【レビュー】スイッチ版『無双OROCHI3 Ultimate』は手元でも夢の一騎当千が楽しめる

ゲームレビュー
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

コーエーテクモゲームスの無双シリーズと言えば『真・三國無双』と『戦国無双』が特に有名ですが、その両方のキャラクターが集結した『無双OROCHI』も時代を超えた夢の競演が話題になり、負けず劣らず高い人気を持っています。

私もPS2の頃から『無双OROCHI』シリーズをよく遊んでいて、2018年9月27日に発売された『無双OROCHI3』もNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)版を購入し、空いた時間に少しずつ進めていました。

そして2019年12月19日には様々な要素を追加したパワーアップ版『無双OROCHI3 Ultimate』も発売され、これは通常版『無双OROCHI3』を持っていればちょっとお得にアップグレードができるので、こちらも先日購入して今まさに遊んでいる最中です。

最初は処理速度などに優れるPS4版を買い直そうかも少し迷っていたのですが…、アップグレードであれば以前の成長要素なども引き継いで遊べるので、これまでのプレイ時間が無駄にならず良かったと思います。

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ニンテンドースイッチでも爽快感のある一騎当千

『真・三國無双』と『戦国無双』の世界を融合させた『無双OROCHI』シリーズは、まず何よりも登場するキャラクターの数の多さが最大の魅力で、170人にも及ぶ過去最大のプレイアブルキャラクターは『最も多い操作可能なキャラクターを持つハックアンドスラッシュゲーム』としてギネスにも認定されています。

これまでのシリーズではすべての破壊を求める魔王『遠呂智』を中心に、日本の伝説として知られる『かぐや』や『素戔嗚』、中国の神話に登場する『太公望』や『孫悟空』なども巻き込んだ壮大なスケールの物語が描かれていました。

そして『無双OROCHI3』では『ゼウス』や『アテナ』を筆頭としたオリュンポスの神々も登場し、ギリシャ神話の要素も入り混じったよりカオスな世界を舞台に一騎当千を楽しめます。

アルティメットでは更に『ガイア』『ハデス』『陽セン』『リュウ・ハヤブサ』『ジャンヌ・ダルク』『アキレウス』の6人が追加され、ギネス記録を更に上回る176人ものキャラクターを操作できるようになりました。

無双シリーズと言えばプレイステーションでのリリースが多かったですが、最近ではニンテンドースイッチ版とのマルチプラットフォームも増えていて、テレビだけでなく手元でも楽しめる手軽さはなかなか重宝しています!


この1本で過去の無双を広くカバーできる決定版

先ほども紹介しましたが、『無双OROCHI3 Ultimate』の最大の魅力と言えばまさにギネス級のプレイアブルキャラクターの数で、『真・三國無双7 エンパイアーズ』と『戦国無双4』までに登場するキャラクターをすべて使えます。

今でも無双シリーズは高い人気がありますが、とはいえすべてのナンバリングをプレイしている方は限られると思うので、『三國無双はやっていたけど戦国無双はあまりやっていない…』『三國無双は6までしか持っていない…』という方も、この『無双OROCHI3 Ultimate』1本で網羅できるのはなかなかお得かと思います。

最初は徳川家康の命により出陣していた『井伊直政』『井伊直虎』『本田忠勝』の3人しか操作できませんが、霧に包まれて謎の世界に迷い込んでからは続々と他のキャラクターも登場し、1つのステージをクリアするだけで平均3人~5人のプレイアブルキャラクターが解放されていきます。

OROCHIシリーズではあらかじめ出撃するキャラクターを3人選択して、戦闘中に好きなタイミングで操作キャラクターを切り替えられるシステムになっていますが、それでも総勢176人のキャラクターともなれば一通り使ってみるだけでも相当なボリュームで…、遊びつくすにはかなりのやり応えがあるのは間違いありません。

本作から参戦する『ゼウス』などの神々や、最初は敵対している一部のキャラクターはなかなか終盤まで仲間にならなかったりもするので、『お気に入りのキャラクターが出てこない!』という事もあり得ますが…、それでもストーリーの途中で『使うキャラクターがいなくて飽きた』という事がないのは大きなポイントです。

