【ゼルダの伝説】歴代『ゼルダ姫』の強さを調べてランキング形式にまとめてみた

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こんにちは、こんばんは、『みう太』と書いて『みうた』と申します!(Xアカウント

任天堂から発売されているアクションアドベンチャーといえば、真っ先に思い浮かぶのが『ゼルダの伝説』シリーズに他なりませんが、2024年6月18日に配信された『Nintendo Direct』では、シリーズ最新作となる『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』が初公開されました。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が『ゼルダのアタリマエ』を見直して開発されたのに対して、『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』は『見下ろし型ゼルダのアタリマエ』を見直しているらしく、果たしてどのようなギミックが用意されているのか、今から発売が楽しみな今日この頃です。

世代によって違う力を持つ『ゼルダ姫』

そんな『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』は、38年もの歴史を持つゼルダシリーズの中でも初めて『ゼルダ姫』が主人公に選ばれていて、またリンクとは違ったアクションや謎解きが用意されているようです。

本作のゼルダ姫は妖精のトリィと出会うと、授けられた『トリィロッド』によって『カリモノ』という力が使えるようになり、石や木箱、テーブル、さらには魔物まで、ハイラルのあらゆる物を『お借り』することができます。

ゼルダ姫といえば、基本的にはガノンドロフを始めとした悪の勢力に捕らわれることが多く、いわば『スーパーマリオ』における『ピーチ姫』のような、非力なヒロインのイメージを持っている方も多いかもしれません。

しかしそんなゼルダ姫も、作品によっては類稀なる力を持っているので、今回は『歴代の強いゼルダ姫ランキング』を調べて作ってみようと思います!

※あくまで個人的な見解でのランキングなので、人によっては順位が違うかもしれません。

ゼルダの伝説 知恵のかりもの
created by Rinker

6位:心の強さでトライフォースを守り抜いた『リンクの冒険』

ハイラル王家における『ゼルダ』という名前は代々受け継がれているものですが、その『初代ゼルダ姫』の登場した作品が、1987年発売のシリーズ2作目に当たる『リンクの冒険』です。

1986年発売の初代『ゼルダの伝説』に登場したゼルダ姫とはまた別人で、『リンクの冒険』のゼルダ姫はとある魔術師によってはるか昔から永き眠りについており、北のお城の一室に安置されています。

初代『ゼルダの伝説』では『力のトライフォース』を奪い取った魔王ガノンに対して、ゼルダ姫は『知恵のトライフォース』まで奪われないよう8つに分けて各地に隠し、それを完成させたリンクがガノンを打ち倒す…という物語になっていました。

しかしトライフォースには3つ目の『勇気のトライフォース』が存在していて、それは悪用されないよう『大神殿』に隠されており、初代ゼルダ姫はその秘密を最後まで明かさなかった人物として伝わっています。

『リンクの冒険』時代のハイラルは小王国の1つでしかありませんが、かつてのハイラルは大国として栄えており、偉大なる王はトライフォースの力を使って秩序を保っていました。

ところが、国王亡きあとにすべてを受け継ぐはずだった王子は、トライフォースを扱うに足る人物ではなかったのか、不完全な状態のトライフォースしか受け継ぐことができず、足りない『勇気のトライフォース』を求めてあらゆる手段を尽くしたそうです。

そんな中、王の側近の魔術師は『ゼルダ姫が何かを知っている』と進言すると、王子はゼルダ姫に鞭を振るいながら問い詰め、しびれを切らした魔術師にも『永遠に眠る魔法』をもって脅されますが、それでもゼルダ姫が口を割ることは最後までありませんでした。

魔術師の魔法によってゼルダ姫は永遠の眠りにつくと、『勇気のトライフォース』の居場所はかつてのハイラル王が書き残した巻物にしか記されておらず、結果としてゼルダ姫が秘密を守り通したおかげで、長きに渡って悪用を防ぐことにつながっています。

他のゼルダ姫と比べると何か『特別な力』を持っている描写はありませんが、たとえ命に関わる状況であっても、小王国の姫としてトライフォースを大切に思う心の強さは、まさに歴代続く『ゼルダ姫の根本』なのかもしれません。

5位:ガノンドロフの危機を察知していた『ゼルダの伝説 時のオカリナ』

『ゼルダの伝説』といえば、今でこそ広大な3Dのフィールドを走り回れるのが『アタリマエ』ですが、そんな3Dを取り入れた最初の作品が1998年発売の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』です。

