こんにちは、こんばんは、『みう太』と書いて『みうた』と申します!(Xアカウント)
つい先日、2026年7月8日に「Nintendo Classics」のゲームボーイタイトルとして、『スーパーマリオランド3 ワリオランド』が追加されました。数々のレトロゲームが遊べるNintendo Classicsですが、ワリオランドシリーズは私も昔よく遊んでいて、個人的に思い入れが深いタイトルです。
なかでも『ワリオランド3 不思議なオルゴール』は、不死身であるワリオが様々な変身を駆使してお宝を集める……というコンセプトが楽しく、数年前にも改めて100%クリアまで遊んだほどでした。
今ではニンテンドー64やメガドライブ、バーチャルボーイのタイトルまで配信されるようになり、新旧問わず色々なゲームに触れられる環境が整ってきましたが、今回はそんな『ワリオランド』の追加されたタイミングに合わせて、改めて「ワリオ」というキャラクターについて調べてみたいと思います!
意外と知らない気がするワリオの悪事
今ではマリオファミリーの一員としてすっかりおなじみになった「ワリオ」ですが、マリオの永遠のライバル…?を自称するだけあって、スポーツやパーティ作品でもマリオと張り合う姿がよく見られます。
服装やヒゲ(鼻毛?)はマリオに似ているものの、足が遅く、代わりに体格を活かしたパワフルさが持ち味で、「マリオ + 悪い」という名前の通り、ふてぶてしい態度や意地悪な性格が随所に見え隠れしました。

近年では『メイドインワリオ』シリーズが特に有名で、そこからワリオというキャラクターを知った方も多いのではないかと思いますが、もともとワリオはマリオシリーズ本編に登場する悪役であり、数々の悪事を働いていていました。
毎回ピーチ姫をさらうクッパに比べると、ワリオは具体的にどのような「悪いこと」をしていたのか、あまり知られていないようなので、今回は『ワリオの悪事』について改めてまとめてみようと思います!
留守を狙いマリオの城を奪った『スーパーマリオランド2』

ワリオの初登場作品は、1992年にゲームボーイで発売された『スーパーマリオランド2 6つの金貨』で、「俺だよ、ワリオだよ」というシリーズおなじみのセリフも、もともとは本作のCMから生まれたフレーズでした。
物語の背景には前作『スーパーマリオランド』があって、宇宙海賊タタンガにさらわれた「デイジー」を助けるため、マリオはサラサ・ランドへと旅立ちますが、その留守中に謎の人物「ワリオ」によってマリオ城が乗っ取られてしまいます。
今作の舞台は、いつものキノコ王国とは異なる「マリオランド」で、マリオとどのような関係のある土地なのかは未だ詳しく語られていません。しかしマップを見ると、「ツリーゾーン」「スペースゾーン」など6つのエリアに分かれていて、かなり広大な大陸であることが分かります。

そもそもマリオが自分の城を持っていたこと自体、意外に思う方も多いのではないかと思いますが、ワリオは以前からこの城を狙っていたようで、城を奪ったうえで、中に入るために必要な6枚の金貨を各ゾーンにばら撒いてしまいました。
登場する敵キャラクターにはクリボーやテレサなど、クッパ軍団でおなじみの顔ぶれも見られ、たびたびマリオの行く手を阻んできます。ところが本作にクッパは一切登場せず、ワリオの魔法によってマリオランドの住民たちは姿を変えられ、手下にされてしまった……、という設定のようです。
ラスボスを務めるワリオ本人は、恵まれた体格を活かしたジャンプで地響きを起こし、天井から弾を落として攻撃してくるほか、体力が減ると戦いを仕切り直し、バニーワリオやファイアワリオへと変身してマリオに挑んできます。

