どうもみう太です(ΦωΦ)
2018年12月7日にNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)で発売された『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ですが、ファイターやステージの数の多さはもちろん、目玉の1つでもある『スピリット』も膨大な数が用意されていました。
多くのプレイヤーが知っている代表的なキャラクターから、ファミコンなどで1作しか出ていないようなキャラクターまで…、非常に幅広い作品からスピリットが登場している事に驚きます。
今回はそんな『スピリット』として登場しているキャラクターの1人、スーパーマリオシリーズの『カメック』についてまとめてみようかと思います。
クッパの側近として使えるカメック
『カメック』と言えばマリオシリーズを遊んだことがあれば知っている方も多いと思いますが、知名度の割にはプレイアブルキャラクターになっている作品が少なかったり、主君であるクッパに振り回されたりと、微妙に不遇な扱いを受けている事も少なくない…気がします。
カメックの初登場はスーパーファミコンの『スーパーマリオワールド』で、城や砦と言った要所でたびたび登場し、遠くから魔法を飛ばしてくる厄介なザコ敵キャラクターでした。
しかし、後の作品ではクッパの側近や参謀と言ったポジションで活躍するようになり、ザコキャラクターとして登場する事もあれば、優秀な部下としてボスキャラクターになっている事もあり、実際海外でも一般的なカメックを『Magikoopa』、ボスクラスのカメックを『Kamek』と区別して呼んでいるそうです。
作品によっては様々な色のカメックが登場し、最近は自身で戦う事よりも補助系の魔法で味方の援護をしたり、他のカメ軍団を援軍として呼び出したり…、優秀なサポート役に落ち着いている事も多く、豊富な知識からクッパに助言する参謀として活躍する姿が多く見られます。
クッパの赤ちゃん時代から仕えている
クッパの部下の中でも、カメックが特別な存在として初めて描かれたのがスーパーファミコンの『ヨッシーアイランド』で、この作品ではクッパもまだ幼い『ベビークッパ』という名前でしたが、当時からカメックはベビークッパの教育係として子守りを担当していました。
この頃からカメックの魔法は軍の中でも頼りにされていたようで、マリオが後々クッパ軍団に災いをもたらす事を予言し、コウノトリに運ばれていたベビィマリオとベビィルイージを襲撃したり、『ノコノコ』や『パックンフラワー』といったザコキャラクターを巨大化させたり、他のカメ一族にはない能力をいくつも見せています。
この作品ではカメックが直接ヨッシーと戦う事はなく、ボス戦の時にだけ登場するキャラクターでしたが、部下のコカメックを複数従えており、実質的な指揮官のポジションとも言えるかもしれません。
度々クッパの手下を巨大化させてはヨッシーと戦わせており、誰よりもクッパ軍に貢献していたのは間違いありませんが、一方で知識は豊富なものの少し抜けている面もあるようで、例えばパックンフラワーに巨大化の魔法をかける手筈だったところ、巨大化させる前に遠くからヨッシーにタマゴを投げられてパックンフラワーが一撃で倒されてしまうと『チクショ~!』と言い放ったり、肝心なところでツメの甘い部分も見受けられます。
また、これだけクッパ軍で実質的に指揮を執っていたにも関わらず、ベビークッパには一向に頭が上がらないようで、如何にクッパが絶対的な存在だったのかが分かります。
幼きマリオを知っているマリオRPG時代
1996年にスーパーファミコンで発売された『スーパーマリオRPG』は、マリオシリーズ初のRPGとして大きな注目を集めていましたが、これまで宿敵であったクッパが仲間になる事も話題になりました。
これまでの作品ではクッパは純粋な悪として描かれることが多かったですが、本作ではクッパがピーチ姫に好意を抱いている事や、意外と繊細な一面を持ち合わせている事も描かれており、後のマリオシリーズにもクッパの性格において多大な影響を与えています。
この作品では『武器世界』という異次元から訪れた『カジオー』によってクッパ城が陥落しており、それに伴ってクッパ軍団も瓦解してしまいましたが、クリボーやカメックと言った一部の手下はクッパ城陥落後もクッパに従っており、城の奪還を目指して再起の機会をうかがっていました。
途中でクッパと手下は離れてしまいますが、カメックの中でもリーダー格であった『カメザード』は単身クッパ城にたどり着き、主であるクッパの帰りを待っていました。
しかし、そこでカジオーの洗脳を受けてしまい、主であるはずのクッパの前に立ちふさがりバトルになりますが、その時に仲間のマロの『なにかんがえてるの』で心を読むと『あの時の赤んぼう!?』というセリフが出る事から、ベビィマリオをさらおうとしたヨッシーアイランドの頃のカメックと同一人物である事が分かります。
