こんにちは、こんばんは、『みう太』と書いて『みうた』と申します!(Xアカウント)
2026年も気が付けば7月となり、少しずつ夏が近づいてきましたが、「夏を感じさせるスーパーマリオ」といえば、2002年に発売された『スーパーマリオサンシャイン』に他なりません。
本作は南国のリゾート地「ドルピック島」を舞台に、各地に散らばった「シャイン」を集めながら、オヤ・マーサイエンス社の製品「ポンプ」をパートナーに、島中に広がったドロドロを綺麗にしていくというのが大筋のストーリーです。
ちなみに、Nintendo Switch Onlineで提供されているサービス「Nintendo Classic」でも、『スーパーマリオサンシャイン』は今後配信予定とされており、もしかしたらこの夏に追加されるのでは……?と期待している方も多いのではないかと思います。
おおらかだけど単純な性格の『モンテ族』
そんな『スーパーマリオサンシャイン』のドルピック島には、おおらかで力持ちな山の民「モンテ族」と、穏やかで心優しい海の民「マーレ族」が暮らしていて、ゲーム内のあらゆる場面で彼らの姿を見かけることができます。
基本的にはみんな善人……なのですが、モンテ族は思い込みが激しかったり、噂話や嘘の情報を簡単に信じ込んでしまったり、物事をあまり深く考えない性格で、ときにマリオに対して辛辣な言葉を投げかけてくることもありました。

本作はクッパJr.がニセマリオに扮して悪事を働いていたため、マリオに罪が着せられていた背景はあるのですが、それを差し引いてもモンテ族のマリオへの当たりはかなり強く、また島全体が危機に陥っているにも関わらず、その解決をマリオに丸投げしているような態度も目立ちます。
というわけで今回は、『スーパーマリオサンシャイン』におけるモンテ族の「良くないところ」や「辛辣な態度」について、簡単にまとめてみようと思います!
ピーチ姫の異議も聞かず、マリオを有罪にした「モンテ族の裁判」

モンテ族に対してまず最初に不信感を抱いたシーンといえば、ゲーム序盤、エアポートでポンプと出会った直後、島を汚した犯人として逮捕されたシーンではないかと思います。マリオはピーチ姫たちとバカンスでこの島を訪れたばかりで、もちろん身に覚えはなく、マリオからすればあまりに突然の出来事でした。
この事件の真犯人は、「マジックブラシ」の力でニセマリオに変身していたクッパJr.だったのですが、目撃者の証言を基に作られた似顔絵はマリオそっくりに描かれていて、その結果、マリオは容疑者として連行されることになってしまいます。
このラクガキによる被害は島全体に及んでいて、島民の生活にも深刻な影響を与えていました。さらに「太陽の門」に集まっていたシャインも逃げ出してしまい、島の中心地であるドルピックタウンは光の届かない、薄暗い街へと変貌してしまいます。

容疑者として裁判にかけられたマリオに、ピーチ姫は異議を申し立てようと挙手しますが、なんとモンテ族の裁判長はその発言すら許さず却下し、マリオは有罪であると結論付けました。バカンスで訪れていたとはいえ、キノコ王国の王女の意見をまったく聞きもしないというのは、なかなか強引な判断だったように思えます。
そしてドルピック島を汚した罰として、マリオは島のラクガキを綺麗にするよう命じられ、島から出ることも禁止されてしまいました。島の住民からすれば、一刻も早く解消したい問題なのは間違いないのですが、細かいことを気にしないモンテ族の性格が、このような雑な判決につながってしまったのかもしれません。
そもそもニセマリオはシルエットこそマリオそっくりなものの、全身真っ青なビジュアルで、見分けがつかなかったのか?と不思議に思う部分でもあります。

