デイジーが褐色になった理由?出身の『サラサ・ランド』がどんな場所が調べてみた

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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

様々なクラシックゲームが配信されている『ニンテンドースイッチ オンライン』ですが、追加パックに加入するとニンテンドウ64のタイトルも遊べるようになり、2022年4月15日には『マリオゴルフ64』が配信されました。

小さいころリアルタイムで遊んでいた思い出のゲームなのですが、久しぶりに遊んでみると思ったよりショットのタイミングが難しく…、昔のように良いスコアを出すには練習が必要だな…と思った今日この頃です。

近年ではデイジーの肌が褐色に戻った?

そんな『スーパーマリオ』のパーティゲームやスポーツゲームでは、マリオやルイージだけでなく様々なキャラクターが登場していますが、『マリオテニス64』以降は『デイジー』もレギュラーキャラとしておなじみになりました。

かつてはピーチ姫と近い身なりをしていましたが、2002年の『マリオパーティ4』からより元気で活発なキャラクターに変更され、作品によっては意外とパワータイプ…だったりもします。

そんなデイジーが活躍するきっかけになった『マリオテニス64』や『マリオパーティ3』では、デイジーのアートワークが他のキャラクターに比べて褐色だったのですが、その後の作品ではマリオやピーチたちと同じような白色の肌に変更されました。

しかし、2021年6月に発売された『マリオゴルフ スーパーラッシュ』ではデイジーの肌が褐色に戻り、10月発売の『マリオパーティ スーパースターズ』でも引き続き褐色での登場だったので、今後もこの色がベースになるのではないか…と噂されているようです。

元気なイメージを表現するため、日焼けしている演出…という可能性もありますが、そもそもデイジーはキノコ王国ではなく『サラサ・ランド』という国のお姫様で、褐色だったのはもともと『異国の女性』というイメージがあったからかもしれません。

そこで今回はデイジーの出身である『サラサ・ランド』について、どのようなところなのかまとめてみようと思います!

キノコ王国に隣接したもう1つの世界

サラサ・ランドは『ピラプト王国』『ミューダ王国』『イーストン王国』『チャイ王国』の4つの国からなる連合王国で、マリオやピーチが住んでいる『キノコ王国』と隣接しています。

1989年に発売された『スーパーマリオランド』では『宇宙海賊タタンガ』の襲来によってデイジーがさらわれてしまい、上空も真っ黒な雲に覆われてしまいましたが、それ以前は平和な世界として知られていて、サラサ・ランド内でも国同士のいざこざなどはなかったようです。

スーパーマリオランドではデイジーを救出するために4つの国を巡ることになりますが、それぞれの国の住民はタタンガの宇宙洗脳によって操られていて、その国の王様もエリアボスとしてマリオの前に立ちふさがります

この4つの国はいずれも実在する国がモチーフになっているのですが、それぞれ古代の文明や伝説にゆかりのある国が選ばれていて、中には太古の遺跡のようなグラフィックのステージも存在します。

キノコ王国とは違った世界が舞台になっているので、出てくるキャラクターも独自のものが多く、『クリボー』や『ノコノコ』ではなく、『チビボー』『ノコボン』など少し風土の違いを感じる住民が住んでいるようです。

巨大なピラミッドが目を引く『ピラプト王国』

スーパーマリオランドにおいてマリオが最初に訪れる国が『ピラプト王国』ですが、モデルになっているのはエジプトで、砂漠を思わせる地面や、ピラミッド、ヤシの木などのグラフィックが印象的です。

ステージ3ではピラミッド内部の冒険になりますが、背景の壁には古代文字のような壁画が描かれていて、マリオシリーズの中でもかなり古くから存在する建造物であることがうかがい知れます。

ピラミッド内部ではロウソクなどが備え付けられていて、ある程度の整備はされている…のかもしれませんが、底が見えない穴がいくつも空いていたり、一部の天井が崩れてきたりと決して安全とはいえません。

この国の住民も巨大ヘビの『ニョロリン』や、スフィンクスのように鎮座した『ガオー』などエジプトをイメージしたものが多いですが、乾燥した砂漠で動き回るのは得策ではないのか、積極的に襲ってくる敵はそこまで多くないようです。

国王でありエリアボスを務める『キング・トトメス』はガオーを一回り大きくした、まさにスフィンクスそのもの…ともいえる見た目ですが、上下にジャンプしながらマリオに炎を吐いてきます。

マリオの踏みつけでも倒すことはできませんが、その戦闘スタイルは『スーパーマリオブラザーズ』のクッパと類似していて、ジャンプの隙をついて下をくぐり、奥のゲートのスイッチを押せば突破が可能です。

広大な海と未知の物体が混在する『ミューダ王国』

ピラプト王国の次に訪れるのが『ミューダ王国』ですが、こちらは四方が海に囲まれた国のためか、マリオもUFOのような乗り物を使って空中から降り立ったようです。

(この乗り物が何か説明は一切ありません)

モデルになっているのはバミューダ諸島で、登場する住民も人喰い魚である『トリオン』や、巨大なタツノオトシゴのような『ユラリン』など、水生動物がかなり多くなっています。

一方で明確な素材の分からない堅そうなブロックがあったり、『メカポン』という首を飛ばしてくる自立型のロボットが歩き回っていたり、さらに海底には謎の機械が沈んでいたり…、自然だけではなくどこか未知の文明を感じさせる王国のようです。

国王は『ドラゴンザマス』というユラリンよりもさらに巨大なタツノオトシゴで、不死身の生命体『タマオー』に守られながらマリオに炎を吐いてきます。

ドラゴンザマスは海底に住んでいるため、マリオも『マリンポップ号』という潜水艦に乗って立ち向かいますが、魚雷を20発も撃ち込まなければ倒せないことから、彼がかなりの実力者であることが分かります。