乗っ取られたマリオ城の中に敵キャラクターはほとんど配置されていない代わりに、ワリオが自分好みに改造したのか、数々の凶悪なトラップが仕掛けられていました。そのためかなり繊細な操作を要求され、中間セーブがないことも相まって、アクションゲームとしても非常に高い難易度のステージに仕上がっています。
なぜワリオがここまでしてマリオ城を手に入れたいのか、明確な目的こそ語られていませんが、後の作品でも一獲千金を目指そうとするあたり、まずは足掛かりとなる「自分の城や土地」が欲しくてマリオランドに目をつけたのかもしれません。
本作の目的はあくまで「マリオが自分の城を取り戻すこと」なので、シリーズでも珍しく「ヒロインの救出」という要素がありませんでした。ワリオがピーチを始めとする女性陣に興味を示さないのも、後の「女性よりお宝が好き」というキャラクター性につながっているのではないかと思います。
マリオにバケツを落とし、嫌がらせしていた『マリオとワリオ』

いきなりラスボスという鮮烈なデビューを飾ったワリオですが、マリオと対決した次の作品は、1993年発売の『マリオとワリオ』です。タイトルには「マリオ」が含まれていながら、実際には「ワンダ」という妖精をプレイヤーが操作し、マリオたちをゴールまで導く、少し変わったアクションパズルゲームでした。
本作は数少ない「スーパーファミコンマウス」専用ソフトのひとつで、バーチャルコンソールなどでも配信されておらず、長らく実機でしか遊べないタイトルだったのですが、2025年10月9日に「Nintendo Classic」で配信開始、Nintendo Switch 2のマウス機能を活用して、今では当時と同じような感覚で遊ぶことができます。

物語はマリオ、ルイージ、ピーチ、ヨッシーが揃って「妖精の森」を訪れるところから始まります。しかしルイージが迷子になってしまい、みんなで探している最中、飛行機で現れたワリオにバケツをかぶせられ、マリオたちは前が見えなくなってしまいました。
なぜかマリオは自力でバケツを外すことができないので、プレイヤーは妖精のワンダを操作し、マリオの進むべき方向を示さなければなりません。ステージのどこかに待機しているルイージの元にたどり着くと、バケツを外してもらってステージクリアとなります。
最終的に向かう場所はワリオの屋敷「ワリオ邸」で、説明書によれば、マリオにバケツをかぶせたのも単なる「いたずら」だったらしく、前作『スーパーマリオランド2』のような明確な目的は特になかったようです。

マリオと言えばやはりアクションのイメージが強いですが、本作はパズルの要素が強く、外伝的な作品ということもあって、ストーリーがそこまで作り込まれているわけではありませんでした。
実際、本作にはボス戦が用意されておらず、最後までワリオと直接対決することもありません。しかしラストステージをクリアすると、飛行機で飛び回るワリオをマリオが飛行機で追いかけ、仕返しとばかりにワリオの頭にバケツを落とし、かぶせてしまうシーンが挿入されています。
視界を奪われたワリオはそのまま墜落し、バケツをかぶったまま地面に頭から突き刺さるという、ある意味お約束……のようなエンディングを迎えます。今でこそ「欲張って失敗する」印象の強いワリオですが、この頃からすでにそのイメージは描かれ始めていたのかもしれません。
妖精たちの住む森を奪い取った『ワリオの森』

すでにスーパーファミコンが発売され、広く親しまれるようになっていた1994年に、任天堂は最後のファミコンタイトルとして『ワリオの森』を発売しました。
本作でのワリオは、モンスターを従えて「妖精の森」を乗っ取り、勝手に「ワリオの森」と名付けたうえで我が物顔に支配していましたが、その噂を聞きつけたキノピオは、妖精が生み出した爆弾を武器にワリオを追い出そうと立ち向かいます。
現在は「Nintendo Classics」にも収録されていて、ジャンルは『マリオとワリオ』と同じくアクションパズル、またキノピオが初めて主人公を務めた作品でもあります。