ただ、ピーチ姫やキノピオもニセマリオを「マリオそっくり」と認識していたので、メタ的に言うと、「プレイヤーには偽物と判断させるために色が消えて見えている」だけで、ゲーム内のキャラクターたちには、色味もマリオと同じように見えていた可能性もなくはありません。
しかしゲームを進めると、ドルピックタウンでマリオとニセマリオが直接対峙するシーンもたびたびあるのですが、それでも不思議とモンテ族たちからの疑いはなかなか晴れず、ゲーム終盤になっても明確な謝罪のような言葉は見られませんでした。
すべてを解決し、エンディングを迎えると、ドルピック島で改めてバカンスを楽しむマリオたちの様子がスタッフロールで流されます。しかし、モンテ族のおおらかな性格を考えると、「島が綺麗になったなら良いや」と、なんとなくマリオの冤罪もうやむやにしている可能性は高いような気がします。
事件の当事者として、怒るモンテと他人事なモンテ

ニセマリオに濡れ衣を着せられたことで、ドルピック島のモンテ族の多くはマリオが犯人と信じて疑っておらず、ゲームの序盤では特に、マリオを犯罪者として堂々と扱うモンテも少なくありません。
例えばドルピックタウンのモンテ族たちは、マリオを「ヒゲのラクガキ男」と呼び、「ラクガキを消したからって罪が消えるわけじゃないんだからな!」「こうなったのもお前のラクガキのせいだからな!」など、一方的に不満をぶつけるようなセリフがいくつも見られました。

もちろんラクガキを消したり、ドロドロから救出することで感謝してくれるモンテ族もいるのですが、ビアンコヒルズのとあるモンテは、「他のみんなは騙せても、あたしゃちゃーんとお見通しなんだからね!」と言っていて、一度マリオをラクガキ犯と思い込むと、なかなかその思考からは離れられないようです。
島民の目線で考えれば、現実問題として被害がある以上、そのような意見が出てくることは仕方ない……とも言えますが、マーレ族と比べてモンテ族の言葉はとりわけ辛辣なものが多く、噂を信じやすい性格がよく表れています。
一方で、「太陽の像」を沈めるほどの巨大なドロドロが現れたときには、「こいつはスゴイや!」「テレビカメラどこどこ?」と騒ぎ立てるだけでなく、「もう消しちゃうの?残念だな~」と楽観的なセリフをさらりと言ってのけるなど、事件の当事者であるにも関わらず、なぜか他人事な考え方のモンテ族も少なくありませんでした。

ビアンコヒルズがボスパックンに荒らされてしまった時も、「今のオレたちには、あんたしか頼れる人がいないんだよ」と言いつつ、「ものすごく頼りなさげで心配なんだけどさ…、あんた大丈夫?」と付け加えたり、他力本願でありながら期待はしていない、正直すぎるセリフが印象的です。
ピーチ姫を何度も救い、キノコ王国ではすっかりヒーローとして慕われているマリオですが、ドルピック島ではそのような扱いをされることもなく、モンテ族の厳しい言葉に面食らったプレイヤーも多かったのではないかと思います。
勝負事には悪い意味で本気?のめり込みやすい性格

モンテ族は陽気で細かいことを気にしない性格な一方、何かひとつのことに熱くなりやすい一面もあって、特に勝負ごとにおいては負けず嫌いな者も少なくありませんでした。
例えばシレナビーチのシナリオ「カジノ・デルフィーノの ヒミツ」では、ホテルに併設されたカジノへ案内され、マリオも巨大なスロットを楽しむことができます。
しかし客として訪れているモンテ族は、スロットに負けたことへの怒りが収まらず、「全然揃わねぇぞ!責任者出てこい!俺のコイン返せ!」と大きな声で文句を言っていて、その様子を見るに、ギャンブルにかなりのコインをつぎ込んでしまったようです。

