ゼルダにカービィ…、任天堂の『宝さがし』が印象的なゲーム6作品まとめてみた

任天堂のゲーム
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2022年はNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)も様々なタイトルが予定されていて、『ゼノブレイド3』や『スプラトゥーン3』などを楽しみにしている方も多いかと思います。

もともと発売予定だった『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編は2023年に変更されてしまいましたが、それでもその期待感はまったく薄れていなくて、私も続報を今から待ち遠しく思っている今日この頃です。

隠された『お宝』を見つけ出す面白さ

そんな任天堂から発売されているアクションゲームやRPGはエンディングを目指すだけでなく、世界を駆けまわって隠された珍しいアイテムを集めたり、お宝を見つけ出すのも1つの楽しみ方になっています。

『スーパーマリオ』のコインや『ドンキーコング』のバナナなどが分かりやすいところですが、ボーナスステージへ通じる隠しブロックや、少し危険な場所に配置された『DKコイン』などを探すのもやり込み要素として面白い要素です。

これらはクリアに必須…というわけではなく、あくまでコンプリートを目指す収集要素ではありますが、『ゼルダの伝説』や『メトロイド』では探し出したアイテムが先の道を切り開くことも多く、探索の面白さにより一層厚みを持たせているのではないかと思います。

ときには異様に難しいところにアイテムが隠されていたり、ヒントが少なくて見つけ出すのが難しかったり…なんてこともありますが、今回はそんな『宝さがし』が印象的な任天堂のゲームをいくつかまとめてみます!

古の洞窟マジルテを探索する『星のカービィ スーパーデラックス』

1996年にスーパーファミコンで発売された『星のカービィ スーパーデラックス』は、『はるかぜとともに』や『白き翼ダイナブレイド』など複数の短編シナリオがオムニバス形式で収録されていました。

その中の1つである『洞窟大作戦』はスーパーデラックスを中でもかなりのやりごたえを持っていて、出口に向かいながら広大なマップに隠された60個のお宝を探すのが目標になっています。

お宝は道なりに進めば行けば簡単に手に入るものから、カッターでリフトの紐を切ったり、導火線に火を点けて大砲で飛んだり…、特定のコピー能力を使わなければ取れないもの、危険なトラップを乗り越えなければ取れないものなど多岐にわたっていて、コンプリートするには隅々までの探索が必要となります。

洞窟大作戦の舞台である古の洞窟『マジルテ』は大まかに4つのエリアに分かれていて、それぞれのエリアにはボスが配置されていますが、すべてのマップを探索しなくてもクリアはできるので、一部のボスは戦わずにゴールを目指すことも可能です。

スーパーデラックスの中では比較的高めの難易度ではありますが、アクションに不慣れな人でも楽しめることをコンセプトとした本作においては、初心者はひとまずゴールを目指して、上級者はお宝のコンプリートを目標にする…という幅の広い遊び方ができます。

60個あるお宝の種類は、リメイクされたDS版『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』とで一部違いますが、『こばん』や『ツタンカーム』など分かりやすいものから『かめこうら』『トライフォース』など…、任天堂ファンであればどこかで見たことのあるものまであって、宝箱から何が出てくるかというワクワク感もありました。

任天堂のゲーム間におけるコラボは当時でも稀にありましたが、その経緯は『ゼルダの伝説 夢をみる島』にカービィをモチーフにした敵キャラクターが登場していて、お返しにスーパーデラックスに任天堂関連のお宝を提案してみたところ許可がもらえた…というお話が残っています。

お宝をすべて手に入れてクリアすると9999990ゴールドになるのですが、あえて1つも手に入れずにゴールすると『おたからは1つもみつからなかった』と逆に珍しいエンディングが見られるので、そちらを狙ってプレイしてみた…という方も意外と多いかもしれません。

島に隠された海賊のお宝を探す『ワリオランド』

1992年に発売された『スーパーマリオランド2 6つの金貨』で初登場したマリオのライバル『ワリオ』ですが、1994年の続編『スーパーマリオランド3 ワリオランド』では主人公に大抜擢、その後も『ワリオランド』シリーズとして発展していきました。

