どうもみう太です(ΦωΦ)
3月3日というNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)の発売から1周年のタイミングで、外出していて記事を書かない不覚を取りましたが、今回は特に関係ない記事を書こうと思っています!
あの『バルーンファイト』は知ってる?
今回取り上げるタイトルは『バルーンファイト』なのですが、ご存知でしょうか?
バルーンファイトは1985年にファミコンで発売されたアクションゲームで、風船の付いた主人公を操って画面の敵をすべて倒せばゲームクリアとなります。
バーチャルコンソールでも配信されていますし、ミニファミコンにも収録されていたので、やった事のある人も多いかもしれません。
私はゲームキューブの『どうぶつの森』で遊んだような…。
前任天堂の社長である岩田聡さんがプログラムを担当しており、ひたすら左に進みながら風船を割って得点を稼ぐ『バルーントリップ』というモードは、わずか3日で開発して組み込まれたエピソードも残っています。
『ゲームセンターCX』の特別篇で、有野課長も挑戦していました(ΦωΦ)
スマブラでも有名?な初代主人公
ファミコンで発売された『バルーンファイト』の主人公と言えば、ソフトのパッケージにも印刷されている、青いヘルメットに赤い風船の男の子が思い浮かぶかと思います。
この主人公に明確な名前は付いていませんが、『バルーンファイトの主人公』という名前で『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のフィギュアにもなっていますし、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では『むらびと』の上必殺技にも取り入れられていました。
彼が何のために戦っているのかなどゲームの物語の詳細は今でも不明ですが、お互いに風船を割りあい最後まで生き残るサバイバルなバトルに挑戦する事になります。
主人公はそこまで強くなく、背中の風船が割られてしまった時はもちろん、雲から飛び出た雷に当たって感電したり、水面から飛び出た魚に食べられてしまった場合もミスとなります。
近年では新作の開発もありませんが、この主人公自体の知名度は比較的高いのではないでしょうか?
実は出ていたゲームボーイの続編
あまり知られていませんが、実はこのバルーンファイトは2000年に続編『バルーンファイトGB』が発売されています。
そちらでは新たにストーリーが追加され、主人公や敵キャラクターなどがすべて一新されています。
その主人公がこちら。
めちゃくちゃ可愛くなっています。
左の少女『アリス』が主人公で、右の弟『ジム』を助け出す事が目的になっています。
弟のジムはある日、ふくらませた風船を繋げて『風船の虹』を作ったところ、突然の強い風に風船ごとさらわれてしまい、それに気づいたアリスが風船で空を飛びながらペンシルバニアの外まで探しに行きます。
だいぶほのぼのしています。
ファミコン時代の主人公と比べると全体の世界観もまとまっていて、キャラクターも話題になりそうですが…、あまりユーザーに知られていないのはある理由があります。
それは、この『バルーンファイトGB』は『ニンテンドーパワー』のプリライトソフトとしてリリースされ、書き換え専用で物理的なゲームカセットが販売されませんでした。
『ニンテンドーパワー』自体もあまり馴染みがないと思いますが、簡単に言えばスーファミやゲームボーイのカセットにデータを書きこむ、昔のダウンロード専用ソフトみたいなものです(ΦωΦ)
当時ニンテンドーパワーはあまり小学生などには馴染んでおらず、そのニンテンドーパワーも今では配信が終了していますので、この『バルーンファイトGB』を物理的に持っている人はほとんどいない代物となっています。
しかし、実は2011年からは3DSのバーチャルコンソールとして配信されているので、今では比較的遊びやすくなっています。
こちらが公式の紹介動画ですが…、なんか主人公のドットがあまり可愛くない…?
というのも、この『バルーンファイトGB』は1990年にアメリカで発売された『Balloon Kid』をベースにしたリメイク作であり、ゲーム内のドットは『Balloon Kid』と同じ物が使用されています。
その元となった『Balloon Kid』の主人公がこちら。
正直、可愛くないです(ΦωΦ)
なんだそのリボンは。
任天堂は日本に合わせてキャラクターを『アリス』に変更しましたが、ゲーム内のドットは変更されていないので、この微妙に可愛くないグラフィックになっているんですね。
しかし任天堂も『日本向け』に主人公をこのデザインにしたとは…、分かっています。
任天堂でも1、2を争うレア主人公?
ニンテンドーパワーがあまり広まらなかった結果、この『バルーンファイトGB』のアリスも知名度は低いままで、バルーンファイトの主人公と言えばファミコン版のイメージが未だに強く残っています。
(今となっては岩田社長が関わっていた、というのも有名な要因かも)
バーチャルコンソールで配信されているとは言え、ゲーム内であのアリスのイラストが描かれる事はありませんし、海外は海外で『Balloon Kid』のイラストしか知られていません。
更に本家『大乱闘スマッシュブラザーズ』はもちろん、マイナーなキャラを集めた『裏スマブラ』と言われる『キャプテンレインボー』にも登場しておらず、近年でアリスを見る機会はほとんどなさそうです。
バルーンファイトは2006年に『クラブニンテンドー』の景品として続編が配布されていましたが…
…何故だっ!
続編の主人公もチンクルに取られてしまい、例え新作が作られる事になっても次回は『ルイージのバルーンファインド』繋がりから主人公がルイージになりそうだったり、アリスの活躍の余地がほぼ残されていない状態です…。
しかし、そうはいっても任天堂の有名シリーズの主人公を務め、現代でも通用しそうなキャラクターデザインに仕上がっているので、何かのきっかけで復活する事がある…かもしれません。
もしアリスが『可愛い』と思ったら、彼女の今後の活躍を応援してあげてはいかがでしょうか(ΦωΦ)?
コメント
GB版を現代風に作り直して1000円くらいで出せば、クッソ売れると思うんだが。
もしくはswitch版のぶつ森なんかのゲーム内ゲームに入れるとか
バルーンファイトはあの制限されたもどかしさみたいなのが面白さなんですよね。
スニッパーズみたいな感じで、おすそ分けの楽しいゲームとしてなら十分アリな気もする…。
あとアリスがキャラクターとして埋もれているのも勿体ない(ΦωΦ)