どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)
私はコーエーテクモゲームスの開発する『無双』シリーズを度々遊ぶのですが、近年は『ガンダム無双』や『アルスラーン戦記×無双』、『ベルセルク無双』、『海賊無双』に『ファイアーエムブレム無双』などなど…、様々なコラボレーションタイトルが開発されており、2020年11月に発売予定の『ゼルダ無双 厄災の黙示録』も買いたいなぁ…と思っている今日この頃です。
しかし、無双シリーズの原点といえばやはり三国志をモチーフにした『真・三國無双』であり、2018年2月8日にはPS4向けに『真・三國無双8』が発売されました。
私も購入して遊びましたが、これまでのシリーズとはまたシステムが大幅に違い、今後の無双はどのように進化をしていくのか…それも気になるところです。
※この記事は2018年3月1日に公開した記事を再構築したものです。
気になるのは戦国無双の最新作
さてさて、この『三國無双8』はこれまでのシリーズから大きく方向転換し、登場する武将の武器やモーションをすべて一新、更に中国の広大な舞台をオープンワールドで描き、一騎当千の爽快感を残しながらまったく新しいゲームへと生まれ変わりました。
その『真・三国無双8』の評判はというと…、どうも惜しい作りになっているというのが大方の意見なのですが、『今後磨けば光る可能性もある』との評価も少なくないようです。
実際、DLCで新しい武器がいくつも追加されているのを見ると、アクションに関しては次回作にも引き継ぐのではないかと思います。
そんな三国無双シリーズは今も新しい展開が続いているのですが、気になってくるのはもう1本の無双シリーズの柱、『戦国無双』についてです。
戦国無双は現在、『戦国無双4』をベースにした『戦国無双 ~真田丸~』が最新作になりますが、恐らく次は新しいナンバリングの『戦国無双5』が開発されるだろうと予想されています。
三國無双8が大きく方向転換をした中で、戦国無双5はどのように舵を切るのか…こちらもオープンワールドに挑戦するのか…?を、今回は考えてみようと思います!
そもそもオープンワールドに切り替えた理由って?
戦国無双がオープンワールドになるかは、まず『なぜ三國無双8がオープンワールドになったか?』を知らなければ予想もできません。
調べてみると、三國無双はご存知の通り『三国志』をベースに物語が作られており、毎回新たな武将、新たなマップを追加してパワーアップが図られてきましたが、結局のところ各勢力のストーリーは一本道で大きな変化がありませんでした。
そこで、実際の三国志とは異なる戦い方、攻略法をユーザーに楽しんでもらう為にオープンワールドを導入し、すでに三国志を知っている人にも新しい発見が出来るゲームにしたかった、とコメントされています。
三國無双は大きく『魏』『呉』『蜀』、そして『真・三國無双6』からは『晋』も含めた4つの勢力に分かれており、シリーズを重ねるごとに様々なエピソードが追加されてきました。
しかし、先ほど書いたように三国志は歴史としてすでに話が完成していて、多少のIFストーリーが導入されることはあるものの、基本的に『官渡の戦い』では曹操が袁紹を打ち破る、『赤壁の戦い』では蜀と呉の連合軍が魏に勝利する…などなど、どの作品においても物語の展開がほとんど決まっています。
そこで、『三國無双8』ではオープンワールドを取り入れ、どこでも自由に移動できるように変更し、例えば『黄巾の乱』では弟の張宝や張梁を無視して頭首である張角を討ち取ったり、城内を水浸しにして呂布を追い詰めた『下邳城の戦い』においては、水門を開かずに正面突破で呂布と戦ったり…、実際の三国志とは違った物語の展開を楽しめるようにしたようです。
その一方で戦国無双は、まず勢力についても三國無双より細かく分かれていて、『織田家』『豊臣家』『徳川家』『真田家』などなど…、これだけでもかなりの数があります。
三國無双では主だった勢力の数が4つしかない分、1つの勢力で10を超える合戦やエピソードが用意されていましたが、対して戦国無双は1勢力で4~6個、多くても8個ほどしかシナリオが無く、まだゲームで描かれていない合戦も少なくありません。
それを考えると、戦国無双に関してはオープンワールドを導入して自由度を広げるよりも、まずは各勢力ごとでシナリオをしっかりと作り込んで欲しい…、と望む意見も多いのではないかと思います。
肝心な『密度』は戦国無双が有利かも?
