【レビュー】複数人で遊ぶ『ピコパーク』は面白くも意外と友情が試される…?

ゲームレビュー
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

昔は1人用のゲームをじっくり遊ぶことが多かったのですが、今では『スプラトゥーン』や『ポケモンユナイト』などオンラインが前提のゲームも増えてきて、ついつい時間を忘れて遊んでしまいます。

少し前にPCを買い替えて遊べるゲームの幅が広がったので、『APEX』や『オーバーウォッチ』なども触れてみたのですが…、もっとこういったFPSも練習したいなと思う今日この頃です。

最大10人で協力プレイが遊べる『ピコパーク』

今や様々なタイトルがリリースされているオンラインゲームですが、『ボンバーマン』のように各々がライバルで生き残りをかけて戦ったり、『Among Us』のように振り分けられた役職を楽しむ人狼系だったり…、その種類は多岐に渡っています。

技術を身につけて他人と競い合うゲームも少なくありませんが、逆にフレンドと1つの目標に向かって協力する『Overcooked(オーバークック)』や『Unrailed!(アンレールド)』などは今も高い人気があります。

そんな多人数の協力型オンラインゲームに、最大8人で遊べるアクションゲーム『PICO PARK(ピコパーク)』というものがあって、ありがたいことに2022年1月に友人と遊ぶ機会がありました。

もちろん1人や2人でも遊べるように作られているのですが、大人数であることを活かしたギミックも盛りだくさんで面白かったので、今回は『ピコパーク』について簡単なレビューを書いてみようと思います!

PICO PARK公式サイトはこちら

役割分担が大切なアクションパズル

ピコパークは最大8人で遊べるアクションパズルゲームで、高難易度のアクション…というよりは、シンプルな操作でステージに隠された謎を解きながらゴールを目指す、誰でも遊べる難易度のゲームになっています。

ステージの多くは協力プレイが前提になっていて、位置を交代しながらブロックを押して足場を作ったり、1人がスイッチを押している間に他の人がその先のアイテムを取りに行ったりなど、仲間とのコミュニケーションと役割分担が大切な要素になります。

参加できる人数が多いので、プレイヤーが増えれば増えるだけやることのない人が生まれそう…と思うかもしれませんが、このゲームはしっかりと『最大8人』という人数に合わせたギミックが作られていて、基本的に役割のないプレイヤーは生まれません。

ピコパークは一般的なアクションゲームと同じように敵キャラクターに触れたり穴に落ちるとミスになってしまうのですが、1人のミスが全員のミスになる連帯責任な仕様なので、『簡単なアクションなのに失敗できない…』という不思議な緊張感も魅力の1つです。

その代表的なギミックが『踏んではいけないボタン』で、ただ道端に置かれている『踏んではいけないボタン』をジャンプで飛び越すだけではあるのですが、もし踏んでしまったらみんなまとめてやり直しになってしまうという緊張感から、見た目とは違った難しさがあると思います。

1つ1つの謎解きやギミックは決して難しいわけではなく、じっくり考えれば解けるように作られていますが、プレイヤーの数だけそれぞれの解き方や動かし方が出てくるので、謎解きのアイデアがちゃんと共有できていないとかえって苦戦する…かもしれません。

基本的に操作は移動とジャンプだけの非常にシンプルなもので、シビアなタイミングでの操作もあまり要求はされないので、ゲームに慣れていない人を誘って一緒に遊ぶのにもオススメできると思います。

ステージごとに違った豊富で飽きないギミック

ピコパークの基本操作は簡単なのですが、ステージはいくつにも分けられていて、そのステージに応じた別々のギミックが用意されています。

中にはルールそのものが他のステージとは違うこともあって、壁にぶつからないように空を飛びながら進む横スクロールシューティングのようなステージや、信号が赤のときに誰かが動くとミスになってしまうステージなど…、毎回違ったコンセプトで飽きの来ない作りが特徴です。

中でも、持ち込んだアイテムを使ったステージが印象的で、例えば磁力を発生する道具を持っていれば少し離れた仲間を引き寄せるだけでなく、仲間とくっ付いたまま動き回ることもできます。

これで何人ものプレイヤーがつながるようにくっ付きあって、崖の向こうのスイッチを押したり、上から飛び降りてくる仲間をその磁力で引っ張って助けてあげたり…、道具の特徴を生かした操作がクリアに要求されてきます。

