こんにちは、こんばんは、『みう太』と書いて『みうた』と申します!(Xアカウント)
2017年の発売からもうすぐ8周年を迎えようとしているNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)ですが、2025年にはその後継機の発表も予定されていて、今から楽しみな方も多いのではないかと思います。
具体的にどのような見た目をしているのか、いつ頃発売されるのか、などの詳細はベールに包まれていますが、ニンテンドースイッチ向けのゲームが引き続き遊べることは公表されていて、後継機らしく互換性があるのはありがたいところです。
そして新規ハードとなれば、もちろんそのために新作タイトルも開発も進んでいるはずで、新しい『スーパーマリオ』や『ゼルダの伝説』がどのようなものになるのか、私も発表を待ち遠しく思っています。
今なお根強い人気の『スーパーマリオサンシャイン』
そんな幅広い世代に愛される『スーパーマリオ』シリーズは、いずれの作品も評価が高く、今もなお過去作のリメイクや続編を望む声は少なくありません。
中でも2002年にゲームキューブで発売された『スーパーマリオサンシャイン』は、未だ多くのユーザーから愛されていて、任天堂が日光浴しているマリオの画像をアップするだけで「マリオサンシャイン続編の複線か?」なんてコメントが飛び交うほどです。
もちろん任天堂にそのような意図はなく、むしろ盛り上がり方としては少々過剰な気もしますが、いつか新しいハードに向けて『スーパーマリオサンシャイン2』が本当に開発されていたら…、と期待してしまう気持ちも確かに分かります。
今のところまったく根も葉もない話ではありますが、ではそんな『スーパーマリオサンシャイン』にもし続編があるとしたら、こんな要素が追加されるのではないか?を今回は好き勝手に書いてみようと思います!
意外と深く関わってきそうな『オヤ・マー・サイエンス社』
まず『スーパーマリオサンシャイン』の物語についておさらいすると、本作のマリオとピーチ姫はバカンスのためドルピック島を訪れましたが、島のいたるところには不思議な絵の具によるラクガキが撒き散らされていて、マリオはこの事件の犯人として逮捕されてしまいます。
もちろん真犯人はマリオではなく、クッパの息子のクッパJr.がニセマリオに変装し、『マジックブラシ』という道具を用いてドロドロを生み出した結果でした。マリオはエアポートで出会ったポンプと協力し、ラクガキを消しながら各地に散らばったシャインを集め、再び島に光を取り戻すのが目的になります。
ここで注目したいのがクッパJr.の使っていたマジックブラシで、これは『ルイージマンション』の『オバキューム』でも知られるオヤ・マーサイエンス社が開発したものであり、クッパJr.が言うには「白い服着たヘンなおじさんからもらった」そうです。
オヤ・マー・サイエンス社の白衣のおじさんとなれば、恐らくオヤ・マー博士本人から受け取ったものと考えられるのですが、博士がどのような経緯でクッパJr.にマジックブラシを渡したのかは不明で、実はドルピック島からシャインがなくなった間接的な原因ともいえます。
また、そんなドロドロに立ち向かうためマリオのパートナーとして活躍した『ポンプ』も、オヤ・マー・サイエンス社の製品であり、状況を俯瞰して見れば「博士の発明品同士の戦い」でもあります。
さらにスーパーマリオサンシャインのエンディングでは、なぜか地面に刺さったマジックブラシをモンテマンが見つめる1枚絵が用意されていて、これはいったい何を示唆しているのか、20年以上経った今でも真相は分からないままです。
オヤ・マー博士がマジックブラシをクッパJr.に渡した意図、モンテマンとマジックブラシの関係、なぜかエアポートに放置されていたポンプなど、意外と回収されていない謎は多く、続編でもオヤ・マー・サイエンス社が何か関係してくる可能性は十分にあり得そうです。
舞台は同じでも、スケールはより大きくなるのかも?