オープンワールドのゲームにおいてもっとも重要視されているのが、マップの広さに対する『密度』だといわれています。
『真・三國無双8』では中国という広大なフィールドを自由に歩き回れますが、一方で敵のほとんど出てこない地域があったり、アイテムの入手にしても『新しい発見』が少ないと評されていました。
これは実在する中国が舞台になっていることにも起因していて、例えば歴史上で人が住んでいない場所に敵の兵士を配置する訳にはいきませんし、実際に荒れ果てている地域に豊かな緑や動物を配置することも難しくなっています。
何より中国は世界的にも非常に広い国なので、それを再現した結果として密度が薄くなってしまった…なんて側面もありそうです。
一方で戦国無双をオープンワールドにする場合は、もちろん日本全国をゲーム内に再現する訳ですが、日本は世界の中でも小さ目の国で、中国と比べれば1/25ほどの大きさしかありません。
その為、三國無双に比べれば全体のマップはかなり小さくなりそうですが、その分密度を濃くすることはできそうにも思えます。
また、それだけ拠点や城から次の目的地への距離が短くなるので、三國無双8の不満点の1つである『移動だけに時間を取られ過ぎる』という事態も減りそうです。
どこにでも行けるのは『戦』らしくない?
オープンワールドはどこにでも行ける『自由度の高さ』が魅力の1つですが、これがどうも無双とは相性も良くないようです。
『真・三國無双8』では自由に移動ができる分、本来は敵地である場所へも制限なく行けたり、立場的には一介の武人でしかないキャラクターが戦地を避けて観光をしていたり…、自由すぎるが故に合戦への没入感が欠けていると指摘されています。
本来の武将はもちろん勝手に観光に出掛けたりはしませんし、命令が下されれば即座に戦地に向かわなければなりません。
それを考えるとオープンワールドではない従来の無双の方がイメージに近いのですが、それもそれで毎回キャラクターを選んで装備を選んで戦闘へ…という、いつもの『マンネリ感』が払拭できないのも悩みどころです。
なので、マップはオープンワールドでありながらも、勢力やストーリーの進行に合わせて行動できる範囲をある程度制限した方が、むしろ本来の『戦国時代』らしさを味わえるかもしれません。
実際、明智光秀が『敵は本能寺にあり!』と言いながら別の地方に向かうようであれば、シナリオもなにもあったものではないと思います…。
とすると、そもそも広大なマップを作る必要はないのでは?とも思いますが、逆にオープンワールドだからこそ活躍の幅が広がりそうな武将も存在します。
それは前田家を離れ浪人生活を送っていた『前田慶次』や、伝説の大泥棒として広く知られている『石川五右衛門』、徳川家に仕えるまで仕官口を探していた『柳生宗矩』などが挙げられ、流浪がテーマになりそうな武将やモードを用意することで、広い範囲を探索する楽しみも別口に用意できるのではないかと思います。
いっそ好きな武将で好きなように日本を流浪して、その時代に発生した好きな合戦に参加する…、みたいなモードがあっても面白いかもしれません。
今の無双はオープンワールドに前向きではないのかも
賛否は分かれるものの、様々な可能性を秘めたオープンワールドですが…、今後の無双シリーズに関してはあまりオープンワールドに前向きではないようです。
2020年11月に発売される『ゼルダ無双 厄災の黙示録』は、2017年に発売された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をベースにした無双作品ですが、ブレス オブ ザ ワイルドと同じようにオープンワールドで描かれるのか…多くの方が気になっていました。
しかし発表を見た限りではオープンワールドの無双ではなく、1つ1つのミッションごとにステージが分かれている、従来の無双と同じようなシステムに落ち着いています。
また、2020年9月のweb番組では『真・三国無双8 Empires』の開発が発表されましたが、こちらも三国無双8をベースにしながらオープンワールドを撤廃しており、1ステージごと分かれた仕様になっているそうです。
なのでコーエーテクモゲームスからしてもオープンワールドは無双に合わせるのが難しいと感じたのか、後の作品でも取り入れられるかは不透明で、『戦国無双5』においてもこれまでと同じシステムで作られているかもしれません。
従来のシステムとの折り合いが大切?
