こんにちは、こんばんは、『みう太』と書いて『みうた』と申します!(Xアカウント)
スーパーマリオシリーズは原点の『スーパーマリオブラザーズ』が1985年に発売され、もうすぐ生誕40周年を迎えようとしています。個人的には35周年イベントすら記憶に新しく、時の流れの早さを実感しているところです。
この40年でマリオの旅した世界は数知れず、古代を思わせる文明が印象的な『サラサ・ランド』、ヨッシーを始めとした恐竜たちの棲む『恐竜ランド』、常夏のリゾート観光地『ドルピック島』などなど…、例を挙げればきりがありません。
マリオはどの冒険においても目的がありますが、時にゲームクリアを忘れてのんびりその世界を観光、なんて遊び方ができるのも、スーパーマリオという作品の懐の深さだと思います。
1度は泊まりたい…?世界各地の高級ホテル
そんな魅力にあふれたスーパーマリオの世界といえば、友好的な種族の人々が暮らす街や施設も印象的で、中にはキノコ王国の城下町に匹敵する規模の都市も少なくありません。
2017年発売の『スーパーマリオ オデッセイ』では、まさに「世界の旅」をテーマに様々な国を巡りましたが、ポリーンが市長を務める大都会『ニュードンク・シティ』の賑わいといえば、まだ記憶に新しいところです。
そんな中、今回注目したいのは「マリオの世界の宿泊施設」です。スーパーマリオシリーズの多くは基本的にアクションゲームなので、あまりホテルがピックアップされることはありませんが、それでも印象的な宿はいくつもあります。
というわけで今回は、もし本当にあるなら1度は泊まってみたい…かもしれない、「マリオの高級ホテル」について、ランキングを作って紹介してみようと思います!
5位:朝食付き高級ホテル「ロイヤルピカリーパーク」
「ロイヤルピカリーパーク」は2004年発売の『ペーパーマリオRPG』に登場するホテルで、実業家や映画スターなど多くのお金持ちが住む街、「ピカリーヒルズ」の中心地に建てられています。
一般的な宿が5コインで泊まれるのに対し、ロイヤルピカリーパークは1泊に30コインが必要で、高級ホテルと銘打っているだけあって、相場の6倍の料金設定がされていました。しかしその料金に見合うだけのおもてなしと、快適なホテルステイを売りにしていて、可愛らしい受付嬢に惹かれた常連のお客さんも見られます。
お部屋まではロビーのエレベーターが直通で、フロントで受付さえ済ませればすぐにチェックインできます。やはり最上階がオススメらしく、空きがある場合は優先的に最上階の部屋を案内してもらえるようです。
内装は赤を基調としたシングルベッド、天井から吊り下げられた大きなシャンデリア、部屋を彩る花や絵画など、シンプルながら洗練されていて、大きな窓から差し込む光が穏やかな雰囲気を演出しています。
そしてロイヤルピカリーパークに宿泊すると、一流シェフのキノピオ「ナンシー」による「キセツのオムレツ」が朝食として振る舞われます。アイテムとしての効果は決して高くありませんが、ここまで立派な料理が付いた宿は他になく、高級ホテルらしいサービスが用意されています。
欠点を挙げるとすれば、ロイヤルピカリーパークの敷地面積がそこまで広くないので、部屋も比較的コンパクトなサイズにまとまっています。また、シャワールームやルームサービスなどもないので、あくまで「豪華なビジネスホテル」といった印象です。
4位:オバケであふれる豪華ホテル『ラストリゾート』
「ラストリゾート」は、2019年に発売された『ルイージマンション3』の舞台となるホテルで、一般的な客室だけでなく、カフェやショップが立ち並ぶ「ショッピングフロア」や、映画撮影用の「スタジオフロア」など、全15階にも及ぶ様々な施設が用意されています。
