『星のカービィ スーパーデラックス』の2人プレイ特有の面白さを5つ紹介してみる

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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

様々なレトロゲームが遊べるようになっている『Nintendo Switch Online』ですが、2023年3月16日はゲームボーイに『星のカービィ2』が配信開始され、100%クリア目指して今まさにプレイ中です。

私はこれが初めて遊んだ星のカービィシリーズだったので、懐かしいと同時にこんなに難しかったっけ…と思った以上に苦戦しています。

2人プレイが斬新だった『星のカービィ スーパーデラックス』

そんな今や長い歴史を持つ『星のカービィ』ですが、つい先日の2023年3月21日には、スーパーファミコンで発売された『星のカービィ スーパーデラックス』が27周年を迎えました。

これまでのカービィが1本道のストーリーだったのに対し、本作は7つものゲームモードを詰め込んだオムニバス形式で、過去作以上に初心者から上級者まで幅広く楽しめるよう作られています。

私も『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』などで遊びなおすほど昔から大好きなタイトルで、何より1996年の発売当時に珍しかった2人同時プレイは魅力的でした。

今ではNintendo Switch Onlineのおかげで友達とも遊びやすく、触れたことのある方も多いと思いますが…今回は2人プレイならではの『面白さ』をいくつか紹介してみようと思います!

1人では大変だった仕掛けも2人で楽々攻略

『星のカービィ スーパーデラックス』の2Pは『ヘルパー』と呼ばれていて、ヘルパーはカービィと共に敵を倒すだけでなく、様々な謎解きにも役立つ…どころか、ちょっとズルい攻略すら可能にします。

分かりやすいところだと『洞窟大作戦』の序盤、『クリスタルオーブ』の宝物を手に入れるには急いでスイッチを順番に押してシャッターをくぐらなければなりませんが、1人では大変でも2人いればヘルパーにスイッチを任せられるので、宝物の入手がグッと簡単になります。

『メタナイトの逆襲』でも同じような仕掛けがあって、ステージ6のボス『リアクター』にたどり着く手前、連続してスイッチを押しながらシャッターをくぐる必要があり、こちらはかなりシビアなタイミングを要求されます。

失敗してもミスにはならず、何回でもやり直せますが…『メタナイトの逆襲』は各ステージに制限時間が定められているので、ここで思わぬ苦戦を強いられた方は多いかもしれません。

しかし2人で協力すれば難易度は激減、ヘルパーだけにハシゴの先のスイッチを押させてカービィはシャッターの前で待機…と、協力プレイの便利さを1番強く味わえるところです。

そもそも2人プレイは2つ分のコピー能力を保持できるだけでも強力で、例えばリフトにつながったヒモを切ったり、杭を打ち込んだり…、特定のコピー能力が必要になる場面でもヘルパーがその能力を持っていれば進めるため、自然と攻略もスムーズになります。

洞窟大作戦の『古代のとうエリア』では宝物『ファルシオン』を手に入れるために、水中の導火線に火をつける必要がありましたが、カービィは水中ではファイアの能力を使えないので、ヘルパーの力を借りなければ入手できませんでした。

この場所だけはCPUのヘルパーでも導火線に火をつけてくれるので、1人プレイでも問題はない…とはいえ、2人プレイだとより役割分担の楽しさを感じられるのではないかと思います。

ヘルパーを生まれ変わらせて永久機関のパートナーに

ヘルパーはそもそもカービィが何かコピー能力を得て、その後Aボタンを押すことで誕生するパートナーですが、コピー能力さえあればヘルパーを生み出すのに何も制限はありません

新たに生み出されるヘルパーはHPマックスの状態なので、ヘルパーがやられそうになったらカービィの『すっぴんビーム』でコピー能力アイテムに戻し、再びコピーしてから改めてヘルパーを生み出せば、半永久的に戦えるお助けキャラとして活躍してくれます。

『星のカービィ スーパーデラックス』には『ガード』のアクションがあるので、カービィは常にガードを固めて2Pのヘルパーに敵を倒してもらう…なんてことも可能です。

さすがに一部の攻撃はガードしていても少しダメージを受けてしまったり、そもそも『投げ』系の攻撃はガードできなかったりしますが、アクションゲームの初心者でも協力することでかなり攻略しやすくなります

中でも『メタナイトの逆襲』のラスボス、メタナイト戦はカービィのコピー能力が強制的に『ソード』にされてしまうため、コピー能力が自由なヘルパーの助けは大きなものになると思います。

(実は剣を取らずにしばらく放置しておくと、好きなコピー能力で戦えたりします)

ただしヘルパーにも少しだけデメリットがあって、まずHPが低く設定されていることが多く、中でもビームの『ワドルドゥ』やニンジャの『バイオスパーク』はカービィの半分程度しかHPがないので、ちょっとしたミスが大ダメージにつながります。

また、ヘルパーがいるとボスのHPが1.3倍と強化されてしまうため、戦う相手によっては2人プレイの方が難しい…と感じることもあるかもしれません。

それでも2人分の攻撃ができるのは大きな利点ですし、『ヘルパーが何度やられても復活できる』のは、初心者でも気負わずに遊べる魅力的なポイントです。

あまりに強い?特定のヘルパーだからこそできることも

カービィから生み出されるヘルパーはコピー能力に依存していて、アイスなら『チリー』、ソードなら『ブレイドナイト』など…様々なキャラクターがヘルパーになります。

基本的にヘルパーの出せる攻撃はカービィと共通していますが、一部のヘルパーに限っては特有のアクションがあって、それは2人プレイでなければ楽しめない魅力でもあります。