『ワリオの森』に登場するモンスターたちは、他のタイトルでは見られない本作オリジナルのキャラクターばかりで、倒し方も「モンスターと同じ色の爆弾を隣に並べて配置する」という、特殊なものになっています。
ワリオとモンスターたちがどのような関係にあったのかは、いまだにはっきりしておらず、『スーパーマリオUSA』でマムーの手下だった「ドドリゲス」がワリオに協力していたり、「キャサリン」が特に何をするでもなくキノピオを見守っていたりと、キャラクター同士の関係性は本編を通してもよく分かりません。
そもそもワリオがなぜ妖精たちの森を奪ったのかも、明確な理由は語られていなくて、『スーパーマリオランド2』のときと同じように、単に自分の自由にできる土地が欲しかったのか、あるいは爆弾を生み出せる妖精の力そのものが目当てだったのか……、プレイヤーの想像に委ねられています。

本作にはひたすらモンスターを消していく「Aゲーム」と、10ラウンドごとにボスバトルが用意された「Bゲーム」の2つがあって、どちらも末尾が9のラウンドをクリアすると、ワリオとキノピオの会話パートを見ることができます。
森を奥に進むにつれて、どういうわけかワリオの姿はどんどん巨大化していくのですが、これはワリオが自分の姿の風船を膨らませていただけのハッタリで、最終的には風船も破裂してしまいます。正体がバレたワリオは慌てて飛行機で逃走を図るものの、よそ見をして木に激突、最後はまたしても墜落……という結末を迎えました。
初登場からまだ2年ほどしか経っていないこの時点で、「意地悪で見栄っ張り、それでいてどこか抜けており、肝心なところで失敗する」というワリオらしいキャラクター性はすでに確立されており、この持ち味はシリーズを通して受け継がれていくことになります。
お宝を求めて冒険者として一旗揚げた『ワリオランド』

強欲で自分勝手な性格が強く描かれていたワリオですが、『マリオとワリオ』でも『ワリオの森』でもその目的はいまいちハッキリしておらず、ラスボスというよりは「やられ役」のような印象が根付き始めていました。
しかし1994年にゲームボーイで発売された『スーパーマリオランド3 ワリオランド』にて、まさかの主人公に大抜擢、マリオとは一味違うパワフルなアクションが話題を呼び、日本国内だけでも150万本以上を売り上げる大ヒット作となります。
物語は前作『スーパーマリオランド2』から続いていて、マリオに敗れ、城を手に入れられなかったワリオでしたが、諦めるどころかますます自分の城が欲しくなってしまい、なんとか手に入れる方法はないかと考え続けていました。
そんな折、海賊が巨大な黄金像を盗み出し、マリオがそれを取り返そうとしているという噂をワリオが耳にすると、「これを海賊から横取りすれば楽に城が建てられる」と思い付き、意気揚々と海賊の根城である「キッチン島」へと旅立ちます。

しかし、「キャプテンシロップ」を筆頭とする海賊「ブラックシュガー団」は、海賊の中でも指折りの荒くれ者が集まっていて、ゲーム内でも、これまでのマリオシリーズとはまた雰囲気の違う敵キャラクターが数多く登場しました。
本作の目的は、ステージを攻略しながらできるだけ多くのコインを集めることで、キッチン島には海賊が隠したらしき「宝部屋」がいくつも存在し、そこでどれだけお宝を手に入れられるかが物語の結末を左右する、重要な要素になっています。
最後はキャプテンシロップを倒し、黄金像を手に入れることにも見事成功……と思いきや、飛行機に乗って現れたマリオにあっさり持ち去られてしまい、黄金像を横取りするどころか、結果的にはマリオが黄金像を取り戻す手助けをしてしまうという、やはりなんとも「ワリオらしい」結末に終わりました。

ただ、キャプテンシロップに従えられていたランプの精「デンプー」は、差し出したお金の額に応じて願いを1つ叶えてくれる魔人で、キッチン島で集めたコインやお宝の合計金額次第では、エンディングで立派なワリオの城を建ててもらえます。
この一件でワリオ本人は満足したのか、以降悪役として登場する機会はめっきり減り、代わりに『ワリオランド』や『メイド イン ワリオ』シリーズの主人公として活躍する場面が増え、マリオとの直接対決もほとんど見られなくなりました。
ちなみに、2007年発売の『ヨッシーアイランドDS』には、ワリオの赤ちゃん姿である「ベビィワリオ」が登場していて、磁石を使って金属製のコインを引き寄せたり、ベビィクッパが隠していた金銀財宝を狙ったりと、この頃からすでにお金やお宝への並々ならぬ執着を見せていたようです。
パーティゲームではちょっと意地悪なキャラポジションに