内装はまさに豪華絢爛と呼ぶにふさわしく、見るからに高級な家具や調度品がいくつも並べられており、これにはキノコ王国の姫であるピーチも「きらびやかなところ」と感心するほどです。純粋なグレードだけでいえば、全マリオ作品の中でも随一かもしれません。
客室にはベッドルームとバスルームの2部屋が用意されています。おもてなしも最上級で、フカフカのソファやダブルベッドのみならず、すぐにお茶が楽しめるティーポットに、フルーツの盛り合わせまで、まさに至れり尽くせりです。
バスルームは浴槽と洗い場とトイレが備え付けられた3点ユニットバスで、十分にくつろげる広々としたつくりになっています。タオルやシャンプーなどのアメニティも充実しているので、たとえ手ぶらだったとしても、快適な宿泊が楽しめるのは間違いないでしょう。
しかしそれでもこのホテルが4位なのは、「スタッフが全員がオバケだから」の一言に尽きます。中でもオーナーのパウダネス・コナーは、キングテレサを敬愛するがあまり、オヤ・マー博士に囚われていたキングテレサを開放し、彼の望みを叶えようとマリオたちを陥れた張本人でもあります。
せっかくの豪華なホテルでしたが、ゲーム内ではプロローグが終わると様子が一変、全体的にオバケ屋敷のような雰囲気になり、とても泊まれるような状況ではなくなってしまいます。もっと平和でさえあれば、非の打ち所のないホテルなだけに、なんとも惜しいところです。
3位:宮殿をリノベしてつくられた「キノピロイヤルホテル」
「キノピロイヤルホテル」は、2020年に発売された『ペーパーマリオ オリガミキング』に登場するホテルで、ヤケスナ砂漠地方のオアシスの街、「キノピサンドリア」の奥に建てられています。
この街には多くのキノピオが暮らしていましたが、一時とある事件の影響でキノピオたちがいなくなり、その間にムーチョが住み着くようになりました。そしてムーチョはキノピサンドリア宮殿をリノベーションし、歴史的な壁画を売りにした「ムーチョロイヤルホテル」をオープンします。
マリオの活躍によってキノピオたちが街に戻ると、新たに住み着いていたムーチョたちと共存し、ムーチョロイヤルホテルも「キノピロイヤルホテル」として運営を継続しました。もとが宮殿なだけあって内装は素晴らしく、入ってすぐのエントランスにはプールまで備え付けられています。
部屋はリーズナブルな価格帯の「スタンダード」と、かつての宮殿の暮らしを思わせる「スイート」の2種類が用意されていますが、いずれも人気で満室の日が多く、なかなか予約をせずに泊まるのは難しいようです。
スタンダードの部屋は内装もシンプルで、そこまで広くないものの、ベッドはダブルで十分大きく、ムーチョが上で飛び跳ねるくらいフカフカです。部屋によってそれぞれ違った壁画が描かれているので、泊まるたびに違った楽しみがあるのも魅力かもしれません。
スイートルームは2階の突き当たりに用意されていて、まさに宮殿の王族が使っていたかのような豪華なベッドが目を惹きます。壁の壁画は歴史的にも貴重なもので、考古学者によると、古代人たちの祈りの呪文と動きを記しているのではないか、といわれており、また特別な付加価値を生み出しています。
2位:結婚式場に建てられた「メリー・マリー村のホテル」
「メリー・マリー村」とは、1996年に発売された『スーパーマリオRPG』に登場する村で、大きく豪華な結婚式場が有名です。2023年にリメイク版が発売されたため、記憶に新しい方も多いかもしれません。
村の西側にはホテルが建てられていて、「ふつうの部屋」であれば10コインというリーズナブルな価格で宿泊できます。しかし、やはり目玉となるのは3階に用意されたスイートルームで、こちらはなんと1泊200コイン、宿泊客も「ベラボウに高い」とこぼすほどの超高級プランです。
その分サービスは盛りだくさんで、まず泊まった回数によってホテルからプレゼントを受け取れます。回数を重ねると「フラワーセット」や「カエルコイン」といった貴重なアイテムまでもらえるので、それだけのコインが必要になるとしても、繰り返し泊まるメリットは十分にあります。