『真・三國無双8』のオープンワールドが賛否両論になっている今では、戦国無双のオープンワールド化にも反対する意見も多いかと思います。
しかし、コーエーテクモにとっても『真・三國無双8』は意欲作でありながら実験的な部分も強く、今後より良いオープンワールドを作っていくのか、そもそもオープンワールドが無双に合っていたのか…、それを図るためにも必要なステップ…だったのかもしれません。
今までのマンネリを打破する為により広いフィールドに移行していく可能性は十分ありそうな一方で、『無双Orochi 3』や『海賊無双4』では今まで通り従来のマップであることを考えると、やはり『変わらない安心感』というもの大きいように感じます。
私が『真・三國無双8』を遊んだ感想としては、最初は広大なフィールドを移動する新鮮さが味わえたものの、やはり途中から移動がかなり大変に思えてしまったので、例え次回作がオープンワールドだとしても、合戦はテンポよく戦えるようになると嬉しいです。
【鯉沼P】しばらくぶりです。次回作はこれからなので、今は無双シリーズ最新作『真・三國無双8』をご期待ください。
『戦国無双4』の次は、4年周期のオリンピックより間隔空きますがちゃんと考えてます。引続き『戦国無双』シリーズをよろしくお願いします。頑張るよ。by社長
— 「戦国無双」公式 (@sengoku_musou) 2017年11月10日
ちなみに戦国無双の公式Twitterでは『オリンピックより間隔が開く』と言われていましたが、戦国無双4の発売が2014年なのですでに4年以上が経過、タイトルすら発表されていないとなると、『戦国無双5』の発売はまだもう2~3年くらいかかる…?かもしれません。
コーエーテクモのナンバリングタイトルは良作と不作を交互に繰り返すというジンクスが昔から言われていますが…、果たして次回作はどちらに転ぶのかもある意味注目です。
コメント
クロニクルが一つの答えだったのに、3でマルチにする影響だからか
良いとこ捨てて、悪い変化を入れすぎるという結果だった戦国無双
ネタとしてBASARAに劣り、若干ユーザーを取られた感じもあるが
BASARAの方も実はユーザーが激減して、次回作は厳しい状況
オープンワールド化する!というのが一つの宣伝効果だったので、わりとメッキの禿げたあとの二度目のオープンワールド商法は、逆効果な気もする
コエテクには信長の野望onlineか、三国志onlineのオフゲーでも作った方がウケがいいんじゃないのかね、三国志onlineはβしかやらなかったけど
8は楽しめてるが戦国には無理にOWにする必要はないけど戦場は広い方がいいな。
戦の進み方は真田丸のは本当に良かったし次回以降にも津導入しやすいと思うから5は楽しみ。
あと、日本をオープンワールドにすると『私の地元これっておかしくない?』みたいな、そう思いそうな予感も…?
広すぎると敵の配置が散漫になるし、狭すぎると戦場のスケール感が出ないし…、無理せず良い塩梅でバランスが欲しいところですね(ΦωΦ)
地方ごとのエリアで分けてもいいと思うし無理に全部つなげなくていいとも思う
まぁ戦国無双は手堅く作る傾向にあるから一気にオープンワールドみたいなことになる可能性は低いと思う。それでも4の快適感はすごく良かった。神速アクションもまだいじくれるしアクションのシステムもどう変わるのか楽しみ
BASARAは時代を無視しためちゃくちゃな作りが良かったのに、真田幸村伝とか歴史を無理に意識し過ぎたんや…!
オープンワールドを意識した作りでありながら、ある程度範囲を限定した方がゲームとしてはまとまりそうですよね。
三国志や信長の野望のオンラインって、いわゆる大志や三国志13とは全然違うのかしら?
個人的にスイッチで出してほしい
パフォーマンスが多少落ちようがあの手軽さには勝てない。
スイッチでも真田丸や三國7エンパイアが出てるので、今後の展開を考えている…?的な節はありそうなんですけどね。
しかし三國8はPS4でも処理落ちするくらい厳しいので、次はスイッチが視野に入っているのか…?
かつてPS3で開発された無双を無理やりPS2に移植した事もあったので、不可能ではないとは思うんですけど(ΦωΦ)
戦国無双はミッションあったり 急にいそがしくなったりするのが面白いのでそれをオープンワールドでも実現することを願う
戦国無双は結構忙しいですよねー、南から北まで馬で駆けずり回った覚えがあります…。
戦国無双は最初にキャラクターを2人選んで、途中で切り替えながら遊ぶ事でミッションも色々出来たので、そういった要素が入るともっと戦略的に楽しめそうですよね。
エディット武将をオープン専用にしてみては?(^^;)
昔で言う『立志モード』だとかみたいに、エディットした武将を一兵士として成長させる…、みたいな感じなら確かにマッチしそうなんですよね。
自分で赴いた地方に領主がいて、そこに仕えるかどうかを選択する…、わりとオープンワールドの良さも活かせそうな気もしますね(ΦωΦ)
別に普通でいいよ今の無双OROCHI3みたいで
余計なことはしなくていい‼
三國無双でもオープンワールドを続けるか、次回作でハッキリしそうですね(ΦωΦ)
あと日本をオープンワールドにすると『俺の地元はこんなんじゃねぇぞ!』ってのも意外とありそうかも…?
次回作の戦国無双自分が殿様になって領地を見つけ屋敷から城になる。
大名に使えるうちに出世して自分が大名になっていく。
ただの戦国無双ではなく国造りの戦国無双になってほしい。
エンパイアみたいに。家来を雇い、家来も出世できるように
家来にも領地を与えたり、出世させたり。
三國無双8のエンパイアが出ないのを見ると、今後はそれぞれタイトルを分けずにナンバリングにエンパイア的な要素を入れていくのかもしれませんね。
ただ政略的な要素が増え過ぎて信長の野望みたいになると、細かな部分を面倒くさいと感じる人もいるので、その辺の塩梅が難しそう…?
