ドンキーコングの名前の由来は「マヌケ」?かつての失態と、性格の変化を調べてみた

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こんにちは、こんばんは、『みう太』と書いて『みうた』と申します!(Xアカウント

今もなお定期的にタイトルが追加されている『Nintendo Classics』ですが、2026年6月4日にはついに『ドンキーコング64』の配信が予定されていて、懐かしいと感じている方も多いのではないかと思います。

『ドンキーコング64』は1999年にNINTENDO 64で発売されたアクションゲームで、ドンキーコングシリーズ初の3D作品でもありました。実は私も当時遊べておらず、未プレイなのですが、かの有名な「モンキーラップ」は知っているので、原曲を実際に聴けるのか……と楽しみにしています。

当時遊んでいた友人に話を聞くと、ゲームの難易度はかなり高く、中には処理落ちを前提にしたゲームスピードに調整されている部分もあるそうで、処理の軽くなったNintendo Switch版だとどれだけ難しくなっているのか、気になるところです。

※この記事は2023年4月8日に公開した記事を再構築したものです。

ドンキーコングの名前の由来は『まぬけ』?

そんな『ドンキーコング64』は、シリーズでもおなじみのドンキーコングとディディーコングだけでなく、ランキーコング、タイニーコング、ティンキーコングと初登場の仲間がいて、5匹ものプレイアブルキャラクターを交代しながら進めていくのが特徴のゲームです。

近年の『マリオカート ワールド』や『ドンキーコング バナンザ』では、ドンキーコングの顔つきがコミカルになったり、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』ではクランキーコングが祖父ではなく父になったり、様々な変更点がありましたが、あえてこの頃のドンキーコングに触れてみるのも趣があります。

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ちなみに名前に含まれている「ドンキー」とは「ロバ」の意味で、英語では「マヌケ」や「愚か者」といったスラングで使われることもあるそうです。

確かにドンキーコングと言えば、どこか抜けているようなイメージがありますが、それ以上にパワフルかつ心優しい印象も強く、あまり『マヌケ』と思うことはないかもしれません。

というわけで今回はドンキーコングが本当に「ドンキー」なのか、「彼がうっかりが引き起こした失態」について、調べて紹介してみようと思います!

ディディーに仕事を押し付けた『スーパードンキーコング』

クランキーコングの孫、いわゆる2代目ドンキーコングのデビュー作である『スーパードンキーコング』は、1994年に発売されました。当時としては最新のCG技術で描かれた美しいグラフィックが大きな特徴で、今もなお高い人気を誇っています。

本作の目的は、クレムリン軍団に盗み出された大量のバナナを取り戻すことです。ドンキーコングは、コングファミリーやアニマルフレンドたちの力を借りながら、クレムリンのボスである『キングクルール』の船を目指して冒険を繰り広げます。

しかし説明書によると、バナナが盗まれる大嵐の当日、ドンキーコングはディディーコングにバナナ倉庫の見張りを任せ、どうやら自分の仕事を他猿に押し付けていたようです。

ディディーは押し寄せるクレムリン軍団に立ち向かいましたが、さすがにそれだけの人数差を覆すことはできず、タルに閉じ込められて茂みに放り込まれてしまいます。

実は、当時「DKバレル」の中に仲間が入っているのは、この設定を反映させたもので、敵の攻撃に驚いて逃げ出したドンキーコングたちを、クレムリンが捕まえてタルに閉じ込めていた……という背景があったりします。

倉庫のバナナがすべて盗み出された翌日、祖父のクランキーコングはドンキーコングをたたき起こし、「自分の責任を他人に押し付けた結果がこれだ」と厳しく叱責しました。

ドンキーコングはこれがクレムリン軍団の仕業だと気づくと、盗まれたバナナを一本残らず取り戻してやると怒りに燃えますが、クランキーコングは「マヌケなお前にやられるクレムリンなどいるものか」と説教を始め、孫をあまり信用していなかった様子がうかがえます。

ドンキーコング自身は自分を「ジャングルの支配者」と自称するなど、やや自意識過剰なところがあったようなので、その性格が、結果的にクレムリン軍団を倒す強いモチベーションにつながっていたのかもしれません。

ただ、実際にゲームをプレイすると、強敵が現れるたびに目玉を飛び出して驚いたり、崖のギリギリで腕を振り回しながら踏ん張ったりする姿が印象的で、ジャングルの支配者というには、かなりコミカルで愛嬌のあるキャラクターとして描かれていました。

