【古代編】ポケモンSVで追加して欲しい太古のパラドックスポケモンを考えてみた

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※この記事はポケモンSVのネタバレ要素を含んでいます。ストーリーをクリアしてから読むのをオススメします。


どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2022年11月18日に発売された『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』も気が付けば発売から1ヶ月以上、ストーリーをクリアした方も増えてきたのではないかと思います。

私もスカーレット版を発売日に買ってから毎日のように遊び、物語に関する部分はおおよそ終わったのですが、オープンワールドになった今作はあちこち探索するだけもで楽しくて、やめどきが分からないくらい没頭してしまいました。

まさにワイルドな強さのパラドックスポケモン

ポケットモンスターは『赤と緑』『ソードとシールド』のようにバージョンによって内容も細かな違いがありましたが、本作はバージョンによる違いがかなり大きくて、登場する博士も異なります。

バイオレットの『フトゥー博士』は未来のポケモンを調べているのに対し、スカーレットの『オーリム博士』は古代のポケモンを研究していて、これまでのシリーズの博士以上に物語に深く関わってきました。

そんな本作には主人公の相棒であるコライドンを始めとした『パラドックスポケモン』が存在して、スカーレット版は数万年~数億年前に生息していたと考えられる『太古のポケモン』が複数登場します。

公式サイトではドンファンの過去の姿と思われる『イダイナキバ』が紹介されていますが、他にも太古のプリン『サケブシッポ』や、1万年生きたレアコイルと噂される『スナノケガワ』などが登場し、そのインパクトはかなりのものがありました。

物語の終盤になってまったく見たことのないポケモンが連続して登場するのはワクワクしましたが、太古のポケモンの存在を知ると今度は『このポケモンは昔どんな姿だったんだろう…』というのが気になってくるところです。

先日追加して欲しい未来のパラドックスポケモンについてもまとめてみましたが、今回は『いつか追加されるなら見てみたい太古のパラドックスポケモン』をいくつか考えてみようと思います!

昔は大空を飛んでいたと学者が説を唱える『ノコッチ』

ノコッチは『ポケットモンスター 金・銀』で初登場したポケモンで、当時その出現率の低さから非常に珍しいポケモンでしたが、全体的なステータスは低く、あまりバトルでは採用されていませんでした。

しかし初登場から20年以上もの時が経った本作においてついに進化系『ノココッチ』が発見され、その進化した姿に驚いた方も多いのではないかと思います。

図鑑によればドリルのような尻尾で穴を掘って移動したり、巣を作ったりすると書かれていますが、もう1つ特徴的なのが背中に生えている小さな羽で、実際に少しだけ飛ぶことも可能なようです。

ポケットモンスター ソードの図鑑では『大昔は空を飛んでいた』と主張する学者もいるらしく、もしこれが事実であれば小さな羽は時代の流れで退化したもので、太古はもっと巨大な翼で羽ばたいていたのかもしれません。

進化系のノココッチも体の大きさと尻尾のドリルが主に進化していて、背中の羽はほぼそのままなので、説が正しければ昔と今でかなり見た目も違ってきそうです。

個人的には400年前のシンオウ地方(ヒスイ地方)を描いた『ポケモンレジェンズ アルセウス』にノコッチが登場して進化するのではないか…と思っていたのですが、残念ながらヒスイ地方には生息しておらず、学者の仮説はいまだに立証されていません

ノコッチは恐らくUMA『ツチノコ』がモチーフだと思いますが、調べてみるとはるか昔の縄文土器にツチノコらしき姿が掘られていたり、奈良時代の『古事記』『日本書紀』には『野の神』と書かれていたり、信仰の対象にもなっていたらしく、十分パラドックスポケモンとして描かれてもおかしくないと思います。

また、ノコッチはノココッチに進化するとき1/100のわずかな確率で『みつふしフォルム』になるのですが、これははるか昔の姿の名残で、ごく稀に先祖返りで体現されているのだとしたら…なんて想像も面白いかもしれません。

大昔の縄張り争いによって生息地が分かれた『ウパー』

ウパーもノコッチと同じく金・銀から登場したポケモンで、丸っこい見た目と常に笑っているような可愛らしさから、今でも非常に高い人気を持っています。

ポケモンSVでは地上に適応したパルデア地方特有のウパーが生息し、毒の粘液で体を覆うようになったからか泥のような焦げ茶色をしていますが、そのフォルム自体は本来のウパーとそれほど違いありません。

通常の青いウパーは冷たい水の中で生活していて、エサを探すときだけ体を毒の粘液で覆いながら地上に出てくるのですが、基本的に臆病な性格なのでヌオーにくっついて暮らしているようです。

しかしパルデア地方のウパーを公式サイトで見ると『大昔はパルデア地方の水中で暮らしていたが、縄張り争いに負けて地上の泥地で生活するようになった』と紹介されていて、環境に合わせてのウパーの生態が変化したことが分かります。