マリオランド2にてマリオの城を奪い取ることに失敗したワリオですが、どうしても自分の城を持つことを諦めきれなかったため、海賊が盗んだ黄金像を横取りして自分の城を建築しようと目論みます。

本作の舞台は海賊の根城である『キッチン島』で、全7エリアの40コースに分かれており、コースの至る所には海賊が隠したとされるお宝が眠っています。

本作のストーリーはクッパを始めとしたカメ一族とは一切関係なく、敵対するのもキャプテン・シロップ率いる『シロップ海賊団』なので、クリボーやノコノコなどは登場せず『クリクリ』『トゲブロス』など海賊団に属した一風変わったキャラクターが多く登場します。

頭領であるキャプテン・シロップは物語の終盤でワリオに追いつめられ、魔法のランプをこすってランプの精『デンプー』を呼び出しますが、最終的にはデンプーとも和解し、多額のお金を渡すことでどんな願いでも叶えてもらいます。

隠されたお宝はコンプリートせずともクリア可能ですが、集めたお宝の数とコインの枚数によってエンディング時に建築できるワリオ城の見た目が変わり、最高ランクに到達すれば城…どころか宇宙の星を丸ごと手に入れることができます。

本来の目的であった黄金像は…といえば、マリオも黄金像を取り戻すために別行動をしていたらしく、最後の最後にヘリコプターで黄金像を吊り下げてどこかへ持って行ってしまいましたが、それでもワリオにとっては自分の城が手に入る十分な成果があったようです。

近年でワリオは『ワリオカンパニー』なる自分の会社を設立し、『メイド イン ワリオ』が主になってワリオランドシリーズはしばらく展開していませんが…、『メイド イン ワリオ ゴージャス』においてシロップもゲーム作りを頼まれた過去があるらしく、また思わぬところでシロップが出てくることはあるのかもしれません。

お屋敷に財宝が隠された『ルイージマンション』

2001年にゲームキューブ本体と同時に発売された『ルイージマンション』では、ルイージがついに初めて主人公を務めたことと、これまでのマリオ作品とは違った新しいアクションが大きな話題を集めました。

本作のストーリーは、ある日突然ルイージたちのもとに『大きなお屋敷をプレゼント』という通知が届き、同封された地図を頼りに屋敷まで向かったものの、そこにあったのは不気味なお化け屋敷で、先に屋敷に入って行方不明となっていたマリオを探すためルイージは奔走します。

テレサをはじめとするオバケたちは普通の攻撃では倒せませんが、オヤ・マー博士からもらった『オバキューム』という掃除機のような機械を頼りに、オバケを吸い込んで倒しながら屋敷を探索しなければなりません。

このお化け屋敷は地上4階建てで地下もあり、急にシャンデリアが落ちてきたり、偽物の扉がルイージを突き飛ばしてきたりとホラー要素が満載ですが、お屋敷には数々のお宝が隠されていて、戸棚やクローゼット、花瓶などいたるところをオバキュームで吸い込めばお金や綺麗な宝石などがいくつも見つかります。

エンディングはワリオランドと同じように集めたお金の総額によって変化して、金額によっては本当に立派なお屋敷が建つ一方で、まったくお金を集めずにクリアすると屋敷どころかテントしか建てられず『ルイージマンションは夢と消える』というある意味貴重なメッセージが表示されます。

最高ランクを目指すには屋敷の隅々までお宝を探すだけでなく、特定のエリアに隠れたオバケを倒すことで大量の貴金属を落としたりもするので、できるだけ取りこぼすことなく探索したいところです。

本作はオバケやルイージがコミカルな動きで表現されているのでそこまで怖くはありませんが、背後にいきなり敵が出てきたり、何の変哲もない家具が突然動き始めたり…、ちょうど良いバランスでホラー要素も盛り込まれています

