どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)
2023年7月21日に発売の迫った『ピクミン4』ですが、つい先日の6月7日には『プロローグトレーラー』が公開され、その物語の始まりが明らかになりました。
今作の主人公は新米レスキュー隊員の『あなた』で、自ら主人公をクリエイトするシステムらしく、どのような惑星でどのような冒険になるのか…今から楽しみです。
トラウマになる?ピクミンの凶悪な原生生物たち
そんな『ピクミン』はタイトルの通り100匹にも及ぶピクミンを引き連れ、惑星に散らばったパーツやお宝を探し出すのが目的でしたが、数多の原生生物が主人公たちの前に立ちふさがりました。
弱肉強食が基本となるこの世界では、多くの原生生物にとってピクミンは食料でしかなく、『キャプテン・オリマー』たちの適切な指示があってこそピクミンたちも力を発揮できています。
しかしやはり大半の原生生物はかなり凶暴な性格をしていて、少し間違った指揮を執ったただけでたちまち大量のピクミンが犠牲になってしまった…という経験は誰しもが通る道です。
そこで今回は、できることなら『ピクミン4』で出会いたくない、印象的な過去作の原生生物をいくつか紹介してみようと思います!
爆発でピクミンを巻き込む『サクレショイグモ』『サクレウラメ』
ピクミンを襲う原生生物はその巨大な口で直接捕食してくるものもいれば、体で押しつぶそうとしてくるもの、口から岩を吐いて攻撃してくるものなどなど…多岐にわたっています。
そんな中、道具を用いてピクミンに襲い掛かってくるものもいて、特に印象的なのは『ピクミン2』に登場する『サクレショイグモ』と『サクレウラメ』ではないかと思います。
この2匹はまったく違う種族の原生生物ですが、どちらも『バクダン岩』を使って攻撃してくる点で共通していて、その一撃は場合によっては10を超えるピクミンが犠牲になることも少なくありません。
『サクレショイグモ』はショイグモ科に属する蜘蛛に似た原生生物で、他にも『ベニショイグモ』『ルリショイグモ』などいくつかの種類があり、いずれも様々なモノを『背負う(しょう)』習性を持っています。
好戦的ではなく、落ちているものを背負うだけであまり害はないのですが…、唯一『サクレショイグモ』はバクダン岩を背負って追いかけてくる凶暴性を持っていて、ピクミンを倒すためなら自らの命も顧みない恐ろしさがあります。
その移動速度はかなりのスピードがあり、足の遅い紫ピクミンでは逃げ切れないことも多く、さらに時として天井から突然落ちてきたりとプレイヤーを苦しめました。
『サクレウラメ』はオトシムシ科に分類されていて、カラフルな風船のように膨らませた器官で空中を漂い、ピクミンたちを見つけるとバクダン岩を生成し落としてきます。
ピクミンを投げつけて風船を割ればそのまま落ちてきますが、抱えていたバクダン岩も共に落ちてくるので巻き込まれる可能性が高く、そもそも周りに他の原生生物がいて手を出しにくい状況も少なくありません。
これら2種の原生生物は単体であれば簡単に対処できても、周りの生物と戦っている最中にバクダン岩を投げ込まれたり、ピクミンにお宝の運搬を任せていたら爆発に巻き込まれていたり…、予想外の損害を引き起こすのが厄介なところです。
胞子をばら撒きピクミンを凶暴化させる『ボケナメコ』
2001年にゲームキューブで発売された初代『ピクミン』は、主人公のオリマーが母星に帰るためバラバラに散らばった宇宙船『ドルフィン号』のパーツを集めるのが目的でしたが、一部のパーツは原生生物が体内に隠し持っていることもありました。
そんなドルフィン号の復活に欠かせないパーツ『オメガスタビライザー』を手に入れるためには、『ボケナメコ』という原生生物を倒す必要があり、いわば本作のボスの1匹に相当します。
ボケナメコは名前の通りキノコに足と触覚が生えたような見た目をしていて、ぴょこぴょこと歩く姿は可愛らしいような不気味なような…何とも言い難いインパクトを残しています。
もともと臆病な性格なのか、『樹海のヘソ』に生息するボケナメコに近づいてもオリマーから逃げるように移動し、直接攻撃してくることもありません。
笠の部分は弾力があってピクミンの攻撃を受け付けないので、まず足元にピクミンを集めて転倒させ、逆さまになったところを狙って攻撃すると効率よくダメージを与えられました。
しかしボケナメコの真の恐ろしさは、転倒したボケナメコが起き上がるときに赤紫色の胞子を周囲に撒き散らし、こちらのピクミンを『キノコピクミン』へ変異させてしまうことにあります。
胞子を浴びてしまったピクミンは花の部分がキノコになり、色は紫色、声も怪しく変化し、ボケナメコに付いて回るだけでなく、仲間のピクミンやオリマーに対してまで攻撃を繰り出すようになってしまいます。
キノコピクミンはオリマーやピクミンの攻撃で正気に戻る可能性もありますが、もともとピクミンが打たれ弱いのもあって正気を取り戻す前に死んでしまうことも多く、対処法が分からなければ部隊が壊滅してしまう可能性すら大いにあり得ます。
ボケナメコは樹海のヘソに1匹しか存在せず、1度倒すと2度と登場しないことから非常に珍しい原生生物なので、『ピクミン4』に22年ぶりに復活…という可能性も十分あり得そうです。
