こんにちは、こんばんは、『みう太』と書いて『みうた』と申します!(Xアカウント)
1985年の発売から40周年を迎えた『スーパーマリオブラザーズ』は、この長い歴史の中で常に進化を続け、今やクッパ軍団も非常に大きな組織へと変貌しました。
総大将のクッパのみならず『クッパJr.』や『クッパ七人衆』、『カメック』、『ブンブン』といった幹部も数多く登場していて、近年では『マリオパーティ』や『マリオカート』などで見かけることも増えています。
マリオRPG系列のゲームを遊んでみると、クッパ軍団の配下はちゃんとクッパに敬意を持っているようで、まさに「大魔王」にふさわしいカリスマ性を備えていることがうかがい知れます。
時として仲間たちに牙をむくクッパ軍団
そんなキノコ王国を脅かす一大勢力の「クッパ軍団」ですが、そのメンツは『ブル』のような体力自慢もいれば、『カメック』のように魔法を使いこなす者までいて、まさに多種多様です。
これらクッパ軍団は、それぞれ自分が得意とする場所からマリオを迎え撃ち、時には「ステージのボスより厄介」とまで言われることも珍しくありませんでした。

その一方で、マリオに対抗するためだったハズの個性が逆に利用されてしまうケースもあって、場合によってはもはやクッパへの裏切り…?に見えてしまうこともあるようです。
というわけで今回は、そんなクッパの忠実なしもべでありながら「条件によっては仲間に牙をむいてしまうクッパ軍団」をいくつか紹介してみたいと思います!
40年以上コウラを利用され続けた『ノコノコ』

まず「マリオに利用されてしまう敵キャラ」といえば、真っ先に思い浮かぶのは『ノコノコ』に他なりません。ノコノコはクッパ軍団を代表するカメの一族で、名前の通り「ノコノコ」と地上を歩く様子がよく見られます。
ノコノコは1985年発売の『スーパーマリオブラザーズ』から登場し、多くのステージでマリオの行く手を阻みました。カメ特有の打たれ強さが特徴で、一度踏みつけてもコウラの中に身を隠してしまい、倒すことができません。
しかしノコノコが身を潜めたコウラは、マリオが触れるとそのまま蹴り飛ばされ、壁にぶつかるまで勢いよく直進を続け、道中の敵を次々となぎ倒してくれる「攻撃アイテム」へと変貌します。

これはスーパーマリオブラザーズの説明書にも「マル秘テクニック集」のページに紹介されていて、うまく活用すれば敵を一網打尽にできるだけでなく、ときに『ハンバーブロス』などの強敵を打ち破る手段にもなり得ます。
このテクニックはのちのシリーズでも定番となり、1988年発売の『スーパーマリオブラザーズ3』では、マリオがコウラを持ち運べるように進化、敵だけでなく邪魔なブロックにぶつけて壊したり、ハテナブロックからアイテムを取り出したり、より幅広い場面で活用できるようになりました。
その後の作品でも、ヨッシーが口に含むことで特別な能力を発揮したり、マリオがコウラに乗ってサーフィンのように移動できたり…、クッパ軍団でありながら、もっともマリオに利用されたカメ一族なのは間違いなさそうです。
生きる爆弾としてギミックに使われる『ボムへい』

『ボムへい』は『スーパーマリオブラザーズ3』に初登場した敵キャラクターで、その見た目はまさに「爆弾の兵隊」に他なりません。マリオを見つけると自ら導火線に火を点け、爆発に巻き込もうと近づいてくる様子から、のちの作品では「命知らずの爆弾野郎」とも呼ばれました。
生物というより兵器として扱われることが多く、クッパ軍も戦車の砲台から発射したり、チョロプーやクッパが投げつけてきたり、その汎用性の高さから多くの場面で活用されています。
ただし、その爆発は敵味方を問わず巻き込む無差別なもので、ときにクッパ軍団へ被害を及ぼすことも少なくありません。一度踏みつけて動きを止めれば、逆にマリオが持ち運んで利用することも容易です。

1997年発売の『ヨッシーストーリー』では、クッパの幼き姿である『ベビークッパ』がラスボスを務めていました。この戦いでも空中からボムへいが無数に降り注ぎ、それを投げつけることでダメージを与えられます。
逆に言えば、幼少期からクッパはボムへいが原因で痛い目にあっているハズなのですが、それでも変わらず使い続けているのは、それだけ自律型の兵器として優れているだけでなく、それなりに愛着を抱いているからかもしれません。
2006年に発売された『New スーパーマリオブラザーズ』以降は、ボムへいの爆発でレンガなど一部のブロックも壊せるようになり、隠されたエリアへの道を開いたり、特別なアイテムを手に入れられたり、よりギミックとして活用の幅を広げています。
強敵でありながらマリオに雲を残す『ジュゲム』

『ジュゲム』は初代スーパーマリオブラザーズから登場する古参のカメ一族で、雲に乗って空を自由に移動し、トゲゾーのタマゴである『パイポ』をひたすら投げつけてくる厄介な敵キャラクターです。
ノコノコと違い耐久力は低く、1回の踏みつけやファイアボールで倒せますが、上空にいるため攻撃を当てるのは難しく、たとえ倒したとしても一定時間で復活してしまうため、多くのプレイヤーから苦手意識を持たれていました。
しかし1990年発売の『スーパーマリオワールド』では、踏みつけ以外の方法で倒すとその場に雲を残すようになり、そのままマリオが乗り込むことも可能です。少し時間が経つと消えてしまうので、活用できる場面は限られていますが、空を自由に移動できる貴重な手段となっています。

