キャサリンやヨッシーのカラーバリエーションも昔はそれぞれ個性を持っていた

任天堂のゲーム
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2017年4月に発売された『マリオカート8 デラックス』は現在DLCとして『コース追加パス』が配信されていますが、コースだけと思いきや新キャラクター『キャサリン』の追加は大きな話題を呼びました。

キャラクター選択画面を見る限り、少なくともあと5人は追加されるようなので、ここにきていったい誰が参戦するのか…今から楽しみな今日この頃です。

思った以上にバリエーション豊富だったキャサリン

さて、そんな『マリオカート8 デラックス』に満を持して参戦したキャサリンですが、実際に触ってみて驚いたのが意外なほど豊富なカラーバリエーションです。

確かにキャサリンは基本となるピンク色以外にも赤や緑などがいましたが、今回はヨッシーのカラーバリエーションと同じく9種類用意されていて、水色、オレンジなどのキャサリンは初めて見ました。

マリオカートにおいて色による性能の違いはないので、カスタマイズに合わせて自分の好きな色を選べるのは地味ながら嬉しいところです。

しかしかつてはキャサリンもヨッシーも色による個性があって、それを活かしたギミックや攻略法も少なからず用意されていました。

というわけで今回はマリオシリーズに登場するキャラクターの『カラーバリエーションによる違い』をいくつか取り上げてみようと思います!

色によっては炎をはき出してきた『キャサリン』

『マリオカート8 デラックス』への参戦も決定し、マリオファミリーの一員として今や根付いているキャサリンの初登場作品は、1987年にファミコンで発売された『夢工場ドキドキパニック』でした。

このゲームは任天堂がフジテレビとのタイアップで開発したもので、『スーパーマリオ』とは無関係のタイトルでしたが、1992年にキャラクターをマリオに差し替えた『スーパーマリオUSA』が発売、これがキャサリンのマリオ作品へのデビュー作になります。

スーパーマリオUSAでのキャサリンは中ボスとしてマリオの前に立ちふさがり、タマゴをはき出して攻撃してきますが、なぜ敵対していたのかなどは未だに明らかになっていません。

本作は他のマリオシリーズとシステムが違い、敵を踏みつけても倒せませんが、代わりに野菜や小さな敵などを持ち上げてぶつけることでダメージを与えられました。

キャサリンはサイズが大きいので直接持ち上げられませんが、はき出してくるタマゴを3回投げ返すことで倒せて、ある意味スーパーマリオUSAをもっとも象徴するキャラクターだったかもしれません。

基本となるピンク色のキャサリンはタマゴしかはいてきませんが、赤いキャサリンは少し強く、時折触ることのできない炎の弾をはき出してマリオを惑わせました。

そして緑色のキャサリンは炎しかはき出さないので普通に戦っても成す術がなく、近くに置かれているキノコブロックなどを利用しなければ倒せない難敵です。

その後もキャサリンは『スーパーマリオRPG』や『マリオテニス64』などに登場しましたが、いずれもピンク色のみの登場で、色違いのキャサリンを見る機会はほぼなくなっていました。

しかし『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』に青や黄色のキャサリンが、『マリオストライカーズ チャージド』にも赤いキャサリンが再び登場し、近年になってカラーバリエーションを活かした活躍が増えているようです。

色によって違った能力を持っていた『ヨッシー』

今回キャサリンには9種類のカラーバリエーションが与えられましたが、やはり様々な色の個体が存在するキャラクターといえば『ヨッシー』は外せません。

ヨッシーは1990年11月発売の『スーパーマリオワールド』に初登場し、当時から強力なマリオのパートナーとして活躍しましたが、基本的にヨッシーは緑色で描かれていました。

しかし『スターロード』と呼ばれる隠された大地にのみ赤・青・黄色のヨッシーが生息していて、説明書にも『伝説の三色ヨッシー』と書かれるほど特別な存在だったようです。

ヨッシーといえば舌を伸ばして大半の敵を飲み込めましたが、ノコノコのコウラを口に含んだ赤ヨッシーは1度だけ炎をはけたり、黄色ヨッシーはジャンプからの着地で砂煙を巻き起こせたり…特殊な力を持っています。

中でも青ヨッシーはコウラを口に含んでいると背中に羽が生え、自由に空を飛行できるのでステージ攻略にも大きく貢献しました。

1995年8月にはヨッシーを主人公にしたアクションゲーム『ヨッシーアイランド』が発売され、これまでの4色に加えオレンジ、水色、紫、ピンクのヨッシーも登場し、カラーバリエーションが非常に豊富になりましたが、代わりに色による個体差がなくなっています。

1997年発売の『ヨッシーストーリー』でも引き続き様々な色のヨッシーが登場し、こちらは基本的な能力に違いはないものの、緑のヨッシーはスイカ、黄色のヨッシーはバナナ…と好みのフルーツに違いがありました。

また、世界のどこかに隠されたタマゴを見つけ出してゴールまで連れていくと『黒ヨッシー』『白ヨッシー』が仲間になり、彼らは苦手な食べ物がなく、タマゴ投げも他のヨッシーより強力な特徴を持っています。

スポーツゲームにおいては様々な色のヨッシーから選択できるものもあって、中でも『マリオテニス オープンツアー』は赤とピンクがテクニック、青と水色がスピード、黄色はパワー…といったようにタイプから違うので、その辺りの性格の違いも面白いところです。

