なぜジャンプフォースにはDLCを含めて『銀魂』が参戦していないのか

任天堂以外のゲーム
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

私は週刊少年ジャンプを20年近く読み続けているのですが、ここ最近で『ハイキュー!!』や『鬼滅の刃』、『約束のネバーランド』などなど…連載の長かった作品が次々終了し、少し寂しさを感じている今日この頃です。

しかし他の作品もずっと読み続けているので続きが楽しみですし、最近は『呪術廻戦』や『アクタージュ』が特にお気に入りで、来週のジャンプも今から待ち遠しく感じています。

※この記事は2019年5月27日に公開した記事を再構築したものです。

今もなお続くジャンプオールスターのゲーム

2018年に50周年を迎えた『週刊少年ジャンプ』ですが、これまでの連載作品はすでに700を超えていて、Wikipediaで一覧を見てもさすがに知らないタイトルが数多くありました。

そんな週刊少年ジャンプに掲載された様々なタイトルが一堂に集う『オールスター』なゲームもいくつか存在していて、今から30年前のファミコンでも『ファミコンジャンプ 英雄列伝』がリリースされています。

その後も2005年に『ジャンプスーパースターズ』、翌年の2006年に『ジャンプアルティメットスターズ』、45周年の2013年には『Jスターズ ビクトリーバーサス』などなど…、数えてみると意外と多くのゲームでクロスオーバーが実現していたようです。

そして50周年記念である2018年にはPS4とXbox Oneにて『ジャンプフォース』が発売され、2020年8月27日にはNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)版である『ジャンプフォース デラックスエディション』も発売予定になっているので、そちらを楽しみにしている方も多いかと思います。

バンダイナムコエンターテインメント

残念ながらDLCでも増えなかった参戦タイトル

『ジャンプフォース』には全部で16のタイトルからキャラクターが参戦していて、『ドラゴンボール』や『ワンピース』はもちろん、権利的に難しいと思われる『遊戯王』や『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』からのキャラクター参戦は大きなサプライズでした。

更に他のオールスターゲームではまだ出ていなかった『BORUTO』や『ブラッククローバー』など新しめの作品からも選出されていて、そこも本作の大きなポイントになっています。

しかし、こういったオールスターのゲームは登場キャラクターに対する意見も多く、このジャンプフォースでも『トリコ』や『暗殺教室』といった人気の高い作品から参戦していないことに対する不満が出ています。

特に14年に渡って連載を続けていた『銀魂』のキャラクターが1人もいないことへの不満は多く、残念ながら『キャラクターパス1』の9人のDLCもすべて既存の作品からの参戦だったので、そこも人によってはガッカリするポイントだったかもしれません。

また、すでに参戦キャラクターの多い『ワンピース』や『ドラゴンボール』から更にキャラクターが追加されたり、『僕のヒーローアカデミア』や『BLEACH』のDLCキャラクターが2人用意されていたりと、少し偏りがあるようにも感じます。

このようにアニメを取り扱ったオールスターのゲームは様々な権利関係が絡んでいるので、1人のキャラクターを登場させるだけでも高いハードルがあるのではないかと思います。

しかし、『銀魂』の坂田銀時や神楽は、ジャンプフォースの前作に当たる『Jスターズ ビクトリーバーサス』に登場していたキャラクターなので、前作で使えたキャラが使えなくなった…、というのもネガティブな感想に繋がっていそうです。

デラックスエディションの発売に伴って、更に5人のキャラクターを追加する『キャラクターパス2』が配信予定となっていますが、そちらで銀魂が再び参戦するかは…まだ不透明な状況になっています。


ジャンプフォースで求めたものは『リアル』と『真剣勝負』?

