『星のカービィ3』でしか見られないちょっと怖い5つのことをまとめてみた

任天堂のゲーム
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2019年9月6日に、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)のオンラインサービスの一環として、20本にも及ぶスーパーファミコンのゲームが配信されました。

『スーパーマリオワールド』や『ぷよぷよ』など誰でも知っているタイトルから、『戦え原始人3』や『ラッシングビート』などちょっとコアなタイトルまで、非常に遊び応えのあるラインナップになっています。

そしてかの『星のカービィ』もラインナップに含まれているのですが、ニンテンドークラシックミニに収録されていた『スーパーデラックス』ではなく、『星のカービィ3』が配信されているのもなかなか面白いところです。

※この記事は2019年9月9日に投稿した記事を手直ししたものです。

原点の面白さが詰まったカービィ3

スーパーファミコンで発売されたカービィと言えば、やはり『星のカービィ スーパーデラックス』が真っ先に思い付くところですが、その2年後に発売されたのが『星のカービィ3』です。

スーパーデラックスではコピー能力にコマンド技が追加され、複数のシナリオや2人同時プレイなど、様々な新要素が盛り込まれていました。

それに対して『星のカービィ3』は原点の面白さを前面に出していて、6匹の仲間と合体して力を合わせながらステージを突破していくのが醍醐味になります。

スーパーデラックスと比べて評価の分かれる作品ではありますが、水彩画のようなグラフィックはとても可愛らしくて、個人的にも大好きなタイトルの1つです。

しかしその可愛い雰囲気とは裏腹に、ところどころ子供にトラウマを与えるような怖い演出もあり…、それが当時なかなかの話題になっていました

宣伝文句は『もっとサクサク遊びたいよね。』

『星のカービィ3』の発売前の宣伝文句は『最近のゲームってむずかしすぎ。もっとサクサク遊びたいよね。』で、子供から大人まで、アクションゲームが苦手な人でもクリアできる難易度がアピールされていました。

実際にカービィのアクションは比較的シンプルで、難しいところも空を飛んで行けばある程度ラクもできるのですが…、実はこのゲーム、その見た目とは相反して言うほど簡単ではなかったりします。

決して理不尽という訳ではないのですが、これまでのカービィシリーズと比べてもステージの難易度はやや高めで、更にコンプリートを目指すには高難易度のミニゲームのクリアや、わずかな情報から謎解きをする必要もあり、達成率100%の難しさでいえば歴代でもトップクラスです。

ミニゲームは『一斉に出てくるゴルドーの色を覚えて答える』や、『5つの音色を覚えて指定された音と同じ音を選ぶ』といった記憶系のものが多く、子供がクリアするには非常に難しい上、1回でもミスをするとステージを最初からやり直す必要がありました。

また、指定された仲間をゴールまで連れていくステージがあるのですが、リックを連れていくステージでは、カービィのホバリングが使えない状況で狭い足場を乗り移っていく必要があり、こちらも屈指の難易度を誇っています。

そしてラスボスも例外に漏れず非常に強力で…、私も子供の頃は全然クリアできなかった覚えがあります…。

歴代で最も恐ろしい顔のウィスピーウッズ

星のカービィといえば、最初に立ちふさがるボスは『ウィスピーウッズ』が定番で、『星のカービィ3』でも相変わらずウィスピーウッズがステージ1のボスを務めていますが、戦い方は他の作品と少し違っていました。

まず、ウィスピーウッズといえばリンゴを木から落としてくるのがおなじみですが、本作のウィスピーウッズはリンゴを木から落とすのではなく、何故か口からリンゴやらナスやらを吐き出してきます

木の中から木の実が出てくる…というのは非常に不思議な構造をしています。

もちろんカービィはそれを吸い込んで吐き出せば簡単に倒せるのですが、ウィスピーウッズも体力が半分以下になると様子が変わり、なんと恐ろしい顔で歩きながらこちらを追いかけてきます

口から吐きだしていた果物や野菜も腐っており、地面にぶつかると潰れて残り続けます。

この状態であっても決して強い訳ではないのですが、何も知らずに遊ぶとその豹変ぶりに驚き、幼心にはなかなかインパクトのあるデザインだったのではないかと思います。

お腹の大きな口を開いて襲い掛かるデデデ大王

デデデ大王もカービィシリーズでおなじみのボスですが、『星のカービィ3』のデデデはダークマターに乗っ取られており、これまでの作品とは違った行動パターンを持っています。

