『スーパーマリオRPG』をリメイクするなら引き継いでほしいこと、追加してほしいこと

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どうも、みう太(@arai_miuta)です(ΦωΦ)

ファミコンやスーパーファミコンのタイトルが順次配信されているNintendo Switch Onlineですが、『ラフワールド』や『サイコドリーム』など現在では入手の難しいゲームも遊べるのが嬉しいところです。

最近は『MOTHER』を少しずつ進めているのですが、昔のRPGらしく難易度がとても高くて、なんとかめげずに最後までやり切りたい今日この頃です。

現代によみがえってほしい『スーパーマリオRPG』

スーパーファミコンのゲームといえば今でも根強い人気を持ったタイトルは数多くありますが、2023年3月9日に発売から27周年を迎えた『スーパーマリオRPG』も非常に人気が高く、現代にリメイクしてほしいという意見は多く見られます。

本作はスーパーファミコンの実機はもちろん、WiiやWii Uのバーチャルコンソール、ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンにも収録されていて、私もハードを変えて3回ほどクリアまで遊びましたが、残念ながらNintendo Switch Onlineには未だ配信されていません。

開発に携わったスクウェアがキャラクターに関する権利などを持っているため、移植ならまだしもリメイクするにはかなりハードルが高そうですが…スクウェア・エニックスの『HD2D』技術などを駆使して復活を望む声が多いのも確かです。

というわけで今回は『スーパーマリオRPGがリメイクされるなら実現してほしいこと』をいくつかまとめて好き勝手に書いてみようと思います!

キャラクターの個性はそのまま残して欲しい

『スーパーマリオRPG』の最大の魅力といえば、マリオはもちろん『クッパ』や『ピーチ姫』といったキャラクターたちに強い個性が与えられていることに他なりません。

当時マリオのキャラクターにセリフはほとんど用意されておらず、『スーパーマリオブラザーズ3』のピーチ姫の手紙や、『スーパーマリオワールド』のヨッシーを助けたときのセリフなどごく一部に限られていました。

しかし本作はRPGらしくほぼすべてのキャラクターにセリフがあって、ピーチ姫が思いのほか自由でおてんばだったり、キノピオが1人1人それぞれ違った性格をしていたり…これまでの作品では見られなかった一面を見られます。

中でもクッパはこれまで完全な悪役でしたが、本作はマリオシリーズで初めて仲間になるのもあり、かなりコミカルかつ憎めない性格で描かれました。

これは後の作品にも強く引き継がれていて、近年ではマリオとライバルでありながらどこか親しげなのも、ピーチ姫に軽くあしらわれてしまうのも、スーパーマリオRPGの影響はかなり大きかったのだと思います。

主人公のマリオは一切セリフがない代わりに、身振り手振りのジェスチャーで自分の意思を伝えていて、あまりにオーバーなその動きは見ていて飽きません。

マリオも大魔王クッパに立ち向かう絶対的なヒーロー…というイメージが根付いていましたが、子供の挑発に思わず拳を振るいそうになったり、悪の組織であるカジオー軍団のモノマネをして動きを伝えたり…、意外とユーモラスで等身大な存在であるのが伝わってきます。

近年ではRPGなどの外伝作で必要以上にマリオ世界を広げすぎない狙いがあって、このようにキャラクターに独自の性格付けが多くされているのは当時ならでは…だったのかもしれません。

参考記事はこちら

『逃げちゃダメだ… 逃げちゃダメだ…』『もはや、語るまい……。』など、別のアニメやゲームをパロディしたセリフも多いですが、可能であれば現代でもできる限りテキストを変更せずにリメイクされると嬉しいです。

各地で遊べる豊富なミニゲームと隠された要素

本作はRPGとしての完成度が高いのはもちろん、世界各地には様々なミニゲームが用意されていて、それらも非常に高い人気を持っています。

ストーリーの展開に伴ってほとんどのミニゲームを1度は遊ぶことになりますが、種類によっては後から繰り返し遊べるものもあって、良い結果を出せば多くのコインやアイテムを手に入れることもできます。

例えば『ワイン川下り』は滝の流れに逆らいながらコインを集めるミニゲームで、もちろんコインをたくさん取れればそれだけプラスになりますが、途中に点在する穴に入ればより貴重な『カエルコイン』などが手に入ることもあります。

他にもドカンから次々現れるクリボーをジャンプで踏み続ける『クリボーたたき』や、パタパタの背中を乗り継いで崖の上まで登る『ヒゲヲ ガケニ ノボラセル大作戦』、トロッコレースで良いタイムを目指す『ドゥカティマウンテン』などなど…魅力的なものが多く、本編そっちのけで遊んでいた方も多いかもしれません。