ヨッシーアイランドの時代では本人の実力が未知数でしたが、スーパーマリオRPGではボスとしてマリオたちの前に登場し、多彩な攻撃魔法だけでなく、モンスターを生み出して自身の盾としたり、クッパの腹心として十分な実力を持っていた事を証明しています。
バトルに勝利するとカジオーの洗脳は解け、正気を取り戻したカメザードが無限にコインの出る宝箱を出してくれたり、マリオやクッパの助けとなってくれます。
…が、その宝箱はどんなに叩いても1コインずつしか出てこないので、やはりどこか抜けている部分はあるのかもしれません。
オババとしてクッパ軍の知恵袋に
ニンテンドー64で発売された『ペーパーマリオシリーズ』の1作目、実質的にスーパーマリオRPGの続編となる『マリオストーリー』ではカメザードの存在はなく、カメックは様々な地域で見かける一般的なザコキャラクターになっています。
その能力はカメ一族にしては防御力が低いものの、魔法による攻撃は威力が高く、HPもそれなりにあるので、集団を相手にするとなかなか厄介な存在になります。
また、青いローブをまとった通常のカメックだけでなく、レッドやグリーン、ホワイト、グレーなどの様々なカラーバリエーションがあり、色によっては仲間の攻撃力をアップさせてきたり、全体のHPを回復してきたり、優秀な補助魔法を使ってくる事もあるので、真っ先に倒さなければバトルも不利になってくるかもしれません。
カメックとしては他の作品と同じように通常のザコキャラクターになってしまいましたが、それとは別に『カメックババ』という老婆のカメックが存在し、こちらがクッパの腹心として活躍をしています。
『亀の甲より年の劫』という訳なのかローブに覆われて甲羅は見えませんが、長年に渡り蓄えた知識は『クッパの知恵袋』と呼ばれるほど豊富で、巨大なブロックを生み出してマリオの道を阻んだり、『へんしんパラソル』でクッパの手下に変身したピーチ姫を一目で見抜いたり…、確かな能力を備えている事が分かります。
しかし、『マリオストーリー』においては体力や魔力に衰えが出ているのか、能力自体は通常のカメックよりも低くなっており、ピーチ姫に協力した星の子『ティンク』にさえあっさり負けるほど打たれ弱かったりと、直接的な実力行使には向いていないようです。
マリオストーリーの続編である『ペーパーマリオRPG』にもクッパの側近として登場し、マリオの行方をリサーチしてはクッパに伝える役割を果たしましたが、今一つ最新の情報を掴む事が出来ずに後手に回る事が多く、前作に比べると少し精彩を欠く印象になっています。
その一方で戦闘能力は大幅に向上し、HPが50、攻撃力は5、更に回復魔法や防御力アップの魔法などのサポート技も使えるようになっていて、クッパのパートナーとして申し分のない実力を備えた強敵となりました。
しかし、その後の作品ではカメックババが登場する事もなくなってしまい、『スーパーマリオ ギャラクシー』などでは通常のカメックが側近を務めるようになっている事から、既に引退したのではないか?という予想も出ているそうです。
確かな実力なのに何故か報われない…?
という訳で、今回はクッパの側近としてのカメックについて経歴を詳しく調べてみましたが、これだけクッパ軍において重要な役割を果たしているにも関わらず、他の作品ではプレイアブルキャラクターになる事も少なく、少し報われていない印象がある…ような気もしますね。
『マリオパーティ9』や『マリオゴルフ ワールドツアー』では操作する事が出来ますが、プレイアブルキャラクターとして登場する他の作品はほとんどなく、近年は少し地味なポジションだった『ガボン』や『チョロプー』、『ブンブン』、『ゲッソー』なども活躍の場を広げているので、カメックももう少し日の目を見ても良いのではないかと思います。
しかし、『魔法で何でも出来る』というイメージが強いのか様々なギミックに組み込まれる事は多く、例えば『大乱闘スマッシュブラザーズ』においてはステージを魔法で大幅に変えてしまったり、『マリオパーティ7』ではカプセルから現れてマスを入れ替えてしまったりなど、プレイアブルでないからこそ輝ける一面も持っているのかもしれません。
コメント
ギャラクシーでもボスキャラ版の新キャラいましたよね
結局のところ何度高いポジションに出ても維持できないとはなんか不憫(´・ω・`)
七人衆も杖を使うキャラだからっていうのもありそう
もしマリオカート64で没にならなかったとしても固有キャラに定着したのだろうか??
ちょくちょくボスになったり、ヨッシーシリーズでは大幹部だったりと高いポジションにいながら、イマイチ活躍出来ていない感じがあるんですよね…w
マリオカートもその時の人気次第かもしれませんけど、ワルイージやキングテレサでさえプレイアブルから外された事があるので、カメックでは厳しかったかもですね。