『コキリの森』に住む少年のリンクは、毎日のように悪夢にうなされていて、それはいつも見知らぬ城門の前で白馬に乗った少女がこちらを見つめながら駆け抜け、その後黒馬に乗った男に鋭い目で睨まれる…というものでした。

リンクは森の守護神『デクの樹サマ』に『黒き砂漠の民』が伝説のトライフォースを狙っていること、ハイラルが今まさに危機にあることを告げられると、『神に選ばれし姫』に出会うため、ハイラル城を目指すことになります。

この『神に選ばれし姫』こそがゼルダ姫で、彼女は夢の中のお告げにより、ハイラルに忠誠を誓うゲルド族の王『ガノンドロフ』を怪しんでいましたが、ハイラル王はゼルダ姫の言葉を聞き入れないまま、その後ガノンドロフのクーデターによって暗殺されてしまいました。

ガノンドロフの魔の手から逃れるため、ゼルダ姫は乳母のインパとともにハイラル城を脱出、途中ですれ違うリンクに『時のオカリナ』を託し、マスターソードのカギとなる『時の歌』のメロディを授けました。

オカリナの力を借り、マスターソードを手にしたリンクは『時の勇者』として覚醒するのですが、そのためには7年にも及ぶ魂の眠りが必要であり、このマスターソードを抜き差しすることで『子供時代』と『大人時代』を切り替えられるのが、本作最大の特徴としても知られています。

ガノンドロフの圧倒的な力によってハイラルが征服されていく中、7年後のゼルダ姫は魔法でシーカー族の末裔『シーク』へと姿を変え、ガノンドロフを欺きながらたびたびリンクを手助けしてきました。

最終決戦直前になるとゼルダ姫は自らの正体をリンクに明かし、賢者の長となる『7人目の賢者』であることを告げると、リンクに光の矢を授けたり、ガノン城の扉を開錠したり、多種多様な魔法でリンクをサポートしてくれます。

直接ゼルダ姫が戦いに参加することはありませんでしたが、7年にもわたりガノンドロフを騙し続けた変身能力や、崩落するガノン城を脱出する際の機敏な動きをみると、思った以上にたくましい性格…だったのかもしれません。

4位:のちの新生ハイラル王国の祖となる『ゼルダの伝説 風のタクト』

ゼルダシリーズは『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を分岐点に、3つの世界線に分かれているのですが、2002年に発売された『ゼルダの伝説 風のタクト』は、『時のオカリナ』でリンクが魔王ガノンを打ち倒し封印した、はるか未来の世界が描かれていました。

長い年月の間に国としてのハイラルは滅亡し、陸の大部分が海底に沈んでしまった本作は、リンクも『赤獅子の王』と名乗る不思議な喋る船に乗り込み、大海原やそれに浮かぶ島々を冒険することになります。

物語はリンクの故郷である『プロロ島』にて、妹の『アリル』が謎の巨大な怪鳥にさらわれてしまい、助け出すため『テトラ』率いる海賊団と協力して、魔物の根城である『魔獣島』に乗り込むところから始まります。

団員から『アネキ』と慕われているテトラは勇敢で決断力が高く、乱暴な言葉遣いでありながら他人を見捨てられない優しさも併せ持っており、リンクにも『海賊のお守り』なる秘宝を通じてたびたびアドバイスをくれました。

しかしリンクの船として共に旅をしていた赤獅子の王こそが、かつて滅びたハイラルの国王『ダフネス・ノハンセン・ハイラル』の変身した姿であり、またテトラもゼルダの血を引く正統な後継者であると告げられます。

テトラ本人もこの事実は知らされておらず、最初はその立場の変化に混乱していましたが、テトラの首飾りは実は古来より王家に伝わる『知恵のトライフォース』であり、それを悪しきものから守り抜くのが代々続く使命だったようです。

トライフォースの力に覚醒すると服装もゼルダ姫らしいドレスになり、化粧まで施されますが、あくまで『ゼルダの血を引くテトラ』であり、アネゴ肌な性格や言葉遣いまでは変わっておらず、最後までリンクを支え続けました。

ガノンドロフに対しても、本人の前で『いまいましいオヤジだね!』と言い放ったり、『光の矢』をもって『コイツで援護するから おもいっきり、ブッたたいてやりな!』と檄を飛ばしたり、ここまで物怖じしないゼルダ姫も珍しいかもしれません。

