どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)
2022年3月25日に発売されたばかりの『星のカービィ ディスカバリー』が話題を集めている今日この頃ですが、5月20日には『Nintendo Switch Online + 追加パック』に『星のカービィ64』の追加も発表されました。
私もリアルタイムで遊んでいたタイトルですが、さすがにクリスタルの隠し場所などは忘れてしまっているので、また改めて遊んでみるのも良いなと思っています。
スイッチオンラインで配信されるタイトルはフレンドとのオンラインプレイも対応しているので、機会があればミニゲームを複数人で遊んでみたいところです。
昔はおなじみだったカービィの仲間たち
そんなカービィも、近年では『バンダナワドルディ』や『メタナイト』、『デデデ大王』といった仲間とともに冒険できるタイトルは少なくありません。
しかし、もっとも付き合いの古いカービィの仲間は、1995年発売の『星のカービィ2』に登場した『リック』『カイン』『クー』の3匹で、カービィと合体して様々なコピー能力を披露していました。
時には仲間の力を借りなければ手に入らないアイテムがあったり、突破の難しい場所があったり…、非常に頼りになる存在だったのですが、近年の作品では昔に比べて出番がかなり減っています。
『星のカービィ スターアライズ』では『ドリームフレンズ』として久しぶりに操作できるキャラクターになりましたが、本編に関りはほとんどなく、あくまでゲスト的な扱いでした。
デザインの可愛らしさもあって、今でも人気は高いのですが…、もし今後の『星のカービィ』シリーズにリック・カイン・クーが登場するならこうしてほしい…ということを今回は考えてみようと思います!
それぞれのエキスパートとしてカービィを助けて欲しい
『リック』『カイン』『クー』はその名の通りリックが陸、カインが海、クーが空を得意とした仲間なのですが、実際にはほとんどクーと一緒に冒険をしていた…という方も多かったのではないかと思います。
というのも、陸ならカービィだけでも十分快適に操作できますし、カインは水中のステージでなければ本領を発揮できなかったの対して、クーは常に高速で空中を移動できたので、幅広いステージで活躍しました。
地上ならリックは氷の上でも滑らない特徴を持っていたり、カインも意外とダッシュが早かったりするのですが、そもそもカービィが何でもこなせてしまうほど強く、仲間と合体するとむしろ体が大きい分ダメージを受けやすい面もあって、そこまで強い恩恵を感じなかったかもしれません。
それどころか『星のカービィ3』の『クラウディパーク』ステージ5では、ゴールにリックの恋人『ピック』が待っていて、そこまでリックを連れて行かなければならないのですが…、落とし穴や崖の多いリックには不向きなステージ構成で、むしろ難易度を上げるための縛りプレイのような扱いになっています。
基本的に仲間と合体した時もカービィが敵を吸い込みむのに対して、リックは口を開けたまま歩き回って敵にかじりつくので、『スカーフィ』などカービィでは吸い込めない敵も頬張れるメリットはありますが、本来得意なハズの陸においても正直使いづらいところがありました。
せっかく『カービィと合体して協力する』というコンセプトがあるので、もし今後のカービィシリーズでも仲間として登場するのであれば、少なくともカービィだけのときよりも強力な能力を備えていてほしいな…と思うところです。
一方でクーは、その飛行性能に加えてコピー能力も強力なものが多く、苦戦する敵キャラクターはそこまでいなかったのですが、逆に優秀だからこそかクーで突破するステージは強風が吹いていたり、障害物のようにゴルドーが無数に浮いていたり、違ったベクトルで難易度が高くなっていることが多かったと思います。
仲間の力を借りて進む…という意味であれば、『スーパーマリオワールド』などのヨッシーとも近いものを感じますが、こちらは敵にぶつかった場合マリオはダメージを受けず、ヨッシーだけが逃げ出してしまうようになっていました。
