どうもみう太です(ΦωΦ)
先日、2018年8月8日に『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL ダイレクト』が配信され、ついにドンキーコングシリーズから『キングクルール』の参戦が決定しました!
見た目通りのパワフルさはもちろん、意外とスピードもあって使いやすいファイターになっていそうな予感がしますね。
※この記事は2018年2月20日に投稿した記事を再編成したものです。
ゲームへの登場は結構久しぶり
『キングクルール』はクレムリン軍団を束ねている、ドンキーコングの宿敵ともいえるキャラクターですが、実は近年はあまりゲームに登場していなかったので、馴染みのないユーザーも多いかもしれません。
スーパーファミコンで発売された『スーパードンキーコング』シリーズや、ニンテンドー64の『ドンキーコング64』ではラスボスを務めましたが、その後は徐々に登場する作品が減少していき、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』への参戦は『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』から10年ぶりの登場となっています。
他のゲームでは『クッパ』や『ガノンドロフ』といったキャラクターが宿敵になっているのに対して、キングクルールが今一つ宿敵になり切れていないのは、いまだに設定が固まっていないのが影響していたのかもしれません。
まず正しい呼び方が定着していない
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』では『キングクルール』と表記されていますが、実はこれは本来の名前ではなく、正式には『キング・ク・ルール(King K. Rool)』が正しい名前になっています。
しかしその呼び方はほとんど定着しておらず、ゲーム内ではこれまで『ドンキーコング64』で1回しか使われていません。
日本では呼びやすさを重視しているのかもしれませんが、略して『クルール』と呼ばれることも多かったので、スマブラSPへの参戦をもって『キングクルール』の名前がより定着しそうです。
一人称が安定しない
キングクルールは基本的には自分の事を『俺様』と呼びますが、作品によっては『ワシ』だったり『ワガハイ』だったり、微妙に一人称が定まっていないようです。
一人称に関しては、例えばスーパーマリオの『クッパ』も当初は『おれさま』や『ワシ』を使っていましたが、『スーパーマリオRPG』以降では基本的に『ワガハイ』で統一されており、多くのユーザーにも馴染み深いのではないかと思います。
それに対してキングクルールは初登場から20年以上が経っていますが、いまだに一人称が定まっておらず、どのようなしゃべり方なのかイメージが掴みにくくなっています。
これに関してはスマブラではセリフもないので、もう少し時間をかけて設定を固めていく必要がありそうです。
肩書が決まっていない
ゲームの親玉と言えば肩書があり、例えばクッパやガノンドロフは『魔王』や『大魔王』、デデデなら『大王』などが定着していますが、キングクルールに関しては『クレムリンの王』『ボス』『総帥』と、毎回肩書が少しずつ違っています。
クレムリン軍団をまとめ上げる『キング』なわけですから『王』が分かりやすい気もしますが、それだと言わば『キングのキングクルール』みたいな感じにもなってしまうので、何かピッタリな肩書を模索している段階なのかもしれません。
そもそも名前に『キング』が入っている以上、『キングクルール大王』や『総帥キングクルール』にしてもクドい雰囲気があるので、下手に肩書を付けない方が良いような気もしますね(ΦωΦ)
家族関係が日本と海外で違う
ドンキーコングシリーズには他にも『キャプテンクルール』や『バロンクルール』といった、キングクルールにそっくりなボスキャラクターが存在します。
見た目がそっくりなこのキャラクターは、開発を担当した『レア社』の公式サイトによると『変装したキングクルール』だとされていますが、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のフィギュアによると『キャプテンクルールはキングクルールの兄』と書かれており、ここで設定の食い違いが見られます。
また、『ドンキーコング64』でもキングクルールの弟として『クランジー』が登場しますが、海外ではクレムリン軍団の手下の1人という扱いであり、こちらも設定が異なっています。
他にも、『スーパードンキーコング3』に登場した『バロンクルール』には妻がいる事をほのめかすメモがありますが、制作したレア社は『クルールに妻がいるかは我々も知りません』とコメントしていたり、正確な家族関係は一切謎に包まれています。
