どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の世界を好きに歩いて紹介する連載記事『ハイラル旅行記』も第3回目を迎えました。
他の記事と比べると文字数は少ないですが、1つ1つコツコツと更新していけたら良いな…と考えている今日この頃です。
前回の『巨人の森』記事はこちら
中央ハイラルの川沿いにひっそり残る『賢者の神殿跡』
地方 | 中央ハイラル |
位置 | ハイラル城下町から街道沿いに南西 |
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の舞台となるハイラルはご存じの通り非常に広大で、まずは『鳥望台』を訪れてマップの開放をしなければ行き先を決めることさえままなりません。
一度マップを開放すれば鳥望台付近の地形がまとめて登録され、これで周辺の地名もバッチリ…と思いきや、実はリンクが実際に近くを歩かなければ記録されない地域も少なからず存在します。
物語の拠点となる『監視砦』から街道を西に進み、グスタフ山から川沿いに南下すると見えてくる『賢者の神殿跡』もマップには最初から表示されていない地域で、もしかしたら未だ訪れたことのない方も意外と多いかもしれません。
100年前の大戦の爪痕が生々しく残る神殿跡地
『ゼルダの伝説』はこれまでにも数々のタイトルが発売されてきましたが、『神殿』が重要な役割を担っていることも少なくなく、『リンクの冒険』や『時のオカリナ』の印象が強い方も多いのではないかと思います。
本作も神殿は特別な施設として扱われており、『時の神殿』『忘れ去られた神殿』などはストーリー上でも訪れることになるので、ハイラルやリンクの歴史からは切っても切れない存在といえます。
しかしどうやら100年前の厄災ガノンによる大戦が引き起こされる以前はより多くの神殿が各地に残されていたらしく、中央ハイラル西側『ヒメガミ川』沿いにも『賢者の神殿』が建てられていました。
そもそも神殿とは神と神聖な約束を交わす場所であり、この賢者の神殿もかつては様々な儀式が執り行われていたのではないかと思いますが、厄災ガノンの侵攻によりその大部分は破壊され、現在は残念ながら跡地となっています。
そのため神殿らしい厳かさは今やどこにも見られず、わずかに残された外壁やガレキとなった石畳、かつて往来していたと思われる馬車の残骸などが放置されたままで、何とも戦争の無情さと悲しさを物語っているようです。
しかし一方でよく観察してみると壊れた木製のテーブルやイス、ベッドまで残されていて、過去のシリーズからしてもここまで生活の面影を感じられる神殿は意外と珍しいように思えます。
また、神殿といえば巨大な1つの建物というイメージが強かったですが、この賢者の神殿跡には複数の建物が建てられていたようなので、儀式に使う建物と神官が暮らしていた建物などは分かれていた可能性もありそうです。
今となってはこの神殿がどのような役割を担っていたのか定かではないものの、建物の中には錆びた剣や盾などの装備品が残されていて、儀式に用いられていた武具なのかな…?と想像を掻き立てます。
リンクの装備としてはやや心もとないですが、この場所も物語の最序盤から訪れることが可能なので、ひとまずスクラビルドのパーツとしてくっ付けてみるのも良いかもしれません。
これも大戦の影響?ヒメガミ川に半分水没している謎
100年前の大戦により廃墟と化してしまった村や施設は今やハイラルに珍しくありませんが、この『賢者の神殿跡』はなぜか西に流れる『ヒメガミ川』に飲み込まれており、敷地の大部分が浸水しています。
神殿全体が水没するほど深くはないとはいえ、リンクの腰まで漬かるくらいの水位はあり、なぜこのような状態になってしまったのかは明らかではありません。
もちろん探索するにも水のせいで歩きにくく、周囲には『電気の実』と弓を持った『リザルフォス』が数匹住み着いているので、不用意に水に入れば強烈な感電攻撃の危険にもさらされてしまいます。
もし水に入っているときにリザルフォスに見つかってしまった場合は、足を取られて思い通りに走れないまま弓矢の的にされてしまうので急いで陸に上がるか、耐電効果のある薬を飲んで電気の矢に備えるのが大切です。
リザルフォスは廃墟となった神殿の屋上や高台にいることが多いので、安全を期するのであればできるだけ外壁をつたい、遠くから弓で気づかれないように1匹ずつ倒していくのが良いかもしれません。
建物のみならず馬車まで水に漬かっているのを見ると、やはり100年前の大戦が起こる以前は普通に往来できていたのが、ガノンの侵攻により何らかの理由でヒメガミ川が増水、神殿にまで影響を及ぼしたのではないかと思います。
隠された神殿の地下と、剣の行方を記した石碑
これだけ大規模な破壊に見舞われた結果か、『賢者の神殿跡』には今やめぼしいお宝などもほとんど残されておらず、一部の旅人や探検家を除けば人が訪れることもほとんどありません。
しかし敷地のさらに西側、『ヒメガミ川』近くのわずかな足場には大きな穴が空いており、下に降りれば『賢者の神殿地下の洞窟』へと入れます。
中は完全な空洞というより地下室のようになっていて、積み重なった大岩を爆弾花やハンマーで取り除けば、石造りの部屋や階段がいくつか確認できます。
これら洞窟はハイラルを襲った未曽有の天変地異によって生まれたといわれていますが、この場所に限っては新たに作られたのではなく、はるか昔に使われていた地下への入り口が天変地異で開いたのではないかと思われます。
洞窟としての規模は小さく、大岩の撤去さえできれば迷うことはないとはいえ、奥にひっそりと置かれた石碑にはこの神殿が祀っていた剣について記されているので、見逃さないよう隅々まで探索は済ませたいところです。
その剣は現在この神殿に残されていませんが、ハイラル大森林の『トイブラン遺跡』に移したと記載されているので、もしかしたらいつか旅先で目にすることもあるのかもしれません。
装備が整わないうちは意外な危険地帯かも
第3回『ハイラル旅行記』では『ヒメガミ川』沿いに見える『賢者の神殿跡』を紹介してみましたが、序盤から行ける中央ハイラルの場所にしては、電気の矢を放つリザルフォスがなかなか手強くて思わぬ苦戦を強いられる場所でもありました。
しかし厄災ガノンの爪痕が深く残る物悲しさがありながら、水に飲み込まれた廃墟は何とも神秘的で美しく、過去に想いを馳せつつ探索してみるのも趣があるのではないかと思います。
次回はこの賢者の神殿跡からさらに南に位置する『朽ちた千年樹』を紹介しようと思うのですが、こちらもまた神秘的な場所で、1度は訪れてみてほしい場所の1つです。
朽ちてしまったとはいえ千年樹の名に違わぬ壮大さがあるので、また次回をお楽しみしていただければ幸いです!
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