どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)
任天堂の『ゼルダの伝説』といえば、2017年3月に発売された『ブレス オブ ザ ワイルド』のような3Dアクションゲームが真っ先に思い付きますが、ファミコンやスーパーファミコンの頃は見降ろし方の2Dアクションアドベンチャーゲームが主流で、こちらもパズルや謎解きの要素が相まって高い評価を得ていました。
そして、1993年にゲームボーイで発売された『ゼルダの伝説 夢をみる島』も非常に人気が高く、25年以上の時を経て2019年9月20日にリメイク版がNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)向けに発売されています。
昔ながらのゼルダらしさはそのまま残しながら、まるでジオラマを使った人形劇のようなビジュアルは可愛らしく、子供や女性にも手に取りやすいタイトルになっていると思います。
島の住人と物々交換のわらしべイベント
そんな『ゼルダの伝説 夢をみる島』ですが、本作では『わらしべイベント』という、島の住人と物々交換して必要なアイテムを手に入れる重要なイベントがあります。
『わらしべ』とはご存知の通り、昔話の『わらしべ長者』の事で、最初は何の価値もない1本の藁だったのが、それを必要とする人に与える事で代わりのお礼の品を貰い、物々交換を繰り返す事で最終的には屋敷を譲り受けて裕福な暮らしをする…というお話です。
この『わらしべ長者』は、基本的にあげた物よりお礼で貰った物の方が価値が高く、少しずつ高価なものになっていく特徴がありますが、テレビのバラエティ番組などでこの『わらしべ長者』に倣った企画をすると、大概は途中で価値の低い物に変わってしまったり、あまり良い結果を得られていない気がします。
『ゼルダの伝説 夢をみる島』でも最終的には非常に珍しいアイテムが手に入るのですが、その過程においてリンクは本当に得をしていたのか…、それを今回は調べてみようと思います(ΦωΦ)
すべての始まりの『ヨッシー人形』
このわらしべイベントで最初に手に入れるアイテムが、メーベ村のクレーンゲームで取れる『ヨッシー人形』です。
ゼルダのゲームでありながら、いきなり『スーパーマリオ』シリーズに登場するキャラクターの人形ですが、ゲーム内でもコメントが出るように今や色々な作品で見かける人気キャラであり、それなりの大きさの人形であればかなり価値は高そうです。
Amazonで検索してみると、50cmの大きさとなればやっぱり5,000円近くするみたいです。
わらしべ長者の最初のアイテムとしてはかなりハードルが高い気がしますが…、今回はこれを基準に調べていこうと思います。
女の子の定番アイテム『リボン』
ヨッシー人形を手に入れたら、メーベ村の北にある『ママーシャ』の家に行くと、子供へのプレゼントとしてヨッシー人形を渡す事ができます。
この時にお返しとして貰えるのが、女の子のアクセサリーとして定番の『リボン』です。
恐らく頭に着けるタイプのリボンだと思うので、似たような形の大きな赤いリボンを探してみましたが、およそ1,000円~2,000円程度で購入できるようです。
ヨッシーの人形に比べると少し価値は下がっている…かもしれませんが、リボンは欲しがる人も多いと思うので、わらしべ長者としては悪くないアイテムかもしれません。
愛犬の為なら高価なものも?『ドッグフード』
可愛らしいリボンを手に入れたら、次は同じくメーベ村の『マダムキャンキャンの家』に行って、女の子のワンワンである『キャンキャン』にリボンをプレゼントします。
するとキャンキャンは非常に喜び、恐らく自分のご飯である『ドッグフード』をリンクに渡してくれます。
見たところ缶詰のウェットタイプで、ビーフがたっぷりのなかなか高級なドッグフードのように思えます。
しかしAmazonで調べてみると、24缶セットのまとめ売りであればそれなりの金額になるものの、1缶だけであればそこまで高価ではなく、高いものでも600円程度で買えるようです。
1食分で考えればかなり高級ですが、残念ながらわらしべ長者としては少しずつ価値が下がっています。
動物にも人間にも人気な『バナナ』
ドッグフードを手に入れたら、トロンボ海岸でお店を営んでいるワニのセールに渡すと、その場でドッグフードを缶ごと食べてしまい、代わりにバナナをリンクに譲ってもらえます。
画像を見ると2本のバナナがくっ付いていて、これで1房と考えるとかなり残念な感じもしますが…、1本1本のサイズはかなり大きく見えるので、品質はかなり高そうです。
調べてみるとさすがに1本~1房でバラ売りはしてないらしく、2kg~4kgでまとめ売りされているのがほとんどでした。
バナナは中くらいのサイズで1本125gらしいので、2kgで2,250円を基準にすると、バナナ2本で約280円程度の計算になります。
ドッグフードでも600円まで値段が下がっていましたが、純粋な価値としては更に下がり、わらしべ長者で考えるとこの時点では失敗している…ような気もします。
もはや拾い物の『ぼうきれ』