2009年発売の『New スーパーマリオブラザーズ Wii』以降は、踏みつけで倒しても雲が残るようになり、隠されたルートやアイテムを見つけるギミックに使われることが増えてきました。
ちなみに、実はジュゲム自身がマリオの助けになっているケースもいくつかあって、例えばスーパーマリオワールドには釣り糸で1UPキノコを吊るした『フィッシングジュゲム』が登場します。キノコを取るといつも通り攻撃してきますが、1UPできる以上、こちらが損をすることはありません。
また、Pスイッチを押すとジュゲムの投げるパイポが銀のコインに変化したり、別シリーズだとそもそも最初からコインを投げてくれる個体がいたり…、昔に比べると「ただの嫌なやつ」という印象は薄まっているのではないかと思います。
マリオにとって強力な武器にもなった『クツクリボー』

クッパ軍団を代表するザコ的といえば、キノコ王国の裏切り者といわれる『クリボー』ですが、クリボーも長い歴史の中で様々な進化を遂げ、今や数えきれないほどの亜種が存在しています。
そんな多種多様なクリボーの中でも、出番は少ないながら大きなインパクトを残したのが、『スーパーマリオブラザーズ3』に登場した『クツクリボー』です。
クツクリボーとはその名前の通り、大きなクツを履いたクリボーのことで、不規則なジャンプからマリオを踏みつけようと襲い掛かってきます。しかし逆にブロックを下から叩いて倒すと、クツだけがそこに残り、これに乗ることで『くつマリオ』に変身が可能です。

見た目はかなりシュールな「くつマリオ」ですが、実はかなり強力なパワーアップで、『トゲゾー』や『パックンフラワー』を踏んで倒せるだけでなく、『ブラックパックン』やトゲの上すら自由に移動できるようになります。
難点といえば、歩くのではなくピョンピョンと跳ねるように移動するので、少しだけ操作が難しいことが挙げられます。また、ゴールするとクツは消失してしまうため、次のステージに持ち越せないのは残念かもしれません。
決して出番の多いパワーアップではありませんが、そのインパクトの大きさから未だに人気は高く、『スーパーマリオメーカー』ではハイヒールのくつマリオや、ちょっと空を飛べる羽根つきくつマリオなど、バリエーションに幅が生まれているのも印象的です。
有り余るパワーで道を切り開く『ワンワン』

1988年の『スーパーマリオブラザーズ3』をきっかけに出番を増やしたクッパ軍団のキャラクターは多く、先ほど紹介した『ボムへい』の他にも、『テレサ』『ドッスン』『ガボン』などが本作で初めて登場しました。
鋭いキバが特徴的な鉄の生き物『ワンワン』も初登場で、鎖につながれているため行動範囲は狭いものの、マリオを見つけると飛び掛かってくる獰猛な性格や、ファイアボールすら効かない打たれ強さは、まさにクッパ軍団の優秀な番犬といえます。
その後もワンワンは多くの作品で引き続き登場し、1996年発売の『スーパーマリオ64』にて初めての3D化、サイズがかなり大きくなり、顔つきも以前のような険しさではなく、つぶらな瞳が印象的な可愛らしい雰囲気に変化しました。

そんなワンワンの力を借りなければならないコースが「ボムへいのせんじょう」で、パワースターを手に入れるためには、ワンワンを鎖から解き放って檻を壊してもらう必要があります。
本来は自由になった瞬間、マリオに襲い掛かってきてもおかしくないのですが、嬉しさのあまりクッパの元に戻っていったそうで、この頃から「狂暴」より「無邪気」なイメージの方が強くなってきたようです。
2Dアクションでも、2009年の『New スーパーマリオブラザーズ Wii』以降は、ヒップドロップで杭を破壊すればワンワンは勢いよく飛び出し、ブロックを壊してもらえるようになりました。クリアに必須ではありませんが、スターコインの収集などには必要なテクニックになっています。
クッパ軍団の特性をしっかり理解しているマリオ
というわけで今回は「マリオに利用されてしまうクッパ軍団」について調べてみましたが、やはりその元祖は『ノコノコ』のコウラで、今や色によって効果が少し違ったり、40年にわたる歴史の長さを感じます。
とはいえ有効的に活用するのは意外と上級者向けのテクニックで、蹴り出したコウラが壁に跳ね返ってくるなど牙をむくこともあり、何ならノコノコ自身が自分のコウラを蹴り出してくることすらありました。

他にも『パタメット』の背中に乗って足場にする、『カメック』の魔法でブロックを消してもらう、など道を切り開いてくれるクッパ軍団は意外と多く、それだけ敵の個性を理解しているマリオもさすがといえます。
個人的にはやっぱり『クツクリボー』のギミックが印象的で、近年もスケートぐつを落とす『スケートクリボー』が登場していますが、いつか本編で『くつマリオ』の復活にも期待したいと思う今日この頃です。





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