月の住人『ブルーダルズ』に、再び活躍の機会があるか考えてみた

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こんにちは、こんばんは、『みう太』と書いて『みうた』と申します!(Xアカウント

1985年の『スーパーマリオブラザーズ』から続くマリオの冒険は、今やキノコ王国にとどまらないスケールの大きさで、デイジーの出身国である『サラサ・ランド』や、常夏のリゾート地で知られる『ドルピック島』など、いくつもの世界を旅してきました。

2017年発売の『スーパーマリオ オデッセイ』は、まさに「旅と驚き」をテーマに開発されたゲームで、「とある地球」を舞台に「森の国」や「都市の国」、果てには地球を飛び出て「月の国」まで行くこともできます。

そしてそんな月の国を拠点としている集団が『ブルーダルズ』と呼ばれるウサギたちで、ゲーム本編でもクッパの協力者としてたびたびマリオの前に立ちふさがりました。

帽子投げのアクションから生まれたブルーダルズ

そんなブルーダルズは社長である「マダム・ブルード」の配下で、「トッパー」「スプワート」「ランゴ」「ハリエット」の4人組で構成されています。彼らはウェディングプランナーとして活動していて、ピーチ姫との結婚を企てるクッパから依頼され、仕事の邪魔になるマリオを排除するため戦いました。

当時のインタビュー記事を読むと、ブルーダルズはマリオの新アクション『帽子投げ』の遊びを広げるために作られたキャラクターで、これまでのクッパ7人衆とはまた違った特徴を与えられています。

『スーパーマリオ オデッセイ』におけるブルーダルズは、世界各地に現れることで、マリオと世界をつなぎとめるアイコンという役割も担っていたそうですが、一方で今のところ別の作品への出演は叶っていません。

近年は特に「クッパ7人衆」や「ブンブン」といった、かつてのボスキャラクターが改めてピックアップされることも増えているので、「ブルーダルズにも新しい活躍の機会があるのか」を今回は考えてみようと思います!

再登場するにはややハードルの高いマリオ本編

まずブルーダルズの性格についてですが、彼らはウェディングプランナーとしての仕事を完遂することに重きを置いていて、そのためには世界各国から必要なものを強奪することもいとわない、かなり強引な手段を取っています。

『スーパーマリオ オデッセイ』でもクッパからの依頼を実現するため、幾度となくマリオの前に現れますが、インタビューによればブルーダルズはマリオを敵対視していたわけでなく、あくまで「ウェディングプランナーの仕事」として戦っていたに過ぎないそうです。

逆にいえば本作でクッパ軍団との契約を終えたブルーダルズは、改めてマリオと敵対する必要性もなくなったので、再びマリオと戦わせるにしても、何か新しい理由付けが必要になってくるかもしれません。

とはいえ彼らのアクションはいずれも個性的で、いくつものシルクハットを積み上げて振り回したり、鉄球型の爆弾を投げつけてきたり、既存のキャラクターとは差別化された能力を持っていました。これだけ多芸であれば、3Dマリオのみならず、2Dマリオに落とし込んでもなかなか面白いボスにはなるのではないかと思います。

一方でブルーダルズ復活の大きな壁となるのが、クッパ軍団の優秀な部下として活躍する「クッパ7人衆」の存在です。彼らとブルーダルズは背格好も似ており、普通に考えればクッパ7人衆の方がボスとして出しやすいのは間違いありません。

クッパ7人衆とブルーダルズを合わせると11人もの大所帯になり、更に「クッパJr.」や「ブンブン」といった他のボスキャラクターの存在も考えると、ブルーダルズを優先して再登場させるのは少々ハードルが高そうです。

ちなみに、スーパーマリオ オデッセイの本編クリア後に月の国を訪れると、ブルーダルズはクッパの結婚式を完遂できなかった影響で信用を失い、ウェディングプランナーとしての仕事もサッパリなくなってしまった、というセリフを聞くことができます。

それを根に持って再びマリオに勝負を挑んでくる…なんて展開も考えられますが、ブルーダルズのメンバーは思いのほか職人気質な節が見られるので、むしろ新しい商売を開拓し、マリオにもクッパにも中立な商人として再び現れる方が「らしい」かもしれません。

その人数はパーティ系のゲームにも参戦が難しい?