タイトルでありながら誘拐される『スーパードンキーコング2』

翌年の1995年に発売された続編『スーパードンキーコング2』では、タイトルに『ドンキーコング』と入っているにもかかわらず、操作キャラクターはディディーコングとディクシーコングになっています。

肝心のドンキーコングはというと……、彼は夜に一人でビーチに散歩に出かけたまま、翌朝になっても帰ってきませんでした。ディディーコングが様子を見に行くと、そこには壊されたビーチチェアと無数の足跡だけが残されており、ドンキーコングの姿はどこにもありません。

代わりに置かれていた手紙には、「ドジで間抜けなドンキーコングは捕まえた。返して欲しけりゃバナナをよこせ。」と書かれており、またしてもキャプテンクルール率いるクレムリン軍団の仕業であることが判明します。

せっかく自身の看板タイトルなのにもかかわらず、ドンキーコングはほとんど活躍の場がなく、まさかの『スーパーマリオ』におけるピーチ姫に近いポジションとなってしまいました。

しかし、ディディーコングが「助けに行く」と言うと、クランキーコングは「前回はドンキーがいたからできたことだ」と一喝していて、前作での冒険を通じ、多少なりともドンキーコングを頼りに思う気持ちが芽生えていたようです。

1996年に発売された『スーパードンキーコング3 謎のクレミス島』では、ディディーコングがキャプテンクルールを打ち倒し、ドンキーコングを救出してから数ヶ月後の世界が描かれました。しかし、本作でもドンキーコング、さらにはディディーコングまで、バロンクルール率いるクレムリン軍団に捕らえられてしまいます。

本作は、ディクシーコング宛てに『ドンキーと島を探検してくる。明日戻る。 ディディーより』と手紙が残されていましたが、何日経っても二人は戻ってこず、心配したディクシーがクレミス島へ様子を見に行きました。

島でリンクリーコングに話を聞くと、「ドンキーとディディーを見かけたがどこに行くかは聞かなかった」と言われ、その後ファンキーコングから託された赤ちゃんコング『ディンキーコング』と力を合わせて、ドンキーコングの救出を目指すことになります。

ジャングルの王者と自称するには捕まりすぎでは…?とも思えますが、クレミス島にはすでに他のコングファミリーも多く滞在しており、その中でドンキーコングとディディーコングの2匹が狙い撃ちされたのは、クレムリン軍団の強い執着心の表れでもあったのかもしれません。

クランキーの策の賜物?今や立派に成長したドンキーコング

倉庫からバナナを盗まれたり、クレムリン軍団に何度もさらわれたりと、なかなか良いところを見せられなかったドンキーコングですが、1999年に発売された『ドンキーコング64』以降は、主人公として堂々とした活躍を見せています。

ドンキーのことを「マヌケ」と呼んでいたクランキーコングも、実は文句を言いながら成長を期待していたようで、1995年に発売された『スーパードンキーコングGB』では、なんとクレムリン軍団と結託してバナナを盗ませ、ドンキーコングに取り返させるというマッチポンプを画策しました。

本作は『スーパードンキーコング』の後の話として描かれていて、クランキーは「その華々しい活躍はSFCの美麗なグラフィックのおかげではないか?」「ゲームボーイの白黒画面でも同じように活躍できるのか?」とメタ的な疑問を投げかけ、半ば誘導尋問のようにドンキーコングを冒険へと送り出しています。

そうした経験を積んだことで、ドンキーコングも作品を重ねるごとに立派に成長し、もともと兄貴肌だった性格も相まって、『ドンキーコング64』ではディディーをはじめとする4人のコングクルーをまとめ上げるリーダーにまでなりました。

また、キングクルールの弟でありながら悪事を嫌い、DKアイランドの破壊命令を拒否して牢に幽閉されていた『クランジー』を助け出すなど、心優しい一面もこの頃から目立つようになっています。

2004年に発売された『ドンキーコング ジャングルビート』では「王の中の王」を目指す旅に出ており、一人称もこれまでの「オイラ」や「ボク」から「オレ」に変わっています。ジャングルの王者としての風格が、より強く感じられるようになりました。

かつては小言の多かったクランキーコングも、シリーズが進むにつれてドンキーを認める描写が増えていて、『ドンキーコング64』では、クルールを倒して疲れ果てて眠るドンキーのそばに寄り、優しく頭をなでてねぎらうシーンが描かれました。