ゲームキューブ版は今となっては遊ぶ手段が限られていますが、2018年に3DS向けのリメイク版が発売されていますので、そちらの方が手に取りやすいかもしれません。

ちなみにこの作品以降ルイージは怖がりで臆病というイメージが根付いていますが、元々は無鉄砲で先走る性格…なんて設定もあったそうです。

宝の地図を頼りにかけらを探す『ゼルダの伝説 風のタクト』

2002年にゲームキューブで発売された『ゼルダの伝説 風のタクト』はこれまでのゼルダシリーズとは違った作風で、いわゆる『トゥーンリンク』のデビュー作になります。

アニメのようなグラフィックに丸っこいリンクのビジュアルは当時好みが分かれましたが、大人向けのイメージが強かった『ゼルダの伝説』の中でも特に幅広い世代に愛される作品です。

本作はプロロ島に住むリンクがガノンドロフにさらわれた妹を助け出すため、タクトで風を操りながら大海原を冒険するのがコンセプトになっていますが、この海には49個もの島々が点在していて、さらに海に住む魔物との戦いや、海賊船との大砲の撃ち合いなどなど…世界の広さを感じるボリュームの多さも魅力の1つといえます。

シリーズ定番の様々なアイテムを使ったアクションや、ダンジョンの謎解きなどももちろん高い評価を得ていますが、その一方で『トライフォースのかけら集め』に関しては否定的な意見も多く、その手間のかかり具合から記憶している方も多いのではないかと思います。

トライフォースといえばゼルダの伝説において非常に重要なアイテムですが、『風のタクト』のトライフォースは8個のかけらに分かれていて、まずはこのかけらの場所が記された宝の地図を8個集めなければなりません。

そしてその宝の地図は『チンクル』に解読してもらわなければならないのですが、その度にある程度まとまったルピーを払わなければならず、地図の探索と資金集めだけでもそれなりの時間が必要になってしまいます。

探索をしながら世界の島々を冒険する…という意味ではコンセプトに合っているゲームデザインですが、ちょっとしたヒントを取り逃したばっかりにゲームの進展が止まってしまうこともあったので、2013年に発売されたリメイク版『ゼルダの伝説 風のタクトHD』では必要な宝の地図の数を減らしたり、船での移動速度を向上させたりと遊びやすく改善されました。

トライフォースに関する点は賛否が分かれてましたが、住民から手に入れた情報をもとに『妖精の泉』のある島を探したり、海賊の根城に潜入してアイテムを見つけたりなど大海原のロマンを感じるには十分作り込まれていて、他のゼルダと比べても『宝探し』の要素は随一ではないかと思います。

リメイク版の発売からももうすぐ10年が経とうとしていますが、現行機であるニンテンドースイッチでも改めて発売してくれると嬉しいところです。

砂漠に隠された財宝が強力な『ファイアーエムブレム』

シュミレーションRPGの金字塔である『ファイアーエムブレム』には様々なアイテムが登場しますが、1994年に発売された『ファイアーエムブレム 紋章の謎』からは『隠れた財宝』という要素が追加されました。

これは目に見えている宝箱などとは違い、マップに表示されない直接隠されたアイテムのことで、特定のマスにユニットを待機させれば一定の確率でアイテムを見つけられます

この要素は後の作品でも引き継がれ、特に砂漠のマップにおいてはいくつもの財宝が隠されているのが定番になりました。

この隠された財宝の場所についてはまったく目印がないので、普通に探そうとすると複数のユニットを並べてしらみつぶしに移動することになりますが…、砂に覆われた砂漠ではほとんどのユニットの移動力が大幅に落ちることや、そもそも幸運のパラメータの確率でしか見つけられないことから、ノーヒントですべてを見つけ出すのは至難の技となっています。

一方で『魔導士』など魔法を得意とするユニットなら砂漠でも移動力が下がらなかったり、『盗賊』なら幸運に関係なく高確率で隠された財宝を見つけ出せたりもしたので、砂漠のマップに限っては宝探しのために育てていなかったユニットまで出撃させた…なんて方もいたかもしれません。

隠された財宝は強力な武器だったり、高値で売れる宝玉だったりと様々ですが、『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』や『暁の女神』ではアイテムだけでなく『ソーンバルケ』という強力な仲間まで隠されていて、時間を割いてでも探す価値は十分にありました。