コミカルな足音と凶悪な攻撃が印象的な『タマコキン』
『ピクミン』にはチャッピーを始めとする『クマムシ科』や、まさにパンのような見た目をした『パンモドキ科』など様々な分類がありますが、中にはどのような進化を遂げてきたのか分かりにくい生物も存在します。
『ピクミン2』に登場した『タマコキン』もその1匹で、この原生生物は金魚に足が生えたような見た目に加え、体の半分がサイボーグように機械化までしていました。
エラ呼吸ではないのか地上でも自由に歩き回り、尾びれ付近のゼンマイの回転で動く姿は非常にシュールですが…、その歪なビジュアルに反して性格はかなり攻撃的であり、突き出た口からBB弾(バイオバレット弾)をピクミンに向けて発射してきます。
BB弾の飛距離は相当なもので、こちらの攻撃が届かない位置から狙撃されることも多く、さらにBB弾は着弾地点で爆発までするので、状況によっては多数のピクミンが巻き込まれてしまいます。
幸いにも威力は控えめで、1回の攻撃でやられてしまうことは少ないとはいえ、爆発に巻き込まれたピクミンはその場に倒れ込んでしまうので、急いで隊列を整えなければ絶え間ない攻撃に成す術なく蹂躙されてしまうかもしれません。
一方でそのタマコキンから放たれる効果音はどれも気が抜けるようなもので、足音もぴょこぴょこと可愛らしく、最初は危機感を抱きにくいのもある種の初見殺し…といえそうです。
体格の大きさもあって体力は比較的多く、機械化された影響か頭の部分にシールドまで付いており、さらに一度倒しても急いでオニヨンまで運ばなければ復活してしまうと、非常に高い生命力を持っていました。
どうやら魚類の究極進化系と考えられていて、それもうなずけるほどの高いスペックなのは間違いなく、機械化も『改造』ではなく生物としてこの形に進化を遂げたようです。
『ピクミン3』では登場しませんでしたが、もしかしたら『ピクミン4』ではあの足音と共に復活…どころか、より機械化への進化が進んでいたりする可能性すらあるかもしれません。
もはや生物ですらない…?不気味さ際立つ『アメボウズ』
非常に多くの原生生物が登場する『ピクミン』シリーズですが、中には本当に生物と呼べるのか怪しいものもいて、特に『ピクミン2』に登場する『アメボウズ』は高い知名度を誇っています。
アメボウズは『まどいの水源』にある地下洞窟『水中の城』に生息しており、この洞窟は入り口が水に囲まれていることから青ピクミンしか連れていけず、本作における屈指の高難易度ダンジョンです。
水中の城ではおどろおどろしい専用のBGMが流れ、『サクレウラメ』『マロガエル』『エレキムシ』など厄介な原生生物も多く、できれば慎重に立ち回りたいところですが…、各エリアで5分が経過すると突然BGMが止まり、上からアメボウズが落ちてきました。
その見た目は半透明の人間が石のローラーにまたがっているようで、まともな生き物には見えず、通常のピクミンでは倒すこともかないません。
アメボウズはピクミンたちを追跡するように移動するため、こちらはローラーに引き潰されないよう逃げるしかなく、指揮を誤れば1度に大量のピクミンが犠牲になってしまいます。
アメボウズ自身に意志があるのかは不明で、ピクミンを追い回すあまり周りの原生生物にまで無差別にローラー攻撃は及び、うまく誘導すればアメボウズに他の原生生物を倒してもらうことも可能ではあります。
この洞窟の最下層、地下5階までたどり着けばそこには『紫ポンガシグサ』が咲いているので、手元のピクミンを紫ピクミンに生まれ変わらせれば、そのパワーをもってアメボウズにも対抗できるようになります。
半透明の体は弾力があるからか通常のピクミンを受け付けませんでしたが、紫ピクミンを投げつけるとその衝撃で体が実体化し、ダメージを与えてローラーさえ破壊すればあとは恐れるものは何もありません。
アメボウズは『ピクミン2』にしか登場しないものの、『ピクミン3』にて近縁種と思わしき『アメニュウドウ』が登場したので、『ピクミン4』でも新たな近しい生物が存在するのかもしれません。
他にも記憶に残る原生生物ばかりの『ピクミン』
というわけで今回は、印象深いけれどできれば『ピクミン4』で出会いたくない原生生物についていくつか紹介してみましたが、他にもオニヨンを巡回しながらピクミンを即死させる『ドドロ』や、移動しながらピクミンをついばむ『アカヘビガラス』など…名前を挙げればきりがありません。
『ピクミン4』もすでに『クイーンチャッピー』や『ダマグモ』といった凶悪な原生生物の登場が明らかになっていて、やはり今回の冒険も一筋縄ではいかないようです。
とはいえピクミンはアクション以上に戦略性が大切になるゲームで、どれだけ手強い相手でも引き連れるピクミンの種類や、攻撃の方法次第でグッと倒すのも楽になり、それを見い出していくのが面白さでもありました。
新たに登場する『氷ピクミン』がどのような活躍を見せてくれるのか、この惑星ではどのような未知の原生生物が生息しているのか、今から楽しみでもあり不安でもある今日この頃です。
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