近年では『ワリオランド』シリーズの新作こそなかなか発売されていませんが、『マリオカート』や『マリオパーティ』『マリオテニス』といったパーティゲームにおいて、ワリオはもはや欠かせない存在で、マリオファミリーの一員としての地位を確固たるものにしています。
設定上、ワリオの体重は140kg以上、握力も80kg以上とされていて、その恵まれた体格を活かしたパワータイプでありながら、ドンキーコングやクッパと比べると、純粋な力だけでなくトリッキーな個性を持ち合わせていることも少なくありません。

例えば2003年発売の『マリオカート ダブルダッシュ!!』では、キャラクターごとに専用のスペシャルアイテムが用意されていますが、ワリオとワルイージはこれが「ボムへい」になっていて、扱いこそ難しいものの、うまく使えば複数のプレイヤーを巻き込める、なんとも厄介な性能をしています。
2008年発売の野球ゲーム『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』でも、投球時にボールを2つに分身させる「インチキボール」や、打撃時に打ち返したボールが爆発する「ボムへいショット」など、純粋なパワーだけでなく、相手を惑わすような能力が印象的でした。

もともとは粗暴でだらしない性格が目立っていたワリオですが、お金になりそうなことへの執着と行動力はすさまじく、目的のためなら使えるアイテムは何でも使ったり、ときには自分で道具を開発してしまったり……、単なる力任せではない器用な一面を見せるようになっていきます。
2004年発売の『マリオテニスGC』でも、ギブスを装着して剛速球を放つ「サンダーギブスショット」や、おもちゃで遠く離れたボールまでカバーする「ウルトラハンドレシーブ」など、ゴリ押しに留まらない、道具を利用した技を披露しました。
もっとも、これらのパーティゲームやスポーツゲームには明確な「ボス」という概念が存在せず、特定の誰かと直接対決するような展開も多くはありません。そのためか、ワリオに対して「ちょっと意地悪な個性を持ったキャラクター」というイメージこそあれ、根っからの悪人という印象は、もうほとんど持たれていないのかもしれません。
今や悪事を働く理由がワリオにないのかも
というわけで今回は、改めて「ワリオが働いてきた悪事」について振り返ってみましたが、『スーパーマリオランド2』のときから自分の根城を欲する気持ちが強く、『メイド イン ワリオ』でワリオカンパニーなる自社まで設立した今となっては、わざわざ悪事を働く理由が今のワリオにはないのかもしれません。
『ワリオ』という悪そうな名前とは裏腹に、今やお調子者でコミカルなイメージがすっかり定着しているので、再び世界を陥れるような悪役として登場するケースは考えにくく、あるとすればお金がらみの美味しい話に飛びついて、トラブルに巻き込まれてしまう……という流れではないかと思います。

個人的には、2000年発売の『ワリオランド3 不思議なオルゴール』がお気に入りでしたが、初代『ワリオランド』もクリアまで何度も遊んだタイトルなので、今回Nintendo Classicsに追加されたのは嬉しいところです。
近年は『メイド イン ワリオ』が主なシリーズとなっており、『ワリオランド』本編はしばらく新作が出ていませんが、ワリオ本来のパワフルさが楽しめるのはやはりこちらのシリーズなので、まだ触れたことのない方はぜひ遊んでみてほしいと思います。
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コメント
最早ワリオはライバルというよりも変な関係の知人みたい感じになってるので
来年の映画をきっかけにブラッキーをライバルとして採用するのも良いかもしれません
『悪 + マリオ』のネーミングでありながら最近そんなに悪でもないですからね…。
突然ブンブンやポリーンの出番が増えたりもしたので、ブラッキーは案外本当にありうるかも…?