昔だから許された…?現代にリメイクが難しそうな表現が含まれたレトロゲーム5選

任天堂以外のゲーム
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

つい半月ほど前の2021年8月18日に『ポケモンプレゼンツ』が配信され、かの『ダイヤモンド・パール』のリメイクももちろん楽しみなのですが、まったく新しいRPGとして作られている『ポケモンレジェンズ アルセウス』もどのような展開でゲームが進んでいくのか…、今からとても気になっています。

7月に配信された『ポケモンユナイト』も遊び続けてなんとかマスターランクまで頑張れたので、実は買ったきり遊べていなかった『New ポケモンスナップ』を今度は進めていこうかな…と考えている今日この頃です。

今の時代にそぐわない表現のゲーム要素

そんな今も熱の冷めやらぬ『ポケットモンスター』ですが、最近twitterでは『海外で初代ポケモンが18歳以上対象のゲームになる』という情報が出回っています。

結論からいうとこれは間違いなのですが、詳細としてはヨーロッパのレーティング基準が変更されて、ギャンブル要素を含むゲームは18歳以上対象になる可能性がある…というものです。

これはこれから発売されるゲームに対して審査が厳しくなるもので、過去に発売されたゲームのレーティングが変わることはないため、スロット要素があるとはいえ初代ポケモンが18歳以上しか遊べない…ということにはなっていません。

参考記事はこちら

とはいえギャンブル要素に関するレーティングが厳しくなるのは事実で、時代とともに表現の仕方や、ゲーム内の要素がだんだん変わってくるのも仕方ないと思います。

むしろレトロゲームには『今じゃ絶対リメイクできない…』と思う表現のゲームも少なくないので、今回はそんな『昔だから発売が許されていたゲーム』をいくつか紹介してみようと思います!

テロか?事故か?謎の爆発をとげる『たけしの挑戦状』

ファミコン全盛期である1980年代では様々な芸能人を題材にしたゲームが出ていましたが、1986年に発売された『たけしの挑戦状』は、かのビートたけしがゲームデザイナーを務めたことでも広く知られています。

『今までにない独創的な発想を入れたい』というコンセプトで開発され、斬新なアイデアを複数取り入れた結果、難易度が非常に高くキャッチコピーは『謎を解けるか。一億人。』、広告にも『成功確率 無限大数分の1』と、とにかく難しいゲームであることが前面に出されていました

ジャンルはアクションアドベンチャーに分類されますが、選択肢を間違えるとゲームオーバーになってしまうことも多く、ノーヒントの状態で隠された要素をいくつも見つけなければなりません。

中でも『ファミコンの2Pコントローラーのマイクに向かって歌う』『宝の地図を日光にさらして1時間放置する』などはかなり気づきにくく、当時クリアできた人はほどんどいないのではないかと思います。

クリアを目指していたユーザーは攻略本を購入する方も多かったのですが、その攻略本を読んでも解けないことが多く、あまりに苦情の電話が多かったため太田出版の編集者は『担当者は死にました』と対応していた…なんてエピソードも残されています。

そんな『たけしの挑戦状』ですが、ゲームオーバーは意外と悲惨なものが多く、中でも飛行機の行き先を間違えると突如飛行機が爆発し『てろか?じこか?ひこうきはなぞのくうちゅうばくはつをとげた』と表示され、主人公が死亡する結末を迎えてしまいます。

本作のゲームオーバー画面は主人公の葬式で、コミカルに描かれてはいますが、主人公の遺影が画面の中央に大きく表示される演出はなかなか心にくるものがあります。

ちなみにゲームオーバーは他にも『原住民に捕まり釜茹でにされる』『宝の地図をくれた老人に最後は宝を奪われ殺される』など思いのほか残酷で、なかなか近年のゲームでは見かけない表現ではないかと思います。

なお、現代で『たけしの挑戦状』を遊ぶのは一筋縄ではいきませんが、Wiiのバーチャルコンソールでは販売されていたので、そちらで購入した方は意外と多いのかもしれません。


原発事故の影響で主人公が強くなった『チェルノブ』

かつて日本に存在したゲーム開発会社『データイースト』は2003年に倒産してしまいましたが、『マジカルドロップ』『探偵 神宮寺三郎』『メタルマックス』『慟哭 そして…』など数々の名作を手掛けていました。

データイーストは一時期『しいたけ栽培』や『マイナスイオン発生装置』などゲーム開発以外にも手を出していましたが、もともとはアーケードゲームを主に作っていて、その中の1作がアクションシューティングゲーム『チェルノブ』です。

『チェルノブ』という言葉の響きからすでに怪しいものがありますが…、本作は原子力発電所の爆発事故に主人公のチェルノブが巻き込まれてしまい、なんとか一命は取り留めますが、放射線の影響で異状能力が身についてしまうというとんでもなく不謹慎なものです。