色によって性格も違えばなぜか味も違う『ヘイホー』

ヨッシーやキャサリンに並ぶほど豊富なカラーバリエーションを持つキャラクターといえば『ヘイホー』も有名で、『マリオカート8 デラックス』でも9種類の色違いが用意されていました。

初登場はキャサリンと同じ『夢工場ドキドキパニック』で、『スーパーマリオUSA』発売後は『ヨッシーアイランド』『ヨッシーストーリー』などヨッシー関連のゲームに多く登場しています。

スーパーマリオUSAには赤ヘイホーとピンクヘイホーの2種類がいて、赤は崖があっても気にせず直進するのに対し、ピンクは崖まで歩くと引き返す行動パターンを持っています。

ヨッシーストーリーでは赤・黄色・青・緑の4種類が主に登場し、それぞれに特別な個性はありませんが…色によって味が違うのか、ヨッシーも自分の色と同じヘイホーを好物にしています。

後半のステージではヘイホーの中でもエリートな『黒ヘイホー』が登場し、プロペラで空中を浮遊しながらトゲの付いた重りを落としてくるうえに、倒しても代わりの黒ヘイホーがすぐに飛んでくる強敵です。

また、黒ヘイホーはヨッシーにとってあまり美味しくないのか食べると拒否反応を示し、黒ヨッシーか白ヨッシーでなければダメージを受けてしまいます。

『マリオストーリー』では『ブラックヘイホー』という名前で登場し、『しにがみヘイホー』と呼ばれるほど圧倒的な強さを持っていましたが、戦わなくてもクリアは可能で、好物の『レモンあめ』をあげると夢中になって食べる可愛らしい面も見られます。

一方、ヨッシーストーリーの世界のどこかに隠れている『白ヘイホー』はなぜかヨッシーの味方で、見つけるとヨッシーの後ろを付いてきて、クッパに連れ去られた仲間を救出してくれました。

ちなみに『夢工場ドキドキパニック』の取扱説明書には『ヘイホーグレー』という灰色のヘイホーが紹介されていますが、ゲーム本編にはいっさい登場しないことから『幻のヘイホー』と呼ぶ人もいるそうです。

実はコウラの色で行動に違いのある『ノコノコ』

スーパーマリオシリーズの代表的な敵キャラクターといえば、クッパの部下である『ノコノコ』が真っ先に思い浮かぶ方も多いと思います。

1985年発売の『スーパーマリオブラザーズ』から登場している古株で、緑のコウラと赤のコウラの2種類が存在しており、見た目以外に何か違うのか…?と当時から疑問を持たれていました。

実はノコノコもヘイホーと同じように、コウラの色によって少しだけ行動パターンが違って、緑のノコノコは崖でも止まらず直進して落下するのに対して、赤のノコノコは崖まで進むとUターンし崖から落ちないように行動します。

これは近年のスーパーマリオシリーズでも伝統的に引き継がれていて、地味ながら覚えておくと攻略にも役立つ知識なのですが、赤いコウラのノコノコが崖から落ちないのは『スーパーマリオブラザーズ』の説明書によると『気が弱い性格だから』とのことです。

『スーパーマリオワールド』では青や黄色のコウラを背負ったノコノコも登場し、彼らは通常のノコノコより歩くスピードが速く、更に黄色ノコノコは正面からコウラを投げてもジャンプで回避までしてきます。

また、ノコノコを踏みつけると中身の『ハダカガメ』が飛び出てきますが、これも元のコウラの色によって性格が違い、青ハダカガメは自分のコウラを蹴飛ばして攻撃してきたり、黄色ハダカガメは自分のコウラに戻ると『無敵ノコノコ』となって追いかけてきます。

その後も『マリオテニス』や『マリオパーティ』など様々なオールスターゲームに登場し、多くの場合において緑コウラのノコノコが参加していましたが、『スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール』では他の色のノコノコも登場し、赤は緑よりパワーがある代わりに足が遅い…など少しずつ差別化されていたようです。

ちなみに『パタパタ』も『スーパーマリオブラザーズ3』まではコウラの色によって行動パターンが違っていて、緑パタパタは地面を跳ねるように移動したり、空中を左右に移動していたのに対し、赤パタパタは空中を上下に移動していました。

近年のパーティゲームではノコノコが緑、パタパタが赤で固定化されていますが、ヨッシーやヘイホーと同じように今後の作品ではカラーバリエーションが選べるようになったりする…のかもしれません。

昔だからこそ色違いで個性を出していたのかも?

というわけで今回は『マリオカート8 デラックス』に登場したキャサリンのカラーバリエーションが思ったより多かったことにちなんで、『マリオキャラクターの色違いによる個体差』を簡単に紹介してみました。

近年ではあまり気にしていませんでしたが、かつてはキャサリンもヨッシーも色によって特有の個性を持っていて、改めて見返してみるとこれはこれで面白い要素です。

『スーパーマリオブラザーズ』や『夢工場ドキドキパニック』はファミコン用に開発されたゲームで、当時はゲームの容量も限られていたため、同じグラフィックでも色を変えることで容量を削減しながら個性を出していた…のかもしれません。

キャサリンに関してはカラーバリエーションの多さに加えて、そもそもこんなにたくさん個体数がいたんだ…ということに少し驚きましたが、こうなると今後ヨッシーのように『キャサリンの村』みたいな場所が出てきたりするのかな…と思うとちょっと楽しみです。

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