最初はいつも通りハンマーでの攻撃や、ジャンプからの押しつぶしを仕掛けてきますが、体力が一度尽きるとダークマターが直接デデデを操るようになり、空中をフラフラと彷徨いながらカービィに攻撃をしかけてきます。

ダークマターに乗っ取られたデデデはまったく意識がないようで、なんと腹を半分に割って牙を剥き出しにし、そのままカービィを飲み込もうと迫ってきます

…デデデ大王本人の身体はこれで大丈夫なのか心配になる見た目です。

こちらもアクションに慣れていれば攻略法も見つけられますが、2年前の『スーパーデラックス』のデデデと比べると格段に強く、レベル5のボスを務めているだけあって意外と苦戦を強いられるかもしれません。

こちらもウィスピーウッズと同じように、その見た目の変わりように衝撃を受けた子供は多かったのではないかと思います。

デデデ大王は部下からの信頼が厚く、自称とはいえプププランドを取り仕切っている大王なのもあってか、黒幕からは優先的に狙われてしまうようです。

圧倒的な強さと難しさのラスボス『ゼロ』

ナンバリングのカービィシリーズの多くは、最後にポップスターの侵略を狙っていた『ダークマター』と戦うことになるのですが、『星のカービィ3』でも最後にダークマター族の親玉である『ゼロ』が待ち構えています。

星のカービィ3の基本はアクションゲームですが、ラスボス戦に限ってはシューティングゲームのようになり、その操作性の違いから戸惑った人も多いかもしれません。

ラスボスは3連戦になっていて、最初に登場するダークマターを倒したとしても、その後登場する『ゼロ』と『ゼロ最終形態』も倒さなければクリアとなりません。

特に2戦目のゼロが非常に強く、飛ばしてくる弾が高速で避けにくい上に、なんと120発以上の攻撃を当てなければ倒すことができないので、真のエンディングを迎えるための最大のハードルになります。

そして演出に関しても『血』を連想させるものが多く、ゼロの真っ白な身体に亀裂が入り真っ赤な弾を撃ってきたり、ゼロから最終形態に移り変わるときに赤い飛沫が大量に出てきたり、強さと相まって当時のトラウマとして有名でした。

しかしシューティングに慣れていない場合は最終形態にたどり着くことも難しく、それが幸いして怖い演出を見ていなかった…、という方も意外と少なくなかったかもしれません。

ちなみにこのラスボス戦で使っている武器はスターロッドに似ていますが、『ラブラブステッキ』という本作特有のもので、みんなの想いの力が集まって完成したアイテムです。

仲間のグーイもラスボスと同じ種族

2018年に発売された『星のカービィ スターアライズ』でもドリームフレンズとして登場する『グーイ』は、『星のカービィ2』で回復アイテムのような役割で初登場し、『星のカービィ3』ではヘルパーのような2Pキャラクターとして活躍しました。

黒くて丸く、柔らかそうな見た目は癒し要素が多分に含まれていますが、実はラスボスであるダークマターと同じ種族であり、なぜカービィたちと仲良くしているのか詳細は分かりません。

『邪心のないダークマター族』であると説明されていますが、ラスボスのシューティング戦ではダークマターと同じオレンジ色の花びらのようなものが付いており、同種族であることを強調しています。

一方、通常のダークマターと異なる点としては目が2つあったり、舌を伸ばして何かを食べることができたり、代わりに他者に乗り移ることができなかったり…、かなりカービィに近しい特徴を持っています。

ちなみに海外版の『星のカービィ2』では妹(らしき)『ブロッブ』というキャラクターがいるのですが、彼女はピンク色の姿をしていて、こちらも一般的なダークマター族とはかなり違うようです。

この意味ありげな設定は今後の作品にも活かされそう…だったのですが、ご存知の通り後の作品ではほとんど出番がなく、スターアライズをきっかけにまた活躍の場を広げて欲しいところです。