実際にこのゲームが発売される2年前に『チェルノブイリ原発事故』が起きていて、ゲームの正式タイトルも『ATOMIC RUNNER CHELNOV 戦う人間発電所 』と、恐らく現代では発売が許されないものになっています。

主人公の特異な能力を狙った組織『デスタリアン』を撃退するために奮闘する…というストーリーですが、ニューヨークでラスボスを倒した後のエンディングでは軍用のヘリに追いかけられ、銃で撃たれてそのままゲーム終了…というバッドエンドで幕を閉じます。

なぜデスタリアンではなく軍に狙われたのかはゲーム内のフォローがないので明らかではありませんが、その能力を恐れて有害因子扱いされた、原発事故の生き残りとして口封じされた、などの憶測が出ているようです。

家庭用に移植されたメガドライブ版では設定が少し変更されて、デスタリアンにさらわれた妹を助けるため、父の開発したコンバットスーツを身に着けて戦う…というものになっていますが、結局エンディングでデスタリアンの生き残りに撃たれてしまいます。

一応最後には妹とチェルノブが浜辺に流れ着いて目を覚ます…という演出が追加されていますが、これが現実なのか死後の世界なのかは明確に描かれておらず、プレイヤーの想像に委ねられています。

ちなみにゲームとしては普通に完成度が高く、適度な難易度は十分なやりごたえと達成感があると思います。


海外ではマスターDに差し替えられた『ヒットラーの復活』

1987年にカプコンがアーケード用に開発したゲーム『トップシークレット』は今やあまり知られていませんが、近年では『バイオニック・コマンドー』という名前で聞いたことがある人もいるかもしれません。

そんな『トップシークレット』は当時のアクションゲームとしては珍しくジャンプができませんが、腕から発射されるワイヤーを天井や壁に引っ掛けて、そのワイヤーを巻き取ったり、振り子のように体を揺らしてジャンプしたりと独自のアクションが高い人気を集めました。

家庭用にファミコン版も発売されましたが、そちらのタイトルは『ヒットラーの復活 トップシークレット』に変更されていて、歴史上の人物『ヒットラー』を帝国軍総統の『ワイズマン』が復活させようと目論んでいます。

海外ではナチスに関する規制が大きく、ヒットラーは『マスターD』という架空に人物に変更され、また背景に描き込まれたハーケンクロイツも鳥をモチーフにした別のものに差し替えられていることから、当時の形のまま現代に蘇らせるのは難しいことが分かります。

後の派生作品やリメイク作品でも、ヒットラーではなくマスターDをベースにした世界観が踏襲されていることから、この『ヒットラーの復活』は本当の意味で日本でしか遊べない…のかもしれません。

主人公のラッド・スペンサーは、帝国軍の『アルバトロス計画』を阻止するために潜入するも捕まってしまった英雄『スーパージョー』を助け出すため基地に潜入しますが、最終的には蘇生装置によって蘇ったヒットラーを倒す必要があります。

ゲームとしてのクオリティは非常に高く、ワイヤーアクションは慣れると天井をつたってテンポよく移動できますし、様々な特徴を持った武器をステージによって使い分けることで戦略的な動きも可能です。

また、英雄と呼ばれるスーパージョーは1985年に稼働したアーケードゲーム『戦場の狼』の主人公でもあるので、そちらを知っている人にはなかなか熱いものがあるのではないかと思います。

ここしばらく新作は出ていませんが、海外では2011年に『Bionic Commando Rearmed 2』が発売されていて、今後なにか展開する可能性もあるのかもしれません。


セガの生み出したゴルフゲーム『バトルゴルファー唯』

1980~1990年代には今以上にスポーツゲームを作るメーカーも多くて、『ソニック』などで知られるセガも『バトルゴルファー唯』というゴルフゲームを開発していました。

本作は1991年にメガドライブで発売されたソフトで、可愛らしい少女のキャラクターデザインと、ちょっとした謎解き要素のアドベンチャーパートがある珍しいタイトルです。

主人公の『水原唯』は16歳にしてハザードカップの決勝まで勝ち進んだ新進気鋭のプロゴルファーでしたが、あるとき謎の組織『ダークハザード』の総統『プロフェッサーG』に誘拐されてしまい、バトルゴルファーに改造されてしまいました。

脳改造手術の寸前で『ドクターT』によって救出されますが、おなじく行方不明になってしまった幼馴染の『竜崎蘭』を助け出すため、ハザード財団の主催するゴルフトーナメントに出場し、ダークハザードのバトルゴルファーと対決します。