一方でリック・カイン・クーは仲間がダメージを肩代わりしてくれることもなく、敵にぶつかれば通常通りカービィのバイタリティが減っていって、ゼロになれば仲間の有無に関わらずミスになってしまいます。
もともと『アクションゲームの敷居を下げるために体力制を導入した』といわれるカービィシリーズにおいて、仲間を強力にし過ぎると難易度はより下がってしまいますし、ヨッシーのように一撃で仲間が逃げてしまうと今度は必要な場所まで連れていくのが困難になってしまうので、そのあたりのバランスは意外と難しいのかもしれません。
『コマンド技』のない方が実装しやすそう
近年のカービィシリーズに合体できる仲間が少ないのは、コピー能力の技の変化も関係あるかもしれません。
『星のカービィ2』や『星のカービィ3』では基本的に1つのコピー能力につき技も1つしかなく、仲間と合体したときの組み合わせに応じて攻撃が変化します。
ところが、『星のカービィ スーパーデラックス』をきっかけにコマンド技が導入され、例えば『アイス』の能力ひとつを取っても『コチコチといき』や『こちこちブリザード』など様々な技が繰り出せるようになりました。
その後『星のカービィ Wii』や『スターアライズ』など多くの作品でもコマンド技が採用され、これを基準にするのであれば、仲間と合体した時のコマンド技はどうするのか…という問題があると思います。
もちろん仲間とコピー能力の組み合わせによって様々なアクションが繰り出せるようになれば、それはこれまで以上に面白そうなのですが、コピー能力が8種類だけだとしても、仲間が3人なら全部で24通りもの組み合わせがあるので、実装するにはなかなか大変そうです。
また『星のカービィ3』ではリック・カイン・クーに加えて『ナゴ』『チュチュ』『ピッチ』という仲間も追加されていて、せっかく登場するなら全員出してほしい…という意見も少なくないと思いますので、さらに組み合わせの数は倍にもなります。
もし昔のシステムと同じようにコマンド技を撤廃し、コピー能力による1つの技だけを使えるようにするのであれば、仲間はいつでもワンボタンで切り替えられるようにして、『ここはリック×バーニングで進む』『ここはカイン×スパークで進む』などが咄嗟にできるくらいでなければ遊びにくいかもしれません。
星のカービィはハンマーやストーンで杭を打ち込んで道を作ったり、ボムで壁を壊して先に進んだりといったギミックがひとつの謎解き要素として根付いているため、仲間とコピー能力の組み合わせによる条件を限定しすぎると今度は探索がしにくくなるデメリットもあり、あくまで『お助けキャラ』としてくらいの存在の方がバランスは保ちやすそうです。
独立した仲間として出した方が活躍の場が増える?
しばらく出番に恵まれなかったカービィの仲間たちですが、2018年発売の『星のカービィ スターアライズ』ではドリームフレンズとしてリック・カイン・クーが登場し、およそ20年ぶりにプレイアブルキャラクターとして操作できました。
3匹で1キャラクターにまとめられた、まさに『三位一体』といえる存在でしたが、ベースとなる陸上ではリック、空中にジャンプすればクー、水中に入ればカインといったように、場面場面の状況に応じてキャラクターも自動で切り替わります。
カービィとは合体しない独立したキャラクターでの参戦になりましたが、ダッシュ攻撃が『リック×ストーン』だったり、水中での攻撃が『カイン×アイス』だったりと、原作のコピー能力を再現したものが揃っています。
今後の作品も同じような形で登場するのも悪くないと思いますが、カービィと合体しないとしても、リック・カイン・クーを分けてそれぞれで操作したいという気持ちが個人的にはあります。
しかしそれには『足並み』の問題があって、例えば1Pがカービィを操作し、2Pがカインを操作したとすると、カービィは陸をダッシュで移動できますが、カインはそれに付いていくのがやっとになってしまうかもしれません。
逆に水中に入ればカインはかなりのスピードで泳ぎまわれますが、カービィは移動が遅く、その行動の幅に差が生まれてしまいます。
近年ではバンダナワドルディやメタナイトが仲間として操作できることも増えていますが、これは単純な知名度だけでなく、カービィとの足並みの揃い方も考慮したのではないかと思います。
