どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)
『スーパーマリオ』シリーズのキャラクターといえば今や数えきれないほどの数になっていますが、40年以上前から登場していた『ポリーン』に2019年初登場の『キノピーチ』まで…、その幅の広さが何よりすごいところです。
『マリオテニス』や『マリオゴルフ』では突然『ボムキング』『ハックン』『ガボン』など過去作のキャラクターが参戦することもあり…、次は誰にスポットライトが当たるのか今から気になります。
今やみんなと仲良しになっている『キャサリン』
マリオファミリーといえば『マリオカート』シリーズにも多くのキャラクターが登場しますが、『マリオカート8 デラックス』は現在『コース追加パス』が配信されていて、2023年3月9日には『キャサリン』も参戦を果たしました。
ここにきての新キャラクターは予想外でしたが…、キャサリンもコンシューマー向けマリオカートでは『Wii』以来15年ぶりの登場で、今後の作品にも活躍の場を広げていきそうです。
そんなキャサリンも今はマリオファミリーの一員として高い知名度を持っていますが、もともとは『スーパーマリオUSA』に登場する敵キャラクターで、マリオたちの前に立ちふさがりました。
近年の作品を見る限り『ヨッシー』や『ピーチ』との関係は良好に思えるので、かつてはなぜ敵対していたのか、いつ頃からみんなと仲良くなったのかを今回は簡単に調べてみようと思います!
マムーに作られたモンスター?初登場の『スーパーマリオUSA』
先ほども紹介したように、キャサリンのスーパーマリオ初登場作品は1992年発売の『スーパーマリオUSA』で、クリスタルを守るエリアボスとしてマリオたちと戦いました。
今となってはピンク色のキャサリンが代表的ですが、当時から赤キャサリン、緑キャサリンも存在していて、それぞれ少しずつ攻撃パターンが異なっています。
結論からいうと、マリオたちと明確に敵対していた理由は明らかになっていませんが、恐らく舞台である『夢の国サブコン』の支配を企てたラスボス『マムー』の仲間だったから…ではないかと思われます。
サブコンはマムーの魔法の力で苦しめられていて、マリオたちが『マムーを倒してサブコンを助けてください』という夢を見るところから始まります。
取扱説明書によればマムーは『ドリームマシン』という装置を使って次々とモンスターを造り出していたようで、かの『ヘイホー』も魔夢族(マムーぞく)の一員と説明されていました。
ボスの『ヒーボーボー』は名前の通り燃えさかる炎の見た目をしていますが、こちらも説明書を読むとマムーに命を与えられた存在と書かれており、キャサリンも同じようにマムーが造り出したモンスターの可能性があります。
エンディングを迎えるとサブコンは救われ、マムーも国を追い出されますが、実はマリオが見ていた夢の世界の物語であることが最後に分かります。
1996年にサテラビューで配信された『BSスーパーマリオUSA パワーチャレンジ』によるとサブコンは人々の見る夢の数だけあって、マムーたちはマリオにサブコンを追い出された後も別の夢の国に入り込んでは悪さをしていたらしく、そこにはキャサリンの姿もありました。
当時キャサリンは自分たちを『悪の軍団』と自称したり、ピーチ姫に対して『非常識女』と罵ったり悪役らしい言動が目立ちましたが、親玉であるはずのマムーにも『マムー様に甘い声でおねだりしたらすぐよ』と発言していて、どうやら忠誠心が高いわけではなかったようです。
敵対することはあれど、敵意を感じることは少なめ
その後もキャサリンは様々なゲームに登場するものの、明確にマリオに敵対心を持っていることは少なく、1994年発売の『ワリオの森』では早くも敵でなくなっています。
『ワリオの森』はキノピオが主人公で、『妖精の森』を我が物にしようと企むワリオと戦うアクションパズルゲームですが、キャサリンは画面の右上からキノピオを見守り続けました。
…本当に見守っているだけで何か助けてくれるわけでもなく、なぜキャサリンとキノピオが友好的な関係なのか、マリオやピーチではなくキャサリンが抜擢されたのかなどは謎に包まれています。
1996年発売の『スーパーマリオRPG』では『マシュマロの国』に『あやしげなカラ』として登場、攻撃を加えてカラを割ることで中からキャサリンが登場しました。
本作のキャサリンは中ボスとしてのポジションですが、マリオとは敵対しているわけではなく、『寂しいから遊び相手になって欲しい』という理由でバトルになります。
このバトルはマシュマロの国を乗っ取ろうと企む『マルガリータ』を探している最中でのできごとで、あまり物語としての脈絡はなく、ゲストキャラクターとしての意味合いが強かったようです。
