こんにちは、こんばんは、『みう太』と書いて『みうた』と申します!(Xアカウント)
この記事の執筆時に、私はまだ見れていないのですが、2026年4月24日『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』がついに公開されました。前作のラストにタマゴが映っていたように、本作は「ヨッシー」が活躍するのではないか、と期待も高まっています。
トレーラーを見る限りでも、丸っこいフォルムの可愛らしさはそのままに、『ヨッシーのロードハンティング』などコアなネタまで仕込まれているようで、他にもどんなゲームの要素が含まれているのか、私も気になっている今日この頃です。
作品によって未だ謎の多い「ヨッシーのタマゴ」
ヨッシーは1990年、『スーパーマリオワールド』に初登場するとみるみるうちに人気を集め、1995年には早くも自身の名を冠するアクションゲーム『ヨッシーアイランド』が発売、2026年5月21日には最新作『ヨッシーとフカシギの図鑑』のリリースも予定されています。
そんなヨッシーといえば、舌を伸ばして敵を捕らえたり、背中に羽を生やしたり、炎を吐いたり…、カメのコウラを背負っているにも関わらず、恐竜やドラゴンの仲間として長年イメージを培ってきました。
そして何より、食べたものに応じて「タマゴ」を生み出す能力はまさにヨッシーの代名詞で、『ヨッシーアイランド』を始めとしたアクションゲームはもちろん、『大乱闘スマッシュブラザーズ』などでも、その力をいかんなく発揮しています。
しかし一方で、ヨッシーのタマゴは登場から35年以上が経った今も謎が多く、子どもの「ちびヨッシー」が生まれてくることもあれば、いきなり大人のヨッシーが生まれることもあり、その扱いは様々です。
そこで今回は、「タマゴから生まれてくるヨッシー」について、歴史を振り返りながら調べてみようと思います!
2Dマリオではおなじみ、タマゴから生まれる大人ヨッシー

ヨッシーが初めて登場した1990年の『スーパーマリオワールド』では、恐竜ランドを襲ったクッパ軍団に対し、ヨッシーは勇敢にも立ち向かいましたが返り討ちに遭い、クッパの魔法によってタマゴに閉じ込められてしまった、という背景があります。
つまりタマゴを割って生まれてくるヨッシーは、子どもとして新しく生まれたわけではなく、魔法でタマゴに封じられていた「大人のヨッシー」、という解釈になります。ヨッシーはダメージを受けると慌てて逃げ出し、どこかに行ってしまいますが、その都度クッパ軍に捕らえられはタマゴに封じられているのかもしれません。
スーパーマリオワールドから19年後、『New スーパーマリオブラザーズ Wii』(2009年)で久々に2Dアクションのマリオ作品に復活したヨッシーも、ブロックを叩くとタマゴが出てきて生まれるという、ほぼ『スーパーマリオワールド』と同じ演出が採用されました。

一方、3Dアクションのマリオ作品においては、『スーパーマリオサンシャイン』(2002年)にて、初めてヨッシーのタマゴが登場しています。本作では、タマゴの希望するフルーツを近くに持っていくと、その色に応じたヨッシーが生まれてくるという可愛らしいシステムが採用されました。
ただし、この作品のヨッシーも大人の姿でありながら少し特殊で、実はインクからできた存在であることが示唆されています。水に落ちると体が溶けて消えてしまうという弱点も、その設定を表していて、本物のヨッシーではなく、なぜか一時的にマリオを助ける「疑似ヨッシー」的な存在として描かれています。
そして、比較的最近の作品である『スーパーマリオ オデッセイ』(2017年)では、ストーリークリア後に訪れられる「キノコ王国」のピーチ城の屋根に、ヨッシーのタマゴがぽつんと置かれています。帽子(キャッピー)を投げてタマゴを割るとヨッシーが生まれ、キャプチャーして操作可能になるという要素です。

