いつか復活する?『スーパーマリオ』に登場するややマイナーなボスをまとめてみた

任天堂のゲーム
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

任天堂のゲームといえばまず『スーパーマリオ』シリーズが真っ先に浮かびますが、来たる2023年4月21日は『スーパーマリオランド』発売から34周年で、時の流れの早さを感じます。

私も幼少期に遊んだことのあるタイトル…とはいえさすがに何十年も前の話なので、『Nintendo Switch Online』にいつか追加されないかな、と思う今日この頃です。

クッパやワリオだけではない『マリオの悪役』

そんな『スーパーマリオ』シリーズといえば『クッパにさらわれたピーチ姫を助けに行く』というストーリーが定番で、2017年発売の『スーパーマリオ オデッセイ』でも最後はクッパがマリオの前に立ちふさがりました。

しかし必ずしともそうとは限らず、例えば『スーパーマリオランド』では舞台を『サラサ・ランド』に移し、ピーチ姫ではなく『デイジー姫』を助け出す物語が描かれています。

目的が変われば最終的に倒すべきボスも変わり、クッパとは違うキャラクターが悪役を務めていることも珍しくなく、中でも『スーパーマリオランド2 6つの金貨』に登場した『ワリオ』は今も様々なゲームで活躍を見せています。

しかし、そんな昔にマリオと熱戦を繰り広げながら近年あまり姿を見せていないキャラクターも少なからずいるようなので、今回は『かつて登場したクッパ以外のボス』をいくつか紹介してみようと思います!

デイジーをさらい支配を目論んだ宇宙怪人『タタンガ』

1989年に発売された『スーパーマリオランド』は先ほど少し触れたように、『サラサ・ランド』の姫である『デイジー』を救出するのが目的ですが、そのデイジーをさらったのが宇宙怪人『タタンガ』です。

タタンガは1日にしてサラサ・ランドの上空を真っ黒な雲で包み、住民たちに宇宙催眠をかけて自分の思うがままに操ると、あっという間に4つの国々を乗っ取ってしまいました

さらにデイジーを自身の妃にしようと企んでいたようで、それを知ったマリオはキノコ王国からサラサ・ランドまで旅立ち、みんなの宇宙催眠を解くためにも打倒タタンガを目指します。

説明書には『宇宙のかなたからあらわれた正体不明の宇宙怪人』と書かれていて、クッパたちとは一切関りがなく、デイジーやサラサ・ランドも偶然目を付けられて襲われた…ということになります。

タタンガ本人はそこまで大きくないものの、最終決戦においては『パゴス』という戦闘用のロボットに乗っていて、巨大な弾を複数の弾に分裂させて放つ『拡散波動砲』でマリオを苦しめました。

たった一夜にしてサラサ・ランドを支配した実力は確かなのですが、自らの手を汚さず催眠に頼ったからか攻略本などでも『小心者』と書かれ、クッパのようなカリスマ性を発揮していたわけではないようです。

続編となる『スーパーマリオランド2 6つの金貨』にも引き続き登場していますが、こちらはマリオへのリベンジに燃える一方でいつの間にかワリオの部下になっていて、パワーアップした『ネオ・パゴス号』に乗り込みスペースゾーンでマリオと戦いました。

しかし『スーパーマリオランド2』は『スーパーマリオランド』の直後の話なので、マリオに負けるや否や即座にワリオの部下になる…というのも、ある意味で小心者に拍車をかけているのかもしれません。

この後タタンガは『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』のスピリットにはなるものの、本人の出番は一切なく、同時期に登場したワリオやデイジーと比べて大きく水をあけられているのが現状です。

レッキングクルーの意地悪おじさん『ブラッキー』

1985年にファミコンで発売された『レッキングクルー』は『ビルの解体作業』をテーマにした風変わりなゲームで、マリオには珍しくパズルの要素が強いタイトルでもありました。

本作は全部で100ものステージが用意されていて、各ステージに配置された壁やハシゴなどをすべて壊せばクリアとなりますが、それを邪魔してくるのが立派なヒゲを蓄えた『ブラッキー』というキャラクターです。

説明書には『意地悪おじさん』と書かれていて、壁を隔てた反対側からハンマーを振るい必要なハシゴを先に壊してしまったり、マリオをたたいて足場の下まで落とそうとしてきたり…、その名に違わぬ妨害を繰り返してきました。

のちに発売されたリメイク作『レッキングクルー’98』ではクッパの秘密のアジトを破壊していくというストーリーが付け加えられ、『元祖マリオのライバル』を自称するブラッキーもクッパと一時的に手を組み、マリオの前に立ちふさがります。

その後2001年に発売された『モバイルゴルフ』では、ゲストキャラクターとして『マリオ』『ピーチ』『ヨッシー』に並んでまさかのブラッキーが参戦、意外にも努力家らしく、そのゴルフの腕前をいかんなく発揮しました。

しかしブラッキーの出番はそこで残念ながら途絶えてしまい、2015年の『スーパーマリオメーカー』でキャラマリオは実装されたものの、ほとんどの人にとって『知る人ぞ知るキャラクター』になっています。

ところが2023年4月28日に公開が予定されている『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では、初報にてブラッキーの登場が明らかになっていて、どうやらブルックリンで配管工を営むマリオたちの元上司のようです。

未だに予告トレーラーなどには姿を見せていないので、映画ではどのようなビジュアルで描かれるのか謎に包まれていますが…、モバイルゴルフから実に22年ぶりとなる彼の活躍が見られるのかもしれません。

『クッパとマリオの対決』がベースとなっている劇場版で、ブラッキーがどのように物語に絡むのかは未知数なものの、ここで彼の知名度が上がれば、ゲームの方にも復活…なんて可能性も十分にあり得そうです。

