こんにちは、こんばんは、『みう太』と書いて『みうた』と申します!(Xアカウント)
2024年6月も中頃を過ぎようとしている今日この頃ですが、任天堂の公式Xによると今月中に『Nintendo Direct』の配信を予定しているようで、今か今かと待っている方も多いのではないかと思います。
Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)後継機の開発が明かされている中、2024年後半にどのようなタイトルが発売され、年末年始を楽しめるのか、今から気になる今日この頃です。
マリオを代表するキャラクターのモチーフ
どのようなタイトルが発表されるかは配信当日までのお楽しみですが、やはり期待したいのは『スーパーマリオ』や『ゼルダの伝説』などの新作で、本編ではなくともスピンオフや外伝作品の発表の可能性は十分あるのではないかと思います。
近頃は『ペーパーマリオRPG』や『ルイージマンション2 HD』などのリメイク、リマスター作品が多く出ていますが、過去の名作を遊べる機会が増えるのも個人的には嬉しいところです。
そんなスーパーマリオシリーズを代表する敵キャラクターといえば『クリボー』で、彼はもともと『キノコ王国を裏切ったキノコ族』として1985年の『スーパーマリオブラザーズ』に初登場しました。
その見た目と名前から『栗』だと思われがちですが、開発の宮本茂さんによればクリボーは『シイタケ』とのことなので、では今回は『クリボーは本当にシイタケと似ているのか?』を調べてみようと思います!
形はシイタケに近いといえば近いが…?
まずシイタケと比べるにあたってクリボーの形を見てみると、山のように広がった茶色い頭に白っぽい軸が付いていて、確かにその特徴はシイタケと似ているように思えます。
しかしいざ実物と比較してみると、クリボーの頭部はかなり三角形に近いのに対し、大きく成長したシイタケのカサはもっと横に平たく、クリボーがシイタケそのままの形か…といわれれば少々疑問です。
調べてみるとシイタケのカサが丸く平たいのは、雨水や霧を集めて水分を保持したり、下向きに落ちる胞子を散布させやすくしたり、生育と繁殖をより効率的に行うための合理的な理由があるようです。
クリボーがどのような生態をしているのかは定かではありませんが、シイタケに比べてこれだけ縦に長いのを考えると、水分の保持や胞子の散布はそれほど必要ではなく、恐らくモチーフのシイタケとは違う育ち方をしているのではないかと思います。
また、実際2000年に発売された『マリオストーリー』のクリオは、地下道にて『ジメジメしてて嫌なところ』とマリオにコメントしており、キノコであるにも関わらず湿っぽい場所は好きではないような発言がありました。
とはいえデザインの面から考えれば、顔のパーツを描くにはある程度のスペースが必要なので、シイタケのような平たい頭ではなく、面積のある三角形の頭の方が適していたようです。
また、どうやらシイタケは成長に伴ってカサが横に広くなるので、逆にいえばまだ小さな個体はカサに丸みがあり、こちらの方がクリボーのシルエットに近いように思えます。
近年の3Dで描かれたクリボーは、マリオと比べると思いのほか大きく感じますが、実はそれでもシイタケを基準に考えればまだまだ成長途中…だったのかもしれません。
いずれ未来のマリオシリーズでは、カサがさらに平らに広がって、足場になるような巨大なクリボー…なんてのも出てきたら面白そうです。
頭の裏側はシイタケと違って茶色一色
シイタケをひっくり返しカサの裏側を見れば、白くヒダになっているのはご存じの通りですが、クリボーの頭部はどこを見ても全体的に茶色く、白いのは頭と足をつなぐ、いわば軸の部分だけです。
シイタケの裏側にヒダがあるのは、胞子を生成するための表面積を広げ、さらに胞子を散布しやすくするためであって、繁殖のために欠かせない構造になっています。
クリボーがどのように繁殖しているかはゲーム内で語られていませんが、シイタケと違ってこのように胞子を生み出す部分がないとすれば、やはり胞子によってクリボーがにょきにょき生えてくる…ということはなさそうです。
思えば、ゲームの世界においてキノコをモチーフにしたキャラクターは珍しくなく、例えばポケモンの『モロバレル』やピクミンの『ボケナメコ』など、やはりキノコらしく胞子を活かした戦い方をするのがスタンダードになっています。
対してクリボーは40年近い歴史の中でも『体当たり』や『ずつき』など、物理的な攻撃手段しか持っておらず、キノコらしさを活かした攻撃や行動は見られませんでした。
クリボーが初登場時から『栗』と間違われることが多かったのは、その見た目や色合い、名前だけでなく、『キノコらしい個性』がなかったことも原因だったのかもしれません。
恐らく『シイタケっぽい』別の種族なのかも
というわけで今回は『クリボーとシイタケの違い』を簡単に調べてみましたが、パッと見の特徴は確かにシイタケっぽいものの、実際のところはキノコとかけ離れているようでもありました。
あくまで『スーパーマリオ』シリーズに登場するザコ敵の1種なので、細かな生態まで語られることは未だになく、クリボーの子供がどのように生まれるのかは気になるところです。
恐らく胞子を攻撃に使うことは今後もないと思うのですが、そういえば『スーパーマリオブラザーズ3』のパタクリボーは、空中を漂いながら『マメクリボー』をばら撒いていたので、これは唯一クリボーの中でもキノコらしい特性だったかもしれません。
そもそもよく考えれば、あくまでクリボーはモチーフがシイタケなだけであって、マリオの世界にシイタケが存在するのかすら定かでないため、特徴が異なるのも当然といえば当然…ともいえそうです。
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