ピーチ姫そっくりの『キノピーチ』の正体は?違いや特徴を調べてみた

任天堂のゲーム
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2023年冬に配信予定となっていた『マリオカート8 デラックス コース追加パス』の第6弾ですが、ついに配信日が11月9日に決定し、2年近く続いてきたアップデートもフィナーレを迎えます。

個人的には『マリオカートWii』を特によく遊んでいたので、Wiiのレインボーロードがリメイクされるのは懐かしくもあり、はたしてどのような進化を遂げているのか…今から気になる今日この頃です。

未だに多くの謎に包まれたピーチ似の『キノピーチ』

そんな『マリオカート8 デラックス コース追加パス』ではコースのみならずキャラクターまで新たに追加されていて、第6弾では『ディディーコング』『ファンキーコング』『ポリーン』そして『キノピーチ』の4人の参戦が予定されています。

そもそもキャラクター選択画面を見ると2つしか枠が残っていないのに4人増えるとは誰も思っておらず、ただコースを復刻させるだけにとどまらないボリュームには驚くばかりです。

今回新たに参戦するレーサーは『ドンキーコング』に関連したキャラクターが多く、元祖ヒロインとして登場したポリーンがここまで活躍の場を広げたのは感慨深いものがありました。

一方、『ピーチ』に見た目がそっくりな『キノピーチ』は出自も正体もいまだ不明な点が多く、今後どのような活躍をしていくのかも気になったので、今回簡単に調べてみようと思います!

キノピコから変身したピーチ姫そっくりの女の子

『キノピーチ』の初登場作品は2019年発売の『NewスーパーマリオブラザーズU デラックス』で、本作はWii Uで発売された『NewスーパーマリオブラザーズU』と『NewスーパールイージU』をNintendo Switch向けに収録したタイトルです。

タイトルにデラックスと付く通り、いくつか独自の要素が盛り込まれていて、その代表的なものが新たなプレイアブルキャラクター『キノピコ』の追加でした。

キノピコは2003年発売の『マリオカート ダブルダッシュ‼』にてキノピオのパートナーとして初登場し、その後も『マリオパーティ』や『マリオテニス』など様々なタイトルに登場していましたが、2Dアクションゲームでのプレイアブル化はなかなかの大抜擢だったと思います。

そしてさらに大きな話題を呼んだ新要素がキノピコ専用のパワーアップアイテム『スーパークラウン』で、これを入手することでピーチ姫そっくりの『キノピーチ』へ変身できました。

キノピーチは他のキャラクターと違って『空中浮遊』『2段ジャンプ』『空中をゆっくり降下』、さらに落下ミスしても一度だけ復帰できるリカバリー能力まで備えていて、アクションを苦手とする初心者にも扱いやすい、いわば『お助けキャラクター』の役割を担っていたようです。

メタ的なことをいえば本作においてもピーチ姫はクッパにさらわれてしまっているため、彼女をプレイアブルキャラクターにするのは難しく、代わりにピーチ姫にそっくりなキノピーチを登場させた…という経緯が考えられます。

インターネット上では『スーパークラウンを取ると姫になれる』という要素がピックアップされ、数々の二次創作が公開されていましたが、ゲーム内ではキノピコ以外が触れてもすり抜けてしまい、海外の公式サイトでも『キノピコだけがこのアイテムを使うことができる』と明記されていました。

そのため今後も『スーパーマリオ』本編にキノピーチを出すのであれば、前提としてまずキノピコとスーパークラウンが登場し、何らかの理由でピーチ姫が不在…という条件が必要で、思いのほかハードルは高いのかもしれません。

2023年10月20日に発売された『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』ではピーチとキノピコの両名がプレイアブルキャラクターで、それが影響してかスーパークラウンも出現せず、残念ながらキノピーチの姿を見ることはできませんでした。

見た目も声もピーチそっくり、性能はちょっと違う?

キノピーチは名前に『ピーチ』と入るだけあって、その顔つきや容姿はピーチ姫に瓜二つで、声まで似ている…どころか本人とまったく同じでした。

よく見ると髪型がおさげだったり、ドレスに丸い斑点が描かれていたりと部分的にキノピコを連想させるデザインにはなっていますが、顔だけで判別するのは意外と難しい…かもしれません。

アクションにおいてもキノピーチはピーチ姫を踏襲していて、彼女の『空中浮遊』は『スーパーマリオUSA』のピーチの特殊能力を再現したものであり、『大乱闘スマッシュブラザーズ』などでもおなじみの個性でした。

