ファイアーエムブレム初心者に『烈火の剣』をオススメしたい3つの理由

任天堂のゲーム
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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

任天堂の開発するシミュレーションRPGの金字塔といえば『ファイアーエムブレム』シリーズですが、2023年1月20日に発売された『ファイアーエムブレム エンゲージ』を今まさにプレイされている方も多いのではないかと思います。

個人的にも大好きなシリーズで、各作品の代表的なキャラクターが登場するのは嬉しい一方、実は『ファイアーエムブレム 風花雪月』も全部のルートを未だ遊びきれておらず、そちらも時間を見つけて遊ばないとなぁ…と思う今日この頃です。

もうすぐ?スイッチで遊べるGBAのファイアーエムブレム

そんな『ファイアーエムブレム』の1作目は1990年に発売された『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』で、現在Nintendo Switch Onlineに加入していれば誰でも遊べるようになっています。

これだけでも十分に嬉しいですが、配信日はまだ明かされていないものの、追加パックのゲームボーイアドバンスには『ファイアーエムブレム 封印の剣』と『ファイアーエムブレム 烈火の剣』の配信も告知されていて、いつ遊べるようになるのか…私も今から楽しみにしています。

『ファイアーエムブレム 烈火の剣』は2003年4月25日に発売され、つい先日20周年を迎えていて、個人的に1番最初に遊んだシリーズなのもあって思い入れも強いのですが、今思い返せば『烈火の剣』は非常に遊びやすく、シリーズの入り口として最適だったのではないか…と思います。

というわけで今回は、ファイアーエムブレム初心者に『烈火の剣』をオススメしたい理由を3つ取り上げて紹介してみようと思います!

10章かけて基本を教えてくれる『リン編』のありがたさ

『ファイアーエムブレム 烈火の剣』にはシリーズでも珍しく『リン』『エリウッド』『ヘクトル』と主人公が3人いて、章によってメインのキャラクターも変わってくるのが特徴です。

1章~10章が草原で育った少女『リン編』、11章~30章が失踪した父親を捜索する『エリウッド編』に分かれていて、それぞれ違った視点での物語が描かれています。

(ヘクトル編は2周目から遊べるハードモードのような立ち位置になっています)

物語の軸になるのは後半のエリウッド編ですが、10章までのリン編はシリーズ初心者でも基本を学べるようなチュートリアルの意味合いが大きく、難易度も低めに設定されていました。

ファイアーエムブレムには様々な特徴を持った仲間が登場しますが、プレイヤーはそれぞれの役割などを把握する必要があり、いきなり操作するにはハードルが高いのも間違いありません。

リン編では『剣』を扱うリンを始めとして、馬に乗って機動力を活かしながら攻撃できる『ソシアルナイト』、地形を無視しながら移動できる『ペガサスナイト』、離れた敵に攻撃できる『アーチャー』や『魔導士』など…1人ずつ特性をちゃんと説明してくれるため、かなり遊びやすくなっています。

アドバイスは適宜表示されて、敵との戦い方だけでなくアイテムの使い方、仲間の救出の仕方、宝箱や扉の開錠の仕方、この10章で一通りの要素が体験できるのは非常にありがたいところです。

また、ファイアーエムブレムには『3すくみ』と呼ばれるものがあって、これは『剣は斧に強い』『斧は槍に強い』『槍は剣に強い』という戦闘における基本的な考え方で、ゲームの最初から最後まで攻略には必須になる要素でもあります。

文字だけで見ると直感的には理解しにくいところを、ただ文章で教えてくれるだけでなく、物語に沿って自分でゲームをプレイしながら仲間の動かし方を覚えられるので、ファイアーエムブレムを初めて触る人でも安心して遊べるのではないかと思います。

ちなみに2周目以降になるとこの説明文が煩わしく感じるかもしれませんが、難易度を『ハード』にするとチュートリアル部分がスキップされるので、自信のある方はハードモードに挑戦するのも良いかもしれません。

ちょうどいい難易度バランスと仲間を育てる楽しみ

『ファイアーエムブレム』シリーズといえば『硬派なシミュレーションRPG』というイメージが強く、中には『とにかく難しそう…』と敬遠している方も多いと聞きます。

しかし『烈火の剣』はシリーズの中でも比較的優しめの難易度に落ち着いていて、シミュレーションRPGとしての戦略的なやり応えをしっかりと楽しみながら、初心者でも十分クリアを目指せるのではないかと思います。

その理由はまず50人以上にも及ぶ心強い仲間たちの存在で、過去作では育てても前線で戦わせるには厳しい仲間が少なからずいましたが、本作はほとんどの仲間が育てれば戦いにおいて活躍を見せてくれるハズです。

ファイアーエムブレムは多くの作品において、初期レベルの低い仲間を育てた方が最終的に強くなることが多く、じっくりと時間をかけて育成するのはシリーズの醍醐味の1つです。