マリオのキャラクターが一堂に会するゲームといえば、今や『マリオパーティ』や『マリオカート』など様々なタイトルが発売されていて、これらゲームには近年「ガボン」や「ハックン」など、意外性のあるキャラクターの参戦も話題になっています。

ブルーダルズもこれらパーティ系のゲームに登場する可能性は十分考えられますが、やはりネックになるのは「4人組」という点で、プレイアブル化するには少々人数が多く、それだけの枠を使えるか…といえば難しいところです。

2014年にWii Uで発売された『マリオカート8』では、クッパ7人衆の全員がレーサーとして参戦したので、前例がないわけではありませんが、やはりこちらも優先的に選出される可能性は低いのかもしれません。

ただ、例えば『マリオテニス』に出すのであれば、体格の良いスプワートをパワータイプに、背の高いランゴをディフェンスタイプに…など、4人だからこそ、それぞれに違った個性を持たせやすく、キャラクターが埋もれにくいメリットもあります。

また、チームで戦う『マリオストライカーズ』や『スーパーマリオベースボール』シリーズであれば、人数は社長のマダム・ブルードを入れてちょうどいいくらいで、スーパーマリオ オデッセイからの参戦は1つの目玉にもなりそうです。

もちろんプレイアブルにこだわらなければ、『マリオパーティ』のミニゲームのホスト役になったり、『マリオカート』のコースの背景やギミックとして登場したり、まだまだ活躍できる余地は大いに残されていると思います。

仕事のためならどこにでも、なフットワークの軽さがある

ブルーダルズが4人組な以上、まとめて登場させるには少々ハードルの高さを感じますが、一方で彼らの特徴である「仕事のためならどんな国でも訪れるフットワークの軽さ」は大きな強みで、どの作品のどの場所にいても、意外と違和感を生みにくい良さがあります。

例えば『スーパーマリオPRG』に関連した作品でも、ワールドのいたるところにブルーダルズのメンバーが点在していて、彼らの仕事に必要なアイテムを収めることでイベントが進む…という流れは、なかなか想像もしやすいのではないかと思います。

これはブルーダルズがあくまで仕事として活動する中立的な立場だからこそ、必ずしも敵で出す必要がないからであって、「手続きさえ踏めば協力してくれる助っ人キャラ」なんてポジションは、マリオにとっても貴重な存在になりそうです。

ともかくブルーダルズが開発者のインタビューでも「仕事熱心」といわれるほどであれば、「マリオに恨みを持つ悪役」というより、敵にせよ味方にせよビジネスマンとして神出鬼没の活動を続けている方が、イメージには合っていると思います。

個人的には、もともとウェディングプランナーという立場ではありますが、帽子を始めとした服飾にもこだわるオシャレなキャラクターなので、「コスチュームなどを取り扱うファッション系の商人」なんて役回りも似合いそうです。

いずれにせよ、マリオシリーズにおいて明確に「仕事を生業にしている」キャラクターは意外と珍しく、キノピオやノコノコが商人として役割を持つことが多かったですが、ブルーダルズがそのポジションに収まる能性もあり得るかもしれません。

初登場から8年、そろそろ出番もありそうな時期

というわけで今回は『スーパーマリオ オデッセイ』で初登場したブルーダルズについて、再び活躍の機会はあるのか?を考えてみましたが、初登場から8年が経とうとしている今、そろそろ出番が回ってきてもおかしくないタイミングだと思います。

ただ、どうしても4人組+社長という大所帯なので、パーティゲームでもまとめてプレイアブルキャラクターにしにくく、クッパ7人衆と役割を食い合ってしまうのは、ブルーダルズの大きな課題といえそうです。

とはいえブルーダルズの個性的な見た目は人気も高く、特に紅一点の「ハリエット」はファンアートまで多く投稿されています。主役を飾るタイプのキャラクターではありませんが、陰ながらプレイアブル化を期待する声は、思ったより多いのかもしれません。

2025年にはニンテンドースイッチの後継機も発表が予定されていますが、恐らくスーパーマリオの新作も開発中だと思うので、まずはそのタイトルがどのようなものになるのか…、今から楽しみな今日この頃です。

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