実際に『星のカービィ3』では2人でプレイしたときにどちらか片方しか仲間と合体できなかったため、1Pと2Pで行動範囲やスピードに大きな違いが生まれていました。
スターアライズではメインであるリックをベースにクーやカインのスピードを昔より落として、空中や水中を得意としつつ、カービィにも合わせられるバランスだったので、やはり3匹をひとまとめにした方が複数人で遊ぶことを考えると向いてはいそうです。
2Dより3Dの広大なマップなら活躍の場も増えそう
カービィと合体せずとも十分な活躍を見せていたリックたちですが、ブーメランの形になったカービィを投げつける『リック×カッター』や、トゲトゲになったカービィを空中から下に突き刺す『クー×ニードル』など合体しているからこその技も少なくありません。
個人的にはやっぱりカービィと合体してほしい…と思うのですが、その場合は『星のカービィ64』のデデデ大王や、『星のカービィWii』のスーパー能力のように、特定のエリアでだけ仲間になってくれる…くらいのバランスの方がゲームとしては作りやすいのかな、と思います。
思えば『スーパーマリオワールド』のヨッシーはほぼすべてのステージに連れていけましたが、『New スーパーマリオブラザーズ』のヨッシーはステージクリア時にお別れとなり、他のステージに連れていけなかったので、やはりお助けキャラの存在は意外と扱いが難しいようです。
ただ、『星のカービィ ディスカバリー』ではシリーズ本編で初めて3Dアクションのゲームになりましたが、このような3Dゲームであればリック・カイン・クーもより活躍できるかもしれません。
ディスカバリーは2Dから3Dに変化したとはいえ、従来通りある程度ルートの決まったステージ選択式のスタイルで、『スーパーマリオ オデッセイ』や『ポケモンレジェンズ アルセウス』のような広大な世界を冒険!…というコンセプトではありません。
しかし、今後の作品ではより広い世界が描かれる可能性もあって、マップが広大になればなるほど、どのゲームにおいても移動の重要性が増してくるため、陸はもちろん、空や海での移動が高速化する仲間はかなり貴重な存在になりそうです。
もちろんマップを移動するだけであれば『ワープスター』や『ウィリーバイク』などもあるのですが、ここで差別化に重要なのがコピー能力で、普通の乗り物では実装しにくい『多彩な攻撃』が取り入れられます。
そして移動速度として物足りないとしても、『リック×ストーン』の玉乗りでさらにスピードアップしたり、『クー×バーニング』で空中を炎の弾丸のように飛んだり…、工夫次第で移動も攻撃も柔軟にこなせるのが強いところだと思います。
今後のカービィシリーズも3D要素を導入するかは分かりませんが、ディスカバリーがかなり好調な売り上げを記録しているので、十分に可能性はありそうです。
カービィの世界でオープンワールド…はまだイメージが湧きませんが、いつかは忠実に再現されたプププランドを自由に動き回れるようなゲームが開発されることもあるのかもしれません。
カービィと合体してまた走り回りたい
というわけで『今後の作品にリック・カイン・クーが出るなら』を今回は考えてみましたが、2Dのゲームではどうしても過去作をなぞるだけになってしまうのに対して、3Dのゲームであれば新しい活躍もできそう…と思いました。
私自身が初めて遊んだカービィが『星のカービィ2』で、リックたちに思い入れがあるのもありますが、せっかくスターアライズで久しぶりにプレイアブルになったので、今後の作品にもどうにか登場してほしいところです。
当時は『この仲間とこのコピー能力でどんな攻撃になるんだろう?』というワクワク感もありましたし、『カイン×ニードル』でカインがハリセンボンのような姿になったり、『クー×ストーン』はそのカービィの重さからかクーが嫌そうな顔をしていたり、仲間たちの別の表情が見れるのも面白い要素でした。
『星のカービィ ディスカバリー』が発売されたばかりなので、次回作の発表はまだまだ時間がかかると思いますが、今後は2Dの懐かしさと3Dの新しさを織り交ぜたカービィが開発される可能性は結構高い…のかもしれません。
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