カービィのコピー能力は、初心者よりむしろ上級者に対する挑戦状だった

任天堂のゲーム
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どうもみう太です(ΦωΦ)

Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)専用ソフト『星のカービィ スターアライズ』の発売日が迫っていますが、新たに追加された『コピー能力』や、かつての仲間たちを操作できる『ドリームフレンズ』が次々発表され、より一層期待が膨らんでいるのではないでしょうか。

このタイミングとなればカービィの記事を書くしかあるまい(ΦωΦ)

コピー能力は当初『上級者』の為だった?

『星のカービィ』を語る上で欠かせないのが様々な『コピー能力』ですが、人によって好きなコピー能力もそれぞれ違うかと思います。

私は『ヨーヨー』が一番好きですね(ΦωΦ)

コピー能力を得たカービィは様々な遠距離攻撃が出来たり、投げ技で強力な一撃を叩き込んだり…、ザコ敵からボス戦まで様々なシチュエーションでの活躍が期待できます。

コピー能力が手に入らないままボス戦に突入してしまった時は『ヤバい…』と思う事もありますが、かつての『星のカービィ』は、むしろコピー能力は上級者の為のシステムだったようです。

そもそもコピーのなかった初代

今ではお馴染みになったコピー能力ですが、1992年にゲームボーイで発売された初代『星のカービィ』では、吸い込みと吐き出しによる攻撃しか用意されておらず、敵を飲み込んでもコピー能力を得る事は出来ませんでした。

星のカービィの開発コンセプトは『初心者でも楽しめるアクションゲーム』であり、可愛らしいキャラクターデザインとシンプルな操作方法、バイタリティ制の導入による誰でも遊べる設計は高く評価され、中でも『難しいステージでも飛んで行ける』ホバリングはシリーズを象徴するシステムになっています。

ボスに対しては『敵の攻撃を待つ』『出てきた星を吸い込む』『吐き出してぶつける』という、アクションの基礎である『回避』からの『反撃』が守られており、単純ながら『どのようにしてボスに対抗するか』を考える楽しみがあります。

ゲームのボリューム自体はやや少なめですが、クリア後に表示されるコマンドを入力する事で『エクストラモード』を遊ぶ事ができ、より歯ごたえのあるアクションを楽しむ事も可能でした。

(エクストラのデデデ大王は歴代最強との呼び声も…)

難易度以外にも初心者と上級者の住み分けを

初代『星のカービィ』が大ヒットし、ファミコンで2作目となる『星のカービィ 夢の泉の物語』の開発に対してディレクターの桜井政博さんは、イージーモードやハードモードと言った難易度調整以外の部分で初心者と上級者を住み分けたいと考え、新たに『コピー能力』を導入しました。

当時のインタビューはこちら

今ではコピー能力があるだけで攻略が簡単に感じられますが、当時の考え方はまったく逆であり、初心者は威力の高い吸い込みと吐き出しで遊んでもらい、慣れてきた上級者にはコピー能力で工夫しながら遊んで欲しいという考えだったようです。

カービィはコピー能力を持たない場合、ボス戦に対して基本的に反撃しか攻撃方法が無いので、コピー能力を持っている方が有利に感じます。

しかし、夢の泉の物語では『フリーズ』や『ハイジャンプ』『ボール』『バックドロップ』など扱いが難しいものも多く、どの場面でも戦えるような万能さはあまりありませんでした。

その為、コピー能力は相手に合わせて取捨選択する必要があり、最初から最後まで同じコピー能力で貫き通すのは難しくなっています。

少しずつ広がりを見せるコピー能力

シリーズ3作目になる『星のカービィ2』ではコピー能力が厳選され、前作で24種類あったコピー能力は7種類まで削減されてしまいました。

しかし、代わりに『リック』『カイン』『クー』といった3匹の仲間が登場し、合体する事でまた違った技を繰り出せる事から、よりコピー能力と仲間とステージの組み合わせを考える楽しみが生まれています。

そして、スーパーファミコンで発売された『星のカービィ スーパーデラックス』ではコピー能力の技がコマンド式になり、1つの能力で様々な技が繰り出せるようになりました。

この作品では初めて2人プレイが可能になり、2Pは『ヘルパー』と呼ばれるキャラクターを操作できるのですが、2Pでもカービィと同じように様々なアクションが楽しめる必要がありました。

しかし、当時のカービィは唯一無二の存在であり、2Pをカービィにする訳にもいかず、本来は敵であるキャラクターをヘルパーとして登場させる事になった…のではないかと思います。(確証はない(ΦωΦ))

その後の作品も仲間との合体やコピーミックス、そしてコマンド式の様々な技など、年々コピー能力の重要度は増しており、今では攻略に欠かせない要素の1つになっています。

たまには初心に帰るのも良いかも

という訳で、今でこそ強力なコピー能力ですが、当初は基本となる吸い込みと吐き出しがより強力であり、それで安定するバランス調整になっていたようです。

コピー能力にコマンド式が採用されてからは様々なアクションが出来るようになり、いわゆる『すっぴん』の状態では楽しみが半減にも感じますが…、たまには初心に帰って吸い込みと吐き出しで挑戦してみたら意外と簡単にクリア出来た…、なんて事もあるかもしれません。

『スーパーマリオ』や『ゼルダの伝説』などが2Dから3Dへ移り変わる中で、『星のカービィ』は今でも初心者の親しみやすい横スクロールのアクションゲームを貫いており、最新作の『スターアライズ』も誰でも楽しめる作品に仕上がっていそうです。

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