また、ゼウスの他にも『素戔嗚』『九尾の狐』『応龍』など伝説に名を連ねるキャラクターはいずれもかなり強く作られているので、圧倒的な攻撃力でまさに『無双』の爽快感を楽しめます。

(でも実はゼウスが他の神と比べるとそこまで強くない…?気もします)

途中から加入した仲間はレベル1の状態なので、毎回違ったキャラクターを育てるのが大変であれば、序盤で仲間になるキャラクターを重点的に育ててストーリーの攻略をまず優先するのも良いと思います。

アクションに関しても『真・三國無双』の武将は怯まずに攻撃できる2種類の『EX攻撃』、『戦国無双』の武将は高速で移動しながら攻撃する『神速アクション』が搭載されており、これまでの『無双OROCHI』以上に幅の広いアクションが取れるようになっています。

また、OROCHIシリーズのオリジナルキャラクターである『女媧』などは、初出がPS2時代のキャラクターなのでこれまで少し使いにくい印象がありましたが、『無双OROCHI3 Ultimate』ではモーション自体は過去作と同じなものの、攻撃にエフェクトなどが追加されてかなり強化されているので、十分他の武将とも遜色ないアクションを繰り出せます。

ただし、これまでのすべてのキャラクターを完全に網羅しているわけではなく、例えば前作までに登場していた『DEAD OR ALIVE』の『かすみ』や、『ロロナのアトリエ』の『ステルケンブルク』など一部のゲストキャラクターは本作に登場しません。

アルティメットでは『リュウ・ハヤブサ』『ジャンヌ・ダルク』『アキレウス』の3人のゲストキャラクターが再び参戦しましたが、他のゲストキャラクターは変わらず復活していないので、これまでのシリーズで愛着があった方には少し残念かもしれません。

また、戦国無双も『戦国無双4-Ⅱ』までの収録であり、『戦国無双~真田丸~』に登場した『茶々』や『真田昌幸』なども登場しない点には注意です。

更に少し踏み込んだ話ではありますが、例えば『真・三國無双7』の『劉禅』は細剣を武器に戦っていましたが、後にDLCで『龍床几』というベンチのような武器が配信され、『三國無双7 エンパイアーズ』ではこの龍床几が劉禅の得意武器に変更されました。

その為『無双OROCHI3』でも劉禅は龍床几を扱うキャラクターであり、細剣を装備した武将は本作に登場しないので、そういった一部のモーションが使えなくなっている事もあります。


神々の力を借りた『神術』で戦闘を有利に

本作には新たに『神術』というアクションが追加されていて、これは『アルテミスの弓』や『レーヴァテイン』など神々の力を宿した『神器』による特別な攻撃手段です。

『無双OROCHI3』ではすべてのキャラクターに1つずつ神器が装備されていましたが、アルティメットでは神器が固有ではなくなり、好きなキャラクターに好きな神器を付け替えられるようになりました。

戦場においてはRボタンと攻撃ボタンを同時に押す事で神器を発動でき、通常攻撃とはまた違った特殊な攻撃が可能になります。

RボタンとYボタンを同時に押すと基本となる『通常神術』が発動し、これはあまり攻撃力は大きくありませんが、例えば周りの敵を引き寄せて打ち上げたり、神器を構えて攻撃しながら長距離を移動したり、正面に位置する敵をまとめて凍り付かせたり…、上手く活用すればコンボの起点や繋ぎにもなるとても便利なアクションになっています。

RボタンとXボタンを同時に押すと『チャージ神術』となり、神術の発動に必要な『神術ゲージ』をすべて消費しますが、こちらは広範囲に大ダメージを与えるものが多く、敵が密集している時に発動するとより効果的です。

神術による攻撃はコンボ数が300、1000を超えてから放つと威力がアップするので、通常攻撃と通常神術を組み合わせてヒット数を稼ぎ、一定数を超えたらチャージ神術で一気に薙ぎ払う…という流れを作るとより爽快感あるバトルを楽しめます。

そしてもっとも注目すべきポイントがRボタンとAボタンの同時押しで発動する『固有神術』で、これは神器を利用してキャラクターごとにそれぞれ異なった固有の必殺技を放てます。

