どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)
2019年11月15日についにNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)で『ポケットモンスター ソード / シールド』が発売されましたが、早い人は発売から1週間足らずでストーリーをクリアしているようですね。
私はワイルドエリアが楽しくてずっとそこに留まっているのですが、ようやく旅のパーティメンバーも定まりつつあるので、そろそろジムリーダーの攻略にも乗り出そうと考えています!
※この記事は2018年3月17日に公開した記事を再構築したものです。
ピカチュウが公式で擬人化されていたかも…?
ガラル地方の新しいポケモンも多数追加され、今や名前を暗記するだけでも大変なほどですが…、初代から変わらずシリーズを代表するポケモンと言えばでんきタイプの『ピカチュウ』ではないでしょうか?
小さくて可愛らしいデザインは日本のみならず世界でも人気が高く、アニメでは主人公のサトシのパートナーに選ばれたり、『大乱闘スマッシュブラザーズ』でもファイターとして参戦したり…、今やゲームを遊ばない人でも知っているほど有名なキャラクターになりました。
しかし、もしかしたらこのピカチュウが黄色い電気ネズミではなく、まるで『擬人化』したような、人の姿になっていた可能性も過去にはあったそうです。
日本で大ヒットした遅咲きのタイトル
そもそも、ゲームボーイの初代『ポケットモンスター』は1996年に発売されましたが、ゲームのアイデアとしては1990年頃からすでに構想があり、ゲームボーイなら半年ほどで完成できるだろうと開発が進められました。
ところが開発の途中で作りたいものが次々と増え、1年半ほど試作が続けられていましたが、開発を担当していた『ゲームフリーク』の資金や開発力を強化するべく、『ヨッシーのたまご』や『マリオとワリオ』といった別のタイトルの開発に切り替え、ポケモンの開発はしばらく保留となっていました。
『ヨッシーのたまご』や『マリオとワリオ』は世界的にも成功し、その結果ゲームフリークにも多くの利益が入ったので、保留からおよそ3年後にようやく『ポケットモンスター』の開発が再開したそうです。
最初期の構想から6年後の1996年、ようやく記念すべき1作目『ポケットモンスター赤・緑』が発売されましたが、ゲームボーイ本体の発売は1989年であり、『ニンテンドー64』など新しいハードに注目が集まりつつある中で、ポケモンはそこまで期待されていませんでした。
実際、初週の販売実績は『赤』と『緑』の両方を合わせて23万本程度であり、特筆するほどの結果を出してはいなかったようです。
しかし、その後アニメが放送されたり、『コロコロコミック』で漫画が連載されたりと徐々に知名度を広め、交換や対戦の為に友人を巻き込むような形で数年に渡って売れ続け、最終的には赤が418万本、緑が404万本、合わせて822万本という驚異的な売り上げを記録しました。
ちなみに私が初めて遊んだバージョンは緑でしたが、最初に選んだポケモンはゼニガメでした(ΦωΦ)
海外向けにデザインが変わるかもしれなかった
日本での販売が成功すると、当然海外での展開も視野に入ってくるのですが、当時ゲームフリークの開発者は海外での成功率は1割程度だと考えていました。
理由については、『ヨッシーのたまご』や『マリオとワリオ』はゲーム中にほとんどテキストを読む必要が無かったのに対して、ポケモンはしっかりとセリフやテキストを読まなければ物語や世界観が理解できないので、当時の常識として直感的に遊べないゲームは海外でウケないと考えられていました。
更に日本では3文字~5文字で表せるような名前であっても、海外のアルファベットでは少なくとも10文字程度が必要になったり、かなりの部分をプログラムから書き換える必要も出ていました。
プログラムを書き換えながらポケモンの名前を変更したり、テキストを英語に翻訳したり…、ここまで労力をかけてまで海外展開をする必要があるのかも疑問だったようです。
また、ポケモンのデザインについても『可愛らしさ』が前面に出たポケモンが多く、アメリカ側のスタッフからは『可愛すぎる』と良い反応を貰えなかった事を明かしています。
アメリカでは『ヒーローは筋肉質で格好いい』というイメージが強く、日本で人気のある中性的な男性や、マスコットのような可愛いキャラクターは『弱い』という認識が根付いていました。
そこで、アメリカ側はポケモンの新しいのデザインを提示してきたのですが、それはミュージカルの『キャッツ』のようで、ピカチュウであればトラ模様で胸の大きい、今で言うコスプレのような別のキャラクターになっていたそうです。
結果的に『どうせダメなら日本版と同じ形で出してやろう』と、半ば開き直る形で海外展開が始まりましたが、もしこの時に海外を意識して設定を変更していたら、すべてのポケモンが公式で擬人化されていた…のかもしれません。
それをモンスターボールで『捕まえる』というのも倫理的に問題がありそうですし、化石のポケモンなどはどんな表現になったのかも気になるところです。
海外で人気のあるポケモンのデザインは?
かろうじてムチムチ化を免れたピカチュウですが、もしそのようなデザインに変更されていたら、海外でどのような評価を得ていたのかは未知数です。
しかし、2016年にゲームメディア『IGN』はアンケートを作成し、外国人の選んだ好きなポケモントップ10を公表しているので、そこから海外の好みを推測する事はできそうです。
ランキングは
1位:リザードン
2位:ミュウツー
3位:カメックス
4位:ルギア
5位:カイリュー
6位:ミュウ
7位:レックウザ
8位:サンダー
9位:バンギラス
10位:ゼクロム
ランキングを見てみると6位のミュウ以外は『かっこいい』タイプのポケモンで埋め尽くされており、強さと見た目を兼ね備えたポケモンが人気のようです。
一方、今では『サーナイト』や『ミミロップ』など女性のフォルムを思わせるスリムなポケモンも存在し、彼ら(彼女ら)も一部でコアな人気を持っていましたが、残念ながらトップ10には入っていませんでした。
(トップ10というハードルが高すぎるのもありますが…)
しかし、初代~金・銀のポケモンの人気が全体的に高く、やはり昔から馴染みのあるデザインの方が親しみやすいようで、擬人化されていたポケモンが当たり前の世界であったら、また結果は全然違ったのかもしれません。
今では公開できない幻のデザイン
そのアメリカ側が提示したピカチュウのデザインは、今では絶対に公開される事のない、まさに『幻のデザイン』と呼べるもののようです。
もちろんその時は『金・銀』や『ルビー・サファイア』とシリーズが続くかどうかも分からない頃でしたが、初代だけでも151匹のポケモンがいたので、そのすべてのポケモンを擬人化するつもりだったのか…、それもまた気になるところです。
結果的にこの『擬人化バージョン』は実現しませんでしたが、もし実現していたらそれはそれで今の『ポケモンキャンプ』のような遊び方もできなかったと思うので、海外でも日本のスタイルを貫き通したのが結果的に今の人気に繋がっているのかもしれません。
コメント
イメージとしてはディスクウォーズみたいな感じになってたかもってことか、ちょっと違うけど
アメコミヒーローっぽいキャラクターが何体も何体も出現するのは想像するとシュールだなぁw
個人的にはマスコットの公式擬人化っていうとチョコリーナが浮かぶ
もはやポケットに収まらない館ありますよね、ニドキングとかサイドンとかゴリゴリのマッチョになりそう…w
育て屋に預けてタマゴが生まれるシステムは後の作品の要素ですけど、擬人化版で実装されていたら倫理的な問題もありそうな…(ΦωΦ)