ガノンドロフを打ち倒したテトラとリンクは、新たなハイラルとなる新天地を見つけると『新生ハイラル王国』を建国、さらにおよそ100年後の世界を描いた『ゼルダの伝説 大地の汽笛』では、王国の紋章にカトラスと赤獅子の王が描かれているのを確認できます。

3位:弓矢を持ち騎乗戦に挑んだ『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』

先ほど紹介した『ゼルダの伝説 風のタクト』は、『時のオカリナ』時代のリンクがガノンドロフを打ち倒し封印したものの、長い年月をかけて封印を破り復活した…という経緯が描かれていました。

一方で2006年に発売された『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』は、『時のオカリナ』時代のリンクがガノンドロフを打ち倒したそののち、オカリナの力で7年前のこどもリンク時代に戻ると、ガノンドロフの暗躍をリンクの進言によって事前に暴き、クーデターを防いだ世界線のさらに100年以上後の世界が舞台になっています。

悪事がハイラルに看破されたガノンドロフは、『砂漠の処刑場』にて賢者たちに処刑を執行されますが、その際に『力のトライフォース』を自身に宿らせて抵抗、賢者の1人を殺害したのち、残った賢者により『影の世界』へ追放されました。

影の世界をさまよううちに、ガノンドロフの欲望は怨念となり、強大な魔力とともに影の世界の野心家『ザント』に宿ると、ザントはその圧倒的な力を持って『トワイライトの王』を名乗り、光の世界であるハイラルまで侵略するようになってしまいます。

ハイラルの王女であるゼルダ姫は、ザントの侵略にも成すすべなく降伏、ハイラル城の一室に幽閉され、ハイラルの人々も黄昏の黒雲に覆われたことで魂だけの存在へと成り下がってしまいました。

本作はリンクの相棒である『ミドナ』に焦点が当てられているため、ゼルダ姫の活躍はそこまで多くないものの、『知恵のトライフォース』の継承者であることは間違いなく、中盤ではザントに深手を負わされたミドナに対して、自らを犠牲にしながら傷を癒すシーンもあります。

ゼルダ姫は光となって消えてしまったかのように思えましたが、その肉体は抜け殻のような形でハイラル城に残されており、また意識もミドナの中に共存していたため、最終決戦を直前に復活を遂げ、リンクと共にガノンドロフに挑みました。

ガノンドロフ戦はお互い愛馬を駆っての騎馬戦で、リンクの後ろに乗ったゼルダ姫は『光の矢』による援護射撃を担当、ガノンドロフの動きを一時的に封じ込め、攻撃のチャンスを作り出す重要な役割を担っています。

王国のために最善を尽くす心の清さや、ガノンドロフを射抜く弓矢の腕を鑑みると、間違いなくシリーズの中でもかなり強いゼルダ姫なのですが、ラストバトルを除けばリンクとの関りが比較的薄い作品なので、やはりもっと出番があってほしかった…と思った方は多いかもしれません。

2位:女神の生まれ変わりである『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』

シリーズによって時代や世界線の異なる『ゼルダの伝説』ですが、もっとも古い時代を描いた作品として知られているのが、2011年に発売された『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』です。

この時代はいわゆる『ハイラル王国』が建国される前の話で、天空に浮かぶ島『スカイロフト』を舞台に、退魔の剣『マスターソード』や、万能の力『トライフォース』の誕生の経緯などが語られています。

本作のリンクとゼルダは共に騎士学校に通う幼馴染で、ほとんど両想いのような関係性を築いており、ゼルダはぼんやりしがちなリンクを積極的に引っ張っていく様子がたびたび描かれました。

ところがある日、ゼルダは竜巻に飲み込まれるとスカイロフトの下に広がる地上へ落下、そこで出会った謎の老婆から、かつて魔族の王『終焉の者』を封印した『女神ハイリア』の転生した姿だと告げられます。

しかし『終焉の者』の力も強大で、女神ハイリアの力をもってしても封印を長く保つことは難しく、それを維持するためにゼルダは『ハイリアの神殿』の『時の扉』から過去に遡り、数千年にも及ぶ眠りにつかなければなりませんでした。

