開発者など実在する人物がモチーフになっているゲームのキャラクター6選

どうもみう太です(ΦωΦ)

Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)で発売された『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』を毎日のようにプレイしているのですが、スピリットを含めて非常に豊富なキャラクターが登場しており、任天堂に限定してもゲームの歴史が如何に長いのかが良く分かります。

前作の『フィギュア』のようにキャラクターの解説文がなくなってしまったのは残念ですが、新しい作品から古い作品まで様々なアートワークが見られますし、遊んだ事のないゲームを知るきっかけにもなって、名鑑を見るだけでも飽きません。

誰かに似ているキャラクター…?

そんな星の数ほど存在するゲームのキャラクターですが、それらは完全にオリジナルのデザインのキャラクターもいれば、実在する動物や植物をモチーフにしたり、神話や昔話の登場人物をモチーフにしたり…、いわゆる『元ネタ』が存在するキャラクターも少なくありません。

例えば『ポケットモンスター』では犬や猫といったポビュラーな動物はもちろん、最近の作品では『カメノテ』といった少しマニアックな生物もモチーフになっていたりと、多様性が増しているように感じます。

そして中にはゲームの開発に携わった『実在の人物』がモチーフになっている事もあり、キャラクターと開発者の意外な関りが少し面白かったので、今回はそんなキャラクターを数人紹介してみようと思います!

作曲家のあだ名がそのまま名前の『とたけけ』

のんびりとしたスローライフを体験できるゲームと言えば『どうぶつの森』ですが、『しずえ』や『たぬきち』に並ぶ代表的なキャラクターとして、ギターを持ったさすらいの犬『とたけけ』が存在します。

『とたけけ』は多くの作品において、毎週土曜日の夜に弾き語りライブを開催していて、その時間にプレイヤーが訪れる事で、リクエストした音楽の『ミュージック』を受け取ることが出来るので、毎週欠かさずに顔を出していた方も多いのではないかと思います。

その見た目は真っ白な犬なのですが、他のどうぶつ達とは違い基本的に服を着ておらず、黒くて太い立派な眉毛がトレードマークになっています。

そんな印象的な『とたけけ』ですが、このキャラクターは任天堂のサウンドコンポーザーを担当している『戸高 一生(とだか かずみ)』さんがモチーフになっていて、実際にライブ中の『とたけけ』の声も戸高さんが務めています。

戸高さん自身も立派な眉毛が特徴的な人物らしく、元々『けけ』や『とたけけ』という愛称で呼ばれていた事から、本人に近しいキャラクターとして『どうぶつの森』に登場しているようです。

因みに戸高さんが声優として参加している作品は意外と多く、ニンテンドースイッチに向けて新作が開発されている『ヨッシー』や、ルイージマンションの『オヤ・マー博士』なども担当しているので、一度は聞いた事のある人も多いかもしれません。

大きな鼻にメガネの『メガネハナーン』

スマブラではお馴染みとなった『ピット』ですが、原作となる『光神話パルテナの鏡』はまだ日本では2作しか発売されていないので、意外と他のキャラクターは知らない方も多いかもしれません。

パルテナの鏡にも様々な敵キャラクターが登場するのですが、中でも『メガネハナーン』という敵は名前の通り鼻眼鏡に似せたようなデザインをしており、かなりインパクトの強い見た目をしています。

あくまでザコ敵の1匹でしかないのでほとんど情報もなかったのですが、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』発売前の桜井さんによる実演プレイにて、ファミコン版『光神話パルテナの鏡』の作曲を担当した『田中 宏和(たなか ひろかず)』さんがモチーフになっていると明かされました。

田中さんはファミコン時代の『バルーンファイト』や『メトロイド』、『ドクターマリオ』などでも作曲を担当しており、現在はポケモンに関連した開発会社『株式会社クリーチャーズ』の代表取締役社長を務めているそうです。

近年のスマブラでも『パックマン』などの楽曲アレンジに参加していますが、ゲームのみならずアニメ版『ポケットモンスター』にも多く携わっていて、かの『めざせポケモンマスター』や『ピカピカまっさいチュウ』、劇場版『ミュウツーの逆襲』の主題歌である『風といっしょに』などの作曲も担当しており、こちらも一度は聞いた事のある方が多いのではないかと思います。

しかし『光神話パルテナの鏡』が発売されたのが1986年なので、この当時はまさかザコ敵のモチーフにしたスタッフが一企業の社長になるとは、本人含め誰も思っていなかったのかもしれません。

開発者の名前が由来になった『サトシ』と『シゲル』

先ほども少し触れた『ポケットモンスター』ですが、1996年に1作目となる『赤・緑』が発売してから20年以上経った今でも新作が開発されており、つい数ヶ月前にも『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ / イーブイ』がリリースされました。

