『ゼルダの伝説』シリーズの重要アイテム『あきビン』に入れられる印象的なものをまとめてみた

任天堂のゲーム
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

任天堂のアクションアドベンチャーといえば『ゼルダの伝説』が有名ですが、その注目はシリーズ最新作だけでなく、2011年にWiiで発売された『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』も2021年7月16日にリマスター版が発売されています。

ゼルダシリーズはほとんどの作品で歴史的なつながりがありますが、スカイウォードソードはゼルダの始まりの物語といわれていて、『マスターソード』や『ハイラル』にまつわるストーリーは当時から高い評価を得ていました。

シリーズおなじみの重要アイテム『あきビン』

そんな歴史の長い『ゼルダの伝説』シリーズですが、コンセプトが違うことはあれど、どの作品でも共通する要素は少なからず存在します。

それは『マスターソード』や『ハイリアの盾』といった装備品もそうなのですが、『ブーメラン』『バクダン』『フックショット』などなど…なじみ深いアイテムもいくつか思い浮かぶのではないでしょうか。

中でも『あきビン』はその名前だけ聞くとガラクタのようですが、ゼルダシリーズにおいては中にクスリや飲み物などを入れられる重要アイテムで、この『あきビン』をいくつ持っているかでゲームの難易度が変わるといっても過言ではありません。

しかもこの『あきビン』に入れられるものは意外と多種多様で、そんなものまで入るの?と驚くようなアイテムをビンに入れて持ち歩くことも時としてあります。

そこで今回は『あきビンに入る不思議なもの、印象的なもの』をいくつかまとめて紹介してみようと思います!

リンクを回復させる心強い味方『妖精』

『ゼルダの伝説』において体力を回復するアイテムは非常に重要ですが、中には『赤いクスリ』や『ロンロン牛乳』などビンに入れて持ち運べるタイプのものも存在します。

中でも印象的なのはクスリなどの飲み物ではなく、草むらやツボを壊すとたまに出てくる『妖精』そのもので、妖精はあきビンに捕まえることでリンクの助けとなってくれて、万が一リンクの体力が尽きた時には自動でライフを回復してくれます

その回復量は作品によってまちまちで、『神々のトライフォース』でもハート7つぶんと十分な回復量がありましたが、『時のオカリナ』や『ムジュラの仮面』では体力が完全回復という、冒険には必須の非常に強力なアイテムでした。

この妖精がゼルダの世界においてどのような存在なのか詳細までは分かりませんが、様々なシリーズに登場する『大妖精』のことも考えると、やはり妖精も生き物の一種に近いのだと思います。

これだけありがたい効果がありながら、『助けになってくれるからビンに詰める』というのもなかなか発想としては思い切ったものがあるかもしれません。

ちなみにWii Uやニンテンドースイッチで発売された『ゼルダ無双』ではリンクの武器として『大妖精』があるのですが、こちらはむしろ逆に大妖精がリンクをあきビンに詰めて移動する…、というなかなか珍しい装備品になっています。


赤い氷を唯一溶かせるアイテム『青い炎』

あきビンに入れられるアイテムは純粋に冒険に役立つものだけでなく、時には謎解きや道を切り開くために必要なアイテムを入れることもありました。

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』では大人時代に『ゾーラの里』を訪れると、『泉の洞窟』からの冷気でゾーラの里が凍りついてしまっています。

里の長であるキングゾーラも赤い氷に包まれていて、これを溶かすには『青い炎』というアイテムが必要になるのですが、もちろん炎を手に持つことはできないので、あきビンに入れて持って来なければなりません。

とはいえ『ゼルダの伝説』のあきビンに入るものは確かに多種多様ですが、それでも炎という実体のないものまであきビンに詰められるのはこのゲームの不思議なところです。

青い炎を使うとリンクはおもむろに自分の周りに炎を振りまきますが、ゲーム内で青い炎は『冷たい炎』と説明されていて、リンクにとっても特に実害はないようです。


デクナッツ王家のお姫様でありながらビンに入る『デク姫』

『ゼルダの伝説』におけるあきビンは、どのシリーズでも基本的にリンクが片手で持てるほどの小さなものですが、時として明らかにあきビンよりも大きな物を入れて持ち運ぶこともあります。

特に多くのユーザーの印象に残っているであろうアイテム(?)が、『ムジュラの仮面』に登場するデクナッツ王家の姫『デク姫』です。

デク姫はウッドフォールの神殿のボス『オドルワ』に囚われていましたが、彼女を助けた後にデク姫は自分の誘拐とは無関係なサルが処刑されそうになっている話を聞くと、『急いで私もナニかに入れてデクナッツの城まで運んでもらえないでしょうか?』とお願いしてきます。

発想としては少しおかしい気がしますが、この時にあきビンを使うとビンの中にデク姫が入って、かなり窮屈そうですがこのままデクナッツ城まで連れて行くことになります。

どう考えてもビンの大きさと中身の質量が釣り合っていませんが…、そのビンを逆さまにして振ればちゃんとデク姫が中から出てくるので、目に見えるものとは違った何か不思議な力が働いているようです。


