どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)
2022年8月30日にはWii Uや3DSへ残高が追加できなくなり、バーチャルコンソールの購入も終了に近づいていることに寂しさを覚えますが、その分Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)のオンラインサービスに期待もしている今日この頃です。
往年のレトロゲームはバーチャルコンソールを利用しなければ簡単には遊べないものも多かったですが、近年では『ロックマン クラシックコレクション』や『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』などのタイトルも発売されていて、今後このような復刻タイトルは増えていくのかもしれません。
キャラクター性が話題を呼んだ『スーパーマリオRPG』
任天堂から発売されたレトロゲームでありながら、未だにニンテンドースイッチオンラインで配信されていないタイトルに『スーパーマリオRPG』があります。
これは当時『ファイナルファンタジー』を開発していた『スクウェア』と任天堂が共同開発したもので、その作り込まれたグラフィックや世界観だけでなく、様々なセリフの掛け合いによる『キャラクター性』が大きな話題になりました。
かつては悪の大魔王だったクッパがコミカルで憎めない性格になったのも、ピーチ姫がクッパにさらわれた程度ではそこまで動じないくらいお転婆になったのも、このゲームの影響が強く残っています。
そして本作には敵対する組織『カジオー軍団』を始めとした様々なオリジナルキャラクターが登場するのですが…、その多くは非常に個性が強く、このゲームが未だに高い人気を誇る理由の1つでもあります。
そこで今回は、そんなスーパーマリオRPGにおいて特に思い出に残っているキャラクターをまとめてみようと思います!
ピーチ姫と結婚式をあげたかった『ブッキー』
スーパーマリオRPGには個性的なイベントがいくつも用意されていますが、その中でも特に強烈なキャラクター性を持っていたのが『ブッキー』という、立派なヒゲを蓄えた男性キャラクターではないかと思います。
彼は『ブッキータワー』という自分の名を冠した塔に住んでいますが、この名前はどうやら世襲制らしく、本作に登場するブッキーは7代目に当たります。
ブッキーはブッキータワーに飛ばされてきたピーチ姫を『天空から舞い降りた花嫁』だと思い込んでいて、結婚式を挙げようとするのですが、そもそも結婚式がどのようなことかも分かっておらず…、『ブッカー』という3人の部下に教えてもらいながら人形を使って練習もしていました。
ピーチ姫は『マリオ助けて』という言葉を繰り返していたことから、ブッキーも『マリオなる人物が救出に来るかもしれない』と思い、それを阻もうとしますが…、目の前のマリオを『マリオに似てる人』と勘違いしてお礼を言ったり、特に悪人というわけではなく、単に子供っぽい純粋な人というのが正しいかもしれません。
ブッキータワーではブッカーたちに見つからないようにカーテンに隠れるミニゲームがあって、成功すればブッキーとのバトルを回避できるのですが、失敗してしまった場合は直接対決になり、爆弾を投げてきたりなど高い攻撃力で攻めてきます。
中でも『ばくれつきかんしゃ』という技はガードができない上に、通常攻撃の4倍ものダメージという恐るべき火力で、レベルや装備品が整っていなければ一撃でやられてしまうことも珍しくありません。
その後は結婚式場のある『メリーマリー村』にピーチ姫を連れ去り、念願の結婚式を強行しますが…ブッキーは最後まで『結婚 = 式場でケーキを食べること』だと勘違いしており、メリーマリー村のシェフ『ノコック』が作った『ラズベリー』という巨大ケーキを一口で食べ、満足してそのまま帰ります。
このイベント後にブッキーが直接関わることはほとんどありませんが、ブッカーやその『みならい』とは旅先で出会うこともあって、エンディングでは3号までだったブッカーが8号まで増えています。
たびたびマリオたちのアイテムを盗んだ『クロコ』
スーパーマリオRPGにおいて、魔法使いのような役割でマリオたちを助けるのが『マロ』というキャラクターなのですが、彼と共に旅をするきっかけになったのが泥棒ワニの『クロコ』です。
クロコは紫色の体にシルクハット、大きな白い袋と特徴的な見た目をしていて、喋り方も自分のことを『ミー』と呼んだり、かなりナルシストな言動から記憶に残っている方も多いのではないかと思います。
彼はキノコ城の城下町にお使いに来ていたマロから『カエルコイン』を盗み、それは無事マリオが取り戻すのですが、その後も道中でもたびたびマリオと出会っては盗みを繰り返します。
