当時ならでは…?『ポケモンスタジアム2』に隠された要素が調べたら面白いものだった

任天堂のゲーム
広告

どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2021年10月26日から配信が始まった『Nintendo Switch Online + 追加パック』ですが、加入すると『NINTENDO64』『ゲームボーイアドバンス』『メガドライブ』のタイトルに加え、『マリオカート8 デラックス』や『あつまれ どうぶつの森』などのDLCまで遊べるのが嬉しいところです。

2023年4月12日からは『ポケモンスタジアム2』の配信も予定されていて、当時3Dの美麗なグラフィックでポケモンが楽しめるのは他になく、私も大いにハマっていました。

時代を感じる…?いくつもの『隠し要素』

そんな『ポケモンスタジアム2』は1999年に発売されたタイトルで、『ニンテンドウカップ’99』『イエローカップ』『ファンシーカップ』など、様々なレギュレーションでの大会を楽しめました。

もともとはゲームボーイで育てたポケモンを連動させて、トーナメントでの優勝を目指すのが醍醐味でしたが…、Nintendo Switch Online版は『ゲームボーイで育てたポケモンを連れてくることはできません』と書かれているため、基本的にはレンタルポケモンで戦うことになりそうです。

レンタルポケモンだけでの攻略は非常に難易度が高いですが、この『ポケモンスタジアム2』には様々な隠し要素が用意されていて、頑張ってクリアすればそれ相応のご褒美も受け取れました。

そんな本作の隠し要素を改めて調べてみると『当時ならでは』なものも多く面白かったので、今回は簡単にまとめてみようと思います!

色違いの先駆け?ニックネームでポケモンの色が変化

『ポケモンスタジアム』はそのタイトルの通りポケモンでのバトルが主軸に置かれていて、ゲームボーイで育てた愛着あるポケモンを3Dで使えるのは大きな魅力でした。

『わざ』やトレーナーIDはもちろん、ニックネームもそのままこちらに連れてこれるため、純粋に友達との対戦ツールとして活用していた方も少なくなかったと思います。

Nintendo Switch Online版はゲームボーイと連動できないので、育て上げたポケモンを使えないのは残念ですが…、実はニックネームが付いたポケモンを繰り出すと、通常とは違った色味に変化して表示されました。

『ジムリーダーのしろ』モードでは対戦相手のトレーナーもポケモンにニックネームを付けていて、ちょっと全体的に色素の濃いポッポや、オレンジ色に近いピカチュウなど…他のタイトルでは見られない色合いのポケモンを繰り出してきます。

当時の『ポケットモンスター 赤・緑』は、もちろんゲームボーイで発売されたモノクロのゲームなので『色違い』の概念もなく、これがある意味色違いの先駆け…だったのかもしれません。

どうやらニックネームとトレーナーIDの組み合わせによって配色が変更されるらしく、同じポケモンに同じニックネームを付けたとしても、トレーナーによって色味が違ってくるそうです。

ポケモンスタジアムで使ってみるまでどのような色合いなのかは分からず、好きな色味を狙うのも難しいですが、トレーナーごと固有のオリジナルカラーで繰り出されるポケモンは、ゲームボーイからこちらへ連れてきたからこそのお楽しみ要素の1つでした。

ポケモンスタジアムの公式サイトには『珍しい色のポケモンはミュウのように重宝されるかもしれません』と紹介されていて、通常とは違った色合いのポケモンを探すのも本作特有の面白さといえそうです。

続編である『ポケモンスタジアム 金銀』からは色違いのポケモンも実装され、『通常色』『普通の色違い』『ニックネームによる色違い』と、近年のタイトル以上にカラーバリエーションが豊富にありました。

『ジムリーダーのしろ』を勝ち抜いてもらえるご褒美ポケモン

『ジムリーダーのしろ』はカントー地方の8人のジムリーダーと戦えるモードで、最後は四天王、そしてチャンピオンとの連戦を勝ち抜けばクリアとなります。

原作のジムリーダーは基本的に得意とするタイプのポケモンを使っていましたが、本作はアニメを意識してかタケシが『ロコン』を使っていたり、自分の苦手なタイプを補完するようなポケモンを手持ちに入れていたり、原作とは一味違ったジムリーダーと戦えます

四天王までくるとカンナは原作でおなじみだった『ヤドラン』も『ラプラス』も連れておらず、『ナッシー』や『フリーザー』を繰り出してきたり、ワタルに至ってはドラゴンタイプが1匹もおらず『カビゴン』や『ウインディ』を手持ちに入れていたり…、弱点を突くのも難しい強敵です。

そんな『ジムリーダーのしろ』をクリアすると、通常では1匹しか手に入らない『ヒトカゲ』や『イーブイ』『オムナイト』などがランダムで受け取れて、当時のご褒美としては十分に豪華なものでした。

この頃は『タマゴ』でポケモンを増やすこともできず、貴重なポケモンを友人から譲ってもらうことも難しかったので、繰り返しクリアしてポケモン図鑑の完成を目指した方も少なくなかったかもしれません。

『ジムリーダーのしろ』に加えて、各カップも優勝すると『しょうりしゃのやかた』にポケモンの像が飾られ、完全制覇すれば『ドわすれ』を覚えたコダックがもらえます。

近年のタイトルでは『ドわすれ』を覚えたコダックはそこまで貴重に感じませんが…、初代ポケモンにおけるコダックは『ドわすれ』を覚えられず、まさにここでしか手に入らない非常に珍しいものです。