いやエンパやれや
無双ファンとしては無双OROCHI3は広げすぎて好きじゃなかったから
戦国無双でも無理に手を広げすぎないでもいいと思う。
ただし武将やシナリオは増やし 無限城や流浪のようなやり込み部分にはしっかり力を入れて欲しい
戦国無双は1が本能寺の変、2が関ヶ原、3で地方領主、4で大阪の陣…とテーマが変わっているので、5はどこにスポットを当てるかも重要になりそうですね。
確かに広すぎるマップは移動がかなり面倒なので私も好きではないのですが…、戦国無双4は2人の武将を切り替えて遊べたので、例えマップがすごい広いとしても東西南北の武将を切り替えながら遊ぶ…というようなシステムにできれば、広さとテンポを両立できるのかなぁ…なんて感じです。
三國無双と違って領主や国が多いからこそ、まとめるのが難しそうなシリーズでもありますねー。
じゃ5は賤ヶ岳に焦点を当ててほしいね松中
天下分け目を描くのであれば羽柴と柴田が戦った賤ヶ岳や、全国規模の戦いになった小牧・長久手の戦いですかね?
代表的な武将が出そろいつつある今では、賤ヶ岳七本槍辺りにスポットが当たるのも面白いかもしれません。
とはいえ調べてみると清正や正則はその呼び名を嫌っていたみたいですが…。
それにしても『真・三国無双8 Empires』でのオープンワールド不採用は、すごく残念な判断だと思います…。
本編ではなく Empires であればすごく映えたかもしれないのに、と散々言われていたようなシステムだった上に、せっかく一応の土台は作ってあるのに。
正直、プレイヤーの声に対する、場当たり的な対応にしか思えません。批判されたから、ちょっともう、危ない橋渡るのやめとこうかな…みたいな。そんな消極的な姿勢でどうするんだと…。
「オープンワールド」「オープンワールド」と、日本国内では用語だけが一人歩きしてる感じなのも不器用だなと思うところですし、その点もすごく歯痒く思います。
特に「オープンワールドはジャンルではない」というところは、ユーザーにもデベロッパーにもあまり理解されてないような気がします。単なる手段であって目的ではないはずなのに。
ぶっちゃけ、オープンワールドと三國無双なんて、相性悪そうだなー…ってのは、(IGNさんの指摘にもあったように)やる前から分かってたことじゃないですかね。でも一応試してみて、その方向での発展性を探るのかと思ったら、一番相性が良さそうな Empires で断念するなんて、情けないにも程があります。
個人的には「オープンワールド」である、というだけでは何の魅力も感じないので、戦国無双でオープンワールドの採用なんてして欲しくないですけど、それだってやり方次第のハズですし。
『太閤立志伝』風のゲームなら、オープンワールドでも相性良いんじゃないですかね。日本版ウィッチャーぐらいは目指せるような気がします。ホント、日本のデベロッパーは『ゴーストオブツシマ』に感心してる場合じゃないと思いますよ。
本国が本気で作り込んだ『日本オープンワールド』を、海外にこう、バンと提示して欲しいところです。開発規模が……なんて素人くさいボヤキは脇に置いて、センスある企画を通して欲しいと心から思います。
確かに三國無双のオープンワールドは『Empiresなら…』という意見も多かったので、ここで従来の形に戻るのは結構意外だったかもしれません。
三國無双8はそのマップの広さから『無双っぽさが薄い』と言われていましたが、その一方で陣地を広げる国盗りっぽさは強かったようにも思えます。
Empiresのタイミングで…とは思いますが、新しいステートコンボシステムが従来のマップと組み合わさると、それが相性良いのかも気になるところです。
やり方次第で磨けばオープンワールドも面白くなるはずですが、今後はナンバリングとは違った形で作られる可能性もありそうですね。
んーオープンワールドやるより地方戦??とかにも目を向けてほしい。
例えば小豆坂の戦いとか、人取橋の戦いとかまだまだ語られてない戦いも多いですしそういうのをもっと目を向けて欲しかったりしたり、砦とかももっと作り込んでみたりと、やれる要素は沢山あると思います。
今回は信長と光秀を中心に、本能寺の変までを中心に描くみたいですね。
その分どのくらいまで地方が描かれるかは分かりませんが…、小牧・長久手や関ヶ原がない分、それまでの戦は濃密に描かれる…?のかもしれません。
関係の深かった朝倉家や斎藤家は新武将もいるかも?