どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)
2020年に入って早くも1ヶ月近くが経ち、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)のタイトルも増えてきましたが、最近は『ニンテンドースイッチオンライン』で配信されているスーパーファミコンのゲームにもハマっています。
ひとたび始めてしまうと昔遊んでいたゲームもまた遊びたくなってきて、ニンテンドー64やゲームボーイアドバンス、他社ですがセガサターンやPS2のゲームもまたやり直したいなぁ…、なんて思う今日この頃です。
スイッチへのリメイクが期待される『カービィのエアライド』
そんな中、2020年1月29日に任天堂はいくつかのゲームタイトルを商標登録していて、その中には『KIRBY AIR RIDE』も含まれていた事から、『カービィのエアライド』のニンテンドースイッチ版が出るのではないか?と噂されています。
『星のカービィ』といえば2Dアクションゲームのイメージが強いですが、『カービィのエアライド』は3Dのレースゲームで、これまでとはまた違ったジャンルへの挑戦が当時話題になりました。
任天堂は近頃他にも英語名での商標を数多く出願しているので、今回の商標登録も実際はタイトルの権利を守るための申請の可能性が高く、新作やリメイクに繋がっているかは定かではありませんが…、それだけ開発が待ち望まれているゲームである事も確かです。
私も中学生の頃は友達の家に遊びに行くと、お決まりのように『大乱闘スマッシュブラザーズ DX』と『カービィのエアライド』で対戦していたので、その面白さは私も良く分かります。
実際に開発されるかどうかは分かりませんが、何故それだけスイッチ版の『カービィのエアライド』が望まれているのか…、それを今回はまとめてみようと思います!
シンプルな操作で尖ったバランスのエアライド
『カービィのエアライド』でメインになるモードがその名の通り『エアライド』で、様々なギミックが盛り込まれた9つのコースから好きなコースを選び、1位を目指してレースをするシンプルな内容になっています。
他のレースゲームと違うのはそのシンプルな操作方法で、『カービィのエアライド』にはアクセルのボタンがなく、放っておいても自動的に速度を上げながら直進を続けるので、マシンの操作にはAボタンのブレーキしか使いません。
キャラクターはカービィで固定されているのでそこに性能差はありませんが、選択できるエアライドマシンは尖った性能のものが多く、『もっとも基本的なマシン』と書かれているワープスターですら慣れていないとクセを感じるほどです。
他のレースゲームでも『滑りやすい』や『加速が遅い』といった特徴を持ったマシンは珍しくありませんが、例えば『スリックスター』はブレーキをかけてもまったく止まらずに滑り続けたり、逆に『ルインズスター』はブレーキをかけなければ走行中は一切曲がれなかったり…、『カービィのエアライド』特有のマシンが数多くあります。
もちろん初心者に扱いやすいマシンも用意されていますが、その尖った性能がレースの面白さを引き上げていて、マシンによって得意なコースやシチュエーションが大きく違うのも戦略性が出てきます。
また、勝つにはもちろんレースで1位を取るのが基本ですが、ルールを変えれば相手のマシンの耐久力を0にしてリタイアさせる…という方法もあります。
マシンによって耐久力や攻撃力も違ってくるので、基本性は低いものの攻撃力の高い『デビルスター』で相手のリタイアを狙うのか、耐久力に優れた『ワゴンスター』などで安定した走りを目指すのか、はたまたスピードを優先してそもそも戦わないように走るのか…、各々の好みや性格でプレイスタイルが違ってくるのも面白いところです。
スピンオフでも『カービィらしさ』が活かされたシステム
『カービィのエアライド』はシンプルなレースゲームではありますが、しっかりと『星のカービィ』らしさも盛り込まれていて、例えばコースの道中にいる敵を吸い込めばお馴染みの『コピー能力』も使えるようになります。
『ソード』や『ニードル』で近くにいるライバルを直接攻撃したり、『ボム』や『プラズマ』で遠くにいるライバルを狙い撃ったり…、コピー能力の扱い方もレースには大きなポイントになっています。
ライバルのマシンにダメージを与えればスピードを落とせるので有利になりますが、逆にコース上の敵キャラクターを倒せば自身のスピードアップもするので、どちらを狙うのかは状況を見極めて判断する必要があります。
コピーには攻撃的なものだけでなく、『ホイール』や『ウイング』といった変身して直接レースに参加する能力も用意されているので、良いタイミングでそのコピー能力が手に入れば、最初に選択したマシン以上に活躍もできるかもしれません。
用意されたコースも原作のカービィらしさが十分に含まれていて、草原を舞台にした『プランテス』は『グリーングリーンズ』のようですし、他にも砂漠の『サンドーラ』、氷で覆われた『コルダ』、マグマの流れている『マグヒート』などなど…、いずれも『星のカービィ』本編で出てきてもおかしくない雰囲気を持っています。
また、BGMも基本的にはコースごとにオリジナルの楽曲が流れるのですが、特定の条件を満たすと『裏曲』が選べるようにもなって、例えば『夢の泉の物語』の『森ステージ』や『レインボーリゾート』、『スーパーデラックス』の『メタナイトの逆襲』や『格闘王への道』などなど…、懐かしの楽曲でレースを楽しめるのも魅力的です。
多くのプレイヤーを魅了した『シティトライアル』
『カービィのエアライド』の面白さを語るのであれば、『シティトライアル』というモードを外す事はできません。