私が個人的に特に好きだったのは『爆れつカブトムシ』というミニゲームで、これはキノコ城の宿場にいるキノピオから500コインで譲ってもらえる、いわば隠されたお楽しみ要素の1つでした。

『爆れつカブトムシ』はカブトムシを操作して跳ね回るコウラを撃ち落とすシューティングゲームで、どれだけ得点を重ねても特にご褒美はありませんが、それでもついつい遊んでしまうほど面白かったです。

舞台となるマリオワールドにはこのように隠された要素がいくつもあって、世界中の隠し宝箱に入ったカエルコイン、特別な条件を満たさなければ手に入らない装備アイテム、ラスボス以上の実力を持つ封印されたボスなど…世界を隅々まで探索するだけでもやり応えがあります。

中でも『クラウンカジノ』はとあるステージの隠された道を見つけ出さなければ行けない場所で、更に中に入るには『ブリリアントカード』という特別なアイテムまで必要になるため、攻略情報なしで見つけ出した人はかなり珍しいかもしれません。

さすがに隠されすぎていて誰も見つけられない…というのは考えものですが、こういったミニゲームのやり込み要素や隠されたアイテムなどはそのまま残してリメイクして欲しいところです。

難易度と仲間の強さはバランス調整が必要かも

本作が発売された当時も『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』などのRPGは大きな人気を集めていましたが、もともとアクションゲームだった『スーパーマリオ』のファンはRPGに触れたことのない人も多く、できるだけ初心者にも手に取りやすい工夫が必要でした。

そのためバトルやアイテムに関するチュートリアルが丁寧に用意されていたり、お店に並んでいるアイテムが軒並み安くなっていたり…、遊びやすさには相当の配慮が見られます。

その代わり全体的な難易度はかなり控えめで、道中の敵をある程度倒しながら進めばレベルは十分に上がりますし、ボスのHPも低めに設定されているのもあって、RPGに慣れている人からすれば簡単すぎるという意見もあります。

強力な装備アイテムは見つけにくいところに隠されていますが、あらゆる状態異常と属性攻撃を無効化する『セーフティリング』、圧倒的な攻撃力や防御力が身に付く『ひまんパタこうら』などは破格の性能を誇っていて、それを身に付けているだけで負けることはほぼなくなるほどです。

また、本作の攻略に大きく関わっているのが『ピーチ姫』の存在で、彼女はマリオのパーティメンバーとしてバトルに参加しますが、主に回復魔法を得意としたいわゆる『ヒーラー』の立場になっています。

攻撃力や防御力が低く、集中的に狙われるとやられてしまうこともありますが…、それを補って余りあるほどピーチ姫の回復魔法は強力で、とにかくピーチ姫が倒れないように気を遣うだけでグッと難易度が下がります。

ただし、決して最初から最後まで難易度が低いというわけではなく、こちらのパーティ全体を眠らせてくる技『にじいろシャボン』や、威力の高い全体攻撃『すいじょうきばくはつ』『ジャスティスブレイカ』などは対策できていなければ全滅もありうる強力なものなので、どれだけRPGに慣れているかで印象は大きく違うかもしれません。

また、魔法を得意とする仲間はピーチ姫の他にも『マロ』がいますが、どうしてもピーチ姫の方が優先されがちでマロの影が薄かったり、同じく仲間のクッパは初期能力が高い代わりに装備品が弱く、最終的には他の仲間に後れを取りがちだったり…この辺りのバランスは見直した方が良さそうです。

敵が弱すぎる…というよりは一部の装備品や仲間が強すぎるので、それら要素がもう少し調整されればよりやり応えを感じられるのかな…と思います。

新しい追加ストーリーや仲間の存在もあったら嬉しい

『スーパーマリオRPG』はマリオワールドに散らばったスターピースを集めながら、侵略を目論むカジオー軍団に立ち向かっていく…というあらすじで、物語としても完成されていますが、もしリメイクがあれば追加ストーリーは誰しもが期待するところです。

中でも個人的に気になっているのは『星のふる丘』で、ここはカエル仙人の『星のふる丘に流れ星が落ちた』という情報をもとに訪れることになります。

ステージとしては比較的小さなダンジョンで、奥まで進めば情報の通りスターピースが何事もなく手に入る…のですが、実はここには本来ボスが配置される予定で、容量の都合から削除されたといわれています。