一般的なアクションというよりはミニゲームのようなステージもあって、『ブロック崩し』をモチーフとしたステージでは全員のキャラクターにヘルメットが被せられ、飛び回るボールを床に落とさないよう頭突きで弾いてすべてのブロックを壊せばクリアになります。

『テトリス』をモチーフにしたステージでは、キャラクターではなく落ちてくるブロックを操作するので、そもそもジャンルごと違う…といえるかもしれません。

1人のミスがみんなのミスになるので雑にはできませんが、普通のアクションゲームとは違い、みんなでワイワイしながら遊ぶパーティーゲームのような雰囲気になっています。

もちろんこのゲームは1人でも遊べるように作られていますが、8人…とは言わずともできるだけ大人数で遊んだ方が楽しさも倍増するので、やはりオンラインで通話のできる友人たちと遊ぶのがオススメです。

本作は500円と非常にお求めやすい価格で、パソコンのスペックもそこまで要求されないため、かなり間口は広いですが…、Steamのリモートプレイトゥギャザー(※)では人数が多いと正しく動作しないこともあるので注意が必要です。

※ 1人がホストとなって、ゲームを持っていない人ともオンラインプレイできるSteam公式の機能

気心知れた友人と緩い雰囲気で遊びたいタイトル

ピコパークは簡単なアクションをみんなで遊べるお手軽なゲームではありますが、そうは言っても1人のミスが全体のミスになってしまうシステムなので、できれば緩い気持ちで遊べる仲間で遊んだ方がより良いかもしれません。

本作のステージギミックは単純とはいえ即死につながるトラップも少なくないので、ちょっとした『うっかり』でミスになってしまったり、クリア目前で無意識に仲間を邪魔してしまったり…、1つのステージを何度もやり直し…なんてことも珍しくはありません。

また、それぞれ違った役割分担が必要な謎解きステージでは、1人の間違いが原因で全体が進まなくなるので、思わず議論が白熱してしまうこともあり得ます。

ゲーム全体の難易度は決して高くないため、冷静に考えてみればとても単純な仕組みだった…と後から気づくこともあるので、ガチガチに『攻略するぞ!』というよりは、色々な人の考えを聞きながら試行錯誤するのが楽しいと思います。

一方で、役割分担を放棄すれば意図的にクリアを阻止することも可能で、仲間の邪魔をしてワイワイ盛り上がる…という遊び方もできますが、本当にクリアしたい人がいると意見が対立しかねないので、事前にどのような方針でこのゲームを遊ぶかも意外に大切…かもしれません。

ゲーム全体のボリュームはそこまで多くなく、2~3時間ほど遊べば一通りのステージはクリアできるので、多人数で定期的に集まるのが難しい…という方でも、1晩集まれれば十分最後まで遊べます。

少しですがソロ専用のステージも用意されていますし、多人数でミニゲームが遊べるモードも用意されているので、みんなの時間の確保がネックになるオンラインゲームの中ではかなり手軽な部類ではないかと思います。

誰でも遊べる敷居の低さがありがたい

というわけで今回は『ピコパーク』について簡単なレビューを書いてみましたが、やはりそのデザインや操作性のシンプルさからくる敷居の低さが1番の魅力ではないかと思います。

複雑な操作も必要ないので、普段ゲームに触れていない人でも安心して誘えますし、販売価格も500円とワンコインで済むのが嬉しいところです。

決して難易度が高いゲームではありませんが、それでもちょっとだけジャンプのタイミングが難しかったり、穴に落ちやすい地形だったり…ということはあるので、アクションが苦手な方がいる場合は自分が踏み台になって助けてあげたり、率先してカギなどのアイテムを取りに行ってあげると良いかもしれません。

『どのような目的で遊ぶか』を事前に共有する必要はありますが、みんなでまっとうにクリアを目指す協力プレイも、ゴールを無視したバトルロイヤルのようなプレイもできるので、全体のボリュームの少なさに対して遊び方は幅が広いと思います。

多人数と遊ぶのが前提…というのがある意味もっともハードルが高いですが、フレンドと遊ぶ機会があるならオススメの1本です。

ちなみに、私が友達と遊んだときのプレイはYoutubeで配信していましたので、実際の様子としてこちらにも載せておきます!

PICO PARK公式サイトはこちら

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