一方キノピーチはお助けキャラクターの役割を担っていたのもあり、2段ジャンプやふわふわ落下などピーチ姫も持っていない個性を身に付けていて、純粋な性能だけに目を向ければかなり優秀といえます。

ただしキノピーチはあくまで『キノピコがパワーアップした姿』で、ファイアフラワーなどと重複できないことを考えれば、様々な変身を取捨選択できるピーチにも強みがあるのは間違いありません。

ここまでくるとキノピコだけがなぜ変身できて、キノピーチとはいったい何者なのか気になるところですが…、これに関しては任天堂公式も一切説明しておらず、なぜ突然このような変身能力を身に付けたのかは謎に包まれています。

そもそもキノピコとキノピーチは別の存在で、スーパークラウンを取ったときに変身ではなくキャラクターが差し変わっているのでは?という説もありましたが、キノピーチは3段ジャンプをしたとき稀にキノピコの声に戻り、慌てて咳払いでごまかすことから『キノピコと同一の存在』なのは確かだと思います。

しかしキノコ王国の姫であるピーチですら、キノピーチを目の当たりにすると『?』を浮かべて困惑するシーンがあるので、キノピコがそのような変身能力を備えていたことは本当に誰も知らなかったようです。

『NewスーパーマリオブラザーズU デラックス』には『トッテン』というプレイアブルキャラクターも追加されていますが、こちらの正体について開発者インタビューでは遊ぶ人の想像が膨らむ『モヤっとしたキャラ』と説明されているので、キノピーチも同じように現段階では『あえて』詳細を隠しているのかもしれません。

今後はキノピコとキノピーチを個別に扱う可能性も?

そんなキノピコが変身した姿の『キノピーチ』ですが、『マリオカート8 デラックス』では個別のレーサーとして参戦したため、1つのゲームにキノピコとキノピーチの両方が存在することになります。

そもそもマリオカートを始めとしたパーティゲームはあまり時間軸を気にしておらず、『マリオ』と『ベビィマリオ』、『ピーチ』と『ネコピーチ』など、同一の存在でありながら個々のキャラクターとして共演していることは珍しくありません。

しかし中には『同一の存在』から『個別の存在』に切り離されていったキャラクターも存在していて、代表的な例を挙げれば『クッパ』と『ほねクッパ』が真っ先に思い浮かびます。

ほねクッパの初登場作品は2006年発売の『Newスーパーマリオブラザーズ』で、本作はシリーズでも珍しくワールド1のボスをクッパが務めており、初代『スーパーマリオブラザーズ』さながら橋を崩してクッパを溶岩に落とせばクリアとなります。

もがくように溶岩に沈んでいったクッパはそこで脱落…ではなく、肉体を失うも驚異的な生命力で『ほねクッパ』として復活、ワールド8のお城にて再びマリオたちの前に立ちふさがりました。

このことから『クッパ』と『ほねクッパ』が同一の存在であるのは間違いないのですが、『クッパが溶岩に焼かれた姿』という前提が再び出すには使いにくく、のちの作品ではクッパと切り離された隠しボスとしての登場が主だったようです。

2008年の『マリオカートWii』にほねクッパが参戦して以来はたびたびパーティゲームにも姿を見せるようになり、『マリオパーティ アイランドツアー』ではクッパが『まさかほねクッパを倒すとは!』と発言することから、完全に別々のキャラクターとして扱う作品も増えています。

これを踏まえるとキノピーチも同じように扱われる可能性は十分考えられて、このマリオカート8をきっかけに単独の活躍も増えていくのかもしれません。

そもそもキャラクター選択画面の枠を増やしてまでキノピーチを参戦させたということは、任天堂としても決して存在をないがしろにしているわけではなく、今後どのように扱っていくのか注目したいところです。

ピーチ姫はキノピーチをどう思っているのか…

というわけで今回は『キノピーチ』について簡単に調べてみましたが、名前の通りピーチを踏襲したデザインや性能でありながら、あくまで『キノピコが変身した姿』として扱われているのが分かりました。

しかしピーチ姫ですらキノピーチの存在を認識していなかったとなれば、これまで意図的にキノピコが隠していた力なのか、はたまた『スーパークラウン』によって突然身に付けた力だったのか…、その存在はあまりに特殊といえます。

『ほねクッパ』と同じように、今後はだんだん独立したキャラクターとして活躍するのではないかとも思うのですが、時に一瞬だけキノピコの声に戻ったりするのもまた扱いを難しくしているのかもしれません。

とはいえそのビジュアルはピーチ姫にも負けず劣らず可愛らしいので、『マリオカート8 デラックス』を皮切りに今後の作品への登場も楽しみにしたいと思います。

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