無双ゲージと神術ゲージの両方を消費しますが、その威力と攻撃範囲はいずれも魅力的で、集団戦から一騎打ちまで幅広い状況で役立ちます。

(むしろこれが強くて無双乱舞や無双奥義をあまり使わない気もします…)

更にこの固有神術はキャラクターの特徴に合わせた個性的な攻撃になっていて、例えば『今川義元』は『ケルベロス』という球状の神器を蹴鞠のように蹴り飛ばしたり、『張飛』は神々の飲み物である『ネクタル』を酒のように飲み干してパワーアップしたり、『法正』は『グリンブルスティ』という黄金に輝くイノシシを布で闘牛士のように操ったり…、もしお気に入りのキャラクターがいるならぜひ1度は見て欲しいと思います。

神術による攻撃は一般的な敵兵や武将にも有効ですが、『カオスオリジン』や『サイクロプス』といった通常攻撃がほとんど効かない魔物にも効果的で、より神術を活用した立ち回りが大切になってきます。

神術のアクションは慣れると楽しいのですが、代わりに原作でRボタンに割り当てられていた『真・三國無双』の『ヴァリアブル攻撃』と、『戦国無双』の『特殊技』は本作で繰り出せなくなっています。

ヴァリアブル攻撃は武器を切り替えるためのアクションだったので今回はあまり必要ありませんが、戦国無双の特殊技は有用だったものも多く、特に『織田信長』や『上杉謙信』などは自身を強化する技が使えなかったり、『石田三成』や『濃姫』などは罠を設置する技が使えなかったりと、武将の個性を際立たせていただけにこれは少し残念なところです。


新しいテイストのストーリーと様々な追加要素

『無双OROCHI3』もこれまでのシリーズと同じように、融合してしまった世界で『真・三國無双』と『戦国無双』の英傑が協力するのですが、今までの『遠呂智』を筆頭とした妖魔軍団ではなく、この世界を作り出したオリュンポスの神々との戦いが序盤では主に描かれています。

物語が進むほど『妲己』や『平清盛』を中心とした妖魔軍団も出番が増えてきますが、オリュンポスの神々も必ずしも一枚岩という訳ではないようで、様々な勢力が入り混じったスケールの大きなストーリーを体験できます。

これだけプレイアブルキャラクターが多いと、1話進めるだけで新しいキャラクターが続々と登場するので『次は誰が仲間になるんだろう?』というワクワク感があり、ついつい止められずストーリーを進めたくなる魅力があります。

また演出の面でも過去作より強化されていて、『真田幸村』や『趙雲』など一部のキャラクターは神々の力を借りて変身する『神格化』が新たに実装された事で、いかに『神の力』が特別で強大なのかが強く描かれています。

しかし、逆にすべてのキャラクターにスポットを当てる事は難しく、『井伊直虎』や『織田信長』といった英傑がストーリーに大きく関わってくる一方で、『宮本武蔵』や『毛利元就』などはサイドストーリーで仲間になるだけであり、本筋のストーリーになかなか絡めないキャラクターがいるのも仕方ないのかもしれません。

ゲームの難易度は各ステージごとに『やさしい』『普通』『難しい』『修羅』、条件を満たせば更に『混沌』の5つから選択可能で、繰り返し遊べばストック経験値と併せてレベルもどんどん上がるので、難しくて詰まってしまう事はほとんどないと思います。

ただ、今作は意外と敵の攻撃力が高めに設定されているのか、推奨されるレベル以下で挑むと思わぬ大ダメージを受けてしまう事もあるので、3人の武将を切り替えてしっかりと体力の管理を意識するとよりクリアしやすくなります。

通常版『無双OROCHI3』では全5章に分かれたストーリーが用意されていましたが、スケールは大きいものの回収されないままの伏線が残っていたり、時として『ご都合主義』な話の進み方があったりと、これまでのシリーズと比較しても正直あまり良い評価は得ていませんでした

しかしアルティメットでは5章で完結したストーリーの『その後』が描かれ、最終章も含めると全8章の物語になっており、サイドストーリーも含めれば30本以上のシナリオが追加収録されているので、これまで語られなかった部分も補完されより深く楽しめるようになっています。

