スマブラSPに参戦した『水嫌い』なファイター4人を原作の設定と合わせて紹介してみる

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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

数日前に投降した記事『大乱闘スマッシュブラザーズがこの世に出るまで』でも紹介しましたが、桜井政博さんのYoutubeチャンネル『桜井政博のゲーム作るには』が毎日更新されていて、長年培われてきたゲームに対する姿勢や作り方が細かに知れるのがとても面白いです。

企画コンセプトに関する動画はまだニンテンドウ64の『大乱闘スマッシュブラザーズ』までしか公開されていませんが、今後DX、X、for 3DS / Wii U…と続いていくと考えると、どのような経緯で企画されていたのか今から気になります。

スマブラSPで『水嫌い』に指定されたファイター

そんなスマブラシリーズの最新作『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』は私も今も遊び続けているのですが、ゲームバランスやアクションといった対戦に関わる部分だけでなく、キャラクター、ステージのグラフィックや設定まで細部にわたって作り込まれています。

すべてのファイターは『歩く』『ジャンプ』といった基本的なモーションはもちろん『眠る』『気絶』『尻もち』などなど…、キャラクターによっては原作ではなかなか見られないような姿が見られるのも魅力です。

そんな中スマブラSPには『泳ぐ』というアクションが存在していて、こちらも全ファイターで共通しているのですが、実は原作において水が苦手な『リザードン』『ガオガエン』『インクリング』『ソニック』の4体に限っては『水嫌い』という設定が付けられています。

水嫌いなファイターは水に落ちると泳げずに水面でもがき続け、さらに少しずつダメージを受けてしまう…というちょっとしたデメリットがあるのですが、今回はなぜ彼らは水が苦手なのか…原作をなぞらえながら紹介してみようと思います!

見るからに水が弱点の『リザードン』と『ガオガエン』

まずもっとも『水嫌い』の分かりやすいファイターが、原作『ポケットモンスター』においてほのおタイプに分類されている『リザードン』と『ガオガエン』ではないかと思います。

ほのおタイプは1996年に発売された『ポケットモンスター 赤・緑』から登場しているタイプで、弱点は『みず』『いわ』『じめん』といずれも比較的連想しやすいものになっています。

タイプの組み合わせによってはみずタイプの攻撃を相殺できるポケモンも存在しますが、それでもいまだに『ボルケニオン』『レシラム』『バクガメス』『メガリザードンX』の4体しかおらず、貴重な存在です。

リザードンもガオガエンもポケモン図鑑によれば摂氏2000度もの炎が体内で渦巻いているようですが、『火は水で消える』という事実は覆しようがなく、特にヒトカゲは『しっぽの炎が消えたとき、その命も終わってしまう』と説明されているので、これはさすがに『水嫌い』も仕方ないところです。

もちろん簡単にしっぽの炎が消えてしまえばヒトカゲはすぐ死んでしまうので、実際は少し水を浴びたくらいでは消えないのだと思いますが…、スマブラSPでもリザードンは水面でもがきながらもしっぽだけは水に付けないようにしています。

ガオガエンについては特別水が苦手という表記はないものの、へそには炎を噴き出す器官が存在し、その周りを覆うように炎が巻かれているため確かに水につかっては本領を発揮できなさそうです。

この2体に関してはこれ以上特筆すべきこともないのですが、ほのおタイプでありながら『なみのり』を覚えられるポケモンは『シルヴァディ』と『アルセウス』を除けば25年以上が経った今でも存在せず、水を得意とするほのおタイプは今後登場すれば相当貴重な存在になるのではないかと思います。

2022年1月18日に発売が予定されている『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』ではほのおタイプの新ポケモン『ホゲータ』が登場しますが、このポケモンは『ほのおワニポケモン』に分類されていて、進化したらワニらしく『なみのり』を覚えたりするのか…気になるところです。

ちなみにみずタイプを苦手とする『サイドン』や『ニドキング』などが『なみのり』を覚えられることにたびたびツッコミが入りますが、初代ポケモンはウルトラ怪獣やゴジラをモチーフにした部分が大きく、それら怪獣は海からやって来るのを意識したからではないか…といわれているので、ほのおタイプでも特撮をベースにしたようなポケモンが登場すれば水を操れる可能性があるかもしれません。

イカだけどインクだから水に弱い『インクリング』

2015年5月にWii Uで発売された『スプラトゥーン』ですが、、2022年9月9日には最新作『スプラトゥーン3』も発売され、ナワバリバトルやバンカラマッチに明け暮れる人は多いかと思います。

ゲームをプレイしたことがあれば彼らインクリング…いわゆる『イカ』と『タコ』が水嫌いなのは周知の事実ですが、初代スプラトゥーンの発売直後は『なんでイカなのに水が苦手なんだ』とよくいわれていました。

インクリングは体をインクに変えて移動したりセンプクしたりと、どちらかといえば動物より液体に近い性質を持っていて肌が弱いため、水につかると浸透圧の関係で全身が一瞬で溶けてしまうようです。

『マヒマヒリゾート&スパ』や『マンタマリア号』など水に囲まれたステージも多く、中には『サーモンラン』で沖合までバイトに赴くインクリングも少なくありませんが…、彼らは体がなくなってもタマシイがインクの溜まったリスポーン地点などに戻り復活できるので、そういったリスクをそこまで深く考えていないのかもしれません。

