度々スイッチで発売される『ワンダーボーイ』とはどんなゲームなのか?

どうもみう太です(ΦωΦ)

2019年のゴールデンウィークももうすぐ終わりですが、史上初の10連休である事が話題になり、それに伴って…かは分かりませんがゲームも数々のタイトルがセールになっていました。

Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)もその例に漏れず、任天堂の『スーパーマリオ オデッセイ』や『星のカービィ スターアライズ』といった大型タイトルから、『オーバークック』や『ロケットリーグ』など話題のインディーゲームまで、幅広いタイトルが値引きされています。

私も手ごろなインディーゲームが更に安くなっているとつい買ってしまうので、まだ遊びきれていないゲームがどんどん増えてしまいます…。

インディーで復活するワンダーボーイ

そんな数あるインディーゲームですが、2019年5月23日に『ワンダーボーイ リターンズ リミックス』というゲームが発売予定であり、説明文には『あのワンダーボーイが帰って来た』と書かれています。

『あのワンダーボーイ』と言われてピンと来るかは人によりますが、『ワンダーボーイ』は1986年に稼働を開始したアーケードゲームで、その後様々なプラットフォームにも移植された人気の高いタイトルです。

『ワンダーボーイ』はセガから発売されていたタイトルで、開発は『ウエストン』というソフトハウスが担当しており、権利はウエストンの代表を務めていた西澤龍一氏が現在も所有しているようです。

ウエストンはすでに倒産しており、1994年に発売された『モンスターボーイ4』がシリーズの最新作になるのですが、にも関わらずニンテンドースイッチでは『ワンダーボーイ』に関連するゲームが3本も制作されています。

現在セガはモンスターボーイを開発していないにも関わらず、何故このように新作が展開しているのか、気になったので今回はまとめてみようと思います(ΦωΦ)

日本では『冒険島』で有名なワンダーボーイ

シリーズの始まりとなる初代『ワンダーボーイ』は、主人公のボーイが恋人のティナをキングから救いだす横スクロールアクションゲームで、全8エリア32ステージが用意されています。

ボーイは最初は攻撃手段を持っていませんが、道中のタマゴを割ると斧やスケボーといったアイテムを入手でき、ヘビやカエルといった敵も倒して進めるようになります。

アーケードで稼働していただけあって難易度は非常に高く、1日でクリアするにはかなりの実力が必要になりますが、当時は『戦いの挽歌』や『魔界村』など高難易度なアーケードゲームの人気が高まっており、この『ワンダーボーイ』も当時多くのファンがいたようです。

しかし、それでも知っている人はかなりのコアゲーマーで、いわば『隠れた名作』に分類する人もいるかもしれません。

この『ワンダーボーイ』が一躍有名になったのは、1986年9月にファミコンで発売された『高橋名人の冒険島』が大きく関わっています。

『高橋名人の冒険島』はハドソンから発売されたアクションゲームで、当時大人気だった『高橋名人』を主人公にした事により100万本以上を売り上げる大ヒットタイトルになりました。

この『高橋名人の冒険島』が実は『ワンダーボーイ』のキャラ替え移植作で、キャラクターの大部分は変更されていましたが、内容は基本的にワンダーボーイとほとんど同じでした。

ところが、あまりに『高橋名人の冒険島』がヒットした事で、こちらがオリジナルのタイトルだと思われる事も少なくなく、原作であるワンダーボーイを知らずに遊んでいた人も少なくなかったそうです。

その後ワンダーボーイは『モンスターワールド』シリーズになって新たなゲームがリリースされるのですが、高橋名人の冒険島はワンダーボーイの手を離れ、『高橋名人の冒険島2』『高橋名人の大冒険島』など、別の作品として独自のシリーズを展開していきます。

2019年5月23日にリリースされる『ワンダーボーイ リターンズ リミックス』は、その初代ワンダーボーイをリメイクした作品であり、つまりはワンダーボーイを遊んだことがなくても高橋名人の冒険島を遊んだ事があれば、これも馴染み深い作品という事にもなります。

開発はセガではなく、ライセンスを購入した『CFK』という韓国のパブリッシャーで、原作者である西澤龍一氏が監修もしており、キャラクターやグラフィックをすべて可愛らしくパワーアップさせながら、しっかりと原作の面白さをそのまま体験できるようにされています。

また、大きな石斧で敵を一掃できるチャージショットや、初心者でも楽しめる新しいモードなど新要素も追加されており、かつてのシリーズファンも懐かしさと新しさを楽しむ事ができそうです。

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モンスターワールドとして進化したワンダーボーイ

1987年には『ワンダーボーイ モンスターランド』がアーケードで稼働し、翌年には『スーパーワンダーボーイ モンスターワールド』となって家庭用ハードに移植され、その後は『モンスターワールド』としてシリーズが展開していきます。

初代ワンダーボーイでは1ステージ完結のオーソドックスなアクションゲームでしたが、モンスターワールドではお店や病院があったり、お金を稼いで酒場で情報を聞き出したり、特定のアイテムを手に入れて隠しルートを見つけたり…、純粋なアクションではなく『アクションRPG』として進化を遂げました。

武器や盾、鎧にもランクが存在し、より高いランクの武具を装備する事で敵が倒しやすくなったり、ファイアやトルネードなど様々な魔法が使えるようになっており、このRPGの要素がまた人気の高い理由でもあります。

また、探索の重要性が非常に高く、わらしべ長者のようにキーアイテムを手に入れなければラスボスに大ダメージを与えるルビーが手に入らないので、通常の状態だとクリアする事も難しいかもしれません。