もちろんすべてのモンテ族がこうではなく、慎重に台を見極めているモンテや、巨大なルーレットの開始を待っているモンテ族もいましたが、近くの台に座っているマーレ族が「絶対勝つぞ!ってアツくなった時点で負けなのよね」と冷静につぶやいていて、この一言に両種族の根本的な性格の違いが見え隠れしているように思えます。
勝負ごとに関しては他にも、マンマビーチのシナリオ「スイカまつり おばけスイカコンテスト!」では、もっとも大きなスイカを海の家まで運んだ者にシャインが贈呈されるですが、参加者の男性モンテは勝つために他のモンテへコインを押し付け、無理やり自分より大きいスイカと取り換えっこをしていました。

取り換えた本人は「ワシのがいちばんでかいじゃろ?優勝はこのワシに決まりじゃな!」と上機嫌で、悪びれる様子はまったくなく、コインの力で勝ちをもぎ取ろうとするあたり、なかなか自己中心的な考えをしていたようです。
ただ、よく見ると隣に立っているマーレ族のスイカの方がもう一回り大きく、そのマーレ族も「ボクのスイカがいちばん大きいと思う」と控えめに話していました。勝利を確信して周りが見えなくなっていたのか、このモンテ族は隣のスイカの大きさにすら、気が回っていなかったのかもしれません。
ゲームを通して見ると、勝負ごとに関するモンテ族の反応は両極端な印象で、まったく興味を示さず無関心なモンテ族もいれば、熱くなると手段を選ばずに勝ちにこだわるモンテ族もいたり、おおらかな性格と負けず嫌いな一面が、人によってどちらかに振り切れているようです。
ペットより自分の気持ちを優先してしまう、モンテ村の飼い主

ドルピック島北部の山岳地帯には、大きな木の上につくられた「モンテのむら」があり、数多くのモンテ族が暮らしています。ドルピックタウンなど他の地域と比べても緑が豊かな土地で、どこか平穏な田舎といった印象が強く、モンテ族が「山の民」と呼ばれているのも頷けます。
プレイヤーがこの村を訪れて最初に挑むシナリオが「なんとかして! 3びきのキャンキャン」というもので、タイトルの通り、熱を出して村をうろつく3匹のキャンキャンを鎮めることになります。キャンキャンはワンワンの子どもで、体は小さいものの、全身が鉄でできていたり、鋭い牙を備えていたりと、十分恐ろしい個性を持っていました。
キャンキャンは触れると火傷するほど熱いドロドロを振りまきながら移動していて、マリオを見つけると相当な勢いで突進してきます。3匹のキャンキャンに水をかけて体を冷まし、村の泉へと誘導しなければならないのですが、地面に広がる熱いドロドロと相まって、クリアにかなり苦労した方も多いのではないかと思います。

このキャンキャンたちは、村に住む「ザマス」口調の女性モンテのペットだったのですが、飼い主は言うことを聞かないキャンキャンたちに怒っていて、周囲への迷惑を気にするどころか、話しかけると突然マリオを投げ飛ばしてしまう、感情の起伏がかなり激しい人だったようです。
飼い主は「いつもならしっぽを引っ張ってパチンとお仕置きする」と話していて、かなり厳しいしつけをしていたことがうかがえます。しかしそれでも、暴走するキャンキャンを見たポンプは「しつけがなってないデスね…」「ペットには愛情を持って接しましょう…」と、珍しく少しトゲのあるセリフを残しました。
その後のシナリオ「ワンワンを おフロに つれていけ!」では、今度は親のワンワンが暴れ出してしまい、村長からマリオに助けを求めてきます。

しかし飼い主はまたしても「私の言うことを聞かないなんて、怒りたいのはこっちの方ザマス!」と怒り心頭で、ワンワンをどうにかするより先に、「気分を鎮めるために、モンテ温泉にでも行こうかしら」と、自分のリフレッシュを優先しようとするその様子は、なんとも自己中心的な印象です。
『スーパーマリオサンシャイン』の中でも、この飼い主のモンテはとりわけ自分勝手な言動が目立ちますが、周りのモンテたちもどこか他人事のように眺めている場面が多く、「おおらかな性格」が悪い方向に働いていたように思います。
その分、責任感のある村長が割を食っていたようで、「あの人にはいつも手を焼かされる…」というセリフを聞く限り、日頃からこのような騒動も珍しくなかったのかもしれません。
マリオ任せが当然になっていた「ホテル・デルフィーノ」のオーナー

