『アルトネリコ』もサージュ・コンチェルトに続いてリメイク・リマスターしたDXバージョンを出してほしい

任天堂以外のゲーム
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

ここ数年はNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)でも完全新作だけでなく、過去作のリメイク版、リマスター版タイトルが増えてきました。

任天堂なら『ピクミン3 DX』や『スーパーマリオ 3Dワールド+フューリーワールド』、他のメーカーでも『真・女神転生3』『すばらしきこのせかい』『不思議のダンジョン 風来のシレン5 plus』『ルーンファクトリー4 SPECIAL』などなど…、遊ぶタイミングを逃していた名作が生まれ変わるのはとてもありがたくて、次はどのゲームから手を付けようか迷ってしまう日々を送っています。

生まれ変わるサージュ・コンチェルト、気になるアルトネリコ

そんなリメイク、リマスターされるゲームの中に、コーエーテクモゲームスの開発した『サージュ・コンチェルト』シリーズがあります。

サージュ・コンチェルトとは2012年に発売された『シェルノサージュ』と、2014年に発売された『アルノサージュ』の両タイトルのことを指していて、2021年1月28日にはニンテンドースイッチやPS4で『シェルノサージュDX』『アルノサージュDX』が発売予定です。

サージュ・コンチェルト DX:プロモーショントレーラー

これらも独創的かつ幻想的な世界観で非常に面白いのですが…、実はこのサージュ・コンチェルトは2006年から展開していた『アルトネリコ』というゲームが前身になっていて、個人的にはそちらも強く推したいタイトルです。

色々と権利的な問題もあって移植は難しそうですが…、それでも興味があればぜひ遊んでみて欲しいゲームなので、今回はあえて『アルトネリコ』について詳しく紹介してみようと思います!

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男女の絆と信頼を描いた王道…?ファンタジー

『アルトネリコ』は2006年にPS2で1作目が発売され、その後も『アルトネリコ2』『アルトネリコ3』とシリーズを重ねてきました。

発売元はバンダイナムコゲームスですが、開発はガスト(現コーエーテクモゲームス)とバンプレストの共同開発であり、いわゆる『テイルズシリーズ』などとはまた少し違った毛色のRPGになっています。

アルトネリコはどのシリーズも舞台となる大陸が違いますが、世界観は共通していて、平たくいえば基本的には『剣と魔法のファンタジー』がベースです。

しかし、この世界において魔法が使えるのは『レーヴァテイル』と呼ばれる女性だけであり、あらゆる組織においても男性はそれを守る騎士としての役割を担っています。

主人公たちのパーティメンバーも、男性陣を始めとした武器の扱いを得意とする者は前衛で戦い、レーヴァテイルのヒロインたちは後衛の魔法使いとなっているので、いかに女性陣を守りながら戦えるかがゲームの大きなキモです。

レーヴァテイルの扱う魔法は呪文の詠唱などとは違い、『詩(うた)魔法』と呼ばれていて、独自の言語である『ヒュムノス語』で紡がれた詩をレーヴァテイルが歌うことで、炎や雷を生み出したり、味方の傷を癒したりなど…戦闘において強力な武器となります。

戦闘中に詩を歌うレーヴァテイルは常に無防備な状態であって、更に集中力を乱されるとそれだけ悪影響も出てしまうので、前衛で戦うパートナーとの信頼関係の必要性が強く描かれています。

そして詩魔法はこの世界の根源ともいえる存在で、単純な戦闘用の魔法だけでなく、それこそ国の中枢を担う大きなシステムそのものだったり、人々が暮らす大陸そのものを作ってしまったり…、世界にも影響を与え得る強力なものです。

それだけこのゲームでは『レーヴァテイル』であるヒロインに重きが置かれていますが、彼女たちも決して幸福な人生を歩んでいたわけではなく、騎士としての役割を持つ主人公たちがどのように共に歩んでいくのか…、それが大きな見所となっています。


『史上最響』を謳ったゲームBGMと豪華な楽曲

このゲームは詩魔法が物語の鍵となっているだけあって、ゲーム内で流れる音楽のすばらしさを避けて語ることはできません。

フィールドや戦闘のBGMはもちろんですが、ボス戦やイベント時に流れる挿入歌も非常に豪華で、当時もかなり大きな話題となりました。

初代アルトネリコでは『うみねこのなく頃に』で知られる志方あきこさんや、過去作のアトリエでも主題歌を務めた霜月はるかさん、更にみとせのりこさん、石橋ゆう子さんの4人のアーティストが参加していて、挿入歌は10曲以上も用意されています

