どうもみう太です(ΦωΦ)
Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)も発売から1年以上が経過し、最新ゲームもかなり増えてきましたが、その一方で敢えてレトロなゲームを復活させたタイトルも一定の人気を博していますね。
例えばメガドライブ時代のソニックを意識した『ソニックマニア』や、当時の操作感をそのまま活かした『ダブルドラゴン4』『ロードランナー・レガシー』『ぺんぎんくんギラギラWARS』などなど…、思いがけないタイトルが復活を果たして驚いたユーザーも多いかもしれません。
そんな訳で、今回はレトロゲームに関する話です(ΦωΦ)
ドンキーコング3って知ってる?
今回取り上げたいゲームは、ファミコンで発売された『ドンキーコング3』なのですが、このタイトルはどちらかと言えば知名度は低め…かもしれません。
勘違いしやすいのですが、スーパーファミコンで発売された『スーパードンキーコング3 謎のクレミス島』ではなく、1984年(アーケードは1983年)にリリースされたそのままの『ドンキーコング3』の方です。
ファミコンの『ドンキーコング』は『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューター』にも収録されていますし、『大乱闘スマッシュブラザーズ』にもステージが登場するのでご存知の方も多いと思いますが、『ドンキーコング3』はバーチャルコンソール以外ではあまり見る事もないので、遊ぶ機会に恵まれない少し不遇なタイトルになっています。
ていうか、まず『ドンキーコング2』ってゲームはリリースされていないのに『ドンキーコング3』があるんですよね…(ΦωΦ)
3人目のオーバーオールが主人公
ファミコンでリリースされた『ドンキーコング』シリーズと言えば、マリオとドンキーコングの対決を描いたストーリーがベースになっています。
それは初代『ドンキーコング』でも、次回作の『ドンキーコングJR.』でも同じなのですが、この『ドンキーコング3』に限っては『スタンリー』というまったく別のキャラクターが主人公に置かれています。
スタンリーの見た目はオーバーオールで丸い鼻、茶色い髪の毛など、ヒゲや帽子はないもののマリオやルイージと相違点が多く、イニシャルを取れば『M』と『L』に続いて『S』になる事から、3人目のオーバーオールとして活躍が期待…されていたのかもしれません。
しかし、肝心のスタンリーは『ドンキーコング3』のみの出演となり、後のタイトルでは主人公はおろか、サブキャラクターとしても登場する事はなく、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』でフィギュアが用意されるだけにとどまっています。
後に海外で発売された『ゲームボーイギャラリー4』では、この『ドンキーコング3』を現代風にアレンジしたゲームが収録されていますが、そちらではプレイヤーキャラクターはマリオに差し替えられており、当時なぜ敢えて新キャラを投入したのかは謎に包まれています。
しかし、『ドンキーコング3』自体の評価がそこまで高くはなかった事もあり、『スタンリー』の存在は次第に埋もれていった背景がありそうです(ΦωΦ)
殺虫剤 vs ドンキーコング
そもそも『ドンキーコング3』がどんなゲームなのかと言えば、シリーズとしては意外な事にジャンルが『アクションシューティング』になります。
いわゆる『縦シューティング』と呼ばれるもので、主人公のスタンリーは殺虫剤を持っており、上から襲い来る虫を撃ち落としながら、中央のロープにぶら下がるドンキーコングを殺虫剤の空気で最上部まで押し上げればステージクリアとなります。
また、虫はスタンリーに向かってくるだけでなく、画面の下に配置されている花を持ち去ろうとするので、それを防ぐように意識をする必要もあり、シンプルでありながらなかなかやり応えのある難易度になっています。
簡単に倒せる小蜂だけでなく、2発当てなければ倒せない上に死に際に弾をばら撒く親蜂や、殺虫剤を当てても動きを止めるだけの芋虫、集中的にスタンリーを狙ってくる小さな蚊など、敵キャラクターもバリエーションが豊富であり、ゲームのシステムとしては全体的に悪い評価ではありませんでした。
しかし、当時のアーケードゲームでは珍しい事ではありませんが、ステージは全部で3面しか用意されておらず、BGMも変化が乏しい為、長期に渡って遊び続けるには少し厳しいものがあったかもしれません。
その後はハードの変更に伴って『スーパードンキーコング』シリーズに移行し、当時のドンキーコングは『クランキーコング』となってマリオやスタンリーとの対決から引退、初代ドンキーコングシリーズも終了となりました。
今こそスタンリーの復活はあるのか
以前に『バルーンファイトGB』の主人公である『アリス』が、任天堂の中でもかなりマイナーな主人公ではないかと記事を書きました。
しかし、スタンリーも『スマブラ』でフィギュアにはなっているものの、なかなか知らない人も多いのではないでしょうか?
ファミコンミニにも『ドンキーコング3』は収録されませんでしたし、マイナーなキャラクターが集合し『裏スマブラ』と呼ばれた『キャプテン・レインボー』にも登場しなかったので、スタンリーが動いている新作ゲームはもう30年以上出ていない事になります。
『ドンキーコング3』はボリューム以外の面では決して悪いタイトルではないので、現代風にアレンジをすれば十分復活の可能性もあり、何かのきっかけでまた日の目を浴びて欲しいと思います。
ただ、バルーンファイトGBのアリスに比べてもスタンリーはあまりにマリオに似すぎていて、『じゃあマリオで良いじゃん』と言われれば否定しにくいところから、そのキャラクターデザイン故にハードルが高くなっているかもしれません…。
『マリオテニス64』に参戦した事がきっかけで出番が増えた『デイジー』や『ワルイージ』のように、何かパーティゲームに突如参戦する事はあるのでしょうか(ΦωΦ)
コメント
2ことjr.と3の間にマリオブラザーズが作られてマリオが別のゲームの主人公になったことがスタンリーに変わったことと関係があるんじゃないかなぁと
ゲームの雰囲気がG&Wのグリーンハウスに似ているのにも何かあるかも
スタンリーの配色はACとFCでは違って、ACだとまんま帽子を取ったマリオですw
ああ、なるほど、マリオは『マリオブラザーズ』の主人公である事を明確にするためにも、ドンキーコングの主役は別のキャラクターにしたって感じかもしれませんね(ΦωΦ)!
配色の事もWikipediaには書いてあったんですけど、多分未だに明確な設定は定まっていなさそうですよね…w