【レビュー】『がんばれ!うんていロボ』は苦難の先に突破できた快感が病みつきになるゲーム

3.5
任天堂以外のゲーム
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

2020年末は仕事が忙しくてほとんど記事が書けませんでしたが、年末年始はさすがにちょっと落ち着き…、かなり長時間ゲームに打ち込んでしまいました。

普段はNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)などのコンシューマーゲームを主に遊んでいたのですが、年末年始のセールをしていたSteam(PC)ゲームもいくつか購入し、かなりの数のゲームを積んでいる今日この頃です。

友人界隈で盛り上がっている『がんばれ!うんていロボ』

そんなSteamは今や数えきれないほどのゲームが販売されていて、何から手を付けて良いのか分からない…という方も少なくないと思います。

私もその1人なのですが…、最近よく通話をしているゲーム友達から『がんばれ!うんていロボ』というゲームを紹介され、Steamでわずか300円で購入できるのもあり、つい買ってしまいました。

内容はそのタイトルの通りうんていに掴まって前に進むだけのゲームで、どちらかといえば精神力や根気が試される一種の『死にゲー』として紹介されたのですが…、最終的には思いのほかハマってしまったので、今回は紹介記事を書いてみようと思います!


操作方法はシンプル、誰でもすぐに遊べる

『かんばれ!うんていロボ』はマウスやゲームパッドを必要とせず、キーボードだけで遊べるゲームですが、その操作方法は非常に簡単でZキー、Xキー、上下左右のアローキーの計6つのキーしか使いません。

主人公のうんていロボには手足がありますが、その足は自分で動かすことができず、空中に浮いている玉のようなグリップに掴まって、まさしくうんていのようにぶら下がりながら進むことになります。

そのゲームシステムは誰でも一目見れば分かるようにシンプルで、操作方法やルールで悩む必要がないのは大きなポイントです。

うんていのグリップは普通に手を伸ばしただけでは届かない場所にあることも多く、いったん手前に引いてから反動を活かして遠くのグリップまで手を伸ばしたり、ステージの後半になるほどちょっとしたテクニックや工夫も必要になってきます。

また、各ステージには一定の距離でチェックポイントが用意されているので、例えグリップを掴めずに落下してもゲームオーバーにはならず、即座にチェックポイントからリトライを繰り返しながら遊べます。

今でもシンプルな操作方法のゲームはいくつもリリースされていますが、このように手だけを使って前に進むというゲームシステムは。他にもなかなか類を見ないのではないかと思います。


指が痛くなるほど意外と熱中するゲームバランス

『がんばれ!うんていロボ』は何度も落下とリスタートをを繰り返しながら前に進んでいく、もどかしさや難しさを楽しむタイプのゲームです。

そのため、こういった自分の思い通りに行かないジャンルのゲームに慣れていない人からすると、なかなかステージがクリアができずイライラしてくる…かもしれません。

しかし、その一方で進み方のパターンを覚えれば絶対に突破できる作りにもなっているので、『何としてもクリアしてやる!』という気持ちがつのれば一転、指が痛くなるほど熱中してしまう方もいると思います。

それほどこのゲームのバランスは絶妙で、毎回『もう少しで進めそうなのに…』という気持ちが遊んでいて沸いてきます。

うんていのグリップもいくつか種類が用意されていて、掴んだ瞬間に横に大きく揺れるものや、常に回転していてタイミングよく掴まなければならないものなど…、意外と多くのギミックが取り込まれています。

それらを一つ一つ手探りで確かめながら、どのタイミングで腕を伸ばせば掴めるのか、どのくらい反動をつければ次のクリップまで届くのか…、試行錯誤がなにより魅力的なゲームバランスです。

全体的な難易度はやや高めに設定されているので、慣れないうちは思ったように進めず投げ出してしまう方もいるかもしれませんが、1ステージは短めに設計されているので、諦めずに徐々に進み方も覚えていく感覚はハマる人には十分ハマるのではないかと思います。


慣れてくるとサクサク進めてタイムアタックが楽しい

このゲームは何度落下してもチェックポイントから即座にリスタートするので、ゲームオーバーになることがなく、端的に言えば根気さえあれば誰でもクリア可能です。

しかし、『がんばれ!うんていロボ』にはクリアタイムに応じてランクを付けてもらえるタイムアタックの要素があって、どのステージでも5分以内にクリアすれば栄えある『ランクS』を獲得できます。

また、オンラインランキングにも対応していて、クリアタイムによってはランキングの上位に入ることもできるかもしれません。

(ちなみに私も特定のステージではランキングの上位に入ってたりします)

最初は思い通りにいかないもどかしさを楽しむのがこのゲームの醍醐味ですが、その一方で慣れてくると反動を利用した大ジャンプで一気に先まで進んだり、スイスイと流れるような動きでゴールまで一直線に進んだり…、意外なほど爽快感も味わえるようになります。

また、このゲームはうんていロボの挙動に多少のバグが残っていて、時として腕が異常に伸び縮みしたり、頭の位置が身体と入れ替わって姿勢がおかしくなったり…、予期しない動作をすることも珍しくありません。

しかしこのゲームはそれもコミで楽しむバランスになっているので、異常に伸びた腕の反動でより遠くまで一気にジャンプしたり、やり方次第で少し変わったクリア方法を編み出すこともできるかもしれません。

操作がキーボードなので指の動かし方にもコツが必要ではありますが、一度感覚をつかめれば最初のイライラ感とはまた違った楽しみ方でこのゲームを深く遊べるのではないかと思います。


300円で楽しめる一種の『登山ゲーム』

『がんばれ!うんていロボ』は山を登るゲームではありませんが、1つのゴールに向かって試行錯誤を重ねるそのバランスは、『Getting Over It』(通称:壺おじ)などのゲームにも通じるものがあるかもしれません。

『Getting_Over_It』は作者本人が『クリアできない人もいる』ことを想定したほどに難しく不親切なゲームですが、その難易度の高さと、何度もやり込めば30分ほどでもクリアできるそのバランスが却って話題を呼び、Steamの売り上げ上位を一時マークした上にレビューでも『非常に好評』を獲得しています。

うんていロボも近しいバランスだと思っていて、やればやるほど自分の腕前の上達が分かる楽しみがこのゲームの1番大きいところだと思います。

決して万人にオススメできるわけではありませんが、私も最初に遊んだ時とクリアした後ではかなり違う印象を持っていたので、興味があればぜひ一度遊んでみてほしいタイトルです。

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