これまで発売されたジャンプのオールスターゲームは、それこそバトル漫画からギャグ漫画、更にはスポーツ漫画にホラー漫画など…、ジャンルの垣根を超えたハチャメチャな『何でもアリ』な世界観のものが多く出ていました。

『ジャンプで最強のキャラは?』という話題は昔からありますが、純粋に戦闘力の高い『孫悟空』の名前を挙げる人もいれば、何があっても死なない『両津勘吉』や『アラレちゃん』などギャグ漫画のキャラクターが挙げられたり、デスノートの持ち主である『夜神月』だという人もいると思います。

このように漫画によってジャンルも強さも基準が違うので、ゲーム内ではそれぞれのキャラクターの個性を出しながらも対等な立場にし、北斗の拳の『ラオウ』が『ジャガージュン市』にラーメンをかけられて前が見えなくなったり、ドラゴンボールの『フリーザ』が『両津勘吉』のラジコンヘリに追い掛け回されたり…、本来シリアスなキャラクターがギャグの一面に染まってしまうのも、ある意味クロスオーバーの魅力といえるかもしれません。

しかし、最新作である『ジャンプフォース』は現実世界との融合をテーマにしていて、キャラクターの肌や服の質感もかなりリアルなグラフィックになっています。

そして選ばれたキャラクターも純粋な『戦士』が多く、『Dr.スランプ アラレちゃん』『ボボボーボ・ボーボボ』『ラッキーマン』『斉木楠雄のψ難』など、リアルな世界観との調和が難しいギャグ漫画のキャラクターは、基本的に参戦していません。

また、実際にジャンプフォースのゲーム内でもギャグの要素は少なく、まさにジャンプヒーローの『真剣勝負』にフォーカスを当てているのではないかと思います。

もしも本当に『真剣勝負』をコンセプトにしていたのであれば、その影響を受けたのが『銀魂』や『暗殺教室』、『トリコ』、『家庭教師ヒットマン リボーン』などの、バトルとコメディが複合した作品かもしれません。

『銀魂』の主人公『坂田銀時』は、かつて『白夜叉』の異名で知られた伝説の攘夷志士であり、腰に携えた木刀であらゆる戦いを勝ち抜いてきた実力者なので、決して他のジャンプヒーローにも劣らない強さを持っています。

しかし、銀魂にもシリアスな展開は度々あったのですが、基本的には『万事屋銀ちゃん』を中心にしたマイペースで自由奔放なギャグ漫画であり、大切なバトルシーンでさえ小さなボケを挟むことが多々ありました。

過去のオールスターゲームでも木刀を使ったアクションはもちろん、醤油をビームのように相手に発射したり、ジャスタウェイという人形のような爆弾を投げたり、聖闘士星矢のようなポーズで気を溜めたり、『かめはめ波』のポーズをしたら本当に撃ててしまったり…、原作のギャグをモチーフにした技が多く取り入れられています。

ところが、ジャンプフォースではそういった『おふざけ』の要素はサンジのメロメロ状態くらいしかなく、ギャグ要素の多いキャラクターを出すのが難しくなり、残念ながら『銀魂』も不参戦の形になったのではないかと思います。

『暗殺教室』も2014年に『このマンガがすごい!』男編の1位に輝き、後に実写映画化まで果たした人気作でしたが、こちらも『暗殺』という重いテーマでありながら、物語のベースは先生と生徒たちとの信頼関係や、『殺せんせー』の常識外れのギャグ要素が根幹にありました。

真面目に戦えば月を破壊できるほどの強さを持っていますが、原作で本気になって戦うシーンは限られていて、普段はテストの採点などをしながら片手間に攻撃をかわしたり、10本の触手で『手入れ』と呼ばれる更生を行ったり、こちらもシリアスなバトルよりも飄々とした『殺せんせーらしさ』の方が印象に強く残っています。

しかし、本気の戦いをコンセプトにしたであろうジャンプフォースにおいては、殺せんせーの掴みどころのない性格が他のキャラクターとの温度差を生んでしまい、こういった要素が参戦への足枷になってしまったように思います。


非プレイアブルキャラクターの少なさにも不満

ジャンプに掲載していた漫画のジャンルは多岐に渡っていて、中でも『恋愛』や『料理』などをテーマにした漫画のキャラクターは、そもそも対戦格闘ゲームへの参加自体が難しいことでした。

しかし、『ジャンプスーパースターズ』や『Jスターズ ビクトリーバーサス』では、そのようなキャラクターでも『サポートキャラクター』と位置づけ、自分で操作することはできませんが、例えば『To Loveる』の『ララ』は応援でこちらのキャラクターの能力をアップしてくれたり、『黒子のバスケ』の『黒子テツヤ』はバスケットボールを投げて相手の視線を逸らすことで強制的にターゲットを解除したりと、原作を意識した工夫を持ってゲーム内に登場しています。