シティトライアルは最大4人で遊べるモードで、その名の通り大きな街をエアライドマシンで駆け回るゲームなのですが、制限時間内に『攻撃力アップ』や『最高速度アップ』などのアイテムをかき集めて、最後のミニゲームで勝敗を決める…という流れになっています。
また、ゲームの開始時は性能の低い『ライトスター』で固定されていますが、街にはランダムで様々なマシンが配置されるので、できるだけ早く自分に合ったマシンを探し出すのも勝負の大きなポイントです。
限られた時間でできるだけ多くのパワーアップアイテムを集めるのが重要ですが、他のプレイヤーも同じように街で探索をしているので、もちろん妨害や横取りも可能であり、これがシティトライアルの醍醐味でもあります。
最後に選ばれるミニゲームはランダムで、せっかく最高速に自信があるマシンなのにライバルと直接戦う『デスマッチ』になったり、攻撃力や防御力は高いのに直線のコースで順位を競う『ゼロヨンアタック』になったり、最高速は自信があるのにジャンプの高さを競う『ハイジャンプ』になったり…、パワーアップが必ずしも良い方向に向かうとは限らないのも特徴的です。
どんなに頑張ってアイテムを集めても有利になるか分からないというのは結局運の要素が強いですが、逆に言えばどんなにやり込んだプレイヤーでも絶対に勝てるわけではなく、そのパーティ性が初心者から上級者まで等しく楽しめたのではないかと思います。
スイッチの携帯性と対人戦は相性が良さそう
シティトライアルのもっとも楽しい遊び方は友達との対人戦で、画面を分割して遊ぶので他の人がどこにいるのかすぐに分かり、接触を避けながらアイテムを集めたり、逆に敢えて戦いに行ったり…、心理的な駆け引きも面白さの1つになっています。
しかしそれはそれでお互いの状況が筒抜けなので、上手な人であれば相手に合わせて有利なマシンを探したり、『ゴルドー』などの攻撃用アイテムを取って待ち伏せたり…、初心者は一方的にやられてしまうかもしれません。
そんな中、もしもニンテンドースイッチに移植やリメイクが実現すれば、携帯モードのローカル通信によって1人1画面で遊べるハズなので、相手の状況が分からないより予測不可能なバトルが楽しめるようになりそうです。
実はゲームキューブの時から『1人1画面』は実現可能で、ブロードバンドアダプタを使ったLAN接続による1人1画面プレイの遊び方が公式サイトにも紹介されています。
それには4人で遊ぶなら4台のゲームキューブとテレビも必要になる、非常にハードルの高い遊び方ではあるのですが…、緊張感があってバトルもより盛り上がると公式がオススメするほどです。
また、シティトライアルの制限時間は最大7分であり、最後のミニゲームを合わせても10分足らずで勝負がつくので、ニンテンドースイッチ版があれば持ち寄ってちょっとした空き時間でも楽しめるのも利点だと思います。
今の時代なら熱望されるであろうオンライン対戦
現代に『カービィのエアライド』を復活させてほしい理由の1つに、『オンライン対戦』は欠かせない要素ではないかと思います。
先ほども書いた通り『エアライド』や『シティトライアル』が特に面白いのは対人戦なのですが、ゲームキューブでは誰かの家に集まらなければ他人と遊べないので、人によってはなかなか対戦の機会にも恵まれませんでした。
今や『マリオカート』や『スマッシュブラザーズ』でもオンライン対戦は基本的なモードであり、世界中の見知らぬ人と腕を競い合ったり、フレンド登録した遠くの友達と通話しながら遊んだり…、対人戦を楽しむのであればオンラインの要素があるだけでかなり見え方も違ってきます。
何よりもオンライン対戦があると、それだけである意味そのゲームの『終わり』がなくなるので、長期間に渡って遊び続けられるのも魅力的です。
とはいえ今から17年も前に発売されたゲームなので、『エアライド』のコースが9個、『ウエライド』のコースが7個、『シティトライアル』も街が1種類しか用意されておらず、そのままの移植ではボリューム不足は否めないかもしれません。
とにかくコースがたくさんあれば良い…という訳ではありませんが、『マリオカート8 デラックス』では48ものコースが用意されているので、さすがに既存の9コースに『+α』で追加要素は欲しくなりそうです。
また、シティトライアルも最後のミニゲームはかなり豊富に用意されていますが、1つしかない街は構造を覚えてしまうとアイテムの出やすい位置、イベントで有利な位置、かの『伝説のエアライドマシン』のパーツが出る位置なども暗記できるので、わがままを言えば4~5種類くらいマップがあるとより長くオンライン対戦も楽しめるのではないかと思います。
現代に蘇って欲しいゲームキューブのタイトル
という訳で今回は『カービィのエアライド』の魅力についてまとめてみましたが、そもそもゲームキューブのタイトルはバーチャルコンソールにありませんし、中古でも価格が高騰しているので、何か今の時代でも遊べる機会があると嬉しいところです。
最近はWii Uからニンテンドースイッチに移植されたタイトルもいくつか出ていますが、『ゼルダの伝説 夢をみる島』や『ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX』など昔のタイトルをリメイクするケースも増えているので、ゲームキューブ時代のゲームもいつかまたスポットが当たって欲しいと思います。
ただ、当時ディレクターを務めていた桜井さんは現在『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のDLCを制作していますし、新作を作るなら誰が主体になって作業を進めるのか…、その辺りの問題もちょっとありそうです。
とはいえ『カービィのエアライド』の要素はそのスマブラにも含まれているので、オリジナルを知らなかった若いユーザーにも今なら親近感が湧くかもしれません。
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