マリオの『ジュゲム』はこれだけ進化した、パイポの投げ方を色々比べてみた

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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2020年9月にかの『スーパーマリオブラザーズ』は35周年を迎え、テレビでも35周年をお祝いするCMが流れるようになってきました。

それに合わせて『スーパーマリオ 3Dコレクション』が発売されるだけでなく、『スプラトゥーン2』ではスーパーマリオとコラボしたフェス、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ではマリオをお題とした写真・動画コンテストなども企画されており、今年はかなりの盛り上がりになりそうです。

私個人としては35人のプレイヤーが競い合う『スーパーマリオブラザーズ35』の配信を今から楽しみにしています。

クッパ軍団でもトップクラスに厄介なジュゲム

そんなスーパーマリオシリーズには様々なキャラクターが登場しますが、その敵キャラクターの総数は今や数えきれないほどに多くなっています。

クリボーやノコノコといった代表的な敵もいれば、近年では『K.K』や『ケロンパ』など少しマイナーな敵が再び登場していたり…、個性も特徴もそれぞれ多種多様です。

中でも雲に乗って上空からパイポを投げつけてくる『ジュゲム』はマリオシリーズにおいてもかなり厄介な存在で、苦労したプレイヤーも多いのではないでしょうか?

今回はそんなジュゲムに焦点を絞って、『ジュゲムのパイポの投げ方の変化』をまとめてみようと思います!

初代マリオから登場すしパイポをばらまく強敵

ジュゲムはスーパーマリオシリーズの中でもかなり古参のキャラクターで、初登場はまさに35年前の1985年に発売された『スーパーマリオブラザーズ』でした。

ステージ中盤から登場するザコ敵の1匹でしかないのですが、マリオのジャンプが届かないほどの高所を雲に乗って移動し、上からパイポ(トゲゾー)を投げてくるその攻撃は非常に厄介です。

こちらも高い位置から踏みつければ倒せますが、たとえ倒しても一定時間で復活してしまいますし、いざ踏もうとした瞬間にパイポを投げてきて当たってしまうこともあるので、他の敵キャラクターと比べても強さは段違いでした。

パイポの投げ方としては無造作ですが、ジュゲムは基本的にマリオの真上を陣取りながら動いているので、結果的にマリオの周りに落とすようにパイポを投げてきます。

またパイポも地面に落ちるとトゲゾーになって歩き回るので、ファイアマリオでなければすべて避けるしかなく、追いつめられるとどうしようもなくなってしまうのも厄介なポイントです。


アイテムで釣るようになった?フィッシングジュゲム

1990年、スーパーファミコンと同時に発売された『スーパーマリオワールド』においてもジュゲムは登場し、過去作と同じように雲に乗って上空からパイポをばら撒いてきました。

これまでと違ってジュゲムを倒すと雲だけが残りマリオも乗れるのですが、ジュゲムそのものの動きとしてはこれまでとそこまで大差ありません

しかし釣り竿を持った『フィッシングジュゲム』という亜種がスーパーマリオワールドには登場し、釣り針に1UPキノコを吊り下げてマリオの前に現れます。

アイテムを持ってきてくれる…と考えれば味方のようにも思えますが、吊り下げられたアイテムを取ると通常のジュゲムと同じようにパイポを投げてくるようになるので、敵とも味方とも取れる特徴的なキャラクターになっています。

このスーパーマリオワールドにおけるフィッシングジュゲムは全コース含めて1匹しかいませんが、後の『スーパーマリオカート』や『ヨッシーアイランド』などでも釣り竿を持ったジュゲムは登場するので、それだけ印象深いキャラクターだったのかもしれません。


パイポを真っすぐ投げるようになったヨッシーアイランド

これまではトゲゾーのタマゴともいえるパイポを投げていたジュゲムですが、1995年に発売された『ヨッシーアイランド』では投げ方が少し変わっていて、上からばら撒くのではなく、ヨッシーに向かって真っすぐ直線的に投げつけてきます

ヨッシーアイランドのジュゲムが投げるパイポはトゲゾーに変化しないので、パイポというよりただのトゲトゲのボール…のような気もします。

投げられたパイポのスピードは過去作に比べてもかなり早く、慣れていないと避けるのが難しいだけでなく、ステージによっては足場になる柔らかいブロックを壊してくることもあるので、シチュエーションによってはこれまで以上に強敵に感じるかもしれません。

