こんにちは、こんばんは、『みう太』と書いて『みうた』と申します!(Xアカウント)
『スーパーマリオ』シリーズには、今や数えきれないほどのキャラクターが登場していますが、40年以上前に初登場したポリーンから、2019年登場のキノピーチまで、これほど多くのキャラクターが現役で活躍し続けている作品は、他にそうそうないのではないかと思います。
『マリオテニス』や『マリオゴルフ』では、ボムキングやハックン、ガボンといった懐かしいキャラクターが突然参戦することもあり、次は誰にスポットライトが当たるのか、毎回楽しみにしている今日この頃です。
※この記事は2023年3月20日に公開したものを再編集しています。
今やみんなと仲良しになっている『キャサリン』
そんなマリオシリーズのキャラクターが一堂に会す『マリオカート』シリーズにも、続々と参戦キャラクターが増えていますが、中でも近年マリオファミリーとしての地位を確立しているのが『キャサリン』です。
2023年には『マリオカート8 デラックス』のDLC「コース追加パス」で、コンシューマー向けマリオカートに約15年ぶりに復活を果たし、さらに2025年6月にNintendo Switch 2とともに発売された、『マリオカート ワールド』でも引き続き参戦しました。
今やキャサリンは、マリオのゲームにおいておなじみの存在であり、マリオカート ワールドのコース「ソルティータウン」には、街の中にキャサリンの像が設置されていたり、シリーズ内での立ち位置がどんどん大きくなってきている印象です。

しかし、現在はマリオファミリーの一員として高い知名度を誇るキャサリンですが、元々は『スーパーマリオUSA』に登場する敵キャラクターで、マリオたちの前に何度も立ちはだかり、ゴールへ行く手を阻みました。
近年の作品ではヨッシーやピーチとも良好な関係に見えるので、かつてはなぜ敵対していたのか、いつ頃からみんなと仲良くなったのかを、今回は簡単に調べてみたいと思います!
マムーに作られたモンスター?初登場の『スーパーマリオUSA』

先ほども触れたように、マリオ作品にキャサリンが初めて登場したのは1992年発売の『スーパーマリオUSA』で、ゴールを開くためのクリスタルを守るボスとして、マリオたちの前に何度も立ちはだかりました。
今ではピンク色のキャサリンが主流ですが、当時から赤や緑のキャサリンも存在しており、ピンクはタマゴのみを、赤はタマゴと火の玉を、緑は火の玉のみを吐くなど、色によって攻撃パターンが少しずつ異なっていました。
結論から書くと、キャサリンがマリオたちと明確に敵対していた理由は、公式にも詳しく明かされていません。しかし、舞台である「夢の国サブコン」の支配を目論む、ラスボス『マムー』の生み出した魔物だったから、ではないかと考えられます。

サブコンはマムーの魔法によって苦しめられており、マリオたちは「マムーを倒してサブコンを助けてください」という夢を見て冒険を始めます。説明書によると、マムーは『ドリームマシン』という装置を使って次々とモンスターを生み出しており、『ヘイホー』も魔夢族(マムーぞく)の一員として紹介されていました。
同じくボスとして登場する炎のような見た目の「ヒーボーボー」も、マムーに命を与えられた存在とされているので、それを踏まえると、キャサリンもドリームマシンで造り出されたモンスターの可能性が高いのではないかと思います。
エンディングではサブコンが救われてマムーも国を追い出されますが、実はこれがマリオの見ていた「夢の中の物語」だったことが最後に明かされます。「夢オチ」とも取れる結末ですが、ヘイホーやキャサリンが今やこれだけ様々な作品に登場しているのを考えると、すべてが夢とは思えない、不思議な立ち位置の作品でもあります。

1996年にサテラビューで配信された『BSスーパーマリオUSA パワーチャレンジ』では、サブコンは人々の夢の数だけ存在し、マムーたちはサブコンを追い出された後も別の夢の国で悪さを続けていたとされていて、そこでキャサリンの姿も確認できます。
今では女性として扱われているキャサリンも、当時は「自分を女性と思い込んでいる」、いわばオカマのキャラクターとして描かれていて、BSスーパーマリオUSAでは実際にニューハーフとして活躍した方たちのボイスが充てられていました。
ゲーム内ではキャサリンは自分たちを「悪の軍団」と自称したり、ピーチ姫を「非常識女」と罵るなど、悪役らしい言動が目立ちましたが、親玉であるマムーに対しても「マムー様に甘い声でおねだりしたらすぐよ」と発言するなど、自我の強い一面があったようです。

敵対することはあれど、敵意を感じることは少なめ

その後もキャサリンはさまざまなゲームに登場しますが、マリオに対して明確な敵対心を見せることは少なく、1994年発売の『ワリオの森』では、早くも「敵」ではなくなっています。
『ワリオの森』はキノピオが主人公のパズルゲームで、キャサリンはプレイ画面の右上でキノピオを応援しているものの、ストーリーには一切関わらないという、なんとも不思議なポジションで登場しました。なぜキャサリンとキノピオが友好的なのか、マリオやピーチではなくキャサリンが選ばれたのかなど、その背景は今も謎のままです。
1996年の『スーパーマリオRPG』では「マシュマロの国」に「あやしげなカラ」として登場し、カラを壊すとキャサリンが現れました。