ところが、そもそもウパーはどの作品の図鑑説明文を読んでも仲間と争うような習性は記録されていなくて、プリンの先祖と思われる『サケブシッポ』が凶暴な性格をしていたのと同じように、太古のウパーも本来のウパーとは違った姿や性格をしていたのかもしれません。

またもう1つ気になるのが、その大昔の縄張り争いで勝ったハズの通常のウパーが現在のパルデア地方には生息しておらず、何か生態系の問題があって絶滅してしまったのか…その辺りは謎に包まれています。

調べてみるとモチーフになっているウーパールーパーは『アホロートル』とも呼ばれていて、語源の『ショロトル』はアステカ神話の崩壊と死を司る神の名前であり、実際にアステカではウーパールーパーを神の化身と考えていました。

穏やかな顔と性格で高い人気を持つウパーやヌオーですが、『崩壊と死を司る神』さながらの凶暴性を大昔は持っていたのか…パラドックスポケモンとして見てみたいところです。

ムンナと祖先が共通していると考えられる『スリープ』

スリープは1996年発売の赤・緑から登場するエスパータイプのポケモンで、その見た目は二足歩行のバクのようであり、人間やポケモンの見る夢を主食としています。

見た目が少し不気味なのもあって好みが分かれますが、ソード・シールドやポケモンレジェンズ アルセウスにも登場しなかったので、ポケモンSVで久しぶりに見た…という方も多いのではないかと思います。

子供の見る楽しい夢が何よりの好物で、相手の眠りを促すために催眠術を得意としていますが、大人の見る夢や悪い夢を食べ続けるとおなかを壊してしまうこともあるらしく、意外と難儀な生態をしているようです。

進化系のスリーパーは子供を催眠術で眠らせ連れ去ってしまう危険なポケモンとされていますが、図鑑によると同じバクのような見た目で夢を食べる『ムンナ』や『ムシャーナ』と同じ祖先を持つのではないかと考えられています。

つまり太古の世界にはスリープの…というより、スリープとムンナの特徴を併せ持ったようなパラドックスポケモンが存在したのかもしれず、どのような歴史で枝分かれしてきたのか気になります。

モチーフであるバクは動物の『マレーバク』ももちろんですが、中国に伝わる幻獣『獏』からも来ていて、獏はスリープと同じように人の夢を食べて生きると言われており、邪気や悪夢を払う存在として屏風に描かれることもあったそうです。

獏の見た目は『鼻はゾウ、目はサイ、尾はウシ、脚はトラにそれぞれ似ている』と伝わっていますが、それに倣えばスリープやムンナの祖先もいろいろなポケモンの要素を併せ持っていたのかもしれません。

ちなみにスリープの色違いはムンナのようなピンク色で、逆にムンナの色違いはスリープのような黄色になっているので、実はここにも何か2匹につながりがあった…?としたら面白いところです。

はるか昔はそれなりに強かったらしい『コイキング』

1000種類以上が確認されている現在のポケモンですが、『すべてのポケモンの中でもっとも弱いポケモン』といえばまず真っ先に思い浮かぶのがコイキングではないかと思います。

事実コイキングは『はねる』『たいあたり』『じたばた』の3つしか技を覚えず、能力値もすばやさを除けば全体的に低いため、残念ながら実戦で活躍させるのは現実的ではありません。

そんなコイキングも進化系のギャラドスになれば飛躍的に強くなりますが、ポケモン図鑑によるとはるか大昔はコイキングもそれなりに強かったらしく、時の流れと共に悲しいくらい弱くなってしまった…と書かれています。

400年前の世界を描いたポケモンレジェンズ アルセウスにもコイキングは登場しますが、やはり『力弱く 愚鈍で 情けなし』と図鑑には記録され目立った強さもみられないため、さらに何千年、何万年も時代を遡らなければ全盛期のコイキングにはたどり着かないようです。

『それなりに強い』という図鑑の説明なので、全盛期だとしても他のパラドックスポケモンに並ぶほどなのかは怪しいところですが…、最弱といわれながら『キング』の名を冠している理由がそこにあるのか気になるところです。

世界でもっとも多く生息しているポケモンにも関わらず『なぜ理由もなく跳ね続けているのか』『なぜここまで弱くなってしまったのか』と解明されていない謎が多く、太古のコイキングは必死に跳ねることにも意味があったのかもしれません。

コイキングのモチーフは中国の故事『黄河の急流を鯉が登り切り龍になった』という『登竜門』からきていますが、この通りであれば大昔のコイキングは『たきのぼり』くらいは覚えていてもおかしくなさそうです。

パラドックスポケモンは進化せずタマゴも見つからないのが現状ですが、ファミ通の攻略本によるとコイキングの体からは竜の細胞が検出されているらしく、太古のギャラドスへ進化できるパラドックスポケモンとして登場するのも面白そうだと思います。