バナナは今も多くの人に愛されているフルーツですが、人間だけでなく動物にも大人気で、おさるの『サルキッキ』に渡すと新しく『ぼうきれ』が手に入ります。
もはや商品やアイテムではなく『拾い物』といった感じですが…、これにも価値があるのかは気になるところです。
しかし調べてみると意外とそれなりに価値の高い『ぼうきれ』もあるようで、1本400円~500円前後、もっと太くて立派なものになると3,000円近い木の枝も見つかりました。
今回の『ぼうきれ』は明らかに近場で拾ったものなので、ここまでの値段が付くかは分かりませんが…、意外と価値はあるようです。
そもそも、バナナを受け取ったサルキッキはお礼に橋を作ってくれていて、その副産物としてリンクは『ぼうきれ』を手に入れるので、『バナナ』が『橋』になったと考えればもっと価値は高いと思いますが、まだまだわらしべイベントは続いているので、今回は『ぼうきれ』の価格で考えていこうと思います。
蜂蜜のたっぷり詰まった『ハチの巣』
一見なんの役にも立たなそうな『ぼうきれ』ですが、ウクク草原にいるタリンはハチの巣から蜂蜜を取ろうとしていて、その為にリンクの『ぼうきれ』を貸して欲しいとお願いしてきます。
わざわざリンクから受け取らなくても、近くにいくらでも落ちてそうな気がしますが…、サイズや長さなどが丁度良かったのかもしれません。
さすがに自然な姿のハチの巣はAmazonにありませんでしたが、養蜂所のミツバチが作った巣蜜をそのままカットした商品は色々と見つかり、産地やサイズによって値段にバラつきがありますが、いずれにせよそれなりに高級な商品のようです。
今回は国産の5,000円ほどする高級なものを選んでみましたが、ここで最初の『ヨッシー人形』と同程度の価値にまで回復しています。
甘くて酸っぱい果実『パイナップル』
そんな多くのハチミツが詰まった『ハチの巣』は、どうぶつ村のクマのコックに渡すと、代わりに『パイナップル』と取り換えてくれます。
南国の代表的なフルーツで、色々なデザートやジュースにも使われていますが、1玉まるごと手に入れる事は意外と少ないかもしれません。
こちらもなかなかAmazonでバラ売りは見つかりませんでしたが、高級なものになると3玉で3,500円、1玉当たり1,160円とかなり高く、『ハチの巣』と比べれば値段は下がっているものの、わらしべ長者で考えれば次に欲しがる人も十分にいそうです。
ちなみに、フィリピン産のちょっと小玉なパイナップルであれば1玉250円~300円程度でも購入できるので、手ごろにパイナップルを丸ごと購入したい方は、そちらを探して見るのも良いと思います。
南国を代表する花『ハイビスカス』
現実では意外と手に入れる機会のない『パイナップル』は、タルタル山脈で遭難しているパパールに渡すと、今度は『ハイビスカス』と交換してもらえます。
パパールは相当飢えていたのか、パイナップルを割ってその場で丸ごとかぶりつきますが、すきっ腹にパイナップルというのも少し厳しいものがある気がします。
熱帯や亜熱帯で成長するハイビスカスはまさに南国を象徴する花として有名ですが、造花ならまだしも、さすがのAmazonでも生花は取り扱っていないので、今回は苗木の鉢植えを探してみました。
品種によって値段に多少のバラつきはありますが、およそ2,000円前後で購入できるようで、意外とパイナップル以上に値が張るものなのかもしれません。
お礼でもなくただのお仕事『ヤギのてがみ』
『ハイビスカス』をどうぶつ村のクリスティーヌに渡すと、リンクの紳士的な性格を見込んで、森のはずれに住んでいるライト宛の手紙を届けてもらうようにお願いされます。
もはやお礼ではなく仕事を任された形になりますが…、この『ヤギのてがみ』も立派なわらしべアイテムである事に違いはありません。
ライトいわく、文通をしているクリスチーヌからのお返事で、ハートのシールで封がしてあることからも、可愛らしい便箋を使っているのではないかと推測できます。
ゲーム内では1通の手紙ですが、Amazonでは見つけたものはレターセットになっていて、封筒が4枚、便箋が10枚入っていますが、それでも500円~1,000円程度で色々な種類のものが見つかりました。
何故かそれしかなかった『ほうき』
ライトに『ヤギのてがみ』を渡すと、届けてくれたリンクに何かお礼を渡そうとしますが、『ほうきくらいしかない』という事で『ほうき』を貰えます。
部屋の中を見渡せば色々な本や置物もあるような気がしますが、他の人にあげられる物としては、この『ほうき』しかなかったのかもしれません。
お店でよく見る『座敷ほうき』や『土間ほうき』ではなく、魔女が使っているような『竹ほうき』に近しい見た目をしていますが、穂先は柔らかそうな感じもするので、ヤシの葉を材料にしたタイプのほうきを探してみました。
何となく『夢をみる島』で考えるとヤシが原料なのもイメージ通りですが、こちらもだいたい1,000円前後で購入が可能で、わらしべ長者としては価値は横ばいで続いています。
川に流れ着いていた『つりばり』
お掃除の定番アイテム『ほうき』を次はヤッホーばあさんに渡すと、今度は川で拾った『つりばり』をリンクにくれます。