1989年には続編の『モンスターワールド2 ドラゴンの罠』が発売され、この作品では主人公がドラゴンの呪いにかけられてしまい、人間ではなく『リザードマン』『マウスマン』『ピラニアマン』『ライオンマン』『ホークマン』といった獣人に変身して呪いを解く手がかりを探します。

呪いにかけられると最初はリザードマンにしかなれませんが、エリアのボスを倒すごとに新たな獣人に変身できるようになり、マウスマンで壁や天井に張り付いて進んだり、ピラニアマンで水中を泳いで進んだりと、少しずつ行けるところが増えていく楽しみもあります。

難易度は相変わらず高いですが、ライフがなくなっても回復できる『復活の薬』がありますし、お金を貯めてしっかりと装備を整えれば、アクションに慣れれば10時間ほどでのクリアも十分可能です。

そんな『モンスターワールド2 ドラゴンの罠』をリメイクした『ワンダーボーイ: ドラゴンの罠』が、2017年4月にニンテンドースイッチやPS4などでリリースされました。

20年以上の時を経てのリメイクとなりましたが、この作品もセガは関わっておらず、原作者の西澤氏の監修の基、フランスのメーカー『DotEmu』によって開発されています。

『DotEmu』はスタッフ15名ほどの小さなスタジオですが、クラシックなゲームを現行のプラットフォームに移植する事を専門としており、当時の『モンスターワールド2 ドラゴンの罠』も大好きだったようで、原作のマスターシステム版のソースコードを暗記できるほど解析し、フレーム単位で当時を再現できるよう幾度も検証を重ねたそうです。

リメイク版のグラフィックはすべて刷新されていて、キャラクターやオブジェクトのアニメーションはとても滑らかで、原作では殺風景だった背景も非常に書き込まれており、当時を知っているファンはその進化に驚くのではないかと思います。

しかし、このリメイクは新しさよりも『当時の面白さ』に重点を置いていて、難易度の選択や、主人公の性別の選択は新要素としてありますが、それ以外のゲームの内容やシステム、挙動は基本的にすべて原作と同じ作りになっています。

その為、リメイクというより、グラフィックがすべて新しくなったリマスターと考えた方がしっくりくるかもしれません。

また。『ワンダーボーイ: ドラゴンの罠』ではレトロモードなるものも用意されていて、こちらに切り替えると当時のマスターシステム版とほぼ同じものを体験できるので、敢えて懐かしのグラフィックやサウンドで楽しんでみるのも一興だと思います。

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シリーズの精神的後継作となる新タイトル

その後モンスターワールドシリーズはナンバリングが続き、1994年に『モンスターワールド4』がメガドライブで発売されましたが、その後シリーズは途絶えてしまい、開発のウエストンも2000年以降は徐々に事業を縮小していきます。

その後はWiiのバーチャルコンソールや、ハムスターの配信する『アーケードアーカイブス』などでしかワンダーボーイシリーズを見る事もほとんどなく、新作の開発もまったく予定されていませんでした。

そんな中、シリーズの大ファンであったドイツ人のクリエイターが『モンスターワールド』をインスパイアしたゲームの開発を始め、その存在を原作の西澤氏が知り、西澤氏が直接監修する事で『モンスターボーイ 呪われた王国』というタイトルの制作がスタートしました。

『モンスターボーイ 呪われた王国』は2018年12月にリリースされ、こちらも馴染み深い2Dアクションゲームで、先ほどの『ワンダーボーイ: ドラゴンの罠』と同じように『ブタ』『カエル』『リザード』『ライオン』『ヘビ』と、5種類の獣人に変身しながらマップを攻略していきます。

広大なマップの中心には村が存在していて、ここから東西南北のそれぞれのエリアに向かうのですが、特定の能力がなければ進めないエリアが多いので、探索要素が用意されていながら、迷う事はあまりありません。

『ワンダーボーイ』や『モンスターワールド』の商標は今もセガが持っているので、『モンスターボーイ』という微妙に違ったタイトルになっており、決してセガやウエストンの正当な続編という訳ではありませんが、原作者監修の基で制作された『精神的後継作』として十分なクオリティを持っています。

これまでリリースされた様々な移植やリメイクとは違い、完全なオリジナルの新作となる本作は15時間以上に及ぶボリュームや、それぞれの変身キャラクターの持つ能力を駆使したボス戦、謎解きなどが盛り込まれていて、濃密なアクションゲームを楽しむ事ができます。

高精細に描かれた可愛らしいグラフィックも魅力的ですが、音楽も古代 祐三氏、桜庭 統氏などが参加している豪華ぶりなので、その点も気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

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ファンの手でシリーズが続く稀有な作品

という訳で、今から20年以上前にセガから発売されなくなった『ワンダーボーイ』シリーズですが、当時のファンが今のデベロッパーとなり、原作者監修の基、近年になって3作品も開発されたのは非常に珍しい例ではないか、という話でした。

私はスーパーファミコンと同い年で、世代かといえば少し違うのですが、『モンスターワールド』をキャラ替え移植した『ビックリマンワールド』の動画を見た事があって、とても難しいゲームだという印象は持っていました。

ニンテンドースイッチでリリースされた『ワンダーボーイ: ドラゴンの罠』も去年購入し、ひとまずクリアまでは漕ぎつけましたが、確かに時には稼ぎプレイもしなければ一筋縄でいかないほど難易度が高かったです。

しかし、逆にしっかりと準備を整えて、1つ1つ丁寧に敵を倒しながら進めばほとんど被害を出さずに攻略する事も出来るので、そのバランスは絶妙だと思います。

セガから正当な続編を出す事は難しいのかもしれませんが、今後もまだ別のデベロッパーから新しい作品が登場する事はあるかもしれませんね。

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