確かに言われてみればここのスターピースだけはあまりに簡単に入手できて、『普通に手に入っちゃった…』と肩透かしを受けた方は多かったかもしれません。

様々な要素の含まれている本作には存在理由がいまいち分からないものもあって、例えば『カントリーロード』や『ベロ~ム神殿』に飛んでいる小さな煙のような物体に触れると、ボスBGMの中『しょうたいふめい』と戦うことになります。

その正体は『モクモクラー』という緑色のガス状の敵キャラクターで、隠しボスか…?とも思いますが、倒してもちょっとした経験値とアイテムドロップがあるだけで、何か別の隠し要素のフラグになっている…ということもありません。

もちろん完全新規の追加ストーリーなどがあればそれは間違いなく嬉しいですが、このように容量の都合で実装できなかったところ、意味がありそうで特になにも触れられていないところも掘り下げられると面白そうです。

ちなみに『しょうたいふめい』を倒すには何かしらのスペシャル技を使わなければなりませんが、そのためのFPが尽きているとダメージを与えられず、こちらの装備によっては倒すことも負けることも逃げることもできなくなるため、何かしらの調整は必要になるのかな…と思います。

1番みたいのは『クリア後の世界』かもしれない?

個人的には『スーパーマリオRPG』に限らない話ですが、RPGはクリアしたエンディング後の世界も歩き回れたら良いな…と思うことが少なからずあります。

本作もエンディングでは様々なキャラクターのちょっとしたエピローグが見られるのですが、マリオたちのパーティメンバーはもちろん、物語に関わるサブキャラクターたちもみんな非常に魅力的で、クリア後の世界でどのように過ごしていくのかは気になるところです。

例えば本作にはその特徴的な見た目や言葉遣いで大きなインパクトを与えた『ブッキー』というキャラクターがいますが、彼は物語が進むと『マシュマロの国』を乗っ取ろうとした『マルガリータ』と2人で過ごしている様子が見られます。

そしてエンディングではブッキーとマルガリータは結婚式を挙げていて、心なしかブッキーが嫌がっているようにも見えますが…、この2人が今後どこで暮らしているのかなどもちょっと気になります。

もちろんクリア後の世界を冒険できるとしても、何か強力なボスや目的がなければやり応えはありませんが、本作は1度倒すと2度と戦えないボスも多いので、何か再戦のイベントなどがあっても良いかもしれません。

『ドゥカティ』の炭鉱で有名になるため爆弾を作り続けていた『ペパット』や、なぜか神殿まで建てられている巨大な犬のような『ベロ~ム』などは印象も強く、クリア後の世界のどこかで再び出会えると嬉しいです。

中でも『マシュマロの国』の宮殿でタマゴから生まれる『キャサリン』は非常に知名度の高いキャラクターですが、本作は中ボスとして1回戦うだけで、その後出会うこともないのでもう少し出番を増やして欲しいところです。

さらに贅沢をいえば本作はマリオを除いて4人の仲間がいますが、パッケージに描かれている『ヨッシー』や一時的に協力してくれる『ジョナサン』、印象的な『ブッキー』『キャサリン』『ジャッキー』などなど…他のキャラクターも仲間になってくれたら、これほど嬉しいことはないと思います。

世界が平和になってマリオワールドがどのように変化したのか…、実現するには非常にハードルが高いですが、思い出に残っているゲームだからこそより深い部分まで作り込んで欲しいと思うのかもしれません。

権利的には難しそうだけど意欲は高いかも…?

というわけで今回は『スーパーマリオRPGがリメイクされるなら実現して欲しいこと』を好き勝手に書いてみましたが、やはり当時の開発がスクウェアでキャラクターに関する権利をそちらが持っていることもあり、実際にリメイクされるのか…?といえば少し難しいようにも思えます。

しかしINSIDEの記事によると当時ディレクターであり、のちに『株式会社アルファドリーム』の取締役開発部長を務めた藤岡千尋さんはスーパーマリオRPGの続編に意欲を見せていて、『最後の一本としてちゃんと作りたい』と答えていました。

参考記事はこちら

『大乱闘スマッシュブラザーズ』に『ジーノ』の参戦が熱望されていたように、本作のキャラクターはいずれも人気が非常に高いので、可能性はともかくリメイクを期待する声は相当多いのではないかと思います。

近年ではバンダイナムコとの権利関係が難しそうだった『バテン・カイトス』のリマスター版が発表されたり、Nintendo Switch Onlineにレア社が開発した『ゴールデンアイ007』の配信が決定したり…予想外の展開も少なくないので、いつか『スーパーマリオRPG』のリメイクが実現しても不思議ではない…のかもしれません。

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