実は唯を助け出したドクターTとはプロフェッサーDの弟で、唯と蘭をバトルゴルファーに改造した張本人でもあるのですが、改造手術によって暴走した兄を止めるために唯を救い出し、ダークハザードの破壊を託して息を引き取ります。

ゴルフトーナメントの最終ホールでは脳を改造され、ダークハザードのバトルゴルファー『シャドーサンダー』として生まれ変わった蘭と戦うことになりますが、試合後にプロフェッサーGの持っていた『Gの笛』を壊すことで蘭は正気を取り戻し、倒れ込んだ蘭に唯が手を差し出して和解する…というゲームとしては王道の流れでした。

しかし、ダークハザードの壊滅を目論んでいたドクターTは地下原子炉に密かに爆弾を仕掛けていて、その起爆スイッチを改造手術の際に唯と蘭に仕込み、2人が手を合わせたその瞬間、ゴルフ場は大爆発に包まれます

ゲーム内のニュース番組によるとその死傷者数は2万人以上らしく、原子炉の爆発で『全ては終わりを告げた。多くの犠牲と共に…。』と語られるエンディングはかなりショッキングなものではないかと思います。

このエピソードからして現代へのリメイクは難しそうですが、敵のバトルゴルファーも『ゲゲゲの鬼太郎』に似ている『ゲロゲロの餓多子』や、『快傑ズバット』に似ている『怪傑ディボット』などパロディ要素がかなり強いので、そういった意味でも今は作りづらい…かもしれません。


単位のために研究生が遺跡を探索する『ウシャス』

ファミコンなどに比べるとあまり知名度が高いハードではありませんが、1987年に『MSX』でコナミから発売された『USAS(ウシャス)』は、謎解きとアクションを両立させたクオリティの高いダンジョン探索型アクションゲームです。

ウシャスとはインドの『暁の女神』のことを指していて、ウシャスの像の額には500カラットにもなる巨大な宝石が埋め込まれていたらしく、留年の危機にあった研修生の『クレス』と『ウィット』は教授に脅される形で無謀ともいえる遺跡調査に送り出されます。

主人公の2人は東南アジアやインドに点在する5つの遺跡を巡るのですが、そのうち4つの遺跡にはそれぞれ『喜』『怒』『哀』『楽』のステージが割り当てられていて、遺跡に住み着いた『感情の魔物』が最後の神殿のカギを守っています。

ゲームにも『感情』がテーマとして取り入れられていて、遺跡の中にある『喜』や『怒』といったパネルと取ると主人公の感情も変化し、それに応じた特殊なアクションを取れるようになります。

時には特定の感情でなければ開かない扉などもあるので、パズル的なダンジョン探索をしなければ先に進めない場面も多く、難易度としては比較的高めで十分なやりごたえを持っています。

2人の主人公はそれぞれの遺跡を攻略して4つの秘宝を集めると、最後に秘宝は引き合うように合体して1つの巨大な宝石になり、ウシャス像の額にピッタリはめ込めるようになります。

クレスとウィットは宝石をウシャス像に収めると、宇宙からも分かるほどの大きなキノコ雲が立ち上がり、地球は大爆発に巻き込まれてしまいます

エンディングで流れるアトレ助教授のレポートによるとウシャス像は古代人の作った核爆弾の起爆スイッチであり、悪用されないようにカギとなる秘宝を4つに分け、それぞれの遺跡に封印した…ということが明らかになりました。

こちらもいわば『爆発オチ』で、最後の最後に表示される『そんな あほな!?』というテキストは多くのプレイヤーに衝撃を与えたそうです。

核爆弾の起爆スイッチという不謹慎な結末ではありますが、実はこの『ウシャス』は現在もWii Uのバーチャルコンソールで購入可能で、アクションゲームとしての質は非常に高いので遊んでみるのも面白いのではないかと思います。


色々な意味でとがったゲームが多かった

というわけで今回は『現代でリメイクが難しそうなゲーム』をいくつか取り上げてみましたが…、歴史的な背景を鑑みると原子炉や核爆弾をエンディングのオチに使うのはやはり今の時代には難しそうです。

むしろ当時としてもテーマとしては非常にとがっていて、少なからず賛否は分かれていたようですが…、逆にこれが許されていたのもおおらかな時代だったのかもしれません。

一方でWii Uのバーチャルコンソールや、レトロゲーム配信サービス『プロジェクトEGG』などで意外と遊べるゲームも多くて、特に『チェルノブ』は設定が変更されたメガドライブのみならず、オリジナルのアーケード版まで遊べるのは驚きです。

バーチャルコンソールなどはいつまで配信が続くか分からないので、気になるタイトルがあれば早めにチェックしてみるのが良いかもしれません。

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