これらゲーム内で流れる挿入歌は『ヒュムノス』と呼ばれていて、『ヒュムノス ソングコレクション』という題でCDアルバムも発売されていました。

ヒュムノスの多くは独自の言語を使ったハーモニーが特徴であり、かなり独特でクセの強い曲も多いですが…、それでも多重コーラスからなるメロディーは一度聞いてみる価値があると思います。

2010年に発売されたアルトネリコ3ではキャッチコピーに『史上最響』が付けられるだけあって、過去作に出演したアーティストに加え、『天空の城ラピュタ』で知られる井上あずみさん、様々なPCゲームで主題歌を務めている片霧烈火さんなど合計10人ものアーティストが参加し、非常に挑戦的な楽曲が多くなっています。

アルトネリコ【謳う丘 – Harmonics EOLIA / FRELIA / TILIA – 】

そしてアルトネリコ3ではゲーム業界でも初となる『R.A.H.(ラー)システム』が搭載されていて、これは戦闘中に流れるBGMが毎回ランダムなだけでなく、レーヴァテイルにセットされた『ヒューマ』という素材の種類や、戦闘中の状況に応じて曲のテンポやコードのパターンがリアルタイムで変化し、天文学的な組み合わせのBGMが楽しめる…というものです。

実際に各ヒロインに用意された音素材ライブラリはすべてで2GB以上あるらしく、一昔前のニコニコ動画を見ている方は『ブリ(゚∀゚)ハマチ』で聞いたことがあるかもしれません。

この独創的かつ中毒性の高い音楽は今でも高い人気があり、『シェルノサージュ』『アルノサージュ』でも同様に引き継がれています。


あえて裏があるヒロインだからこそ人間らしい魅力

アルトネリコはいずれのシリーズも主人公とヒロインの絆が描かれていますが、それが実を結ぶまでにはかなりの紆余曲折があります。

というのも、このゲームに登場するヒロインはただ可愛らしいだけでなく、友好的な態度の反面で打算的な考えを持っていたり、とあるきっかけから仲間に破滅願望を抱いてしまったり…、どこか裏の暗い顔を持ち合わせていました。

ヒロインはどのシリーズでも3人ずつ仲間になるのですが、作品によっては主人公を裏切るようなショッキングな行動を起こすヒロインもいるため、どうしても好きになれない…と感じる方も少なくないようです。

しかしこのゲームでは、レーヴァテイルの精神世界に潜り根本的な悩みを解決する『ダイブ』というシステムがあって、これでヒロインの深層心理を掘り下げることででなぜそのような行動を取ったのか、どのような心境で仲間たちに接していたのか…、心の深い部分を知り、より強い信頼関係を築くことができます。

個人的にはこれがアルトネリコの醍醐味だと感じていて、『世界を救う』という目標があっても割り切れない感情や、綺麗事だけでは語れないそのリアリティがかえってとても人間らしく、だからこそよりキャラクターへの愛着が強くなります。

特にアルトネリコ2では『スラム街で生活していた貧民』の『ルカ』と、『最も尊い命と呼ばれる御子』の『クローシェ』の2人がメインヒロインなのですが、ルカはクローシェに対し生活に困る貧民の苦労を知らないお金持ちだと憎み、クローシェもルカに対して義務や使命を持たない無責任な人だと恨む、最悪の人間関係から始まってしまいます

しかしそれでもこの2人には物語を左右する大きな役割が与えられていて、時にその思いや不満をぶつけ合いながらお互いを理解していく…、そのプロセスをぜひ1度体験してみて欲しいと思います。


独自の路線で振り切ったある意味強引なお色気要素

アルトネリコには素晴らしい楽曲に可愛らしいヒロインが魅力ですが…、それに加えてかなり強引とも思えるようなお色気要素も存在します。

『アルトネリコ』『アルトネリコ2』ではヒロインの精神世界で悩みを解決するたびに新しいコスチュームが手に入り、巫女服や魔法使いなど定番のものもあれば、バスタオルやボンテージなど…かなりきわどい衣装も用意されています。

更に『アルトネリコ3』では、戦闘中にヒロインの精神が集中すると服がはだけていく『パージ』というシステムが取り入れられていて、最終的にはほぼ下着姿のようなかなり刺激が強いグラフィックも大きな魅力…?です。

そもそもなぜ服がはだける…?なんて疑問はもっともですが、レーヴァテイルは星からのパワーを受け取ることで強力な魔法を紡げるので、それを妨げる衣服を取り除いて肌の面積が増えれば増えるだけ魔法も強力になる…という設定があります。