これはスターを120枚集めるとピーチ城の屋根にヨッシーが登場した『スーパーマリオ64』のオマージュであり、シリーズの歴史を意識したファンサービス的な演出と言えます。ここでも、タマゴから出てくるヨッシーはすでに十分な力を秘めた、頼もしい大人の姿をしています。
こうして振り返ってみると、多くの作品におけるヨッシーのタマゴは「出生」ではなく、クッパの魔法による封印や、マリオたちを待っている待機状態として描かれていることが多いようです。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』や『マリオテニス』などでは、ヨッシーが自らの意思でタマゴの中に入って転がったりもするので、今や大人のヨッシーはカラにこもるも出てくるも自由自在なのかもしれません。
本来はこれが正しい?タマゴから生まれるチビヨッシー

『スーパーマリオワールド』では、隠しワールドの「スターロード」にて、赤・青・黄色の「伝説のヨッシー」が登場しました。これらは通常の緑のヨッシーとは異なり、色付きのタマゴから生まれてきます。
生まれたばかりの彼らは、「チビヨッシー」と呼ばれる小さな姿をしています。敵やアイテムをいくつか食べさせると体が大きくなり、立派な大人のヨッシーへと成長する仕組みで、それぞれ色に応じて炎を吐けたり、空を飛べたり、伝説の名に違わぬ能力を持っていました。
1996年発売の『スーパーマリオRPG』でも、ヨースター島にてヨッシーレースに勝つとフィールドのタマゴがかえり、チビヨッシーが生まれます。クッキーを累計21枚以上渡すと「デブヨッシー」に進化し、マリオに様々なアイテムを授けてくれました。

1997年の『ヨッシーストーリー』では物語の冒頭、スーパーしあわせのツリーをベビークッパに奪われたことで、島のヨッシーたちはみんな元気をなくしてしまいます。しかし、タマゴから生まれたばかりの6匹のちびヨッシー※たちは、ツリーが奪われた影響を受けておらず、ツリーを取り戻すべくベビークッパの城を目指しました。
※ここから公式の表記が「チビヨッシー」から「ちびヨッシー」に変更されています。
本作のちびヨッシーは、以前のずんぐりとした姿とは異なり、背筋が伸びたプレイアブルなサイズ感になっていました。見た目やできることは通常のヨッシーと大差なく、後の作品でも本作のヨッシーがデザインのベースになっています。
2004年の『ペーパーマリオRPG』では、ウーロン街のホットドッグ屋の食材として、カラフルな斑点模様のヨッシーのタマゴが登場しました。

このタマゴは「食べられたくない」という一心から跳ねまわり、ホットドッグ屋の屋根に逃げ込みます。マリオが話を聞き、無事に救出すると、タマゴが孵化してちびヨッシーが生まれ、マリオの仲間として加わります。
本作のちびヨッシーは、これまでのイメージとはまた違う風貌をしています。水玉模様のパンツをはき、モヒカンのような頭の毛が特徴的で、性格もかなり強気な印象です。赤ちゃんながら、ヒップドロップやタマゴ投げなど、バトルでも十分に活躍できる強さを持っていました。
ちなみに、このちびヨッシーはゲームの進行スピードによって生まれてくる色が変化する仕組みで、全部で7色存在します。中でも黒と白はかなり条件が難しかったので、攻略本を見ながら狙った方もいたのではないかと思います。
『New スーパーマリオブラザーズ U』で、ちびヨッシーは原点回帰

その後しばらく、ちびヨッシーは目立った活躍がありませんでしたが、2012年の『New スーパーマリオブラザーズ U』ではピンク色の「フウセンちびヨッシー」、青色の「アワちびヨッシー」、黄色の「ヒカリちびヨッシー」の3種類が登場しました。
サイズは少し大きくなりましたが、どれも『スーパーマリオワールド』時代と同様のずんぐりした可愛らしいフォルムに原点回帰しており、今も「ちびヨッシー」と言えば、このデザインが代表的なものなのではないかと思います。
これら3種のちびヨッシーは、ただの可愛いマスコットではなく、マリオをしっかりサポートしてくれる頼もしい存在で、それぞれ異なった特殊能力を持っていました。

しかし登場の方法には違いがあって、フウセンちびヨッシーとアワちびヨッシーは、コースやワールドマップ上で最初から配置されており、すぐに連れて行くことができます。
一方、ヒカリちびヨッシーだけは特別で、特定のコース内にあるブロックを叩くと、ヨッシーのタマゴから生まれるという『スーパーマリオワールド』に近い演出が採用されました。
また、マリオはちびヨッシーを抱えて持ち運ぶことができ、近くに敵が来ると自動で食べてくれる点も、『スーパーマリオワールド』と共通しています。ただし、本作のちびヨッシーはどれだけ敵を食べても大人に成長しないので、実は普通のヨッシーとはまた違った種…?なのかもしれません。
ヨッシーの生んだタマゴからヨッシーは生まれてこない?