ちなみにこの『泳げない』という設定は過去のインタビュー記事によると最初から決まっていたわけではなく、ゲーム性として『落ちてはいけないところ』を作るときに溶岩などでは不自然になるため、扱いやすい水を使って『落ちると溺れる』という設定に固まったそうです。

当時のインタビュー記事はこちら

スプラトゥーンは『インクを互いに塗りあう』というルールからメインキャラクターがイカになった経緯があり、ゲーム性を念頭に置いて様々な要素が作り上げられていましたが、こういった細かな設定まで機能的な部分からきているのは面白いところだと思います。

スマブラSPではさすがに水に落ちたらすぐ消滅…とはなりませんが、やはり泳ぐことはできず、水面から顔を出すのがやっとのようにもがいて最後は溺れてしまいます。

原作ではもがくことすらなく一瞬で溶けてしまうのである意味貴重な姿ではあり、後にも先にもスマブラでしか見られないモーション…かもしれません。

なお全身がインクでできていると思われるインクリングですが、スプラトゥーン3のヒーローモードにおいては司令のインクリングが涙を流すシーンもあり、透明な水分をちゃんと持っているのか…気になるところです。

陸上では無類の速さを発揮する『ソニック』

『水嫌い』に設定されているファイターで今回最後に紹介するのが、セガからゲスト参戦した『ソニック』ですが、彼は陸上であれば誰よりも速く移動できる代わりに水中での動作を苦手としています。

初期のゲームでは水中でもある程度呼吸を止めて活動できましたが、後の作品では水面下に落ちるとミスになるゲームも多く、元をたどれば当時の開発者が『ハリネズミは泳ぐことはできない』と判断しカナヅチの設定が付けられたといわれています。

ちなみに実際のハリネズミの多くは泳げるのですが、日本で一般的に飼育されるヨツユビハリネズミは泳げなかったりと種類にもよりますし、ソニックの陸上での飛びぬけた性能を考えると『泳げない』はちょうどいいバランスだったのかもしれません。

ソニックが泳げないことにより頭を悩ませたのが『マリオ&ソニック AT オリンピック』シリーズで、こちらはマリオシリーズとソニックシリーズのキャラクターが一堂に会しオリンピック競技で勝負する…というものですが、『水泳』の競技は絶対的にゲームから外せませんでした。

開発を担当していたセガの大橋さんも、ソニックの監修者に『泳がせても良いか』と確認したところ『ソニックは泳げないので無理です』と返されてしまい、それでもどうにか出せないかと何度もやり取りがあったとインタビューで語られています。

当時のインタビュー記事はこちら

一時はビート版を持たせる案を提示したりと議論を続けた結果、最終的にはライフジャケットを着て競技に臨む、という形でソニックも水泳に参加できるようになりました。

なお『ハリネズミは泳げない』というところからカナヅチになったソニックですが、他のハリネズミをモチーフにしたエミーやシャドウ、シルバーは泳げないという設定がないのでそのまま水泳に参加しています。

原作のイメージとして思いのほか重要なカナヅチ設定ですが、2010年にXbox 360向けに発売された『ソニック フリーライダーズ』ではまさかの普通に泳いでいたり、例外となるタイトルも少しだけある…のかもしれません。

2022年11月8日に発売された最新作『ソニックフロンティア』でも、ソニックはナックルズに『お前は水中では役立たずだ』といわれてしまうので、水嫌いの設定は今後も継続されていきそうです。

思ったより水を苦手とするファイターは少なめ

これまで4人の水嫌いなファイターを紹介してきましたが、今やファイターの数が80人以上にもなるのを考えると案外少ないくらい…なのかもしれません。

炎を使うファイターといえば『ゼノブレイド2』の『ホムラ』も思いつきますが、彼女は攻撃に炎を使用しているだけで本人が水に弱いわけではなく、原作でも水辺を問題なく泳いでいます。

強いていえば火を使う料理が得意な反面、冷製料理を作るのが少し苦手…という程度で、スマブラの世界でも水嫌いということはまったくありませんでした。

ファイター一覧を見てみると特別泳ぎが苦手そうなファイターは他にあまりいないのですが、明らかに電子的な光を放っている『ロボット』は水に入って大丈夫なのか気になるところです。

ロボットの元ネタはゲームキャラクターではなく、ファミコンの周辺機器として発売された『ファミリーコンピュータ ロボット』で、目で光信号を受信したりモーターが内蔵されていたり…もちろん本来は水につけてはいけないものです。

スマブラでは貫通力のあるビームを発射したり、足元からのブーストで爆発を起こしたりと明らかなスペックアップが図られているので、加えてこちらで防水加工が施された…のかもしれません。

実は知らない人も多い設定だったかも…?

というわけで今回は『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALにおける水嫌いなファイター』について紹介してみましたが、『水嫌い』の設定自体がこのスマブラSPから登場したもので、実はスマブラ for 3DS / Wii Uではリザードンやソニックも普通に泳いでいました

キャラクターをより原作に近づけるためのシステム…ではありますが、インクリングの参戦に伴って『さすがにインクリングが普通に泳ぐのはおかしいだろう…』となり導入された、なんて可能性もあるかもしれません。

ほのおタイプのポケモンが泳げないのは当然ですが、逆にゼニガメやゲッコウガが水中で溺れるのは不思議なので、今後は『水が得意なファイター』なんて設定も出てきそうです。

泳いだり溺れたりのモーションはもちろんすべてのファイターに用意されていて、それぞれちゃんと個性も表現されているので、たまにはトレーニングモードなどでじっくり見てみるのも面白いと思います。

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