ちなみにミューダ王国には『ホーネン』という魚の骨のような敵も出てくるのですが、このキャラクターは『タタンガに食べられたトリオンの姿?』とも紹介されていて、骨だけになっても動けるのはある種なにか神秘の力…が働いていたのかもしれません。

岩石と荒野に囲まれた『イーストン王国』

マリオの訪れる3つ目の国が『イーストン王国』ですが、こちらはピラプト王国以上に砂地や岩山が目立っていて、背景にはいくつものモアイ像が見られます。

切り立った崖やトゲのように尖った岩が多く、さらに空からは『ガンチャン』という巨大な岩のような敵が無数に降ってくることから、あまり安全な国とは言えないようです。

モデルになっているのはイースター島で、住民も『トコトコ』や『パタドン』などモアイ像に手足を付けたようものが多く、特にパタドンは微妙にグラフィックがリアルで少し怖いかもしれません。

国王の『ヒョイホイ』はトコトコが進化したものと説明されていて、ガンチャンを投げつけてくるパワーと踏んでも倒せないタフネスさを兼ね備えていますが、投げてきたガンチャンを足場に飛び越せば奥のゲートが開いて突破できます。

イーストン王国に植物はほとんど見られず、ステージ2の洞窟では足場は不安定なうえに尖った岩の破片が天井から落ちてくることもありますが、背景に巨大な滝が流れていて、水が不足している国…というわけでななさそうです。

ヒョイホイの待ち構えるステージ3は遺跡のようになっていて、松明に火が灯されていたり、パタドンを模した柱が立てられていたり、やはり古代文明のような歴史的な雰囲気をどこか感じさせます。

自然豊かな山々がそびえる『チャイ王国』

タタンガからデイジーを取り戻すため最後に訪れる国が『チャイ王国』ですが、こちらのモチーフは中国であり、自然は豊かですがその多くが竹林になっています。

中国奥地をイメージしたステージだと思いますが、中でも『ピョンピー』というピョンピョン跳ねながら近づいてくる顔にお札の貼られた敵キャラクターは、まさに中国を代表する妖怪『キョンシー』を連想させます。

どうやら国の大部分が山岳地帯らしく、背景には巨大な山々がそびえていたり、ゴツゴツとした岩のブロックが並んでいたり、他の国以上に未開の地…という印象を持つかもしれません。

しかしステージ2の終盤になると一転、規則正しく並べられたブロックで遺跡のような作りになっていて、他国と同じようにここにも不思議な建造物があったようです。

ステージ3では宇宙船に乗ったタタンガを追いかけるため、『スカイポップ号』という飛行機に乗り込んで上空まで向かうのですが、その前にチャイ王国の王である『パオキントン』と戦うことになります。

西遊記の筋斗雲をイメージしてか、パオキントンは雲に目が付いたようなシンプルな見た目をしていますが、かなりの恥ずかしがり屋らしく、その真の姿はいつも雲の中に隠れていて正体は誰も知らないそうです。

宇宙洗脳されている影響か、パオキントンの雲はタタンガの飼っている戦闘用の鳥『チッキン』に巣として乗っ取られてるらしく、ゲーム内でもパオキントンは動き回るだけで攻撃してくるのはチッキンなので、本来は心優しい性格だったのかもしれません。

デイジーはどこの国のお姫様…?

以上の4つの国からなるサラサ・ランドですが、デイジーが『サラサ・ランドのお姫様』ということは、この4つの国のいずれかの王族…ということになるハズです。

どの国の王様も人間には見えないので、どれがデイジーの父親か…といわれると分からないのですが、唯一チャイ王国のパオキントンだけはその正体が謎に包まれています。

そのため、雲に覆われたパオキントンの中身がデイジーの父親ではないか…、という憶測も出ていますが、近年ではクッパの息子だった『コクッパ7人衆』が子分に変更された事例もあるので、デイジーの出生についてもいつか設定が変わる可能性はあるのかもしれません。

ただ、デイジーに父親がいることはゲーム内でも語られていて、例えば『マリオパーティー3』では『パパにもぶたれたことがないのに』と発言したり、『いただきストリートDS』では父親におねだりしようとしたり、かなり大切に育てられてきたようです。

しかしどの国の出身せよ、サラサ・ランド自体が古代文明を連想させるような独自のイメージが強く、デイジーがかつて褐色に描かれていたのもやはり『異国の姫』であることを強調していたのかもしれません。

未だに多くの謎に包まれたサラサ・ランド

というわけで今回はデイジーの出身国、『サラサ・ランド』について調べてみましたが、初登場から30年以上が経つ今でも多くの謎に包まれています。

そもそもサラサ・ランドに関する資料が『スーパーマリオランド』しか未だになく、後の作品でもせいぜい名前しか登場していないので、かつての『ドンキーコング』をモチーフにした『ニュードンクシティ』が『スーパーマリオ オデッセイ』に登場したように、何か新しい形でサラサ・ランドも出てきたら面白そうです。

デイジーは『マリオゴルフ スーパーラッシュ』『マリオパーティ スーパースターズ』と続けて褐色で描かれ、今後も『デイジーは褐色である』というイメージが根付けば、最近ではあまり活かされていなかった『サラサ・ランド出身』という設定も違和感が少ないと思います。

デイジー関連の設定は未だに固まっていない部分も多いですが、サラサ・ランドほど古くからの文明が残った世界は他に類を見ないので、もし3Dでいつか描かれたらかなり独自の世界が楽しめる…のかもしれません。

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