そもそもスーパーマリオサンシャインに続編を作るとしたら、舞台はどこになるのか?という疑問がありますが、個人的には前作から少し時間が経ったドルピック島を、もう一度隅々まで冒険できたら嬉しいと思います。
スーパーマリオサンシャインは中心地のドルピックタウンから地続きに移動するのではなく、各地に用意されたドカンや不思議なラクガキを通って様々な場所へワープするので、新しいステージやマップの追加も不可能ではなさそうです。
直接的にドルピックタウンから向かうだけでなく、『ビアンコヒルズ』や『リコハーバー』といった既存のエリアを一回り拡張して、そこからさらに行ける新しいエリア…なんてのも探索し甲斐があるかもしれません。
次にマリオのアクションと目的についてですが、スーパーマリオサンシャインといえばやはり『ポンプ』が印象的なゲームなので、ドルピック島各地に溢れたドロドロの汚れを落としていくコンセプトは変えずに、ノズルやアクションの幅を増やす方向になるのではないかと思います。
しかし、そもそもこの事件のきっかけはクッパが息子のクッパJr.に「ピーチ姫はお前の母親で、悪人のマリオにさらわれた」と吹き込んだからであり、クッパJr.からすれば「ママを取り戻すための奪還作戦」でもありました。
ピーチ姫が本当のママでないことを知っている今となっては、クッパ軍団もマリオと戦うため何か違う理由が必要になりますが、エンディングでクッパJr.が「大きくなったらまたマリオと戦いたい」と言っていた通りに、クッパJr.のリベンジをテーマにしても面白そうです。
思い返せば、スーパーマリオサンシャインのクッパJr.はニセマリオとしての登場が大半で、直接1対1で向き合う機会もなかったので、今度こそ正面から「ポンプ vs マジックブラシ」の対決ができたら、そのシチュエーションはなかなか熱いのではないかと思います。
個人的に妄想しているテーマが「リゾート地の都市開発や工業化による汚染」で、それこそクッパが自分の楽園を築くため住民を欺いて工場を建て、そこから発生するドロドロが新しいモンスターを生み出している…なんて展開は、話としてちょっとあり得そうな気もします。
ドルピック島の多くの住民は自然を愛し、おおらかでゆったりした性格をしていますが、一方で思い込みの激しい節も見られ、特にモンテ族は冤罪だったマリオを有罪と断言したり、カジノでコインを返せと怒鳴っていたり、クッパの流す嘘の情報もあっさり信じてしまいそうな気配を感じます。
20年以上経った今なら、難易度の高さもユーザーに許容される…?
そんな3Dマリオの中でも高い知名度を誇る『スーパーマリオサンシャイン』ですが、評価は意外と賛否両論で、2007年に発売された後継作『スーパーマリオギャラクシー』と比較されることも少なくありません。
それはゲームスタイルの違いが影響していて、スーパーマリオサンシャインはドルピックタウンを駆け回り、自分で好きなエリアを選んで攻略する自由度の高さがひとつの魅力でした。街には隠された仕掛けやアイテムもあり、ポンプアクションに慣れれば慣れるほど遊びの幅が広がる作りになっています。
一方で、当時は3Dのゲームを『スーパーマリオ64』くらいしか遊んだことのないユーザーも多く、ポンプを切り替える複雑なアクションや、入り組んだ地形のカメラ操作は初心者にハードルが高く、クリアするだけでも『シリーズ屈指の難易度』といわれるほどです。
対して『スーパーマリオギャラクシー』では、そういった遊びにくい要素に向き合い、2つのボタンで完結するシンプルな操作性、3D酔いしないよう配慮されたカメラワーク、一本道で迷うことのないステージ構成と、とにかく「誰でも遊べる3Dマリオ」として高い評価を得ています。
スーパーマリオサンシャイン以降、箱庭マリオのような3D探索型のゲームは「ゼルダシリーズに任せる」とされ、2017年に『スーパーマリオ オデッセイ』が発売されるまで、なんと15年もの歳月を必要としました。
しかしスーパーマリオ オデッセイは、そんな「難しい」と評価されていた3Dの箱庭マリオにも関わらず、全世界で2,850万本の売り上げ、3Dマリオとしては過去最高の初動を記録するなど、多くのユーザーに受け入れられる作品に仕上がっています。
これはスーパーマリオ オデッセイがただ遊びやすいだけでなく、3Dゲームの存在が以前より身近になったことで、かつてほど「難しそう」という忌避感を抱かれなくなった影響も大いに考えられます。
確かにスーパーマリオサンシャインには「エリア各地に隠された青コイン」、「制限時間付きのミッション」、「落下ミスを誘発するアスレチック」などなど…、難しい要素が散りばめられていましたが、ポンプによるアクション自体は、3Dマリオを初めて遊ぶ人でも意外とすんなり楽しめる時代、なのかもしれません。
オリジナル版の不親切さをそのまま引き継いでは、さすがに賛否の分かれる内容になってしまいますが、より便利なポンプのノズルを登場させたり、ヨッシーにできることを増やしたり、遊びやすさを補強するための拡張性は十分残されているのではないかと思います。
オデッセイを経た、今だからこそ進化を見たい
というわけで今回は『スーパーマリオサンシャイン』の続編について、もし出るのならこうなるのでは?という予想を好き勝手に書き連ねてみました。
そもそも続編を作るには「箱庭マリオへの敷居の高さ」という課題がありましたが、あれから20年以上の月日が経った今となっては、ユーザー側の3Dゲームに対する理解度も高く、箱庭マリオでも万人に受け入れられることを『スーパーマリオ オデッセイ』が証明しています。
任天堂の開発する『スーパーマリオ』は、常に新しい遊びや驚きを模索して作られているので、ただ「過去作のパワーアップ」というだけでは、続編を作るキッカケにはならないかもしれません。
しかしスーパーマリオサンシャインという素晴らしい土台の上で、もし任天堂に当時やり残したことがあるとしたら、新たな遊びを実現する一案として、再びこのタイトルに注目が集まる可能性もあるのではないかと思います。
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