内装は落ち着きのある白を基調としながら、水色をアクセントにしていて、高級感と清潔感を見事に両立しています。ラストリゾートやキノピロイヤルホテルのような派手さはありませんが、洗練された間取りとデザインは、老若男女どなたでも快適に過ごせる美しさです。
部屋の右奥にはシャワールーム、左手前の壁にはガウンが用意されているので、旅の疲れをしっかりと癒すこともできます。喉が渇いたら、テーブルに置かれたベルを鳴らせば、ボーイがルームサービスでドリンクを販売してくれるのも嬉しいところです。
しかしこれだけサービスが行き届いているにも関わらず、チェックアウトの管理は少々ずさんで、1泊した後でも従業員は部屋に確認に来てくれません。そのまま料金を支払わず宿泊すると、1泊につき100コインの延長料金が請求されるので、不要な連泊はしないよう注意が必要です。
1位:カジノ併設のリゾートホテル「ホテル・デルフィーノ」
「ホテル・デルフィーノ」は2002年発売の『スーパーマリオサンシャイン』に登場したホテルで、ドルピック島西側のリゾート地、「シレナビーチ」に建てられています。シレナビーチのサンセットは非常に美しく、ドルピック島のガイドブックにも「七色に変化する夕暮れ」と紹介されているほどです。
ホテル・デルフィーノは3階建てで、多くのモンテ族がスタッフとして働いています。南国らしく、全体的にリッチかつオリエンタルな雰囲気で統一されていて、燭台の炎によるぼんやりとした灯りは、なんともゆったりとした時間を感じさせてくれます。
ホテル内部は1階がフロントやエントランス、2階と3階が客室のフロアになっています。客室には大きくフカフカなベッドと、仕切りで区切られたお風呂が用意されていて、常にほぼ満室になるほど人気のようです。
しかし部屋だけを見れば、これまで紹介したホテルよりシンプルな内装で、やや物足りなく感じるかもしれません。ホテル・デルフィーノの魅力は客室だけでなく、1階にあるフルーツの売店や、3階につくられた室内プールなど、宿泊客が自由に楽しめる設備の数々にあります。
さらに、このホテルには「カジノ・デルフィーノ」というカジノまで併設されていて、毎日多くの観光客がゲームを楽しんでいます。目玉は部屋の両サイドに置かれたジャンボスロットで、従業員によれば「両方で777を揃えた人はまだいない」そうです。
マリオが遊べるゲームは多くありませんが、話を聞くとコインを使い果たしてしまったお客さんもいるようで、中には「コインを返せ!」と怒号をあげるモンテ族まで見られます。また、スロットでテレサが揃ったとき本当にテレサが出てくるのは、さすがに少々安全面に問題があるかもしれません。
意外と地域差のあるマリオ世界のホテル
というわけで今回は、スーパーマリオシリーズに登場するホテルに焦点を当てて、「実際に泊まってみたい豪華なホテルランキング」を考えてみました。
実はこの記事を書くに当たって、いろいろなマリオ作品を調べたのですが、思ったより高級ホテルの中まで見れるタイトルが少なく…、やはり実際に宿泊できる「マリオRPG」関連のホテルがやや多くなりました。
しかし実際に比較してみると、基本的なサービスの品質の高さはもちろん、その地域の強みを活かした工夫が凝らされていることも多く、想像以上に内装や装飾にも個性が表れていたと思います。
個人的にはメリー・マリー村のホテルのような落ち着いた雰囲気が好きなのですが、エントランスでDJの音楽が鳴り響く、キノピロイヤルホテルのようにギラギラした施設も、人生で1回くらい行ってみたい…かもしれません。
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