夢の国サブコンを支配した野菜嫌いの怪物『マムー』

1992年に発売された『スーパーマリオUSA』はファミコン最後のマリオシリーズで、本作はアメリカなどで発売された『SUPER MARIO BROS. 2』を日本に逆輸入したことから、タイトルにも『USA』が付けられています。

これまでの作品と違い、『マリオ』に加えて『ルイージ』『キノピオ』『ピーチ』の3人もプレイアブルキャラクターになっていて、それぞれ違った個性や能力を持っているのが印象的でした。

本作はもともと1987年に発売された『夢工場ドキドキパニック』のキャラクターを差し替えて開発されたゲームなため、これまでのマリオとはシステムが大幅に違い、敵を踏みつけても倒せず、野菜や敵などを投げつけて攻撃するのが基本になります。

ある日マリオたちは不思議な夢の中で『私たちはマムーに苦しめられています。どうか私達を助けて下さい』という声を聞き、お告げに導かれるまま『夢の国サブコン』へ冒険に出かけます。

マムーは緑色の巨大なカエルのような見た目をしていて、『ドリームマシーン』という装置を使い悪夢の怪物を作り続けており、実は今やシリーズおなじみとなった『ヘイホー』もこの装置で生まれたキャラクターの1人です。

夢の国サブコンを脅かすほどの魔法を扱うマムーは、最終決戦においても無数の泡をはき出して攻撃してきますが、何よりも野菜が大の苦手であり、ドリームマシーンから排出され続ける野菜を6回ぶつければ打ち倒すことができます。

しかしスーパーマリオUSAはその後『スーパーマリオコレクション』などに移植されたり、Nintendo Switch Onlineで配信されたりと露出は多いものの、マムーが他作品に顔を出すことはほとんどなく、残念ながら活躍の機会には恵まれていません。

意外なところだと1993年に発売された『ゼルダの伝説 夢をみる島』にゲストキャラクターとして登場していて、カエルらしく地下の池で『カエルのソウル』を教えてくれますが、その後マムーは巡業の旅へと出てしまいます。

2019年発売のリメイク版『ゼルダの伝説 夢をみる島』でも26年もの時を経てマムーは再び登場し、3D化したグラフィックで原作以上のインパクトをユーザーに与えました。

ワリオの宿敵?女海賊『キャプテン・シロップ』

ゲームボーイの『スーパーマリオランド』シリーズは、1994年に『スーパーマリオランド3 ワリオランド』が発売され、その後は『ワリオランド』シリーズとして展開しました。

そのワリオランドにおいてワリオのライバルとなったのが海賊『ブラックシュガー団』の女船長『キャプテン・シロップ』で、彼女はマリオから巨大な黄金像を盗み出し、ワリオはさらにそれを奪い取ろう…という奇妙な関係で物語は進みます。

もちろんシロップも黄金像をワリオに譲り渡すつもりはなく、魔法のランプから『お金さえ払えばどんな願いも叶えてくれる』という魔神『デンプー』を呼び出し戦いますが、デンプーがワリオに敗れるとシロップは爆弾を置いて逃げ出してしまいました。

シロップの残した爆弾によって城が破壊され、隠されていた黄金像も見つかりますが、突如ヘリコプターで現れたマリオが黄金像を回収してしまい、最終的にはワリオもシロップもお宝は得られなかった…というオチはある意味『ワリオっぽさ』が詰まっているかもしれません。

ちなみにその後デンプーはシロップから解放された喜びからか、お礼に願いを叶えようとワリオに申し出て、これまでに見つけたコインやお宝の数に応じてワリオにピッタリの城を建ててくれます。

キャプテン・シロップは続編『ワリオランド2 盗まれた財宝』でも引き続き登場し、ワリオ城のお宝をすべて盗み出しますが、こちらも最後はワリオにショルダータックルで弾き飛ばされたり、少し『タイムボカン』シリーズの『ドロンジョ』のような扱いにも近かったように思えます。

その後しばらくシロップに出番はありませんでしたが、2008年にWiiで発売された『ワリオランド シェイク』に13年ぶりに登場、シリーズで初めてキャラクターボイスが付き、今回は敵対せずにショップを開いてワリオをサポートしてくれました。

ワリオランドシリーズにおいて欠かせないキャラクターになりつつあったキャプテン・シロップですが、肝心のワリオが徐々に『ワリオランド』から『メイド イン ワリオ』シリーズに移り変わり、シロップの出番もほとんどなくなっています。

しかし『メイド イン ワリオ ゴージャス』ではシロップらしき人物と電話がつながり、ワリオからしつこくゲーム開発を手伝ってほしいと頼まれているものの、協力するつもりはないと断った旨を明かしていて、いつか不意に登場する可能性もあるのかもしれません。

いずれもいつ復活してもおかしくないキャラクターたち

というわけで今回は『スーパーマリオ』シリーズにおける『クッパ以外のボスキャラクター』をいくつか紹介してみましたが、いずれも登場作品は少ないものの、ユーザーの記憶に残る強い個性を持っていました。

近年ではかつてマリオのヒロインとして登場していた『ポリーン』や、『スーパーマリオ64』でボスを務めた『ボムキング』などがパーティゲームにも登場しており、どのキャラクターがいつ抜擢されるかも予想が難しいところです。

それこそ『ブラッキー』が映画に出ることは誰も予想できなかったと思いますし、突如として誰かが『マリオカート』などに参戦してもおかしくないのかもしれません。

個人的にはキャプテン・シロップ、ひいては『ワリオランド』シリーズが復活してほしいな…と思うのですが、まずはNintendo Switch Onlineにもいつかタイトルを配信してくれると嬉しいところです。

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