一方で最初からレベルの高い、いわゆる『お助けユニット』は初期値が高い代わりに成長率が低く、物語の終盤で活躍するのは難しい…というのが通例でした。

しかし本作のお助けユニットは最後まで戦えるほど初期値が高かったり、育て上げればそれなりの強さまで成長したり、十分にポテンシャルを秘めていて、初心者にとって心強い味方になってくれるのではないかと思います。

もちろん仲間が強いからといっても油断は禁物で、敵も強力な武器や魔法を駆使してこちらに攻撃してきますし、戦闘で負けた仲間はそのまま死んでしまうため、ファイアーエムブレムらしい緊張感も間違いなく味わえるバランスになっています。

中には霧に包まれて見通しの悪いマップや、足を取られて移動がしにくい砂漠のマップなどもあるので、村人や仲間との会話によるヒントを頼りに攻略の糸口をつかみ、適切な仲間の動かし方を理解していくと、より戦略的な楽しみ方もできるようになります。

仲間が死んでしまうことを考えると、どうしても『仲間を1人も失いたくない』と思ってしまいますが、そもそもファイアーエムブレムは『パーフェクトクリア』を前提に作られているわけではないので、ロストもこのゲームの一部として遊ぶ方が初心者には楽しみやすいかもしれません。

陰謀渦巻く薄暗さと魅力的なキャラクターを描いたストーリー

『ファイアーエムブレム』は多くの作品において国家同士の戦争が描かれていたのですが、『烈火の剣』のストーリーは少し異質で、国ではなく、その陰で暗躍する一大組織『黒い牙』との戦いが主に取り扱われています。

黒い牙はもともと悪人を裁く義賊として名をはせていましたが、1年ほど前からお金さえ払えばどんな暗殺でもやってのける集団に変貌し、それがエリウッドの父の失踪とどのように関わっているのか…少しずつ謎が明らかになっていくところも見どころです。

規模の大きな戦争描写が少ないため、中にはちょっと物足りない…という意見も見られるものの、国を跨いだ水面下の争いは細かに描かれていて、それぞれの思惑が渦巻く後ろ暗さは十分に『ファイアーエムブレムらしさ』が感じられました

特にキャラクターに関しては深く掘り下げられていて、主人公である3人はもちろん、彼らに仕える騎士がどのような思いで共に戦ってくれるのか、雇われの傭兵でしかない仲間がなぜここまで尽くしてくれるのか、一人ひとりの心情や背景まで描かれているのもあり、本作のキャラクターは非常に高い人気を誇っています。

それは味方だけでなく敵にもいえることで、『黒い牙』のキャラクターは敵でありながら確固たる信念を持っており、中でも幹部である『ロイド』は公式サイトの人気投票でも7位を獲得していて、その人気の高さを裏付けています。

詳細については伏せますが、過去の作品でディレクターを務めていた加賀さんはインタビューにて、真面目過ぎるが故に身を滅ぼしてしまう『明智光秀』をイメージしたキャラクターを大切にしており、『烈火の剣』においてはロイドがそれに当てはまっていた…のかもしれません。

(当時のインタビューが掲載されていた任天堂オンラインマガジンの記事は、2023年4月に削除されてしまったようです)

本作は50人以上ものキャラクターが仲間になるのに対し、1つのマップに出撃できる人数はせいぜい10~15人程度なので、どうしても1回のプレイでは最後まで使わなかった…という仲間も出てきてしまいます。

しかし仲間同士の絆を深めると見れるようになる『支援会話』や、特定のボスと戦うときだけ発生する特別な会話はいずれも一見の価値があるので、できるだけいろいろなキャラクターを使いたくなってしまうのも魅力です。

また、実は条件によって分岐したルートでしか仲間にならないキャラクターや、2周目以降でなければ遊べない『ヘクトル編』限定の仲間もいるので、繰り返し遊べば遊ぶほど新しい発見もあるのではないかと思います。

Nintendo Switch Onlineならさらに遊びやすいかも

というわけで今回は『ファイアーエムブレム 烈火の剣』が発売から20周年を迎えたのと関連して、『ぜひ初心者にも遊んでほしい』理由を3つ紹介してみました。

Nintendo Switch Onlineではこの前作に当たる『ファイアーエムブレム 封印の剣』の配信も予定されていて、どちらが先に追加されるかはまだ分かりませんが…、いずれにせよかなり遊びやすく調整されたタイトルなので、シリーズに触れたことのない方にも良い機会なのではないかと思います。

また、Nintendo Switch Onlineであれば機能として『どこでもセーブ』や『巻き戻し』も使えるので、シミュレーションRPGが苦手だとしてもちょっとだけ安心…かもしれません。

ちなみに本作の『エリウッド』は主人公の1人でありながら、近年のオールスター系のゲームに参戦できていなかったりちょっとだけ不遇…?でもあるので、ぜひオリジナルタイトルである『烈火の剣』で存分に活躍させてあげたいところです。

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