ひったくりや空き巣はかなり頻繁に行っていたようで、ときには『パチール』という子分を何人も引き連れているからことから、泥棒仲間からは意外と人望もあるようです。
盗んだものを取り返そうと追い詰めるとクロコとのバトルになりますが、爆弾だけでなく『モンスターアタック』という技でモンスターを投げつけてきたり、さらには『あやしいキノコ』による回復までしてくるので、意外と苦戦した方も多いかもしれません。
しかし、それだけ盗みは手慣れたものでありながら意外と抜けているところもあり、例えば盗んだハズのアイテムを逃げるときに落としてしまったり、バトル中にマリオの『ファイアボール』を受けると尻尾の炎を消すのに精一杯になってしまったり…、どこかコミカルで憎めない性格をしています。
何の縁かクロコとは序盤から終盤まで幾度と出会い敵対するものの、最終決戦手前のクッパ城ではマリオに強力な装備品を売ってくれて、別れ際には『アディオス アミーゴ…』と健闘を祈るようにつぶやきます…が、彼がいつ改心したのかは明らかではありません。
エンディングにも登場していて、彼はヨースター島の『ヨッシーレース』にイカサマで勝とうとしますが、最後はあえなく逆転負けしてしまいワッシーに慰められている姿が見られます。
マロの祖父…?としてマリオを導いた『カエル仙人』
RPGといえば『次にどこに行けばいいのか』『今何をすればいいのか』などのヒントを与えてくれるキャラクターがつきものですが、このスーパーマリオRPGにおいては『カエル仙人』がその役割を担っています。
彼は川から流れてきたマロを拾い育て上げた人物で、マロからも『おじいちゃん』と呼ばれ慕われていました。
マロは自分の祖父がカエル仙人だと信じて疑っていなかったので、自分もカエルであると思い込んでいましたが…、マリオが訪れたことをきっかけに実は本当の親がいることを教えられ、両親を探すための冒険に出ることを決心します。
カエル仙人は『仙人』と名乗りながらお茶目な性格をしていて、マリオのことを『チミ』と呼んだり、仙人らしく空を飛んでみたいという理由でジュゲムに吊り下げてもらったり…、あまり湿っぽい雰囲気も好きではないようです。
好物は名前に『コオロギ』が入ったお菓子で、マロにもキノコ城に『コオロギせんべい』のお使いを任せていましたが、『星のふる丘』では『コオロギようかんを食べてみたい』という彼の願いも見られました。
説明書においてもワンポイントアドバイスのコーナーを担当していて、彼の助言がなければ先に進めない場面もあるので、最初から最後までお世話になる機会は意外と多かったかもしれません。
ちなみにリップルタウンには『カエル仙人の弟子』が長老の家に居候していて、ずっと本を読んでいるちょっと影の薄いキャラクターではありますが…、集めたカエルコインを渡すことで世にも珍しいアイテムを譲ってくれます。
仁義を通す海賊のリーダー『ジョナサン・ジョーンズ』
スーパーマリオRPGでは世界に散らばったスターピースを求めて様々な土地を巡り冒険しますが、中でもテレサやカロンなどが多く登場する『ちんぼつせん』は印象深いのではないかと思います。
ここにもスターピースを求めてマリオは訪れるのですが、沈没船には海賊たちが住み着いていて、そのリーダーを務めているのがジョナサン・ジョーンズです。
他のスターピースを集めるときはカジオー軍団の部下と戦うことが多かったですが、ジョナサンはカジオーとはまったく関係なく、自分が手に入れた『お宝』を賭けての決闘という形でバトルになります。
性格は親分肌で潔く、強者と戦えることにも喜びを見出していて、バトル中にはマリオとサシで勝負しようと持ちかけてくるイベントも発生します。
戦いを通じてジョナサンとマリオには深い友情が生まれ、その後マリオが手に入れたスターピースをカジオーの部下である『ヤリドヴィッヒ』が奪い取りますが、ジョナサンは『そいつはマリオに渡したものだ』と海から現れ、ヤリドヴィッヒの逃亡を阻みました。
大きな三又の槍に立派なマントを羽織っていて、まさに親分と呼ぶに相応しい見た目と性格をしていますが、沈没船で彼のテーブルを調べるとワインではなくグレープジュースが置いてあったり、やはりどこかコミカルさも持ち合わせています。
残念ながら『陸では呼吸が続かない』という理由でマリオについて行くことはできませんでしたが、わずかな出番でありながらここまで好印象なキャラクターも珍しいかもしれません。
国を乗っ取った悪女『マルガリータ』と『ドド』
マリオと共に旅をしていたマロは『マシュマロの国』という雲の上の国で生まれた王子だったのですが、マリオたちが訪れたときのマシュマロの国は『マルガリータ』という女性が国を取り仕切っていました。