世界の破滅を招く『終焉の者』をより強く封印できる力は、さすが女神ハイリアの生まれ変わりといえますが、それでもゼルダは『女神ハイリア』ではなく『リンクの幼馴染のゼルダ』であることを望み、『いつか終焉の者を打ち倒して目覚めさせてほしい』と、リンクと深い約束を交わします。

『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』や『ゼルダの伝説 風のタクト』のように、ゼルダが直接戦闘に参加することはないものの、ある意味トライフォースにもっとも近い人物であり、その力は歴代でも群を抜いていたようです。

当時は『ハイラル王国』が存在しないので、本作のゼルダはまだ『姫』ではないのですが、このゼルダの子孫がのちのハイラル王家であり、代々姫君に不思議な力が宿る理由でもあるといわれています。

女神ハイリアと終焉の者は対の存在であり、ひいてはゼルダ姫とガノンドロフの因縁を結び付けるものでもあるので、この『女神の血』が後世に受け継がれていなければ、ハイラルという国はどこかでなくなっていたのかもしれません。

1位:100年に及びガノンを封印した『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』

先ほど紹介した『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』がゼルダの歴史でもっとも古い物語であれば、2017年に発売された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、これまでのシリーズの時系列で最後に位置する物語といわれています。

ことの始まりは100年前、はるか昔から幾度となく復活を繰り返す『厄災ガノン』の到来を察知したハイラル王国は、対抗するべく各部族から『英傑』を集め、高い技術力を持ったシーカー族とも協力して着々と準備を進めていました。

中でも女神の霊力を受け継いでいるゼルダ姫、そしてマスターソードに選ばれし勇者であるリンクの2人が作戦の中心に置かれていましたが、ゼルダの母であるハイラル王妃が早くに病没してしまったため、ゼルダ姫に『女神の封印の力』の覚醒の方法は伝えられていませんでした。

ゼルダ姫も力を覚醒させるため、『知恵の泉』で修業を行うものの、結局最後まで女神の力は目覚めず、そのままハイラルの地下深くより目覚めた厄災ガノンとの決戦に臨むことになります。

しかし厄災ガノンの行動はハイラルが想定する以上の狡猾さで、各地で調整していた古代兵器『ガーディアン』に怨念を憑依させ奪い取ると、そのままハイラルを侵攻、巨大兵器『神獣』を操る4人の英傑、ハイラル王、多くの民を殺害し、ハイラル王国を滅亡にまで至らしめました。

ゼルダ姫とリンクは命からがら『ハテノ砦』まで退却しますが、無数のガーディアンに追い詰められ、リンクも奮戦するものの多勢に無勢、あえなく瀕死の状態になってしまいます。

しかしこの窮地において、リンクを守りたいという一心からついに『女神の力』が覚醒し、辺り一面に光が広がるとガーディアン達の憑依が解け、駆け付けたシーカー族にリンクを『回生の祠』に運ぶよう指示を出すと、単身ハイラル城に赴き、厄災ガノンに内包される形で封印を施します。

それから回生の祠でリンクの傷が癒えるまでの100年間、ゼルダ姫はたった1人で厄災ガノンの力を抑え続け、一時的とはいえ侵攻の爪痕残るハイラルに安寧をもたらしてきました。

長きに渡ってガノンを自ら抑え込む、という点では『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』と似ていますが、こちらのゼルダ姫は自我を保ったままリンクを信じ100年の時を待ち続けており、封印の力のみならず精神力の強さもうかがい知れるところです。

作品を重ねるごとに変化するゼルダの力

というわけで今回は『ゼルダの伝説』に登場する『ゼルダ姫』について、作品ごとに持っている力をランキング形式に紹介してみましたが、あくまで個人的な見解なので、参考程度に捉えてもらえればと思います。

しかしゼルダ姫はどのシリーズにおいても、その力を発揮するために様々なプロセスがあるので、ゼルダ姫の紹介というよりは、その作品におけるハイラル王家の紹介みたいになってしまいました。

また、書き上げた後に気づいたのですが、ランキングの順番が発売年数順になっていて、近年のタイトルになるほどゲーム内でもより深くゼルダ姫のエピソードが掘り下げられるため、より『強い力』を持っているように感じたのかもしれません。

2024年9月16日に発売が予定されている『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』は、ついにゼルダ姫自らが冒険へと旅立ちますが、果たしてどのような活躍を見せるのか…今から楽しみです。

ゼルダの伝説 知恵のかりもの
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