ちなみに『スーパーマリオUSA』の説明書に『キャシーと呼ぶと機嫌が良い』と書かれていましたが、本作で初めて『キャシーと呼んで♡』というセリフが登場し、のちの作品でもたびたびキャシー呼びを求めるようになります。
2003年発売の『マリオ&ルイージRPG』はゲームの冒頭でピーチ姫の声が『ゲラゲモーナ』に奪われてしまった…と思いきや、実はキャサリンがピーチの影武者として身代わりになっていて、ゲラゲモーナの野望の阻止に一役買いました。
このことを踏まえるとマリオたちの味方になったように思えるのですが、その後マメーリア人の盗人『パーニョ』がマリオとルイージを倒すためのオーディションでキャサリンを抜擢、一転ボスとしてコンビで戦いを挑んできます。
ピーチ姫を助けておきながらマリオと敵対するのはライバル心があるから…ではなく、どうやらキャサリンはパーニョを『ダーリン』と呼ぶほど気に入っていたようで、彼の役に立ちたい気持ちが優先されていました。
パーニョを先に倒すと『よくもダーリンを!』と激昂しパワーアップしますが、敗北後はパーニョからクビを言い渡されてケンカ別れ、パーニョをしっぽで殴り飛ばすなど…嵐のような活躍を見せています。
当時は特別マリオに敵対意識も持っていませんが、仲間…というほど親しい間柄でもなく、感情の赴くままに敵にも味方にもなる存在だったようです。
ヨッシーと仲良しな今となっては敵対する理由もない?
キャサリンがマリオファミリーの一員として広く認識されたきっかけが2000年発売の『マリオテニス64』で、ヨッシーとダブルスを組んで参戦、取扱説明書にも2匹仲良く並んでいるイラストが掲載されています。
もともとヨッシーとキャサリンに関係性があったわけではありませんが…、恐竜のような見た目にタマゴを使うアクションなどが共通していて、組ませるにも親和性が高かったのかもしれません。
その後『マリオカート ダブルダッシュ』においてもヨッシーとペアで登場、この頃から『マリオの敵キャラクター』というイメージはほとんどなくなっていたと思います。
2005年発売の『スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール』ではヨッシーに加えてヘイホーとも相性が良く、『スーパーマリオUSA』でのつながりを感じさせる設定になっていました。
マリオの仲間であるヨッシーと仲が良い一方で、今やクッパ軍団としておなじみになったヘイホーとも相性が良いのはなかなか貴重な存在にも思えます。
続編の『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』ではかつての『BSスーパーマリオUSA』の設定を汲んでかピーチと相性が悪くなっていましたが、『いただきストリートWii』など他作品を見る限り不仲な様子は描かれておらず、現在はともに『女性レース協会』にも所属しています。
口からタマゴをはきだす攻撃や、惚れっぽい性格でダーリンのために奮闘する姿はキャラクターとして面白いですが、ここまでヨッシーを始めとするマリオファミリーと仲良くなった今となっては、敵として登場する理由もあまりないように思えます。
作品によっては巨大なタマゴを投げつけたり、ふんばりジャンプをしたり、ヨッシーに近しい能力を持っていることもあったので、むしろキャサリンがマリオを背中に乗せて冒険…なんてこともいつかあり得そうです。
もともとキャサリンの親玉だった『マムー』は未だに『スーパーマリオUSA』以来活躍の場がほとんどないので、マムー復活のときこそ再びキャサリンが敵になるとき…?かもしれません。
本編に出るなら仲間の可能性が今や高そう
というわけで今回は『キャサリンは敵なのか味方なのか?』を簡単に調べてみたところ、近年のイメージ通り今となっては敵対することもなく、むしろ今後は味方として登場することの方が増えそうです。
かつてはピーチ姫と罵り合うほど仲が悪い時期もありましたが、キャサリンのオカマの設定が薄れていったように、『仲が悪い』という設定も作品を重ねるごとに不要になっていったのかもしれません。
明言はされていないものの、もともとはマムーによって生み出されたモンスターだと考えられるので、そこから考えると本人でさえ予想外の躍進といえそうです。
しかし出番が増えたとはいえ最近では『マリオカート』や『マリオテニス』などパーティゲームでの出演が主なので、またいつか久しぶりに本編にも登場して欲しいと思います。
また、作品によってはヨッシーと恋仲のような描かれ方がされることもありますが、何か具体的な接点が語られることはあるのか…そこも気になるところです。
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