ワルイージはデイジーに片思いしていた…?公式攻略本に書かれた隠された設定

キャラクターの話

どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2017年4月にNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)で発売された『マリオカート8 デラックス』ですが、発売から5年が経った今になって『コース追加パス』が追加され、『マリオカート ツアー』の東京やパリをモチーフにしたコースまで走れるのは驚きました。

オンラインサービスの追加パックに加入していれば、別途コース追加パスを購入しなくても遊べるのもありがたいところです。

※この記事は2018年3月20日に投稿した記事を再構築したものです。

ワルイージもデイジーを狙っている?

そんなマリオカート8には『マリオ』や『ルイージ』はもちろん、『リンク』『むらびと』『インクリング』など…、別タイトルからのゲストキャラクターが使えるのも大きな特徴です。

しかしオンラインモードで遊んでみると、その走力の高さから『ワルイージ』を愛用しているプレイヤーが特に多く、逆にタイトルに名前を冠しているマリオはむしろレアキャラ…かもしれません。

ワルイージといえば『マリオテニス64』に初登場し、その後もパーティゲームにおいては『ワリオ』のパートナーとして活躍していましたが、実は彼は『デイジーに片思いしている』という設定があるそうです。

しかし、少なくとも近年のゲームではそのような素振りは一切見せておらず、この設定が今も生きているかは実のところ不明です。

この情報の出所は『マリオパーティ4』の任天堂公式ガイドブックで、任天堂の監修が入っている以上まったくの的外れ、ということはないと思うのですが、実のところはどうなのか今回は調べてみようと思います!

恋仲のように描かれるルイージとデイジーの関係性

2000年に発売された『マリオテニス64』で、ワルイージは「人間型のキャラクターが少ない」という理由から、ルイージのライバルとして誕生しました。

現在、ルイージとデイジーは非常に仲が良い関係として描かれることが多く、明言はされていないものの、恋人同士のような扱いを受けることも少なくありません。

デイジーは1990年のゲームボーイ作品『スーパーマリオランド』で初登場しました。この作品では、宇宙海賊タタンガに囚われていたデイジーをマリオが救い出す展開となっており、ルイージは登場しません。そのため、当初はデイジーにとってマリオへの好意の方が強かったと考えられます。

その後、ファミコンで発売された『マリオオープンゴルフ』では、マリオのキャディーがピーチ姫だったのに対し、ルイージのキャディーとしてデイジーが選ばれました。これがルイージとデイジーの初めての接点となりますが、この時点ではまだ「恋仲」という設定は付いていなかったと思われます。

その後しばらくデイジーの出番はありませんでしたが、9年ぶりに『マリオテニス64』でルイージのパートナーとして登場。以降の作品でも、ルイージとペアを組む機会が徐々に増えていきました。

この『マリオテニス64』から「ルイージの恋人」というイメージが広く定着していったのですが、開発を担当した「キャメロット」のスタッフの中には、当時デイジーの存在をよく知らない人もいたそうです。

彼らは「なんかルイージの彼女らしいよ」という曖昧な情報だけでペアを組ませていたというエピソードも、過去の公式サイトに残されています。

当時の記事はこちら(アーカイブ)

実際、任天堂の公式ゲーム内で「恋人」と明言されたことはありませんが、1993年に公開されたハリウッドの実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』では、ヒロインがデイジーとなっており、作中でルイージと恋仲になる描写があります。キャメロットがこの映画の設定を意識(または混同)して、マリオテニス64に反映させた可能性もゼロではないかもしれません。

『マリオパーティ8』では、ルイージとデイジーがペアになると「ぐうぜんカップルズ」と呼ばれるなど、さまざまな偶然が重なってできた関係のようにも見えます。一方で、『マリオカートWii』では2人が手を繋ぐ像がコースに置かれるなど、良好な関係性がしっかり描かれています。

同期のように扱われるワルイージとデイジーの共通点

前置きが長くなりましたが、ルイージをライバル視しているワルイージも、デイジーに片思いしている人物の一人…という設定があります。

ワルイージは『マリオテニス64』でデビューし、その後活躍の場を広げていきました。デイジーも同じく『マリオテニス64』をきっかけに出演作品が増えたため、本来はデイジーの方が先輩キャラクターですが、ファンからは「同期」のように扱われることも多いです。

ただ、当時のワルイージとデイジーの接点はほとんどなく、ワルイージにとっては「ライバルであるルイージのパートナー」という位置づけだったため、デイジーに対しても敵対心の方が強かったかもしれません。

その後、『マリオパーティ3』でも両者は登場しますが、深い絡みはなく、どちらもまだパーティゲームにおける「ゲストキャラクター」のような扱いでした。しかし続編の『マリオパーティ4』の攻略本で、突然「ワルイージはデイジーに片思いしている」という設定が明かされます。

ワリオがピーチ姫に多少なりとも好意を抱いているように、ワルイージがデイジーに好意を持つのはキャラクター的に自然ではあります。しかし、これまでそのような予兆がほとんどなく、ゲーム本編でもデイジーへのアプローチシーンがないため、ユーザーにはあまり知られていない設定です。