『ジャンプフォース』でも非プレイアブルキャラクターが存在していて、かなり早い段階で『デスノート』の『夜神月』の登場が明らかになり、戦いには向いていないキャラクターもゲームに登場する事が話題になりました。

これにより、もしかしたら『ニセコイ』や『SKET DANCE』、『食戟のソーマ』などのキャラクターとの共演もあるかもしれないと期待されていましたが、結果的には夜神月のみの登場であり、あまり大きなクロスオーバーは見られませんでした

また、『Jスターズ ビクトリーバーサス』でも『D.Gray-man』の『アレン』や、『魔人探偵脳噛ネウロ』の『ネウロ』などがサポートキャラクターになっており、次回作ではプレイアブルキャラクターにして欲しいという要望が多く出ていましたが、ジャンプフォースでは登場すらしなくなってしまったことを残念に思う人も少なくありません。

確かに2000年~2010年頃に連載していた人気作は、レジェンドと呼ばれる『聖闘士星矢』や『北斗の拳』ほどの長い歴史もなく、『僕のヒーローアカデミア』や『ブラッククローバー』のように連載中の作品でもないので不遇な扱いを受けがちですが、やはりせめて前作に登場した作品は続投させて欲しかったところだと思います。


ゲームのバランスと原作のイメージ

今回私は、『本気の戦い』を再現するためにジャンプフォースのキャラクターが偏ったのではないか、と思いこの記事を書きました。

しかし、そもそもこういったクロスオーバーのゲームは、プレイヤーによって『何を求めているのか』が違うのかもしれません。

例えば、今ではオンラインでの対戦がが普通になっているので、プレイアブルキャラクターの強さはできるだけ均一にバランスが取れている方が好ましいとされています。

ところが、そのバランスを取るためには様々な脚色が必要であって、例えば原作で非常に強力なフリーザの『デスビーム』も、ゲーム内ではせいぜい牽制に便利な遠距離攻撃に落ち着いています。

もちろんデスビームの1発で相手を倒せるようではゲームとして成り立ちませんが…、プレイヤーによっては手に汗握る真剣勝負よりも、その原作を再現した圧倒的な強さで気持ちよく暴れまわるゲームを遊びたい…、と思っている人も意外と多いかもしれません。

違う作品になりますが、2020年3月26日には同じジャンプ系統のゲームとして『海賊無双4』が発売されています。

こちらはその名前通り、様々なワンピースのキャラクターを操作して無数の敵を倒す無双系のゲームなのですが、こういったアクションゲームは基本的にCPUと戦うことになるので、あまりプレイアブルキャラクターの強さを均一化しなくても楽しめる利点があります。

その分キャラクターの使いやすさや強さにバラつきが生まれがちですが、原作のように必殺技で大勢の敵をなぎ倒したり、それこそギャグ漫画のような技で辺り一帯を吹き飛ばしたりしても、お祭りゲームとしての違和感は少ないのではないかと思います。

安易に『ジャンプ無双』にすれば良いというわけではありませんが、今回の『ジャンプフォース』のように世界観によってキャラクターの幅が狭まってしまうのであれば、むしろ色々な作品の世界がごっちゃになったような『カオス』なゲームも需要がありそうです。

しかしその一方で、例えば銀時に醤油をかけられてあたふたするDIOや、アラレちゃんのゲンコツで吹き飛ぶ戸愚呂(弟)など、原作のイメージを壊さないで欲しいという意見も少なからずあるので、どの方向性が正しいのか結論を出すのは難しいのかもしれません。


50周年の記念作品だからこそ

ジャンプのヒーローによる『本気の戦い』というコンセプトはそれはそれで熱いのですが、このようなオールスターのゲームは5年に1度くらいしか開発されないので、1作に対する期待も大きくなってしまい、それに伴って好きなキャラクターが登場しないことへの不満も溜まりやすいようです。

『ジャンプフォース』は『Jスターズ ビクトリーバーサス』の続編的な立ち位置ではありますが、決して明確に続編だとは言われていないので、次はどのような形でクロスオーバーが実現するのかも気になるところです。

また、ジャンプフォースのようにシリアスな作品に条件を絞ってしまうと、結局次回作でも『銀魂』や『暗殺教室』などからのキャラクターが参戦しなくなってしまうので、次の55周年記念作品があるのであれば、やはりバトルもギャグもコメディも1つになれるようなゲームを期待したいと思います。

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