『つりばり』だけ貰っても困るような気がしますが…、リンクも『次は何になるんだろう』とコメントしているあたり、自分で使う気はさらさらないようです。
釣り針は1つ1つが小さいのでAmazonにもバラ売りがなく、そもそもヤッホーばあさんもよく小さな釣り針を見つけたと思いますが、50個セットでも1,000円足らずで購入できるようなので、『つりばり』1つであればわずか20円程度の価値しかない計算になります。
これでもそれなりに単価の高い釣り針を探したのですが、『ヤギのてがみ』など特殊なものを除けば、ここにきてわらしべ長者の最安値を更新する事になってしまいました。
いきなり価値の高そうな『ネックレス』
『つりばり』を持って入り江の橋の下にいる『つりぼりの店主』に話しかけると、その『つりばり』と釣れたもので交換をしないかと持ち掛けられます。
釣り針を渡すと店主はすぐに釣りを始め、その結果ピンク色の大きなネックレスが手に入ります。
その見た目からピンクパールのネックレスかと思い、近いものを探してみましたが、こういったアクセサリーはお手頃なモノから目玉が飛び出るくらい高いモノまで…、キリがないので、ちょっとしたイベントやパーティでも身に着けられる5,000円程度のネックレスを探しました。
これでようやく最初の『ヨッシー人形』と同程度の価値に戻りましたが、1つ前の『つりばり』と比べれば飛躍的に良い結果になっています。
ちなみに、リメイクされたニンテンドースイッチ版では『ネックレス』ですが、元々のゲームボーイ版は『ピンクのブラジャー』で、こちらは純粋な値段以上の価値がある…と考える人もいたかもしれません。
もはや幻のアイテム『人魚のウロコ』
釣り上げた『ネックレス』は入り江の人魚が落とした物であって、返してあげるとお礼に『人魚のウロコ』を1枚だけ譲ってもらえます。
これまではそれなりの金額で買えるアイテムばかりでしたが、ついに『人魚』という幻の生物が登場し、もし本物であればどれだけお金を払っても買えないのではないかと思います。
もちろんAmazonに『人魚のウロコ』はありませんし、貴重な魚のウロコであれば単体で売っていたりするのかな?と思ったのですが、それも見つからなかったので、『魚鱗』で検索して1番値段の高い物を選びました。
その結果、ウロコの模様が入った30万円以上のラグマットになったのですが…、本当に30万円に見合う価値があるのかは私には分かりかねるので、購入される場合はちゃんと詳細まで確認してからお買い求めくださいね。
ともかく、本物の『人魚のウロコ』であれば30万円でも買えない逸品なので、わらしべ長者としてはここで終わりにしても問題ないようにも思えます。
見えないものまで見える『見通しレンズ』
そんな伝説のアイテム『人魚のウロコ』は直接誰かに渡すわけではありませんが、入り江の南東にある人魚像に『人魚のウロコ』をはめ込むと石像が動き、隠された洞窟に入れます。
洞窟の中にはポツンと1つだけ『見通しレンズ』が置いてあって、これがこのわらしべイベントの終着点になります。
『見通しレンズ』はリンクが身に着けて使うアイテムで、読めなかった本が読めるようになったり、見えなかった人が見えるようになったり…、特殊な効果を持つ魔法のアイテムです。
『魔法のルーペ』も当然ながらAmazonに無かったので、それなりに効果で、『何となく見通せそう』なルーペを探した結果、27,000円でそれらしいルーペが見つかりました。
こちらも27,000円の価値があるルーペなのかよく分かりませんが…、見た目は結構『見通しレンズ』っぽいのではないかと思います。
ともかく『人魚のウロコ』も『見通しレンズ』も甲乙付けがたい価値がありますが、リンクは純粋な価値よりも実用性を重視している面があるので、そういった意味ではわらしべイベントの行きつく先として大成功と言えるかもしれません。
最後の最後で飛躍的に価値が上がった
という訳で、『ゼルダの伝説 夢をみる島』のわらしべイベントは、リンクにとってどれだけ得をしているのかAmazonを頼りに調べてみましたが、最初の『ヨッシー人形』でちょっと高い物を選んでしまったので、結果的に『ヨッシー人形』を超えるアイテムがあまり出てきませんでした。
しかし、どんなものでも必要としている人はいるようで、最終的に『見通しレンズ』というマジックアイテムになったのは、よほどの運とタイミングの良さがあったようです。
また、リンクも何故かアイテムを交換する事を前提にしていて、普通の人であれば『バナナ』や『パイナップル』の時点で自分で食べてしまいますし、『ぼうきれ』にもなった日には心が折れてもおかしくありません。
そんなアイテムであっても、『次は何になるんだろう?』とリンクは考えていて、それが最終的に良い結果に繋がったのではないかと思います。
昔話のわらしべ長者のように、『藁』から『アブ』『ミカン』『反物』『馬』『屋敷』…と段々価値が上がっていったわけではありませんでしたが、むしろそういった欲がないからこそ成功に繋がったのかもしれません。
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