また、今作からは雲に乗ったジュゲムに加えて壁の裏から狙い撃ちしてくる『かべあなジュゲム』も登場し、こちらは通常のジュゲムよりも更に早いスピードでパイポを投げてきます。

雲に乗った通常のジュゲムよりは倒しやすい位置にいますが、かべあなジュゲムはかなりまとまった数が一気に出てくることもあるので、いっそまともに相手をしない方が被害も少なく済んだ…なんてことも少なくないと思います。


ついにパイポ以外も投げるようになったスーパーマリオRPG

マリオといえばアクションゲーム…というイメージが根付いていましたが、スクウェアが開発を担当し1996年に発売された『スーパーマリオRPG』ではジャンルがRPGになり、今もなお多くのファンがいる名作です。

これまでキャラクター性の薄かったマリオシリーズにおいて、クッパが実は仲間想いで意外とコミカルだったり、ピーチ姫が思いのほかお転婆で行動力があったり…、後の作品にも大きな影響を与えた1作でもあります。

このゲームにはトゲゾーが登場しないので、それに代わってジュゲムは『トゲへい』や『イガへい』といった別のモンスターをフィールドに落としてくるのですが、肝心のジュゲムと戦える場面はかなり限られているので、直接的なバトルの印象は薄かったかもしれません。

スーパーマリオRPGにおけるジュゲムはパイポもトゲゾーも投げてきませんが、代わりに『モンスターアタック』という技を覚えていて、トゲへいやポピンといった別のモンスターそのものを投げて攻撃してきます。

また近づいてきて直接パンチしてきたり、『でんげき』という魔法を使ってきたりもするので、実は思った以上に器用なキャラクターだったのかもしれません。


3Dアクションゲームでは出番の減ってきたジュゲム

そんなジュゲムもマリオシリーズにおいては欠かせないキャラクターになり、様々なタイトルで登場していますが…、実は3Dのゲームにおいては登場の機会が減っています。

まったく出ていない…というわけではないのですが、『スーパーマリオ64』ではマリオの後ろをついてくるカメラマン、『スーパーマリオカート』ではレースのシグナルなどを務めるサポートキャラクター、スポーツ系のゲームでは数々の競技の審判など…、マリオに対して友好的なキャラクターであることも増えてきました。

実際に敵キャラクターとしてジュゲムが登場する3Dアクションゲームは2010年に発売された『スーパーマリオギャラクシー2』しかなく、2Dのゲームに比べて少し扱いが難しいのかもしれません。

代わりにスーパーマリオギャラクシー2には親玉ともいえる『キングジュゲム』が登場し、そのインパクトのある見た目は多くのプレイヤーの印象に残っていると思います。

キングジュゲムは体も大きいので片手でパイポを軽々と持ち上げ、左右の手でパイポを次々と投げてくる上に、実際にパイポから変化するトゲゾーもマリオの2倍近い大きさがあるので、ジュゲムの中でもキングの名に恥じない実力を持っていました。

また、キングジュゲムの乗っている雲は紫色でこちらも大きく、マリオの上空を高速で動きながら雷を落としてくるので、3Dのアクションゲームに慣れていなければかなりの強敵だったと思います。


最近はあまり敵というイメージが薄いかも?

というわけで今回は『ジュゲムのパイポの投げ方』という非常にニッチな記事を書いてみましたが…、近年のジュゲムはサポート役や進行役などを務めることも多く、むしろ『敵』というイメージが薄れていたかもしれません。

しかし2Dアクションのマリオシリーズには欠かせない敵キャラクターでもあり、今後もその厄介さは変わらず健在となりそうです。

3Dのアクションゲームでは、こちらの攻撃が届かない位置から縦横無尽に飛び回ってパイポを投げ続ける…というのが強すぎるのか出番が少ないですが、作品によっては上空から雷を降らせてくる『かみなりジュゲム』や、釣り竿についた火の玉をマリオに当てようとしてくる『スクープ』なども存在するので、そういった亜種が3Dのゲームで活躍する…という可能性もありそうです。

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