために常にいくつかは持っておきたいアイテムです。

現代では全国的に『おにぎり』という呼び名で定着していますが、かつては地方によって呼び方が色々と違い、『おむすび』や『握り飯』と言われる事もありました。

通説では東日本が『おむすび』、西日本が『おにぎり』という呼び名で広まっており、日本国語大辞典においても古くは東京は『おむすび』であったとされているそうです。

西日本でも中国地方は『おむすび』派が比較的多かったのですが、近畿・九州・沖縄は『おにぎり』派が大半を占めており、何となく『風来のシレン』は南方の暖かい地域と近しい気がします。

しかし、本作のおにぎりは三角形に海苔が付いた見た目をしていますが、これはどちらかと言えば東京などの関東で主流になっていた形で、西日本では丸く握った球型か、直方体に握った四角型などが主流であり、この辺りは少し地域を特定する情報としてはハッキリしないかもしれません。

『どうたぬき』と『ハブーン』から浮かび上がる九州地方

風来のシレンには様々な武器や盾が登場するのも特徴の1つですが、『こばみ谷』を攻略する際に拾える最強の武器が『どうたぬき』です。

特殊な効果は何も持っていませんが基本の攻撃力が高く、序盤で運良く手に入ればかなり心強い存在となります。

他の『こん棒』や『カタナ』などと比べると『どうたぬきって何?』と思った方も多いと思いますが、『どうたぬき(同田貫)』は正確には刀の名前ではなく、かつて九州肥後国(熊本県)に実在した刀工の一群の事を指しているそうです。

同田貫は、かの豊臣秀吉に仕えた家臣『加藤清正』お抱えの刀工であり、その見た目は装飾がほとんどないので鑑賞価値は低いものの、戦に耐えうる実用性に特化した強靭な作りの『剛刀』に分類されるので、ゲーム内で攻撃力が高く設定されているのも頷けます。

また、こばみ谷では4~6Fにかけて『ハブーン』というモンスターが登場しますが、モチーフになっているハブはご存知の通り沖縄県に生息するヘビの一種です。

という事は九州というより離島のイメージが強いですが、かつて琉球王国を支配下に置いていた薩摩藩(鹿児島県)は、ハブの駆除をした者に玄米を賞与として与える施策をしていました。

もちろん薩摩にハブがいたわけではないので、生息地が沖縄である事に違いはありませんが、やはり暖かい九州地方に近しい環境であると言えそうです。

天狗の住む九州の霊山『英彦山』

ひとまず九州地方に絞って他にも色々調べてみると、大分県と福岡県をまたぐ『英彦山(ひこさん)』も近いように思えます。

英彦山は多くの僧兵が修行をしていたそうで、『日本三大修験山』に数えられるほど多くの修験者が修行に明け暮れていました。

風来のシレンのこばみ谷には低層に『小僧天狗』というモンスターが生息していますが、九州で天狗が住むと言い伝えられているのがこの英彦山であり、山麓の神社には『天狗杉』というご神木も祀られています。

数千人にも及ぶ僧兵を擁していた英彦山ですが、戦国時代の焼き討ちにより多数の死者を出した事を考えると、『豆山賊』や『畠荒らし』のような荒くれ者や、『鬼面武者』『ぼうれい武者』といったモンスターがいるのも何となく納得できるかもしれません。

また、風来のシレンが発売されてから何年も後の話ではありますが、2014年には研修で訪れていた高校の女子生徒26名が集団パニックに陥る事態があり、霊に憑りつかれたのではないかと噂にもなったそうです。

ところで、風来のシレンには『妖刀かまいたち』という武器がありますが、これは極稀にこばみ谷にも落ちている事があります。

これがどのような剣なのか詳細は語られていませんが、例えば1988年から連載されていた漫画『YAIBA』では佐々木小次郎の愛刀『物干し竿』が妖刀と呼ばれていたり、後世の作品では佐々木小次郎がかまいたちを放つ技を使ったりと、それとなく佐々木小次郎を連想する武器…にも思えます。

なぜ佐々木小次郎の名前が出てきたかというと、この英彦山は元々『佐々木』氏が領主を務めており、小次郎もこの英彦山の出身で、修験者たちの武芸を汲んでいたとする説が残されています。

かなりこじつけではありますが…、もし妖刀かまいたちを運良く拾う事が出来たときは、何となく『佐々木小次郎っぽいなぁ…』と思いながらロールプレイすると楽しいかもしれません。

『黄金のコンドル』のお膝元

そもそも本作は『黄金のコンドル』が住むと言われる幻の黄金郷を求めて、こばみ谷の『テーブルマウンテン』の登頂が目的になっています。

黄金のコンドルというのはこのゲームにおける伝説の生き物ですが、日本でも光り輝く鳥の伝説はいくつかあり、特に有名なのが初代天皇である神武天皇を導いた『金鵄(きんし)』ではないかと思います。

この『金鵄』が天皇の弓に止まった時、その体からまばゆい光を発した事で敵軍兵士の目がくらみ、天皇軍が勝利を収めたと言われていますが、『金鵄』は『八咫烏(やたがらす)』と同一の存在だとも言われており、かの『天照大神(アマテラス)』の使いとして今でも語り継がれています。

八咫烏が神武天皇を導いたのは熊野国(三重県・和歌山県)~大和国(奈良県)までと言われているので、九州地方とは直接的な関りがないように思うかもしれません。

しかし、八咫烏を遣わせたアマテラスは九州地方にも関りがあり、アマテラスと素戔嗚尊(スサノオ)の間に生まれた長男、『天忍穗耳命(アメノオシホミミ)』が『英彦山神宮』の御祭神として祀られています。

八咫烏は今でも熊野地方でシンボルマークとして多く使われていますが、英彦山でも八咫烏と思わしき鳥が描かれた図案が見つかっていたりと、熊野信仰との結びつきがうかがい知れるようです。

直接的に黄金のコンドルと関りがあるとは言えないかもしれませんが、やはり九州地方で八咫烏というと英彦山がもっとも近い存在かもしれません。

こじつけの割にはそれっぽい

そんな訳で、今でも高い人気を誇っている『風来のシレン』の舞台を(無理やり)日本と照らし合わせてみた結果、九州地方の『英彦山』が近いのではないか?という話でした。

『どうたぬき』や『ハブーン』から九州地方に絞って今回は調べてみましたが、そんなことを言えば『ぬすっトド』のようなトドは本来寒い地域に生息していますし、『ミノタウロス』に関してはもはやギリシャ神話の生物なので、すべてが暖かい地域に関係している訳ではなく、割とこじつけのような感じにはなっています(ΦωΦ)

あくまで『強いて言えば…』な結果ではありますが、明確な舞台が語られていない作品でも、モチーフの地を探しながら遊んでみるのも面白いのではないでしょうか?

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