これはアニメ版ポケットモンスターでカスミの連れているコダックが『ドわすれ』を使っていたからであり、間接的に『カスミのコダック』ともいえる…かもしれません。

また、この頃は『とくこう』と『とくぼう』のステータスが『とくしゅ』にまとめられていたので、『とくしゅ』を2段階上げられる『ドわすれ』を覚えたゴルダックは対戦においてもかなり強力でした。

最強のポケモンに挑む『ミュウツーをたおせ』

本作に用意されたすべてのトーナメントと『ジムリーダーのしろ』を制覇すると、舞台であるホワイトシティは夜になり、最後の難関『ミュウツーをたおせ』に挑戦できます。

『ミュウツーをたおせ』はその名の通りレベル100のミュウツーに挑むモードで、やはり『最強のポケモンはミュウツー』というイメージが根強かった当時だからこその隠し要素でもありました。

ミュウツーは能力が非常に高いのに加えて、技も『サイコキネシス』『10まんボルト』『ふぶき』『ねむる』と盤石で、しっかりと育て上げたポケモンでなければクリアは相当難しいものになっています。

…とはいえ相手はミュウツー1匹なのに対して、こちらは6匹のポケモンをフルで活用できるため、役割を決めて状態異常や能力変化を駆使すれば、十分に突破できる難易度でもあります。

レンタルポケモンでは難しいとしても、『でんじは』などですばやさを下げたら『はかいこうせん』や『だいばくはつ』を代わるがわる放って無理やり倒しきる…なんて荒業も不可能ではありません。

そしてこの『ミュウツーをたおせ』まで制覇すると『うら』モードが解放され、より歯ごたえのあるトーナメントやジムリーダー戦を楽しめるようになりました。

いわば近年の『強化ジムリーダー』にも近いように思えますが、手持ちのポケモンにはかなり変化があって、例えばタケシも『ゴルバット』『ダグトリオ』『キュウコン』と、いわタイプ以外のポケモンも幅広く繰り出してきます。

『うら ニンテンドウカップ’98』ではなんと当時の大会決勝進出者が実名で登場していて、多少バトルの仕様変更はあるものの、手持ちとわざはすべて再現されているため、疑似的ですがまさにトッププレイヤーとのバトルが味わえました。

もちろん『うら』モードでもトーナメントを制覇すれば最後は『ミュウツーをたおせ』が出現し、そちらは努力値、個体値が最大のまさに『最強のミュウツー』が登場するので、これをクリアしてこそ真の完全制覇…といえるかもしれません。

4倍速でゲームボーイのポケモンが遊べる『ドードリオGB』

『ポケモンスタジアム2』は周辺機器の『64GBパック』を使うことで『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』と連動できて、『GBビル』モードではそのままテレビでポケモン本編を遊べました

頻繁に挟まるロードがやや気になりますが…、当時のゲームボーイは遊ぶのにも電池を消費するので、それを嫌ってこちらで遊んでいた人も少なくなかったと思います。

(というか、私がそうでした)

しかしこの『GBビル』の真骨頂は『ニンテンドウカップ’99』や『ウルトラカップ マスターボール』をクリアしたときに解放される『ドードーGBビル』『ドードリオGBビル』に他なりません。

ポケモン本編をドードーGBビルで起動すると2倍、ドードリオGBビルであればなんと4倍の速さでゲームをプレイできて、移動や戦闘にかける時間を大幅に短縮、当時ポケモンを効率よく育てるためには非常に重宝されていました。

ただ、あくまで周辺機器を挟んでゲームを起動しているので、接触不良でエラーになることも多く、コントローラーが2つあるなら使っていない方にカートリッジを差したり、こまめなレポートを心がけたり、細かな意識が意外と大切…だったかもしれません。

Nintendo Switch Online版ではもちろんゲームボーイのカセットを読み込ませることができないので、この『GBビル』も恐らく出番はないのですが、当時ゲームを倍速で再生する…なんて機能は他ではほとんど見られなかったため、利用していた方も多かったのではないかと思います。

『ポケモンスタジアム2』のゲーム内ではポケモンにわざマシンを使ったり、進化の石でポケモンを進化させたりができないので、GBビルを経由しなければ調整できないのが少々面倒でしたが…次回作『ポケモンスタジアム 金銀』では改善されています。

『ポケモンスタジアム金銀』のGBビルでは『ポケットモンスター 金・銀・クリスタル』も高速で遊べるようになった代わりに、処理能力の関係で最大4倍速ではなく3倍速、3倍速の場合は画面がモノクロに変更されました。

とにかくドードリオGBビルが使えるだけで育成の効率が大幅に上がるので、当時まずはこれの開放を優先的に狙って遊んでいた方もいたかもしれません。

当時の実機だからこその隠し要素

というわけで今回は『ポケモンスタジアム2』に隠された要素をいくつか紹介してみましたが、色のなかった初代ポケモンに疑似的な色違いを実装したり、タマゴの概念がなく1匹しか捕まえられない貴重なポケモンを受け取れたり…いずれも『当時だからこそ』実現したものといえます。

ご褒美があるだけで私も当時大いにハマっていて、それぞれのレギュレーションに合わせてポケモンを育てるのは大変だったものの、『ジムリーダーのしろ』は現代でも何かしらの形で復活してほしいところです。

Nintendo Switch Online版がどのような仕様になるかはまだ分かりませんが、レンタルポケモンしか使えず、『GBビル』なども恐らく遊べないので、当時の面白さを100%楽しむのは難しいのかもしれません。

しかしそれでもオンラインで遊べるようになるのは大きな点で、特に9種類のミニゲームが遊べる『チビッコクラブ』は友達と早く遊びたいな…と思う今日この頃です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました