どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)
2022年は色々なゲームに触れてみたい…という目標を立てていましたが、気が付けば早くも3月に入ってしまい、まだまだ買ったきりのゲームばかりだなぁ…と思う今日この頃です。
実は去年のクリスマスにも仲間内でSteamのゲーム交換会をしていて、そのときの貰ったゲームもまだほどんど遊べておらず、早くプレイしなければ今月もすぐ終わってしまいそうで少し焦っています。
シンプルな画面の2Dアクション『Minit』
そんな中、Epic Gamesでは定期的に様々なゲームが無料配布されているのですが、‘かなり前に配布されていた『Minit』というゲームを遊びました。
いわゆる2D『ゼルダの伝説』のような見下ろし型のアクションアドベンチャーゲームで、全体のボリュームは決して大きくありませんが、そのコンパクトな作りが空いた時間にもサクサク遊べて、ゲーム初心者にも楽しく遊べる難易度になっています。
もちろんボスのような大きな敵を倒すアクション要素もところどころにあるのですが、それよりも『どの順番で何をするか』といったパズルに近い要素が多く、謎が解けたときのスッキリ感はなかなかのものがありました。
というわけで今回はこの『Minit』を紹介しながら、簡単なレビュー記事を書いてみようと思います!
1分間でなにができるかを繰り返すゲーム
まず『Minit』はそのタイトルが示す通り、主人公は1分間しか生きられず、時間切れになる前に様々なマップを探索してボスを打ち倒すのが最終的な目的です。
たった1分間でなにができるのか…と思うかもしれませんが、主人公はゲームオーバーになってもすぐにスタート地点から復活できるので、1分間を何回も何回も繰り返して世界の謎を解き明かします。
主人公は死んでしまうとリスポーン地点に戻されますが、世界の時間は完全に巻き戻っているわけではなく、手に入れたアイテムなども失わずに次の1分間がまた始まるので、ゲームオーバーになることを恐れる必要はまったくありません。
最初は主人公も丸腰の状態で武器もなにも持っていませんが、序盤のとあるポイントまで進めると剣を手に入れることができて、その剣を利用して敵を倒したり、道をふさいでいる障害物を壊したり…、次の1分につながる行動を心がけるのが大切になります。
スタート地点から新しいアイテムを手に入れるまでには急いでもだいたい30~40秒近くを必要とするので、まずは1分間かけて新しいアイテムの位置の目星をつけ、次の1分でアイテムを手に入れて、次の1分では新しいアイテムを使って進める場所を探す…を繰り返すのが基本です。
新しいアイテムを1つ手に入れるだけでも行ける場所は格段に増えて、『ジョウロ』で燃えさかる火を消して道を切り開いたり、『みずかき』で川や海を泳いで新しい陸地を見つけたり…、1プレイの短い時間にも関わらず様々なギミックが用意されていました。
ゲームを始めたばかりの序盤では行ける場所がかなり少なく感じるかもしれませんが、根本的に与えられた時間が1分しかないので、行動範囲が最初から広すぎるとむしろどこに行けば良いのか分からないままゲームオーバーになってしまう可能性も高く、そういった部分にも配慮されたゲームバランスになっています。
逆に『この先に何かありそう』と思えるような行き止まりや、怪しい場所を見つけたときは、『いつか新しいアイテムを手に入れたらこの先にも進めるんだろうな』と記憶しておくと攻略もスムーズになるかもしれません。
ミニマムな世界を謎解き感覚で余すことなく冒険できる
主人公が1分間しか生きられないということは、裏を返せばこのゲームの世界は1分を繰り返せば何処へでも行けるような作りになっています。
スタート地点は主人公の家の中から始まりますが、1回のプレイで東西南北すべての方向に行くのは時間的に不可能なので、まずは一方向に絞ってひたすら進んでみるのがセオリーです。
例えば家から西に進むとそこには1軒のバーがあって、中のマスターは『なにか』が5匹も残っていると愚痴をこぼしていたり、お客は『なにか音楽が聴きたい』と話しかけてきたり、一見ただの世間話にも見えますが、ゲームを進めるうえで重要なヒントを教えてくれるキャラクターは多く配置されています。
そういった様々な情報をつなぎ合わせながら1分間という時間を最大限に利用して、どこに向かえばいいかを推理しながら攻略するのがこのゲーム最大の楽しいポイントです。
とはいえ、さすがに自分の家から1分ですべてのマップを踏破するのは不可能なので、各地に用意されているセーブポイントを探し出して立ち寄り、ゲームオーバーになってもそこからリスポーンできるようにする必要があります。
旅を進めてセーブポイントを更新するごとに、最初の自分の家に戻るのは難しくなりそうですが、ゲームを進めた先で手に入るアイテムを活用すれば邪魔だった木を切り倒したり、最初は通れなかった川を渡ったり…、別のエリアまでのショートカットも用意されているので、終盤になるほど意外と移動には困りませんでした。
全体的なマップの広さは他のゲームに比べれば確かに小さめなのですが、1分間という制約と広すぎないマップがちょうど良く、それぞれのエリアで制限時間付きの謎解きのような感覚で楽しめます。
『武器で敵を倒す』というアクション要素もありますが、ボス戦以外ではそこまで敵を倒す必要もなく、そもそもアクションゲームが苦手…という方でも問題なく遊べるのではないかと思います。
クリアはサクサク、やり込みはしっかりのバランス
操作性やシステムも分かってしまえばシンプルな『Minit』ですが、このゲームはカジュアルだからこそ中毒性も高く、ちょっとした時間でサクッと遊んだり、世界に隠されている収集要素をコンプリートしたりと多くの方にオススメできます。
このゲームに隠されたアイテムはストーリーの攻略に必要なものだけでなく、自分のライフを増やせる『ハート』や、お店での買い物に使える『コイン』など、直接的に必須ではないものも数多くが存在します。
攻略に使うアイテムは、今持っているアイテムの正しい使い道を考えれば必ず手に入るようになっていますが、ハートやコインといった隠し要素に近いアイテムはかなり隅々まで探索したり、少し頭をひねった謎解きをクリアしなければ手に入りません。
そしてこれにも『行動は1分間』という制約が付いているので、少し手順を間違えて1分を超えてしまったり、謎の解き方が分からないまま1分経ってしまったりなど、この時間制限が難易度への良いスパイスになって緊張感を出しています。
アイテムとは別に、このゲーム最大の収集要素が世界に散らばってしまった『タコの足』です。
このタコの足は世界各地に8本存在していて、旅の途中でも水辺からタコの足だけ上に出ている場面を何度か見かけると思います。
タコの足は剣で攻撃すると、足を無くして困っているタコの元に返してあげられるのですが、これが普通では剣の届かないような場所にあったりして、どうすればあのタコの足を剣で攻撃できるのだろう…?と頭を悩ませることは多いかもしれません。
全体的なマップが小さめとはいえ、このタコの足はなかなか通常プレイでは足を踏み入れない場所にも隠されているので、8本すべてを見つけるにはそれなりのやり込みが必要です。
また、ノーマルモードをクリアするとハードモードが新たに解放され、こちらでは1プレイが60秒ではなく、40秒で制限されています。
40秒制限はかなりギリギリの時間設定で、これによりノーマルモード以上に最適化された操作で主人公を動かせなければ、謎解きの答えを知っていても時間に間に合わないケースが出てくるかと思います。
しかし一方で、手順さえ確立すれば40秒ごとに何か進展がある…ということでもあるので、非常にテンポが良く、ちょっとしたタイムアタックのような感覚でも遊べるかもしれません。
ボリュームは控えめだけど確かな面白さ
というわけで今回は『Minit』の簡単なレビューや感想をまとめてみましたが、古き良き2Dゼルダのようなシンプルなゲーム画面に、制限時間という独自の要素をミックスしたことで、他のゲームではあまり体験したことのない面白さがありました。
ストーリーをクリアするだけであれば3時間ほどでも十分可能なので、少々ボリュームは少なく感じるかもしれませんが、隠されたアイテムの収集やハードモードの開放など、やり込める要素も複数用意されています。
1分間でゲームオーバーになってしまうことから、謎解きに行き詰るとただただ彷徨っては時間切れ…を繰り返す可能性もありますが、自分の持っているアイテムの効果を考えれば進めそうな場所がすぐに思い当たるのも上手なバランスだと思いました。
『Minit』はEpic GamesやSteamでのPC版以外でも、ニンテンドースイッチ版やPlayStation Store版もありますので、サクサク遊べる謎解きアドベンチャーに興味のある方にはぜひ触れてみて欲しいタイトルです。
コメント