今でも正体不明なカービィそっくりの偽物『バタモン』

星のカービィ3にのみ登場するザコ敵として、『バタモン』がいます。

このキャラクターはただ歩いているだけで、ワドルディに並ぶほど平和な敵なのですが、その見た目はカービィにそっくりであり、何ともいえない不気味さを醸し出しています。

顔は常に笑顔ですが変化に乏しく、カービィが絶対に入れない小さな部屋に閉じ込められていたり、転がってくる大岩に潰されそうになっていたりと、存在自体が今になっても謎に包まれているキャラクターの1つです。

基本的にはカービィの行けない場所を歩いており、触れることも吸い込むこともできないのですが、レベル4のステージ3では雲の中に通路が隠されていて、この先に唯一バタモンと直接会える場所があります

しかしカービィと対面しても襲ってくることはなく、変わらず笑顔のまま吸い込まれていく姿も少し不気味…かもしれません。

改めてもう1度遊んでみるのもオススメ

私が『星のカービィ3』を遊んだのは小学生の頃で、『星のカービィ スーパーデラックス』と違いリメイクもされていないので、それからずっと遊んでいませんでした。

ただあの綺麗なグラフィックは『ヨッシーアイランド』や『スーパーマリオRPG』と並んで印象に残っていて、今回ニンテンドースイッチで配信されたのはとても嬉しいです。

シリーズ最新作『星のカービィ ディスカバリー』では初めての3Dアクションゲームになりましたが、あえてクラシックな2Dカービィに挑戦してみるのもオススメです。

しかし、近年のタイトルとはまた違った不気味さと怖さがちょっとあって、ヒントの少なさから初見でのコンプリートも難しいので、慣れない内は試行錯誤しながらじっくり楽しむのが良いかもしれません。

ちなみに任天堂は『星のカービィ3』以外にも、その見た目の可愛らしさとは裏腹に怖い要素が含まれたゲームが意外と多いので油断ならないところです…。

コメント

  1. 放浪ホーロー より:

    花関連はわかりにくいししくじりやすくて大変だったなぁ
    コピー能力も2と比べても使いにくくてね、クーカッターなんか弾数減っちゃったし

    • 管理人のみう太 より:

      『チュチュで頭をなでる』とか、『キャラクターの形に合わせてブロックを壊す』とか、攻略情報ナシじゃ分からねーよ!っての多かったですよね…w
      合体コピーは種類が多い分、強いのと弱いのがハッキリしていたイメージです。
      ナゴ×バーニングとかは強かったんだけどなぁ…(ΦωΦ)

      • 匿名 より:

        3は2を体験してるとヌルく感じます

        普通にクリアするだけなら簡単になりすぎてる

        • カービィ2は本当に幼いころの記憶ですけど、強制スクロールの判断が遅れるとすぐに潰されてた覚えがあります…。
          そういわれるとカービィ3はコンプが難しい代わりに、ただクリアするだけならキャッチコピー通り『サクサク遊べる』なのかもしれないですね。
          コピー能力を便利にすればするほど難易度が低くなる…というのもバランスがむずかしいところです。

    • 匿名 より:

      へぇ!まじか。クーカッターの奴減ったのか。さんきゅ、2やってくる

  2. パチもん より:

    本日彼女と二人で完全クリアしました。
    最後がグロすぎです
    子供にトラウマとか最悪や!

    目玉が血塗れとかお腹割れるデデデとかマジでヤバい

    かわいい雰囲気でウキウキだったのにラスト怖すぎ

    • やっぱりあれ、子供心にはかなーり怖いですよね…!
      昔のカービィはスーパーデラックスのマルクや、カービィ64のゼロ2もちょっとダークな雰囲気強めです。
      しかし完全クリアとは、カービィ3はハートスターの条件が分かりにくいのも多いですし、最後のゼロもシリーズ屈指の強さのラスボスなので、なかなかすごいですよ!

  3. Wiiむずくね より:

    賛否両論はやる前に知ってたけど、やっぱり私は3が好きかな。
    謎解きは個人的にはちょい難しいかな、、、
    不評の方が多いって聞くけど、やってみてこその3。
    ちなみにゼロ様は大好き。妹(六歳)には見せれんけど。笑
    あとs d xと比べるのやめちくり()

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