ポケモンの主人公はどの作品においても『ポケモンリーグの制覇』と『ポケモン図鑑の完成』が目標になっていますが、その主人公の見た目はシリーズによって大きく違い、名前も自分の好きな名前を設定して遊ぶ事が可能です。

特にこだわりがなければ作品のタイトルに合わせて『レッド』や『グリーン』といった名前を付けるプレイヤーも多いですが、初代ポケモンに用意されているデフォルトネーム『サトシ』と『シゲル』は、アニメの影響もあって多くの方に馴染みのある名前ではないかと思います。

ポケットモンスター赤ではサトシが、緑ではシゲルが、青ではツネカズがそれぞれデフォルトネームとして用意されていますが、実はこれは任天堂の開発者やポケモンに携わった人の名前が由来になっているようで、日本人の名前がベースになっているのも相まって覚えやすい響きなのかもしれません。

サトシの由来になったのは『ポケモンの生みの親』と言われる『田尻 智(たじり さとし)』さんであって、彼は最初に数人の仲間とともにファミコン用ソフト『クインティ』を開発しますが、本来任天堂から提供されるはずの開発機材を自らで作成し、ファミコン用ゲーム市場で初めて商業発売されたインディーゲームとして知られています。

そのクインティの印税およそ5,000万円を元手に『株式会社ゲームフリーク』を設立し、『ヨッシーのたまご』や『マリオとワリオ』といったゲームの制作で資金を集めながら、6年もの歳月をかけて『ポケットモンスター』を開発し、今ではゲームフリークの社長として経営に専念しているとの事です。

アニメではライバルの名前になっている『シゲル』は、『スーパーマリオ』や『ゼルダの伝説』の生みの親として知られる『宮本 茂(みやもと しげる)』が、また青のデフォルトネームである『ツネカズ』は、『ポケモン』や『MOTHER2』のプロデューサーを務めた『石原 恒和(いしはら つねかず)』が由来であり、いずれも今ではゲーム界を代表するクリエイターの名前がモチーフになっていたようです。

有名なイラストレーターから名付けた『アドレーヌ』

こちらも任天堂のお馴染みなシリーズとなった『星のカービィ』ですが、カービィやメタナイトと言った一頭身のキャラクターも少なくない本作において、珍しく人間に近しい見た目をしているのが絵描きの『アドレーヌ』です。

10代の少女のような風貌と大きなベレー帽が特徴的で、スーパーファミコンの『星のカービィ3』で『アド』という名前で初登場し、後の『星のカービィ64』でもカービィの仲間として様々なサポートをしてくれます。

キャンバスに描いたイラストを具現化する能力を持っていて、ダークマターに操られている時は様々な敵キャラクターを召喚してカービィと戦いますが、『星のカービィ64』ではマキシムトマトや1UPなどのアイテムを描いてカービィを助けてくれます。

本人の戦闘能力は低く、絵が描けなければスライディングの一撃でやられてしまうほど体力も少なかったのですが、最新作である『星のカービィ スターアライズ』ではドリームフレンズとして18年ぶりに再登場し、シリーズを通して初めてプレイヤーが操作出来るようになりました。

『アドレーヌ』はフランスに実在する名前ですが、実際は日本のイラストレーター『水森 亜土(みずもり あど)』さんが名前の由来になっているそうで、それであればアドレーヌが最初『アド』という名前だったのもうなずけるかもしれません。

水森さんは直接的に任天堂と関りはありませんが、HNKの番組にて、アクリルボードに両手でイラストを描くパフォーマンスが話題になり、その後はイラストのみならず音楽の制作や歌唱も複数担当していて、『Dr.スランプ アラレちゃん』や『パンダコパンダ』の主題歌は聞いた事のある方も多いのではないか思います。

ゲームの開発に携わった事はほとんどありませんが、2018年12月にニンテンドースイッチにてリマスター版が発売された『塊魂』では『真っ赤なバラとジントニック』のボーカルを務めているので、もし購入された方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

上司への当てつけで付けられた『レッドアリーマー』

カプコンと言えば古くから『ストリートファイター』や『ファイナルファイト』、『1942』といったアーケードゲームを開発してきましたが、中でも難易度の高さで知られているアーケードゲームが『魔界村』ではないかと思います。

ジャンルは分かりやすい横スクロールのアクションゲームで、突如サタンにさらわれてしまった姫『プリンセス プリンプリン』を救出するため、王国に仕える騎士『アーサー』が単身魔界を冒険する…というストーリーになっています。

後の作品では『百万回やられても、負けない』というキャッチコピーが付くほど『魔界村』は高難易度なゲームとして知られていて、主人公のアーサーも決して操作性が良いとは言えない上に、たった2回の攻撃を受けるだけでミスになってしまうので、最初から最後まで気の抜けない難易度にクリアを諦めてしまった人も多いのではないでしょうか?