これが良いか悪いかは人によって意見が分かれてきますが…、ある意味ここまで振り切ったお色気要素だからこそアルトネリコの特徴の一つになっていますし、今もなお多くの人の記憶に残っているのかもしれません。

また、アルトネリコはそのビジュアルだけでなく、時としてヒロインのセリフや演出にもかなりきわどいものが存在します。

特に女性の深層心理を描いた『ダイブ』では、主人公を誘惑し束縛しようとするシチュエーションもあり、正直なところなかなか他の人の前では遊びにくい演出…だと思います。

しかし、なんとこのゲームには『オヤキタボタン』という機能が実装されていて、例えばお色気要素の強いCGが映されているときに誰かが部屋に入ってきたら、とっさにセレクトボタンを押せば代わりの一枚絵が画面に表示されて、家族や友達に画面を見られずにやり過ごせる画期的なシステムがあります。

これもいわば実用性というよりおふざけ要素なのですが…、こういったお遊びがあるからこそただのお色気ゲームではなく、一種の『バカゲー』としても受け入れられているようです。


描かれるのは決して『正義vs悪』ではないストーリー

お色気要素が強いと、RPGとしては肝心のストーリーはどうなのか…?と思うかもしれませんが、アルトネリコはいずれのシリーズも意外と重いテーマを持っています。

例えばゲームの核ともなるレーヴァテイルですが、彼女らはこの世界でも珍しい存在であり、時としては便利な道具のような扱いを受けていたり、種族や地位による差別、迫害などが時として垣間見えます

そしてヒロインを始めとするレーヴァテイルや主人公の心の葛藤に加え、自分たちが戦う相手は本当に悪なのか…?もすべての作品におけるテーマです。

例えばアルトネリコ2では、メタ・ファルスという世界が崩落の危機に瀕しており、それを回避するため旅を続けていると、人々の精神だけを『インフェル・ピラ』という仮想世界に移動させて肉体のない世の中を目論む計画にたどり着きます。

主人公からすれば、それはすべての人類は肉体を捨てて生きていくことを意味していて、食べることも働くことも必要とせず、誰とも関わらず意識だけの存在になる、生きているのか死んでいるのか分からないような計画でした。

しかし、この企みを持った人物はメタ・ファルスの崩落を知っているからこそ、このままみんなが助からないなら精神だけでも別次元に移動させれば救済ができるという、人類を思ってこその計画でもありました。

人類にとっては到底受け入れられないようなプランでしたが、その発案者は人類を救いたいからこそ出てきた苦肉のプランであり、敵対はするものの完全な悪ではないことが分かります。

他の作品でも最終的に敵対する組織や人物は完全な悪ではなく、むしろこれまで人類が積み重ねた悪意であったり、第三者が手を出したからこそ戦わなくてはならなくなったという状況もあるので、ここも妙なリアリティとストーリーの重さが魅力の1つです。

そして相容れないという理由で戦うだけでなく、その相手の気持ちや考え方を汲み取りながらどのような解決策を提示するか…、主人公たちだけが主体となるのではなく、あらゆる人物の理想や思いを積み重ねてエンディングを目指すのも大きなテーマになっています。

開発を担当しているガストは『アトリエシリーズ』などほのぼのしたRPGが印象に強いですが、このアルトネリコはアトリエの要素も少し感じつつ、かなり設定の練り込まれた物語が用意されています。


まだシリーズが終わっていないなら、DXをぜひ

というわけで今回は『サージュ・コンチェルト』シリーズの復活に関連して、『アルトネリコ』も面白いゲームだよ!ということをまとめてみました。

アルトネリコは最初に書いたようにバンダイナムコから発売されているので、商標もバンダイナムコが持っているのですが…、開発を担当したガストが今はコーエーテクモゲームスのブランドになっているので、実質的にバンダイナムコの元で作られる可能性はかなり低くなっています。

しかしキャラクターに関する権利はガストが持っているのか、『アルノサージュ』ではアルトネリコのレーヴァテイル『シュレリア』が登場していたり…、ある意味ここ数年の『ゼノブレイド』などと同じような存在かもしれません。

ただ、アルトネリコは3作目で終章と銘打たれていますが、過去のインタビューによればまだ今後の視野に入っていたそうで、どうにか復活させてほしいタイトルだと思います。

今後はよりアルトネリコに寄せたサージュ・コンチェルトシリーズが出てくるのか、はたまた奇跡的に『アルトネリコ4』が開発されるのか…それは分かりませんが、もし可能であればまずはこのアルトネリコ三部作をDXで遊びたいところです。

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