特に人気が高いのが『コピー』のコピー能力から生まれるヘルパー『タック』で、タックは『ぬすみの手』という固有の技を繰り出せます。

ぬすみの手は敵にダメージを与えるだけでなく、コピー能力を持った敵に当てるとその能力を奪い取り、姿まで変身できました。

発生も射程も優秀なクセのない技で、もともと攻撃手段として使いやすいだけでなく、能力を奪って変身するとHPまで全回復するため、『最強のヘルパー』として名前を挙げる方も多いかもしれません。

さらに『ガード』もタックは『タックハイド』という技に変わり、背景に溶け込むように透明になることで無敵状態になるため、『ヘルパーやるならタックが良い!』という方も少なくなかったと思います。

他にもプラズマのコピー能力から生まれる『プラズマウィプス』は常に空中を漂っていて、カービィや他のヘルパーでは味わえない操作感が楽しめました。

その独特な動きには慣れが必要ですが、レバーをガチャガチャしてエネルギーを溜めることでプラズマのバリアを張ったり、狭いトゲの通路を浮遊しながら安全に通り抜けたり…、他のキャラクターにはない個性から好んで使っていた方も多かったようです。

欲しかったコピー能力の敵を倒してしまうことも…

2人プレイは基本的に協力しながら敵を倒したり、仕掛けを解いたり…たくさんのメリットがありますが、ときとしてお互いの邪魔をしてしまうことも少なくありません。

もっともありがちなのが、カービィがコピーしようと思っていた敵キャラクターをヘルパーが倒してしまう、というものです。

もちろん友達と一緒に遊ぶのであれば『ビームが欲しい』『次ソードが必要』など会話を交えるので回避できますが…、それでもうっかり放った飛び道具が敵に当たってしまったり、予期しない理由でそのコピー能力の敵を倒してしまうことは多々あります。

特にヘルパーはAボタンを連打すると『ハイパー』という赤く点滅する状態になって、この点滅の間にコピー能力を持った敵にぶつかることで別のヘルパーに生まれ変われました。

しかし、そのハイパー状態のヘルパーがぶつかろうと思っていた敵をカービィが先に倒してしまうと、ヘルパーはぶつかる敵を失いそのまま自爆…なんて事故も2人プレイでは少なくありません。

2人プレイのやり取りはコピー能力だけでなく、回復アイテムもできるだけ分け合って進めていくのが攻略には大切になってきます。

本作はステージに落ちている『たべもの』を取った後、一定時間以内にヘルパーに触れると『くちうつし』で回復を分け合えるのですが、これがうまくいかず仲間の回復ができないこともおなじみのハプニングです。

中でも『無敵キャンディ』はくちうつしすると2人とも無敵になれるので、できる限りちゃんと分け与えたいところですが…、無敵状態になると移動スピードも少し上がるので意外と仲間と接触するのが難しく、まごまごしているうちにも無敵時間がどんどん短くなってしまいます。

しかし、これらミスをしたところで絶対に攻略できない!という難易度ではないので、そういった小さなしくじりを笑い合いながら遊べるバランスがこのゲームの魅力ではないかと思います。

思わず笑ってしまう?ヘルパーのうっかりでカービィのミスになることも

コピー能力やアイテムの分け合い程度ではなく、ときとしてはヘルパーの『うっかり』行動でカービィがミスになってしまうこともあり得ます。

例えば『洞窟大作戦』ではヒモにつながれたリフトを乗り継いでいく場面がありますが、カービィがどれだけ気を付けていても、ヘルパーの攻撃でうっかりヒモを切ってリフトを落とせばそのままミスにもつながりかねません。

他にも不用意に爆弾ブロックを壊して足場がなくなったり、ゴルドーの閉じ込められていたブロックを壊して手が付けられなくなったり…、2人プレイだからこそ意思疎通がうまくいかず、てんやわんやとしてしまうこともあると思います。

しかしこういった事故によるミスは『難しくてクリアできないミス』とは違い、そのハプニング性の強さから面白さの方が勝ることも多く、これも2人プレイの醍醐味です。

『メタナイトの逆襲』の最終ステージはウィリーバイクに乗り込み脱出するマップで、2人プレイの場合はヘルパーである2Pにウィリーを任せることになり、制限時間内にゴールできるかも2Pの操作に委ねられます。

制限時間に多少の余裕はあるので焦る必要もありませんが、ちょっとしたでっぱりにぶつかって手間取っているうちにメタナイトの攻撃を受けてしまったり、アクションに不慣れな人が2Pを操作してた場合は突然の思わぬ試練…かもしれません。

近年の作品には意外と『ホイール』のコピー能力がなく、ウィリーバイクも久しく登場していないので、もし機会があればぜひこのステージは遊んでみて欲しいと思います。

実はゲームキューブで発売される予定だった幻の『星のカービィ』では、ウィリーバイクにみんなで乗り込めたらしいのですが…、実現しなかったのは残念なところです。

2人でも、もちろん1人でも間違いない面白さ

というわけで今回は『星のカービィ スーパーデラックス』の『2人で遊ぶからこその面白さ』について簡単にまとめてみました。

最初に書いた通り、今ではNintendo Switch Onlineのおかげで誰でもプレイできて、フレンドとも遊びやすくなっているので、触れたことのない人も今こそ遊びどきかもしれません。

…が、もちろんもともと1人用のアクションゲームとしてもしっかりと作り込まれているので、まずは1人でのんびり遊んでみても間違いなく楽しめます。

個人的には『刹那の見切り』が明らかに衰えを感じていてちょっと悲しくなりましたが…、当時のようにバグってデータが消える…ということもないので、私もまた暇を見てたまには遊びたいなと思う今日この頃です。

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