特に終盤で仲間になったキャラクターは使う機会も少なく影が薄かったので、この追加シナリオで活躍の幅が増えるのは大きいかもしれません。

スイッチのパフォーマンスでも十分楽しめる

PS4版とニンテンドースイッチ版の両方が発売されている中で、もしかしたらストーリーやキャラクターよりも気になるのがハード毎のパフォーマンスかもしれません。

ニンテンドースイッチは携帯できるほど小型な分、どうしてもPS4より純粋なスペックで劣ってしまうので、画面がスローモーションになる『処理落ち』や、周りの敵が見えなくなってしまう『ステルス』を不安に思う人もいると思います。

通常版『無双OROCHI3』の時もそこまで大きな処理落ちなどは見られませんでしたが、実際にPS4のプレイ映像と比べると1画面に表示される敵の数が少なかったり、一部の攻撃ではフレームレートが低下したり…、多少そのスペックの差を感じる事がありました

しかし、海外ゲームメディアのインタビュー記事では、アルティメットはキャラクターの表示処理とフレームレートを更に改善するとコメントされ、実際に私が遊んだ体感でも処理落ちになる場面はほとんどありませんでした。

(アップグレードすると通常版に戻せないので、今となっては直接比べられないのですが…)

海外の記事はこちら

無双乱舞や無双奥義、固有神術など広範囲の必殺技を放つと一時的にフレームレートが下がる事はありますが、かつてのシリーズであった『コマ送り』のような状態にはならないと思います。

PS4版よりニンテンドースイッチ版を優先したユーザーの多くは『持ち運べる』事にメリットを感じていると思いますが、携帯モードであってもそこまで大きな処理落ちは今のところ発生していません。

テレビモードと比べればどうしても解像度は下がりますが、そもそも携帯モードでは画面が小さくなるのでこちらもそこまで気になりませんでした。

ただ、PS4版と直接比較すればグラフィックやフレームレートの違いも見えてきますので、基本的に家でしか遊ばないのならPS4版、外出先やベッドの上でも楽しみたいならニンテンドースイッチ版…と、個人のプレイスタイルに合わせて選択すると良いかもしれません。

無双にハマった事があれば十分楽しめる1本

ギネスに認定されるほどのキャラクター数で話題になった『無双OROCHI3』ですが、これまでになかった西洋の要素まで取り入れられて、新しい世界観に面食らい様子見していた方もいるのではないかと思います。

確かに本来のラスボスである『遠呂智』より強そうな『ゼウス』や『オーディン』が追加されたのは今後の展開が難しそうな気もしますが…、新たに『神術アクション』も加わって攻撃の幅が広がり、原作とは違った一面が見られるOROCHIシリーズならではの面白さがあります。

今後更なるDLCやアップデートが配信されるかはまだ分かりませんが…、個人的に特に改善して欲しい点を挙げるなら、ギャラリーモードをもっと充実させてほしいなぁ…なんて思います。

ギャラリーでは仲間になったキャラクターのモデルを見られるのですが、モデルは基本の立ちポーズから変更ができない上に横にしか回転もできず、ズームも任意ではなく上半身がズームになるだけなど、自由度がほとんどありません。

これでは女性武将を自由に見る事ができない!…なんて邪な考えだけでなく、単純に無双のアクションは見ているだけで格好いいので、ギャラリーでモーションの再生と停止くらいはあって欲しかったところです。

そんな『改善されて嬉しかった事と、直して欲しかった事』をまとめた記事もありますので、良ければ参考にしてみてくださいね!

『無双OROCHI3 Ultimate』の改善されて嬉しかった要素と直して欲しかった事
どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)2018年9月27日にコーエーテクモゲームスから『無双OROCHI3』が発売され、私もNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)版を購入してちょこちょこ遊びつつ、当時...

ちなみにこの記事の最初に『アップグレードパックでお得に購入できる』と書きましたが、それはそれで通常版の8,580円+アップグレードの5,280円がかかっているので、むしろ通常版をまだ遊んでいない人にこそ『無双OROCHI3 Ultimate』を買って遊んでみて欲しいと思います。

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