マシュマロの国の住民はみんな雲のようなフカフカとした見た目をしていましたが、このマルガリータは他のキャラクターと比べても明らかに背が高く、胸の大きさや腰のくびれなどかなり女性を強調したデザインをしています。
王国はマロ王子が行方不明になったことで混乱していましたが、マルガリータは自らの手でマシュマロ王家の者たちをを監禁し、『ドド』という手下を偽物のマロ王子に仕立て上げることで実質的に国の実権を握りました。
語尾には常に『ザマす』がつき、自分の銅像を王宮の中にいくつも飾るほどプライドが高い性格の反面、部下に対する扱いはひどいものだったらしく、信頼はそこまで厚くなかったようです。
本物のマロがマシュマロの国に帰ってきたことでマルガリータの企みは露わになって、マリオたちと対峙することになりますが、氷属性の強力な魔法を中心に、全体に状態異常を与える『オーロラのかがやき』や『さくらふぶき』なども使ってくるので、しっかりと準備をしていなければかなりの苦戦を強いられたかと思います。
そしてマロの偽物に仕立て上げられていたドドもマルガリータと共に戦いますが、元々かなりのストレスを感じていたようで、ゲーム内ではマルガリータの銅像をくちばしで突っついてストレス発散するような描写もありました。
また『なにかんがえてるの?』をドドに使うと、基本的にお腹が空いたことしかか考えておらず、マルガリータに対しては『怖いから逆らえない』というような立場だったのかもしれません。
マシュマロの国を取り戻した後に国民から話を聞くと、マルガリータは南の高い塔に降りたという話を聞けるのですが、実際にブッキータワーの最上階へ行ってみると、ブッキーとマルガリータがバルコニーで2人並んでる様子を見られます。
存在自体が謎に包まれた生き物『ベローム』
これまで紹介したキャラクターは少なからずストーリー本編に関わりを持っていましたが、印象的でありながらあまり本編とは深く関わらない『ベローム』というキャラクターが存在します。
ベロームは太った犬のような見た目で、常に舌を出していますが、目と耳らしきものは4つあり、面白くもどこか不気味な見た目が印象的です。
喋り方は『だなぁ~~』など間延びした言葉が多く、のんびりした印象の通り食べることと寝ることが好きなようで、特に悪意を持ってはいませんでした。
ベロームとはゲーム中に2回戦うことになりますが、どちらも敵対するというよりは邪魔になっているベロームをどかすための戦いで、バトルに勝利すれば門が開いて先に進めるようになります。
『カカシスモッグ』や『にじいろシャボン』など状態異常にしてくる技を多く使いますが、中でも特徴的なのがマリオを始めとしたこちらのパーティーメンバーを丸呑みし、その偽物を作り出す特殊能力です。
ベロームがどこから来て、倒した後どこに行ったのかもまったく不明のモンスターですが、『ベロームの神殿』というその名を冠した建造物まであるので、もしかしたら意外と守り神のような扱いでもあったのかもしれません。
ベロームの神殿にはちょっと隠されたエリアがあって、そこでは少し色の違ったベロームがいるのですが…、実はこれはベロームそっくりのしゃべる像であって、とあるアイテムを持っていけばその先の宝物を手に入れられます。
ちなみにベロームが作り出したマリオたちの偽物に『なにかんがえてるの?』をすると、そのときしか見られない特別なテキストが表示されるので、手前でセーブをしてすべて確認した…という方も多いかったのではないかと思います。
1人1人に強い個性があったマリオRPG
というわけで、今回は個人的に特に印象強かった『スーパーマリオRPG』のキャラクターを6人挙げてみましたが、他にもカジオー軍団の部下であり絶妙に意思疎通が取れていなかった5人組『オノレンジャー』や、モンスタウンで道場を開いていた『ジャッキー』など…、他にも取り上げたいキャラクターが多く登場しています。
そもそも本作オリジナルの仲間であるマロもジーノもリアクション豊かですし、ラスボスのカジオーも十分な存在感を放っていて、個性の弱いキャラクターの方が少ない…くらいかもしれません。
音楽も魅力的なものが多くて、ゲーム本編を遊んでいなくても『森のキノコにご用心』などはネット上で聴いたことのある方も多いと思います。
バーチャルコンソールの販売が終了してしまい、ニンテンドースイッチオンラインでも未だ配信されていないので、今であれば『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン 』が1番遊びやすいと思うのですが…、いつかスイッチでも気軽に遊べると嬉しいところです。
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