これまで見てきたように、「ヨッシーのタマゴ」からヨッシーやちびヨッシーが生まれてくることは、今やシリーズでもおなじみになってきました。しかし改めて振り返ってみると、ヨッシーが自分で産んだタマゴから、新しいヨッシーが生まれてくる例はほとんどないようです。
ヨッシーは基本的に、敵やアイテムを食べることでタマゴを産み出します。このタマゴは主に攻撃手段として使われ、投げて敵を倒したり、仕掛けを作動させたりしています。
『ヨッシーアイランド』や『ヨッシーストーリー』など、ヨッシーが主役の作品を見ても、産まれたタマゴの中身は基本的に空っぽで、気兼ねなく投げ飛ばして使えます。

一方でタマゴからヨッシーが生まれるシーン、たとえば『スーパーマリオワールド』や『New スーパーマリオブラザーズ U』のちびヨッシーを見ると、これらのタマゴはステージのブロックの中に隠されていたり、フィールド上に配置されていたりするもので、「ヨッシーが産んだもの」と明確に示されるシーンはありません。
つまり、プレイヤーが見つける「出現するタマゴ」と、ヨッシーが戦闘中に産む「攻撃用のタマゴ」は、ゲーム内では別物として扱われているように感じられます。
そんな中、ヨッシーが産んだタマゴからちびヨッシーが実際に生まれてくる、珍しい例があります。それは2000年にゲームボーイカラーで発売された『ゲームボーイギャラリー3』のゲーム「EGG」(エッグ)です。

このミニゲームは、1981年発売のゲーム&ウォッチ「エッグ」を、ヨッシー仕様にリメイクしたものです。ヨッシーがクッキーを食べてゲージを溜め、条件を満たすとタマゴを産みます。さらに条件を重ねると、そのタマゴが孵化してちびヨッシーが生まれ、一定時間プレイヤーを手伝ってくれるという仕組みになっています。
ここでは、はっきりと「ヨッシーがタマゴを産む → それが孵化してちびヨッシーが生まれる」という流れが描かれています。ただし、この作品はゲーム&ウォッチのレトロなゲームをマリオキャラクターで現代風にアレンジしたリメイク集なので、マリオ本編の公式設定を反映したものではなく、あくまで「楽しい演出」として取り入れられただけ可能性が高いのではないかと思います。
初登場から35年以上が経った今でも、どのような条件でヨッシーが産んだタマゴから新しいヨッシーが生まれるのかは、いまだ不明のままです。とはいえ、タマゴの中に子供が入っているとすれば、とても投げて使うわけにはいかないので、あえてこの境界を曖昧にしているのかもしれません。
タマゴもヨッシーもいまだ謎の多い生物
というわけで今回は、「タマゴから生まれるヨッシー」について調べてみました。本来タマゴからは赤ちゃんが生まれてくるものですが、マリオシリーズにおいてはちびヨッシーだけでなく、大人のヨッシーが生まれることも少なくないようです。
しかし、ヨッシーが自分で産んだタマゴから新しいヨッシーが生まれてくる明確な描写はほぼなく、ヨッシーはオスでもメスでもないと言われており、どのように数を増やしているのかはよく分かっていません。

そもそもヨッシーは「恐竜ランド」の住民でありながら、背中にカメのコウラを背負っており、公式でも「カメか恐竜かよくわかっていない」と説明されていることを考えれば、そのタマゴに解き明かされていない謎が1つや2つあっても当然なのかもしれません。
ちなみに今回の記事を書くため色々と調べていたら、タマゴから生まれてくるのはヨッシーだけでなく、コインやアイテムが生まれてくることもあるようなので、近いうちにそのあたりも調べて描いてみたいと思います!
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