魂が高値で取引される『ポウ』と『ビックポウ』

『ゼルダの伝説』においては倒した敵のアイテムを拾うことも少なくありませんが、中でも特殊なのが『時のオカリナ』や『ムジュラの仮面』に出現する幽霊『ポウ』と『ビッグポウ』の魂です。

ポウやビッグポウは弓で射ることで倒せますが、倒した後に残った魂はあきビンに詰められて、『時のオカリナ』では城下町のゴーストショップに売ることができます。

『時のオカリナ』のビッグポウはエポナに乗っていないと出現しませんし、一定時間逃げた後に消え去ってしまうので慣れないうちは倒すのに苦労しますが…、1つの魂で50ルピーというその見返りの大きさから何度も繰り返し倒していた方は多いのではないかと思います。

ちなみに小さいポウの魂は、ビンに入っているとなぜか飲むこともできて、その場合体力が回復するかダメージを負うか…どちらかの効果がランダムで発生します。

そもそもあきビンに魂を入れるという原理がよく分かりませんが、さらにその魂を体に取り入れていると考えると、リンクの胆力も非常に高いのではないかと思います。


お店の薬よりはるかに効果の高い『特製スープ』

『ゼルダの伝説』ではダンジョンを攻略したり、強力なボスと戦うときにあきビンにアイテムが入っていると心強いですが、大抵の場合は『青いクスリ』や『妖精』を持ち歩いていることが多いと思います。

これらもライフや魔力を回復してくれる頼りになるアイテムなのですが、『ゼルダの伝説 風のタクト』ではそれよりもさらに効果の高い『特製スープ』というアイテムが存在します。

『風のタクト』ではリンクの生まれ故郷である『プロロ島』におばあちゃんがいるのですが、おばあちゃんは妹のアリルがさらわれたことでショックを受けてふさぎ込んでしまい、いつもアリルのことを思ってうなされていました。

リンクはそんなおばあちゃんに妖精を使うことで元気を取り戻してもらえるのですが、元気になったおばあちゃんはリンクのために特製スープをあきビンに詰めてくれます。

この特製スープはリンクの大好物らしく、飲むとライフと魔力が全回復、ダメージを受けるまで攻撃力が2倍、しかもたっぷりビンに入れてくれたおかげで2回飲める…という至れり尽くせりの効果です。

特製スープは1つまでしか持てませんが、お店で売っているクスリとは違い、スープがなくなればおばあちゃんがタダでお代わりをくれるので、とりあえず持っていて損のないアイテムになっています。

『あきビンにスープを入れる』というのは特別おかしなことでもないのですが、その圧倒的な効果の強さから記憶に残っている方も多いのではないかと思います。


実用性は分かるけどちょっと気の引ける『はちのこ』

あきビンは魚や虫といった生き物を入れることもありますが、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』では『はちのこ』をビンに入れて持ち歩くことができます。

はちのこは釣りの餌に使えて、蜂の巣があれば1回で10匹も捕まえることができますが、小さい芋虫が10匹も入ってると考えると…なかなか持ち歩くのも勇気が必要そうです。

はちのこは現実世界でも栄養価の高い虫として知られていますが、『トワイライトプリンセス』でも実際に食べることができて、はちのこ1匹につきライフを1つ回復できます。

さらにリンクはこのはちのこを入れたあきビンにスープやクスリなどを入れて再利用しているので、衛生的に気になる部分もあり、過去には『大乱闘スマッシュブラザーズ DX』の『ロンロン牛乳』のフィギュアの説明にも、『(再利用について)それは不衛生ではないのか』というテキストが書かれていたりします。

ちなみに『時のオカリナ』でビンに入れられる虫の名前は『ムイムイ』という架空のものなのですが、設定ではこのムイムイが成長することで『黄金のスタルチュラ』になるそうです。


あきビンは中身よりもそのものが不思議

というわけで今回は『あきビンに入る不思議なもの・印象的なもの』を中心に考えてみましたが、そもそも中身というよりはあきビンそのものが不思議なのかもしれません。

なんでも中に入るのもそうですが、そもそもただのビンなのに異常に貴重でお店で買うと100ルピー以上なことも珍しくありませんし、何か物を入れようとすると世界の時間が止まりますし、有名なネタですがうまくビンを振ると敵の飛び道具を跳ね返せますし…、ゼルダの世界における『あきビン』がまた特殊なもののようです。

最新作の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』ではあきビンがなくなって、様々なアイテムが999個まで持てるようになり、炎や氷といった要素も一部の武器やアイテムを使うことで賄えるようになりました。

今後のゼルダではあきビンがどのような扱いになるかまだ分かりませんが…、これも一種の伝統ではあったので、また新しい形で取り入れてくれたら嬉しいと思います。

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