ドルピック島の西部に位置するシレナビーチは、「ホテル・デルフィーノ」という高級ホテルが有名なリゾート地ですが、マリオが初めて訪れた際はすでに巨大な不思議生物「マンタ」の襲撃を受けた後で、肝心のホテルもドロドロの下に沈んでいました。
ホテルオーナーのモンテに話しかけると、マリオに気付くや否や「役に立ちそうな人が!」と、まさに他力本願な言葉を思わず口にした後、「いや、なんでもないです、気にしないでください」と取り繕い、本心を悟られないように言葉を濁しました。
この時点ですでに失礼な雰囲気が見え隠れしていますが……、自分の失言をしっかり自覚しているタイプで、感情がストレートに出やすいモンテ族にしては珍しく、したたかな一面を持っているようです。

その後も、ホテルで問題が起こるたびに「あなたは特別です」などと言ってマリオを中へ引き込み、面倒事を押し付けようとする様子が続きます。
カジノの地下から不気味な音が聞こえてきたときには「どうかひとつ騙されて…、いや騙されたと思って、よろしくお願いします~」と頼み込んでいて、言えば断らないだろう、という本音が透けて見えるようなセリフでした。
また「シレナビーチで おおそうじ!」のシナリオでは、シレナビーチ全体が再びドロドロに覆われてしまったとき、もはや説明すらなく「ということで、よろしくお願いしますねマリオさん」と当たり前のように言い放ち、しかもなぜか3分という制限時間まで設けられてしまいます。

他のモンテ族のように声を荒らげたり、感情的に辛辣な言葉をぶつけてくることはない代わりに、あらゆる問題をマリオへ押し付けてくるその様子は、モンテ族の中でもとりわけ気の置けない人物……かもしれません。
プレイヤーからすればあまり良い印象に思えないオーナーですが、シャインを120枚集めて真エンドを迎えた場合、ここのホテルのカジノを背景に撮られた集合写真がエンディングに登場します。場所を提供しているという特別な役回りだからか、オーナーは後列の中央というなかなか良いポジションに収まっていて、最後まで妙な存在感を発揮したモンテ族でした。
「おおらかな性格」が悪い方向に働いていた?
というわけで今回は、『スーパーマリオサンシャイン』に登場するモンテ族の「ちょっと気になるセリフや態度」について簡単にまとめてみました。
基本的にはおおらかで陽気なモンテ族ですが、深く物事を考えない性格もあって、ラクガキ事件の犯人と疑いをかけられたマリオに対して、容赦ない言葉を浴びせるシーンは覚えている方も多いのではないかと思います。
他にも、話しかけるとなぜか突然マリオを放り投げるモンテや、島の光を取り戻すために必要なシャインを隠し持っているモンテなどもいて、多少迷惑をかけるような行動でも「まぁ気にするなよ!」のひと言で済まされてしまうケースがたびたびありました。

ゲーム序盤の裁判で、有無を言わさず有罪判決を下したことはあまりに短絡的でしたが、とはいえ島を汚された当事者からすれば、怒りの矛先がマリオへ向いてしまうのも、理解できないわけではありません。モンテ族の言動はときに辛辣ですが、悪意があるというより、感情に正直に動いているからこその言葉のようです。
逆に気に入ったものにはとことんのめり込む性格でもあるので、クッパを倒して誤解が解け、エンディングを迎えた後のドルピック島では、マリオへの扱いも大きく変わっているのかもしれません。
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