中には仲間をクラスチェンジさせるアイテムが眠っていることもあるので、できる限り手に入れたいところではありますが…、『ファイアーエムブレム 烈火の剣』では友軍の『パント』が次々と敵を倒してマップクリアになってしまったり、なかなか簡単にはいかないので事前に対策はしておきたいところです。

ちなみに近年の『覚醒』『if』『風花雪月』などにはこの隠された財宝の要素がないので、さすがに今後『ノーヒントのお宝』というのは減っていくのかもしれません。

ヨッシーにとってのお宝を探す『ヨッシーストーリー』

お宝の価値は人によってそれぞれですが、1997年に発売された『ヨッシーストーリー』のヨッシーにとっては金銀財宝よりも『メロン』こそが最高のお宝に他なりません。

本作はスーパーファミコンで発売された『ヨッシーアイランド』をベースにした2Dアクションゲームですが、ゴールを目指すのではなく、ステージに散りばめられたフルーツを30個食べるとクリア…という一風変わったシステムが取り入れられていました。

ただクリアするだけなら種類を問わずにフルーツをたくさん食べれば良いので難しくないのですが、ハイスコアを狙うのであれば、ひとつのステージに30個隠されているメロンを食べ続けなければなりません

メロンは分かりやすくシャボン玉の中に包まれていたり、ちょっとしたミニゲームの報酬になっていたり多種多様な方法で手に入るのですが、ときには地面に埋まっていて、その場所をヨッシーがヒップドロップしなければ出てこないこともあります。

そしてこのヨッシーストーリーでは『くんくん』というアクションが用意されていて、これを使うことでヨッシーの近くにアイテムが隠されていないか探せるのですが…、しらみつぶしに探そうとすると常に『くんくん』をし続けるような状況になってしまい、メロンをコンプリートするには相当難易度が上がります。

チュートリアル的な存在である『はじまりの1ページ』のステージ1は『ポチと たからさがし』という名前で、ヒップドロップやくんくんなど基本的なアクションを学びながら隠されたメロンを探すのがコンセプトですが、このステージですらメロンを30個集めるのはなかなか難しい…かもしれません。

また、このゲームの全体的なボリュームはやや控えめな印象がありますが、メロンの他にも『スペシャルハート』や『くろヨッシー・しろヨッシーのたまご』『しろヘイホー』など隠された要素が多く、遊び尽くすにはステージを隅々まで探索する必要があります。

もちろんこれらはあくまでやり込み要素なのでクリアに必須ではなく、今ではニンテンドースイッチ オンラインの追加パックで配信もされているので、興味のある方は気軽に触ってみるのも面白いと思います。

アイテムを集めるという1つの楽しみ方

というわけで今回は『任天堂ゲームの宝探し』について印象的なタイトルをいくつか挙げてみましたが、攻略に必須なのは『ゼルダの伝説 風のタクト』くらいで、ほとんどが『より良いエンディングを目指すための要素』にとどまっていました。

洞窟大作戦に至ってはお宝に興味がなければ危険なエリアに足を踏み入れる必要はなく、『古代のとう』に待ち受ける『ガメレオンアーム』とも戦わずに済みますが…、逆にコンプリートを目指した人でこそ『マネキン』を取ろうとして強制スクロールに挟まれた、ヘルパーが『かえんブロック』に当たり続けてすぐやられてしまった…など思い出として残っているかもしれません。

私もアイテムを収集するのが好きなタイプなのですが、逆にファイアーエムブレムなどでは珍しい武器を壊したくなくてお蔵入りにしがちで、この辺りはプレイスタイルが分かれてきそうです。

近年の『ポケモンレジェンズ アルセウス』では地面に隠されたアイテムをガチグマで探したり、『スプラトゥーン2』でもヒーローモードに隠されたミステリーファイルを探したり…、探索が楽しみの1つになっているゲームは少なくなくて、ストーリーよりも宝探しが好きで時間を費やしてしまった…という方も多いのではないかと思います。

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