特に難しいのは絶え間ない敵からの猛攻であり、最初に出会うザコ敵『ゾンビ』ですら地中から無限に湧き出てくるので、操作に戸惑っているうちにやられてしまった…なんて事も少なくありません。

そんな敵キャラクターの中でも多くのプレイヤーにトラウマを与えたのが、たびたび現れてはアーサーに空中から攻撃を仕掛けてくる『レッドアリーマー』ではないかと思います。

レッドアリーマーはザコ敵の1種でしかないのですが、耐久力は他の敵キャラクターと比べても明らかに多く、機動力を活かした突進は避けるのがかなり難しい事から、レッドアリーマーを上手に対処出来るかどうかが攻略のカギと言っても過言ではありません。

アーサーに並んで魔界村の代表的なキャラクターとなったレッドアリーマーですが、これは『魔界村』や『戦場の狼』のプログラマーである『有馬 敏夫(ありま としお)』さんが由来になっていて、キャラクターのデザインが有馬さんに似ていた事と、怒るときに顔が赤くなる事から、いつしか社内で『レッドアリーマー』と呼ぶようになっていたそうです。

開発陣の中心人物だった有馬さんは怒りっぽい性格だったのか、他のスタッフが当てつけにレッドアリーマーに嫌らしいアルゴリズムを作ったという逸話も残っていますが、後にレッドアリーマーが主人公のゲームがリリースされたり、対戦格闘ゲーム『MARVEL VS. CAPCOM』に参戦したりと、結果として強烈なインパクトが活躍の場を広げる事に繋がっています。

子供へのメッセージを込めた『パパ』

1989年にファミコンで発売され、他のRPGにはなかった斬新なアイデアから今でもファンの多い『MOTHER』ですが、ストーリーや世界観のみならず登場するキャラクターも特徴的で高い人気を集めています。

『MOTHER』の主人公は排気ガスを吸うと『ぜんそく』になってしまったり、『MOTHER2』の主人公はしばらく家に帰らないと『ホームシック』になってしまったり…、不思議な世界でありながらどこか身近な設定は今でもあまり類を見ません。

多くのクリエイターや芸能人に影響を与えたゲームとしても知られており、近年話題になっているインディーゲーム『アンダーテール』にMOTHERをオマージュした場面があったり、GBAで『MOTHER3』が発売されたときに星野源さんや清水ミチコさんがメッセージを寄せたりなど、今から20年以上前のゲームでありながら今もなお復活を望まれている作品となっています。

妙なところでリアリティのある本作は、他のRPGとは違い敵を倒してもお金を手に入れる事が出来ず、代わりに敵を倒した後にパパに電話をすると口座にいくらか振り込まれるというシステムになっていますが、パパは最初から最後まで姿を見せる事がなく、どこで何をしているのかも謎に包まれています。

しかしパパは常に主人公の事を気にかけていて、それはゲームデザインを担当した『糸井 重里(いとい しげさと)』さんの環境が大きく影響しているらしく、当時忙しくて自分の娘と電話でしか話せなかった事もあり、『離れていても娘を愛している』というメッセージを込めてパパのキャラクターを作り上げたと言われています。

この事を糸井さんは娘に話しませんでしたが、十数年後に娘から送られてきたメールには、ゲーム内でパパとの電話の最後に表示される『ガチャン、ツーツーツー』という文字が含まれていて、非常に感銘を受けたそうです。

こういった身近な経験や思いをゲームに盛り込んだ事で、奇妙でありながらどこかリアリティのある、印象深い名作になっているのかもしれません。

ルーツをたどると面白いかも

というわけで、今回は実在の人物がモデルになっているゲームキャラクターを紹介してみましたが、どちらかというと昔のゲームの方がこういった遊び心が多かったのか、気づけば歴史の長いキャラクターばかりになってしまいました。

キャラクターのルーツは調べてみると意外と面白くて、例えばマリオの宿敵である『クッパ』は焼肉屋のメニューである『クッパ』から付けられていますが、宮本茂さんはお粥料理であるクッパを肉料理だと勘違いしており、『焼肉の名前なら力強い』と思いその名前にした…なんてエピソードも残っています。

『メガネハナーン』のような思いがけないザコ敵にもモチーフがあるのを考えると、他にも調べてみると色々面白いかもしれません。

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