少し唐突に感じる設定ではありますが、デイジーは『マリオパーティ4』でイメージチェンジを行っています。元々はピーチ姫のようなロングヘアーとロングスカートの清楚な雰囲気だったのが、ショートカットヘアになり、元気でお転婆な性格が強調されました。

このキャラクターの掘り下げの一環として、「ワルイージに好意を寄せられている」という設定が追加された可能性は十分に考えられます。

ちなみに、デイジーは現在も設定が完全に固まっていない部分があり、肌の色もそのひとつです。当初は褐色に近い肌色だったのが、途中からピーチたちと同じ白い肌になり、近年の『マリオゴルフ スーパーラッシュ』などでは再び褐色寄りの色に戻っています。

ワルイージとデイジーの関係性は今も実らず

一応「デイジーに片思いしている」とされているワルイージですが、現在の両者の関係は良好かというと、むしろかなり険悪な状態が続いているようです。

2007年にWiiで発売された『スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール』では、マリオシリーズのさまざまなキャラクターが登場する野球ゲームとして、キャラクター同士に「相性」が設定されています。

相性が良いメンバーでチームを組めば、スペシャルショットに必要な『パワースター』が最初から多く入手できたり、仲間同士の送球が速くなったりと、さまざまなメリットがあります。一方、相性が悪いと悪送球が増えてエラーが起きやすくなる仕組みです。

この相性システムにおいて、ワルイージはデイジーだけでなく、クッパに次いでなんと6人ものキャラクターと相性が悪い設定になっています。つまり、他のマリオファミリーとはあまり良好な関係を築けていないことがわかります。

元々、意地悪なヒールキャラとして登場したキャラクターなので、相性が悪い相手が多いのはある程度仕方ない面もありますが…、少なくとも、デイジーに好かれようとしているような雰囲気は感じられません

また、同年に発売された『いただきストリートDS』でもデイジーとワルイージは共演していますが、こちらの関係性はさらに悪化している印象です。ワルイージはデイジーから見下されているような描写があり、ワルイージ自身も強い対抗心を燃やしている様子で、片思いどころか、完全にライバル的な関係にまでなっているようです。

『ワルデイジー』が生まれる可能性は…?

このままの関係性では、デイジーがワルイージに好意を持つ未来はほとんどなく、ワルイージに女性パートナーが付くことも考えにくい状況です。

しかし、過去には面白い設定案が存在していて、『マリオテニス64』の開発時、ワリオのパートナーを選ぶ際に「ワルピーチ」というキャラクターがデザインされていたことが明かされています。

ワルピーチはワリオの恋人に相当する存在として考えられていましたが、最終的に任天堂の宮本茂さんから「可愛くなさそうだからダメ。ワリオに恋人はいらない」と却下されたそうです。

ただ、近年では『ベビィピーチ』や『ベビィデイジー』、さらに『ピンクゴールドピーチ』といった派生キャラクターが生まれていることを考えると、将来的にワルピーチが復活する可能性もゼロとは言えないかもしれません。

当時の開発案では、ワルピーチはワリオが女装したようなキャラクターとして想像されていましたが、確かにそのデザインでは可愛らしさに欠けるため、却下も仕方なかったと思います。しかし、現代風にアレンジされた可愛らしいワルピーチであれば、十分に魅力的なキャラクターになりそうです。

もしワリオの女性パートナーが正式に登場するのであれば、それに合わせてワルイージのパートナーである『ワルデイジー』が登場する可能性も出てきます。むしろ、デイジーと直接ペアを組むより、こちらの方が現実的かもしれません。

ただ、ピーチが「ワル」になると、ワリオの恋人というより、裏でワリオを操る黒幕的な存在…、の方が似合っているような気もします。

ルイージへの嫉妬のような対抗心かも?

ワルイージはルイージに対して非常に強い対抗心を抱いており、ときには高飛車で自信たっぷりなナルシストのような一面もあります。そのため、「ライバルに恋人がいることへの対抗心から、デイジーを狙っている」という解釈もできそうです。

ピーチ姫とワリオは、基本的に不仲に描かれる作品が多いですが、『スーパーマリオ64 DS』ではワリオがピーチを救出するシーンもあり、少しずつ関係性が緩和されているようにも感じられます。

一方、デイジーとワルイージは『スーパーマリオ』本編にほとんど登場しておらず、パーティゲーム以外で共演する機会がほとんどありません。

ワルイージがより強いライバル関係を築くにしても、デイジーから一目置かれる存在になるにしても、まずはお互いが本編にしっかり出演する機会を増やすことが優先事項なのかもしれません。

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執筆者プロフィール
この記事を書いた人
みう太(みうた)

長野県出身のwebデザイナー。山奥の小さな集落出身で、物理的にあまり町へ行って遊べなかったので、幼少期から暇があればゲームを遊んでいた。
特に任天堂のゲームが好きで、初めて遊んだゲームは『ヨッシーアイランド』。
ニンテンドースイッチの初報に合わせて、任天堂の最新情報を取り扱うブログ『ユウガタネコ』をオープン。その後はより独自の記事を書くように方向転換し、2025年に『マリオの知らない世界』へリニューアルした。

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