しかし、昔ながらのコミカルなイメージは変わっておらず、『ドンキーコング トロピカルフリーズ』では誕生日パーティをバイキング集団『ザ・スノーマッズ』に吹き飛ばされるなど、損な役回りになることも少なくありません。

また、以前はキャンディーコングに対して「バナナと同じくらい好き」と言っていましたが、『マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!』では人間の『ポリーン』に一目惚れしていて、性格や好みも少しずつ変化してきているようです。

より「コミカル」な印象が強くなった新しいデザイン

かつてはコングファミリーを事件に巻き込んだり、肝心なところでクレムリン軍にさらわれたり、失敗の目立っていたドンキーコングですが、『ドンキーコング64』以降はリーダーとしてのパワフルさと行動力が強調され、どこか抜けている一面を残しつつも、かっこよく描かれる機会が増えました。

ところが、2023年に公開された映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では、デザインが大きく変更され、従来の筋肉質でシャープな印象から、少しデフォルメされた丸みのある柔らかい雰囲気にシフトしています。

宮本茂はIGNのインタビューで、「ゲームを制作する中で、ドンキーコングをより表情豊かにするように務めてきた」と語っており、レア社のデザインを尊重しつつ、映画化を機に初代を思わせるひょうきんな性格とビジュアルに仕上げたそうです。

この変化はゲームにも反映されていて、2025年の『マリオカート ワールド』では、ドンキーコングの顔つきが以前より柔らかくなり、Nintendo Switchのアイコンも新しいデザインに更新されました。これにより、任天堂も今後このデザインを標準とする意向が明確になっています。

そして同年7月17日、待望の新作『ドンキーコング バナンザ』がNintendo Switch 2向けに発売され、『ドンキーコング64』以来、実に26年ぶりの3Dアクション本編新作は、大きな話題になりました。

本作のドンキーコングは、パワフルな特徴をしっかりと残しつつ、温厚で能天気な性格がより強調されています。自分の感情に素直で、バナナを前に目を輝かせたり、嫌なことがあると露骨に不機嫌な顔をしたりと、表情豊かなシーンが随所で見られました。

「マヌケ」というより、「子供っぽい純粋なキャラ」の印象が強くなり、大抵のトラブルは解決できるほどの圧倒的なパワーもあるので、かつてのように敵にさらわれてばかりという弱さは感じられません。

デザインの刷新されたドンキーコングが活躍するタイトルはまだ少ないですが、今後『マリオパーティ』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』などにも参戦すれば、また昔とは一味違ったドンキーコングの魅力を感じられるのかもしれません。

今では『マヌケ』のイメージはほとんどない?

というわけで今回は「ドンキーコングは本当に名前の通りマヌケなのか?」を簡単に調べてみましたが、『ドンキーコング64』以降は「うっかり」なエピソードもだんだん減り、近年は純粋で心優しいイメージが強くなっているようです。

『マリオゴルフ』や『マリオテニス』などでは、よりパワフルさが強調されていて、その分やや感情的だったり、熱くなると周りが見えなくなったり…、歴史あるキャラクターでありながら、子供っぽさの見える性格でもありました。

劇場版『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』からは、コミカルかつオーバーな表情が目立つようになり、より素直な性格が反映されています。しかし、パワフルでリーダー気質な点は変わっておらず、「マヌケ」というより「愛嬌のあるドジ」なイメージが近いようです。

そもそも、タイトルに名前を冠しているにもかかわらず、クレムリン軍にさらわれてしまう『スーパードンキーコング2』と『スーパードンキーコング3』は前代未聞の失態で、これを超える「マヌケ」なエピソードはなかなか思い付きません。

今やクランキーコングからも認められるようになったドンキーコングですが、今後また「うっかり」クレムリン軍団に捕まり、ディディーコングが主人公の作品は出てくるのか……、そちらも気になる今日この頃です。

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みう太(みうた)

長野県出身のwebデザイナー。山奥の小さな集落出身で、物理的にあまり町へ行って遊べなかったので、幼少期から暇があればゲームを遊んでいた。
特に任天堂のゲームが好きで、初めて遊んだゲームは『ヨッシーアイランド』。
ニンテンドースイッチの初報に合わせて、任天堂の最新情報を取り扱うブログ『ユウガタネコ』をオープン。その後はより独自の記事を書くように方向転換し、2025年に『マリオの知らない世界』へリニューアルした。

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