昔はより丈夫なカラで身を守っていた『トリトドン』

トリトドンは2006年にDSで発売された『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』から登場したポケモンで、『にしのうみ』と『ひがしのうみ』で見た目が違うのが特徴的です。

みず・じめんの複合タイプで耐久力に秀でており、チャンピオンのシロナも手持ちに加えていたことから印象に残っている方は多いかもしれません。

ウミウシポケモンであるトリトドンは再生力が非常に高く、体の一部が魚に食いちぎられても数時間で元通りになるといわれていて、そこに目を付けた科学者が進化前のカラナクシの成分を分析もしているそうです。

そんなトリトドンはポケモン図鑑によれば大昔は丈夫なカラを背中全体に背負っていたらしく、そのころの名残が細胞に残されていて、種類としてはシェルダーやパルシェンに近い存在だと明かされています。

トリトドンもポケモンレジェンズ アルセウスに登場しましたが、現代の姿とまったく同じ見た目をしていたので、カラを身に付けたトリトドンはより古くの時代に存在していたようです。

進化前のカラナクシも昔は背中に貝を背負っていたようで、その貝が無くなってしまったから『カラ無くし』という名前になったのだとしたら、かつてはどんな名前で呼ばれていたのかも気になります。

トリトドンは生息地の環境やエサによって姿かたちが違うポケモンで、現在は赤と青の2種類しか確認されていませんが、まだ見ぬ色のトリトドンを探して研究チームが世界中を調査中らしく、まったく違った色のトリトドンが太古に生息していた可能性もありそうです。

ポケモンレジェンズ アルセウスに登場するヌメイルやヌメルゴンはカタツムリのようなカラを持っていましたが、ヒスイ地方の特殊な水質が金属のカラへ変容させたと考えられているので、太古のトリトドンも同じように水などの環境が大きく関わっていたのかもしれません。

本来の姿を取り戻して登場して欲しい『カセキのポケモン』

ポケモンは種類によって多種多様な生態を持っていますが、『カセキ』から復元される古代のポケモンもシリーズおなじみになっていて、『プテラ』や『タテトプス』など恐竜がモチーフになったポケモンも少なくありません。

ポケモンSVでは太古のパラドックスポケモンがいるのもあってか、新しいカセキのポケモンは追加されませんでしたが、ソード・シールドの図鑑によると復元されたオムナイトなどが野生化し問題になっているらしく、現代でも地域によっては数を増やしているようです。

もともと古代のポケモンなだけあってアノプスやズガイドスなどは1億年前に生息していたらしく、長い歴史の中で絶滅したと考えられていますが、カブトなど一部のポケモンはごく稀に3億年前から生き続けていた個体が見つかることもあるそうです。

復元されているのならパラドックスポケモンにはならないのでは…?とも思えますが、例えばガチゴラスのポケモン図鑑を見ると現段階で完全な復元は不可能で、実際は全身に羽毛が生えていたのではないか…という説も出ています。

カセキから復元されたポケモンの多くは『いわ』タイプが含まれていますが、これは復元が不完全でカセキの成分が混ざっているから…と推測する人もいるようで、そうであればパラドックスポケモンとして本来の姿も見てみたいところです。

ソード・シールドでは『ウオノラゴン』や『パッチラゴン』など4種類のカセキポケモンが登場しましたが、これらは異なる2つのカセキを組み合わせて復元されたもので、本来の古代の姿ではないとされています。

しかしこれらのカセキポケモンはいわタイプが含まれていないことから、組み合わせの問題で正しい姿に復元できていないのであって、復元技術に関してはもっとも高いのでは…と考える方もいるようです。

結局ソード・シールドでは正しい組み合わせでの復元がされず、本来の姿を見ることは叶わなかったので、太古のそのままの姿でいつかゲームに登場して欲しいところです。

図鑑を読むと意外と多い『大昔の姿』

というわけで今回は個人的に追加して欲しい『太古のパラドックスポケモン』をいくつか挙げてみましたが、ポケモン図鑑によれば『大昔は○○な姿だった』という説明文は意外と多くて、後々の作品でいつか描かれるのかも…?と調べるのも楽しかったです。

今回はカセキのポケモンを除けばスカーレット・バイオレットに登場するポケモンに絞ってみましたが、他にもラッキーはタマゴを狙う外敵が少なかったからか動きが鈍かったり、ドーミラーは鏡のように光が反射していたり、図鑑を読む限り思った以上に生態は違っていたのかもしれません。

同じように『見てみたい未来のパラドックスポケモン』も考えて記事にしましたが、ポケモン図鑑に大昔の姿は記録されていても未来がどのような姿なのかはほとんど書かれていないので、予想するのもかなり難しそうです。

ポケモンSVにアップデートやDLCがどれだけあるのか現状では明らかではありませんが、今後の作品も含めてもっといろいろなパラドックスポケモンが出てきたら面白いな…と思う今日この頃です。

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