本作では中ボスとして戦いますが、その理由は「寂しいから遊び相手になってほしい」という、マリオに対する敵意とは違うものでした。2023年のリメイク版に追加されたモンスター図鑑では、キャサリンの図鑑テキストに「自分のカラをやぶってくれるだれかを、じっと待っていたのかもしれない」との一文も記載されています。
これは王国の乗っ取りを企てるボス「マルガリータ」を探している最中の出来事で、物語上の脈絡は薄く、ゲストキャラクター的な扱いになっています。
また、この作品で初めて「キャシーと呼んで♡」というセリフが登場し、以後の作品でも「キャシー」と呼ばれることを好む描写が続いています。『スーパーマリオUSA』の説明書にすでに「キャシーと呼ぶと機嫌がいい」と書かれていましたが、ゲーム内でセリフとして登場したのはこれが初めてでした。

2003年の『マリオ&ルイージRPG』では、冒頭でピーチ姫の声がゲラゲモーナに奪われたと思いきや、実はキャサリンが影武者として身代わりになっていたことが判明し、ゲラゲモーナの野望を阻止するのに一役買いました。
これだけ聞くとマリオたちの味方……とも思えるのですが、その後マメーリア人の盗人「パーニョ」がマリオとルイージを倒すためのオーディションでキャサリンを抜擢し、一転ボスとして戦いを挑んできます。
ピーチを助けておきながらマリオと敵対する理由は、敵対心からではなく、パーニョを「ダーリン」と呼ぶほど気に入ってしまい、彼のためを思って行動していたようです。先にパーニョを倒すと激昂してパワーアップし、敗北後はパーニョとケンカ別れしてしっぽで殴り飛ばすなど、相変わらず嵐のような活躍を見せました。
この頃のキャサリンは、マリオに対して特別な悪意は持っていないものの、仲間というほど親しくもなく、感情の赴くままに敵にも味方にもなる存在だったようです。
ヨッシーと仲良しな今となっては敵対する理由もない?

キャサリンがマリオファミリーの一員として広く認識されるきっかけとなったのは、2000年発売の『マリオテニス64』です。ヨッシーとダブルスを組んで参戦し、取扱説明書にも2匹が仲良く並んだイラストが掲載されました。
元々ヨッシーとキャサリンに特別な関係があったわけではありませんが、恐竜のような見た目やタマゴを使うアクションなど共通点も多く、親和性の高さが感じられます。その後も『マリオカート ダブルダッシュ』でヨッシーとペアで登場するなど、この頃から「マリオの敵キャラクター」というイメージは年々薄れていきました。
2005年の『スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール』では、ヨッシーに加えてヘイホーとも相性が良く、『スーパーマリオUSA』でのつながりを感じさせます。マリオの仲間であるヨッシーと、クッパ軍団のヘイホーの両方と良好な関係を保っているのは、キャサリンならではの貴重なポジションといえます。
続編の『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』では、かつての美女に対する対抗心の強さを反映してか、ピーチと相性が悪くなっていましたが、他の作品では特に不仲には描かれておらず、むしろ今はともに「女性レース協会」にも所属しています。

口からタマゴを吐き出す攻撃や、惚れっぽくてダーリンのために奮闘する性格は、マリオシリーズの中でも珍しく、まさに唯一無二の個性です。ヨッシーをはじめとする、マリオファミリーとここまで仲良くなった今となっては、敵として登場する理由もほとんどないように思えます。
むしろ、作品によっては巨大なタマゴを投げたり、ふんばりジャンプをしたりと、ヨッシーに近い能力を持っていることもあるため、いつかキャサリンがマリオを背中に乗せて冒険する……、なんて展開もあり得るのかもしれません。
そんなキャサリンの今後を語る上で、忘れてはならないのが、2026年4月公開の映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』にて、まさかの再登場を果たした、かつての親玉「マムー」の動向です。

ゲームでは『スーパーマリオUSA』以来ほとんど出番のなかったマムーですが、本作では「ヘブンズドアギャラクシー」の地下でカジノを運営する悪役として登場し、ピーチに対して威圧的に語りかけるという、存在感のある役回りを与えられました。
映画ではキャサリンもマムーの元に仕えるキャラクターのひとりとして登場し、ピーチにタマゴを吐き出して攻撃する場面が描かれています。
映画が大ヒットを収めた今、今後のゲームシリーズでのマムーやキャサリンの再登場にも期待が高まりますが、もしもマムーが本格的に復活した場合、キャサリンは再び敵側として登場するのか、それともマリオの仲間として共闘するのか……、どのような扱いになるのかは気になるところです。
本編に出るなら、仲間の可能性が今では高いかも?
というわけで、今回は「キャサリンは敵なのか味方なのか?」について、簡単に調べてみました。結論としては、近年のイメージを踏まえるとマリオへの敵対心もほとんど持っておらず、むしろ今後は味方として登場する可能性の方が高いのではないかと思います。
かつてはピーチ姫を「非常識女」と罵るほど仲が悪かった時期もありましたが、キャサリンのオカマ設定が薄れていったように、「仲が悪い」という設定も作品を重ねるごとに自然と不要になっていったのかもしれません。明言はされていませんが、もともとマムーによって生み出されたモンスターが始まりと考えると、キャサリン本人でさえ予想外の大躍進を遂げたといえます。

ただ、先ほども触れたように、映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』ではかつての親玉、マムーのもとに再び仕えている姿が描かれており、「完全に仲間」とも言い切れない、含みのある立ち位置が続いています。
とはいえ、これがキャサリンらしい個性でもあって、感情の赴くままに敵にも味方にもなれる、唯一無二のキャラクター性が、ただの「中ボス」から「マリオファミリー」にまで上り詰めた理由のひとつなのかもしれません。
出番自体は『マリオカート』や『マリオテニス』などのパーティゲームを中心に増えていますが、またいつか本編でも活躍する姿が描かれるのか、その際にヨッシーとの関係性はどうなるのか、個人的にはとても気になるところです。
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