例えば、スーパーマリオシリーズに登場する『ルドウィッグ』や『イギー』といった7人のコクッパはもともとクッパの子供でしたが、『クッパ Jr.』が登場したことで関係が変化し、コクッパは子供ではなく手下という設定に変更されています。
なのでキングクルールも時代に応じて設定が変わった可能性もありますが、任天堂から資料を貰ってテキストを作成していた『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のフィギュアの説明すら食い違っているのを見ると、レア社と任天堂で持っている設定資料が違う可能性もあり得そうです。
ただ、スマブラSPではキングクルールが『キャプテンクルール』の格好で攻撃したり、『バロンクルール』の持っていた機械を使っていたりするので、今作はスマブラの世界でも同一人物という設定になっているのかもしれません。
身体の作りさえ作品で違う
クレムリン軍団のキャラクターは『ワニ』をモチーフにしているので、基本的には尻尾が付いています。
しかし1999年から放送された3Dアニメでは、3Dの動きの作業量を減らすためにキングクルールから尻尾がなくなり、それが影響してか、その後は尻尾のあるゲームと尻尾のないゲームが混在しています。
任天堂が開発するゲームには尻尾がある事が多いですが、バンダイナムコが開発した『ファミリーベースボール』などでは尻尾が付いておらず、キャラクターの造形から設定が固まっていませんでした。
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のキングクルールは尻尾がないように見えますが…、かなり短いだけで、よーく見るとちゃんと尻尾が付いているのが確認できます。
今後『ドンキーコング』の作品にキングクルールを登場させる場合、このスマブラSPのデザインが大きな指針になってくるのかもしれません。
スマブラが『きっかけ』になる?
ドンキーコングの宿敵といえば…というポジションを持っていながら、スマブラのみならず本編にもなかなか参戦できなかったキングクルールですが、この定まっていない設定が故に扱いにくい側面があったのかもしれません。
しかし、今回の『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』に参戦したことで若いユーザーからも知られるようになり、『キングクルールはこのデザイン!』という明確な見本が出来たようにも思えます。
もちろん作品に合わせてデザインは少しずつ変わるかもしれませんが、少なくとも『キャプテンクルールと同一人物なのか』『尻尾はあるのか無いのか』といった部分で悩むことは減り、多少はボスキャラクターとして出しやすくなった…かもしれません。
一方で性格の面はまだ固まっていない部分があり、『スーパードンキーコング』では『死んだふり』など狡猾な手段をとったり、『ドンキーコング64』では逃げ出した部下を容赦なく処刑する冷酷さがあったり、一方で巨体をドタドタと動かしてコミカルな仕草をしたり…、スマブラでどのような性格が反映されているか気になるところです。
なんとなくスマブラでは多少コミカルな要素が強そうな気もしますが、『King K. Rool』という名前を付けたレア社のデザイナーによると、『残酷な』の意味を持つ英単語『Cruel』から取っているらしく、本来はラスボスらしい純粋な悪を想定していたのかもしれません。
そのデザイナーは先日『スマブラに参戦するなら、5分で名前を付けずにもっとマシな名前を考えれば良かった』と冗談交じりにTwitterに投稿していますが…、今後どのようなキャラクター付けがされていくのかも注目のポイントになりそうです。
コメント
エンガード等のアニマルフレンドやおなじみの敵キャラ(ジンガー等)も出てないんですよね・・。
何かしら良い情報があればいいのですが・・。特にエンガード
場所が違うから仕方ないと言えば仕方ないんですけど、お馴染みのキャラが出ないってのは残念ですよね。
逆にどこにでも来るクッパや、ガノンに至っては時代が違っても出てきますから執念が強すぎます(ΦωΦ)
兎にも角にもドンキーコング64をSwitchでVC配信してほしくて思い出したら問い合わせで要望送り続けてる
スイッチのVCはいつになるか気になりますよね、オンラインサービスと合わせて発表なのかな…?
ドンキーコングは1、2、3、64を合わせたコレクションとか出てもいいくらいな気がします(ΦωΦ)
スマブラでキングクルールの見た目はアニメのCGにして欲しい、あと声も
結局アニメの仕様なクルールが出てるゲームもあるので、その見た目の可能性はあるかも…?
声に関しては、よくよく考えればドンキーコングってレア社⇒任天堂⇒レトロスタジオと作ってるところが変わりがちなので、それでなかなか定まらないのかな…?
ほとんどwikipediaに書いてあることやんけ
君は気づいてはいけない事に気づいてしまったらしいな…(ΦωΦ)
因みにウィキペディアを見ているにも関わらず『サイズが定まっていない』を忘れていたのだ。